幼女戦記のあらすじを紹介!原作の魅力や登場キャラ・帝国の特徴まとめ

アニメが放送されてしばらく経過しても高い人気を誇り続ける作品が幼女戦記です。その作り込まれた世界観や主人公ターニャを始めとした魅力あふれるキャラクターで高い人気を得ています。今回は幼女戦記のあらすじをアニメ、原作それぞれにネタバレありで紹介しつつ、ターニャが属する帝国を始めとした幼女戦記に登場する国やキャラクターについてもあらすじとまとめて紹介していきます。

幼女戦記のあらすじを紹介!原作の魅力や登場キャラ・帝国の特徴まとめのイメージ

目次

  1. 幼女戦記とは?
  2. 幼女戦記のアニメあらすじネタバレ
  3. 幼女戦記の原作の魅力
  4. 幼女戦記の登場キャラ一覧
  5. 幼女戦記の帝国の特徴・周辺国家
  6. 幼女戦記の名シーン
  7. 幼女戦記に関する感想や評価
  8. 幼女戦記のあらすじまとめ

幼女戦記とは?

幼女戦記の原作情報

幼女戦記は2011年に小説投稿サイト「Arcadia」にて連載されたweb小説で、2013年から改稿してまとめ直した形で敢行されているライトノベルです。アニメ化以前から良い意味でタイトル詐欺と言われるその作り込まれた重厚な世界観と主人公ターニャのギャップに話題を呼びシリーズ累計で100万部を発行、アニメ化以降にはその力も借りて2018年12月時点で400万部を達成するなど高い人気を持っています。

幼女戦記のアニメ情報

幼女戦記のアニメは書籍版を原作として2017年に放送されました。先にネタバレしておくとおおよそ原作3巻までの内容となっており、原作に含まれる宗教観や思想については敢えて省いてエンターテイメント作品としてやってほしいという原作者の要望で高い人気を獲得するに至っています。その一貫として原作で意図的に行われている視点や時系列を整理してそれぞれのエピソードをターニャの視点で描いています。

「劇場版 幼女戦記」アニメ公式サイト

幼女戦記のアニメあらすじネタバレ

1話「ラインの悪魔」あらすじネタバレ

帝国の西方ライン戦線では帝国と共和国軍が全面衝突していました。帝国が北方の協商連合へと主力を差し向けた隙をついて共和国軍が侵攻した事から起こったこの衝突は、不意を突かれた帝国軍が劣勢を強いられます。まさに泥沼の光景が広がるそんなライン戦線に配属されていたのが金髪碧眼の少女、ターニャ・デグレチャウ少佐でした。ターニャ達魔導師は帝国本体の立て直しの時間を稼ぐ遅滞戦闘を命令されていたのです。

ターニャ達小隊はライン戦線の別戦闘地へ救援任務に赴く事になります。敵魔導兵に頭を抑えられてしまい劣勢の中でも劣勢が強かったその戦線において、ターニャはまさに無双の活躍をし、敵魔導兵中隊を1人半壊に追いやる事に成功、帝国本軍の立て直しの時間を図る事に成功するのでした。その活躍により、ターニャは共和国から「ラインの悪魔」と呼ばれるようになります。

2話「プロローグ」あらすじネタバレ

アニメ2話ではターニャの過去が明らかになる事になります。ターニャは元々東京でサラリーマンをしていました。会社の人事課でリストラを告げる役割をしていましたがリストラした相手から逆恨みによって殺されてしまいます。そこで接触してきたのが「物体X」でした。物体Xによって信仰心を取り戻させる為、魔導が存在する現在の世界とは似て非なる世界の赤ん坊ターニャとして転生させられてしまいます。

その国、帝国はターニャが転生した時点で既に開戦前夜という状況にありまたターニャには魔導適正がある事が明らかになった事からターニャは自ら志願兵として軍人の道を歩む事を決めます。ネタバレしておくとこの時のターニャは前世の記憶を持っており、また示唆されている程度ですが歴史にも明るいのでこの国での生存を目標に動く事になります。

