【名探偵コナン】怪盗キッドの予告状の意味とは？アニメや映画の名言や暗号まとめ

「名探偵コナン」でコナンのライバルとして登場する、怪盗キッド。今回はコナンのライバル、怪盗キッドの予告状についてみていきます。まず、ここでは「名探偵コナン」の概要や怪盗キッドの基本情報を紹介していきます。

「名探偵コナン」は青山剛昌先生原作の推理漫画で、1994年から25年以上もの長きにわたって週刊少年サンデーで連載されています。2018年時点で、全世界のシリーズ累計発行部数は2億3000万部を超えました。1996年から始まったアニメ「名探偵コナン」は20年以上もの間高視聴率を記録し、1997年から毎年4月に公開されている映画も毎年大ヒットを記録している国民的作品です。

世界屈指の推理小説家の父と、元日本の伝説的女優の母を持つ高校生探偵・工藤新一は「日本警察の救世主」と呼ばれ、数々の難事件の解決に協力していました。ある日、新一は幼馴染の毛利蘭の空手のと大会優勝を祝って、一緒に遊園地へ行きます。

そこで、新一は黒づくめの男の怪しい取引を目撃し、背後から来たもう1人の仲間に殴り倒されてしまいます。黒づくめの男たちは口を封じるため、新一に毒薬を飲ませます。意識を失った新一でしたが、目が覚めると身体が小学生サイズにまで小さくなっていました。

実は、その毒薬には黒づくめの男たちも知らない副作用があったのです。その後、なんとか家の前までたどり着いた新一は隣人の阿笠博士に事情を話します。阿笠博士は新一が生きていることを黒づくめの男たちに知られたら、新一だけでなく彼の周囲の人間も危険だと諭します。

そこへ、先に帰宅した蘭が新一の家にやって来ます。新一は蘭の前でとっさに「江戸川コナン」と名乗り、阿笠博士の勧めで蘭の家に居候することになりました。こうして、新一は父親が探偵稼業を営む蘭の家で、小学生・江戸川コナンとして生活しながら、黒づくめの男たちを追い続けることになったのです。

次に、コナンのライバル、怪盗キッドの基本情報について、怪盗キッドのプロフィールや正体、怪盗キッドが主役の作品などについて紹介していきます。

コナンのライバルにして「月下の奇術師」の異名を持つ、怪盗キッドは年齢17歳の高校生で、身長は174cm、体重は58kg、視力は両目とも2.0です。誕生日は6月21日とされており、星座は双子座、血液型はB型です。また、IQは400を誇り、老若男女問わずあらゆる人物になり済ませる変装術と、どんな人の声でも出せる声色、さらに腹話術が特技となっています。

また、どれほど頑丈な金庫でも破ることができるピッキングの才能や、宝石や絵画などの本物と贋作を見抜く鑑定眼を持ち、初代の怪盗キッドにして天才マジシャンだった父・盗一譲りのマジシャンの才にも長けています。

現在の名探偵コナンに登場する怪盗キッドは2代目ですが、彼の母親も「怪盗淑女（ファントム・レディ）」という「昭和の女二十面相」と称された女盗賊で、20年前まで活躍していました。彼女は初代・怪盗キッドの盗一が怪盗キッドとして活動を始めるのと同時に引退しました。

怪盗キッドはモノクルに白いスーツと白いシルクハットという怪盗にしては珍しい衣装で神出鬼没。怪盗キッドは名探偵コナンの世界でも大変人気のあるキャラクターで、コナンのライバルとして「名探偵コナン」の原作漫画、アニメ、映画で大暴れしています。彼の狙いは「ビッグジュエル」。たまに目的があって絵画など他のものを盗むこともありますが、警察を翻弄しながら狙ったものを確実に手中に収めていきます。

怪盗キッドの頭脳は、工藤新一にも引けをとらないレベルだと言われており、コナンの永遠のライバルと言われています。また、コナンのライバルでありながら信頼関係も築いており、怪盗キッドとコナンは映画「天空の難破船」や「業火の向日葵」「紺青の拳（フィスト）」などでは協力している場面も見受けられます。

コナンの永遠のライバル、現在の怪盗キッドの正体は「黒羽快斗」というマジックが得意な17歳の高校生です。ある日、快斗は自分の部屋の隠し扉に気づき、隠し部屋で8年前に事故死した父・盗一が怪盗キッドだったことを知ります。しかし、巷では8年ぶりに怪盗キッドが現れたとして大騒ぎ。そこで、快斗はその怪盗キッドに会いに行きます。

実は、その怪盗キッドの正体は、世界的マジシャンだった父の付き人をしていた寺井黄之助でした。彼は快斗に盗一は事故死ではなく誰かに殺されたのだと訴え、自分は盗一を殺した犯人を突き止めるために怪盗キッドを装っていたのだと打ち明けました。

それからは、快斗が父の死の真相を探るため、2代目怪盗キッドとして活動を始めます。そんなとき、快斗のキッド姿を見て「黒羽盗一」と呼ぶ組織と出会います。快斗はその組織が父を殺したのだと確信を持ちます。

その組織の目的は「パンドラ」という不老不死の効果があるビッグ・ジュエルを手に入れることでした。そのことを知った快斗は、彼らの野望を打ち砕くため、彼らよりも先にパンドラを手に入れようと、ビッグ・ジュエルばかりを狙うようになったのでした。

そんなコナンのライバル、怪盗キッドが主人公の作品があります。それは「まじっく快斗」という名探偵コナンの作者と同じ青山剛昌先生の漫画作品で、1987年から連載または不定期連載されています。漫画「まじっく快斗」はいまだ未完結で、2010年4月〜2012年12月には同名アニメが放送され、2014年10月〜2015年3月にはアニメ「まじっく快斗1412」が放送されました。

「まじっく快斗」では、「名探偵コナン」では描かれていない黒羽快斗の素顔が見られたり、「名探偵コナン」で怪盗キッドが登場したエピソードをキッド視点で描いていたりと、怪盗キッドファンにはたまらない内容となっているそうです。

こちらは「名探偵コナン」に初めて怪盗キッドが登場したときの予告状です。アニメ「名探偵コナン」76話「コナンVS怪盗キッド」で怪盗キッドが狙ったのは、鈴木財閥所有の「漆黒の星（ブラックスター）」です。予告状の中の「二人」とは人工衛星と太陽のこと、「月が分かつ」とは月がその2つの間に入る「蝕」を指します。

そして「漆黒の星」の英語の頭文字は「BとS」つまり、キッドがやって来る時刻はBS放送が蝕によって中断される午前12時半〜4時半ということになります。さらに「波」はBS放送放送の電波を意味し、怪盗キッドがやって来る方角を示すことになります。つまり、4月1日、午前12時〜4時半の間にBS放送の電波の来る方向からキッドが来るとコナンは推理しました。

また、冒頭の「April fool」は「嘘」なので、最初からこの日にキッドは宝石を盗むつもりはありませんでした。怪盗キッドは後日、また盗みに来ると予告状を置いていきました。

怪盗キッドの回想シーンとして、工藤新一との対決が219話の前半部分で描かれています。アニメ「名探偵コナン」219話「集められた名探偵！工藤新一VS怪盗キッド」で怪盗キッドが狙ったのは、移転が予定されていた街のシンボルの時計台。怪盗キッドは深夜0時に時計台を盗みに行くと予告しました。最終的に、怪盗キッドの思惑通り、時計台の移転は食い止められました。

アニメ「名探偵コナン」の356話「怪盗キッドの驚異空中歩行」は、怪盗キッドが空中歩行した回です。狙ったのは鈴木次郎吉所有のアクアマリン「大海の奇跡（ブルーワンダー）」です。予告状の中の「Blue Wonderの名の如く」とは、大海の「blue」と大空の「blue」を同一視し、さまようという意味の「wander」と「wonder」をかけており、空中を歩いて盗みに来ると宣言しているのです。