士官学校の卒業間近、北方での実地任務に赴いたターニャは偶然にも協商連合の越境に遭遇。そのまま観測手としての任務につく事になります。敵魔導中隊に狙われてしまったターニャは離脱を求めますが許可されず1人で中隊規模を相手取る事になります。ターニャはここでの活躍により銀翼突撃章と白銀という二つ名を得るに至る活躍をする事になるのでした。

3話「神がそれを望まれる」あらすじネタバレ

協商連合との戦闘の傷が癒えた頃、ターニャの配属先が決まります。そこは帝都の戦技教導隊、簡単にいえば新技術開発の為の部隊です。元々安全な後方での任務を望んでいたターニャには願ってもない展開ですがそこで任された新型演算宝珠のテストは性能は高いながらも安定性がなくテストは失敗の連続、テスト失敗の度ターニャは爆発に塗れる事になります。

しかも主任シューゲルはマッド・サイエンティストでターニャの進言にも耳を貸しません。ターニャは転属願いを打診する程でした。しかしそこに存在Xが介入してきます。ネタバレするとターニャが信仰心を取り戻さない事からシューゲルに天啓を与えターニャしか扱えない演算宝珠を完成に導きます。ターニャはこの宝珠を使う度に神への祈りを捧げる事になってしまいます。そして時間軸はライン戦線に戻ります。

4話「キャンパス・ライフ」あらすじネタバレ

ターニャはそれまでの活躍によって中尉に昇進、さらに軍大学に通うべく帝都に戻っていました。後方で安全な大学生活を満喫する生活の中、ゼートゥーア准将と話をする機会に恵まれます。そこでターニャは期せずして即応魔導大隊の提案してしまい、ゼートゥーアはその提案をそのまま上層部に打診、ターニャを即応魔導大隊の大隊長として選抜される事になります。ターニャは大隊の編成の取りまとめを任される事になるのです。

5話「はじまりの大隊」あらすじネタバレ

後方での安全を望むターニャは大隊編成に時間をかけて先延ばしにしようとしますがそこにライン戦線で直属の部下でその後将官コースに推薦していたヴィクトーリャが副官として配属されます。作戦本部からも編成を急げと指示がありますがしかしターニャは様々な策を講じて大隊設立を先延ばしにします。志願者のレベルが低いと追い返し続けたあげく、レベルを下げて志願兵を再教育する目的で実地訓練を開始するのでした。

ターニャの狙いは過酷な訓練を与える事で志願兵を脱落させる事でしたが、それによって却って志願兵達は優秀な精鋭部隊として成長する事になります。大隊編成によって少佐に昇進したターニャは早速作戦司令部より南方に展開するよう命令を受けます。南方ではダキア公国が帝国領に侵攻していました。ターニャ達大隊はこれを迎撃、さらにダキア公国の首都に逆侵攻し首都の兵器工場を破壊する事に成功します。

6話「狂気の幕開け」あらすじネタバレ

ターニャ達が南方でダキア首都の工場を破壊した頃、帝国の参謀本部では未だに続く北方の協商連合、西方の共和国との戦線を減らすべく、作戦を練っていました。北方への一気攻勢を検討する作戦局のルーデンドルフに対しゼートゥーアは兵站状況から難色を示しますが、そこで目を付けられたのがターニャ達即応魔導大隊でした。ターニャは一路北方に向かう事になります。

一方で協商連合には秘密裏に共和国、さらには連合王国と列強諸国が介入をして義勇兵の派兵など協商連合への援助を開始、帝国の準備が整う前より先に帝国の物資集積所を攻撃に出ます。これをターニャ達魔導大隊は味方の援護なしに打ち破る事に成功します。

7話「フィヨルドの攻防」あらすじネタバレ

ターニャはルーデンドルフ達が立てた大胆な作戦によって協商連合に大打撃を与える任を任される事になります。その作戦は協商連合との前線を飛び越え上陸作戦を仕掛ける為の先鋒でその攻め先がオースフィヨルドです。そのオースフィヨルドにはターニャと因縁深い協商連合魔導兵のアンソン・スーが防衛に当たっていました。アンソン・スーはターニャが銀翼突撃章を受章した初戦で対した協商連合魔導兵の生き残りです。