アニメ「名探偵コナン」469・470話「怪盗キッドと四名画」で、最初の予告状は怪盗キッド本人が出したものではなく、画家の及川武頼が描いた「青嵐」を怪盗キッドが盗みに来ると思わせて、殺人計画を実行するために神原晴仁が偽造したものでした。

後ほど、本物の怪盗キッドから、神原晴仁宛に「真実を頂きに参上！」と書かれた予告状が送られてきました。

アニメ「名探偵コナン」537・538話「怪盗キッドVS最強金庫」の予告状も怪盗キッド本人が出したものではありません。日頃から怪盗キッドを捕まえると息巻いている鈴木次郎吉が、怪盗キッドに頼み事するために自作した予告状です。縦に書かれている文章の末尾の字を左から横に読んでいくと「てをかしてくれ」になります。

アニメ「名探偵コナン」585〜587話「キッドVS四神探偵団」などで、この話の予告状は鈴木次郎吉所有のビッグジュエル「麒麟の角」を狙って出されたものです。予告状の中で「大人同士」と書かれていることから「怪盗キッドは子どもが弱点」と解釈した鈴木次郎吉はコナンら少年探偵団を呼び寄せます。しかし、それも実は怪盗キッドの作戦のうちで、少年探偵団は知らぬ間にキッドの助手役にさせられてしまいました。

アニメ「名探偵コナン」627・628話「コナンキッドの龍馬お宝攻防戦」の予告状は盗みの予告ではなく、怪盗キッドが昭和の女二十面相「ファントム・レディ」が盗んだとされる、坂本龍馬ゆかりの3つの品を返却しにくるというものでした。

しかし、最初の予告上には日時が記されておらず、後日、改めて怪盗キッドからの日時を示す予告状が届きました。この予告状の中の「洗濯」から、怪盗キッドが雨の降る日を待っていたため、最初の予告状では日時が示されていなかったのだとコナンは推理しました。

アニメ「名探偵コナン」746・747話「怪盗キッドVS京極真」は、怪盗キッドと京極真の対決の回です。鈴木次郎吉所有の怪盗キッドが狙ったのは「翠緑の皇帝（グリーン・エンペラー）」。「最強の防犯システム」と呼ばれる鈴木園子の彼氏・京極真が迎え撃ちます。

京極真のもとへ怪盗キッドから「あぶり出し」の予告状が大量に届きます。あまりの量に中森警部は燭台を用意させます。実は、今回の予告状の中身には意味がなく、燭台を用意させることが目的のあぶり出しの予告状なのでした。

「劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師」怪盗キッドが狙うのは、鈴木財閥所有のロシアの財宝「インペリアル・イースター・エッグ」。予告状の中の「黄昏の獅子から暁の乙女へ」は星座の切り替わる日付を表しており、獅子座の最終日8月22日の日没〜乙女座が始まる8月23日の日の出までとなります。

そして「12番目の文字」は時刻を表しており、予告状の12番目の文字「へ」つまり時計盤上で当てはめると「午後7時20分」ということになります。さらに「光る天の楼閣」は天気と場所を表しており、天気予報で晴れだった通天閣が怪盗キッドの現れる場所とコナンは推理しました。

「劇場版 名探偵コナン 銀翼の奇術師（マジシャン）」で怪盗キッドが狙うのは、ビッグジュエル「スターサファイヤ」。予告状の冒頭の4つの単語と「26の文字」は無線などでの聞き間違い帽子のために使用される暗号「フォネティックコード」を示しています。また「運命の宝石」とは運命・希望・信頼を意味する3本線が入っているスターサファイアの指輪を示しています。

さらに、予告状の中のイラスト「真っ二つになったスペードの2のトランプ」は奇数を示し、便名が奇数と決まっている東・北方面の飛行機を表現しています。ちなみにコナンや宝石が乗ったのは東京から函館行きの865便でした。つまり、865便の飛行機内でスターサファイアを盗みに行くという意味になります。

「劇場版 名探偵コナン 天空の難破船（ロスト・シップ）」での予告状は、鈴木次郎吉の挑発に対する返事として出されたものです。72歳の鈴木次郎吉の体調を気遣った予告文が紳士なキッドらしいと言われています。

「劇場版 名探偵コナン 業火の向日葵」での予告状の中の「ラ・ベルスーズ」は、画家ゴッホの「ひまわり」の絵と3つ合わせて一つの作品（三幅対）となっている、ゴッホの描いた「子守女」という絵を示しています。さらに、怪盗キッドは予告状とともにゴッホの弟のテオが描いた、三幅対を示すイラストも同封していました。

そのイラストの通りに「ゴッホ」の「ひまわり」を配置すると5枚目と6枚目が模写であることが分かります。そのことから、予告状の中の「（最初の模写）」とは5作目の「ひまわり」のことを示しており、怪盗キッドは、今夜5枚目のひまわりを盗みに来ると予告していることが分かります。

さらに、コナンがひまわり展の初日に拾った予告状には謎の暗号が書かれていました。予告状の中の暗号について「14」と「15」はゴッホの描いた15本（テオへの手紙の中では14本と記載）を示している暗号であると、毛利小五郎らひまわりを守る7人の侍は推理します。さらに、彼らは「（11人+1）」はキリストの十二使徒を表している暗号で、その後ろの「+2」はテオとゴーギャンを表している暗号であると考えます。

そして、下の暗号の最後についている「+1」はゴッホ自身を表している暗号として、コナンはキリストの十二使徒を、館内の12人（7人の侍・コナン・蘭・園子・中森・後藤）に当てはめ、この中に裏切り者がいると推理します。怪盗キッドはコナンに裏切り者の存在を気づかせるため、この予告状を送ったのでした。

こちらはアニメ76話「コナンVS怪盗キッド」で、怪盗キッドが探偵「江戸川コナン」に対して、発した名言です。

こちらはアニメ396話「奇抜な屋敷の大冒険」解決編にて、コナンが怪盗キッドに対して、いつか素顔を暴くと宣戦布告したときに、キザに言い返した怪盗キッドの名言です。

「劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師」にて、蘭にコナンの正体が工藤新一だとバレそうになったとき、怪盗キッドが工藤新一に変装して現れ、コナンを助けてくれました。その理由について、怪盗キッドはコナンに次のような言葉で語り、こちらも怪盗キッドのキザな名言と言われています。

こちらはアニメ219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」の前半部分で、怪盗キッドが寺井黄之助との会話内で発した名言です。

こちらは「劇場版 名探偵コナン 天空の難破船（ロストシップ）」で、工藤新一になりすまし、蘭にキスしようとした怪盗キッドが、蘭に正体がバレた時に発した名言です。

怪盗キッドの予告状グッズ、1つ目はTシャツです。背面にキッドの予告状に書かれていた文章がプリントされており、大人気のグッズとなっています。

怪盗キッドの予告状グッズ、2つ目はタオルです。怪盗キッドのモチーフであるトランプがプリントされており、こちらも大人気のグッズとなっています。

こちらは怪盗キッドの予告状に関する感想です。怪盗キッドの予告状に書かれているイラストが、とても好きだと評価されています。

こちらは「劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師」に登場する怪盗キッドの予告状に関する感想です。作中でキッドの予告状の最後にかかれていた、喜一さんの二つ名「世紀末の魔術師」が、地下通路を開けるキーワードになっていました。そこで、怪盗キッドはどこまで先読みして、予告状を出したのか？という空気になったシーンが好きだという感想です。

こちらは「劇場版 名探偵コナン 銀翼の奇術師」で怪盗キッドが出した予告状に関する感想です。こちらの方は、これまで怪盗キッドが出した予告状の中で、「銀翼の奇術師」のときの予告状が一番可愛くて好きという感想です。

いかがでしたか？「名探偵コナン」でコナンのライバルとして活躍する、怪盗キッドの予告状や暗号、名言についてみてきました。怪盗キッドの予告状の中の言葉には様々な意味が含まれており、それをコナンらと一緒に解読していくのも一つの楽しみ方ではないでしょうか？今後も、怪盗キッドの予告状に注目していきましょう！