ターニャ達魔導大隊はフィヨルドでアンソン・スー率いる魔導大隊と接敵、交戦します。ターニャ達は魔導大隊と交戦しながらもフィヨルドに備え付けられた砲台を無力化、上陸を仕掛ける艦隊の援護を完遂します。魔導大隊戦でも有利に進めたターニャ達に対し、アンソン・スーはターニャの首を取るべく立ち向かいますがターニャはこれを返り討ちにします。

ネタバレしておくとこのアンソン・スーとの交戦の際、ターニャはアンソン・スーが娘のメアリーから送られた機関銃を奪い取っており、これが後の大きな伏線となっています。帝国としても協商連合との戦線を崩壊させるだけの一打となるのでした。

8話「火の試練」あらすじネタバレ

協商連合を事実上占領する事に成功した帝国。一方で未だに続く西方のライン戦線は継続中でターニャ達即応魔導大隊は西方に転属となります。そんな中、元共和国領であり帝国の補給路の重要地、アレーヌ市がパルチザンによって蜂起占拠される事態が発生します。そしてターニャ達即応魔導大隊はこの奪還の任務を言い渡されます。民兵相手に動揺を隠せない部隊員をよそに作戦は完遂され、砲兵部隊による掃討戦も行われます。

9話「前進準備」あらすじネタバレ

アレーヌ市の制圧こそ完遂した帝国軍でしたが傷ついた補給路の修復は難しく、ライン戦線をそのまま継続する事は困難という状況に追い込まれます。そこで帝国作戦本部は敢えてライン戦線を大幅に後退させ敵を引き込んで殲滅するという作戦を立案、ターニャ達即応魔導大隊その後退の殿を務める事になります。即応魔導大隊は大きく損耗しながらもこれを達成します。

更に作戦部はターニャ達即応魔導大隊に共和国軍ライン方面司令部の強襲を命令、「衝撃と畏怖」作戦と名付けられたこの作戦は失敗すれば帝国の存亡に直結するような大規模なものです。ターニャ達はこの作戦の心臓部である実際に司令部を強襲する役割を行うのでした。

10話「勝利への道」あらすじネタバレ

帝国会議でライン戦線後退の責任を問われるゼートゥーアとルーデンドルフは叱責を余裕で交わし続けていました。その裏ではターニャ達即応魔導大隊の中でも選抜された中隊が共和国軍司令部を強襲、これに成功します。ゼートゥーア達はこの報告を待っていたのです。これにより共和国側は連絡網を遮断され帝国の進軍を許す事となります。

さらに引き込んだ敵主力を包囲する「回転ドア」作戦によって、包囲殲滅に挑みます。一方この殲滅に加わろうと飛ぶターニャ達即応魔導大隊は謎の魔導兵と接敵。その軍にはなんと協商連合のアンソン・スーの姿もありました。ネタバレするとアンソン・スーは連合王国によって救助されていたのです。この部隊は連合王国の部隊でアンソン・スーはそこに加わっていました。

11話「抵抗者」あらすじネタバレ

連合王国の魔導兵、そしてアンソン・スーと交戦する即応魔導大隊選抜中隊は大隊規模の敵に数で押されながらも増援が来るまで持ちこたえます。アンソン・スーは自爆も覚悟でターニャを追い詰めますが最後にはターニャによって倒され、増援が来た事で連合王国魔導兵を受けて撤退します。その裏では回転ドア作戦も見事に決まり、共和国は首都を手放して撤退、事実上の帝国の勝利を迎えます。

しかしこれには裏がありました。共和国は本国を捨てながらも残存戦力をかき集め南方で力を蓄えようとしているのでした。それに気づいたターニャは独断専行しようとしますが後一歩の所で停戦命令を出されてしまいます。ターニャは戦争を終わらせる事が出来なかったと悔いるのでした。

12話「勝利の使い方」あらすじネタバレ

ターニャは帝国軍司令部に出向きますが既に帝国軍司令部も既に勝利の美酒に酔っていました。ターニャの様子に気づいたレルゲン中佐が呼び止めます。ターニャがレルゲン相手に「人間は時に合理性よりも感情を優先する生き物である」と解きこの戦争は継続すると解きます。そのターニャの提言を示すように南方での徹底抗戦宣言します。

アニメ最後は合州国の義勇兵にメアリー・スーが志願する場面やゼートゥーアとルーデンドルフの苛立ちなどがまとめられています。そしてターニャ達即応魔導大隊が南方に向かう事になります。アニメとしてはしっかり区切りのついたまとめ方をしながらも続編があっても不思議ではないまとめ方にもなっており、事実この12話から続く劇場版幼女戦記が公開されています。

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幼女戦記の原作の魅力

幼女戦記の原作1巻の魅力

幼女戦記の原作はライトノベルなのでアニメ程ターニャの容姿に注目する事がありません。そしてターニャの中身はサラリーマンの男性なのでいわゆる地の文を見ているとターニャが幼女である事をついつい忘れてしまう内容になっています。1巻の時点で勲章の授与からゼートゥーアとの邂逅等、怒涛の展開が行われる内容になっています。

幼女戦記の原作2巻の魅力

原作の2巻は魔導大隊の指揮官としてのターニャの活躍がメインで描かれる事になります。ダキア軍との戦闘から航空戦がより頻繁に描かれるようになったのも魅力の1つです。一方で原作1巻ではなかった「ターニャが幼女である事」を活かしたエピソードも描かれており、その容姿を再確認できます。

幼女戦記の原作3巻の魅力

3巻では対共和国戦が徹底して描かれます。アニメの最終話も原作3巻までの内容となっているように共和国の首都を落とす事に成功するものの、降伏させられないまま戦争が継続してしまうのです。ゼートゥーアすら戦争の集結を読み誤った事を知った時のターニャの動揺が原作3巻最大の魅力でもあります。

幼女戦記の原作4巻の魅力

南に北に西にと連戦を続けるターニャ達即応魔導大隊。そんな彼らは一度帝都への帰還命令が出ます。久しぶりに休めるとホッとしたのも束の間、ターニャは上官たちの口車に乗せられてしまい軍事演習に出向く事になります。しかしその軍事演習すらも建前でターニャ達に東部、ルーシー連邦への偵察が目的です。4巻最大の見所はメアリーの本格的な登場です。ターニャとメアリーの初戦はターニャの圧勝で決着します。

しかし同時にメアリーはターニャが父アンソン・スーの仇だという事に気づき以降ターニャへの強い恨みを抱く事になります。

幼女戦記の原作5巻の魅力

5巻では各地での転戦を経てついにターニャの希望であった後方への任務に就く事になります。しかしターニャが提出した論文をきっかけに新しい戦闘団「サラダンダー戦闘団」が設立、ターニャはこの戦闘団の指揮官に任命されてしまいます。これまでの大隊規模とは違った大規模な戦闘を楽しめるのが5巻の魅力です。

幼女戦記の原作6巻の魅力

幼女戦記はここまでそのリアルな戦闘描写で人気を集めてきましたが本巻の敵はなんと雪です。ルーシー連邦の豪雪にターニャ達サラダンダー戦闘団は大いに苦しめられる事になります。さらにこれまで以上に勝利に対して疲弊していく様子が如実に描かれるのも原作6巻の魅力です。

幼女戦記の原作7巻の魅力

7巻ではターニャの相変わらずの合理主義を発揮しますが周囲の感情がだんだんついて来れなくなってきます。ターニャは連邦の教会への攻撃を命令するなど相変わらずですが部下からも反対されてしまうなど気持ちのズレが目立ち始めます。さらにその考え方のズレは前線と後方でも如実になっていくのでした。7巻の魅力を一言でまとめるならこのズレを楽しめる巻です。

幼女戦記の原作8巻の魅力

8巻では勝利に対して疲弊していく帝国の資源状況を打破するべくルーシー連邦の資源地帯を手に入れようという「アンドロメダ作戦」が行われます。ターニャ達はこの作戦で敵を惹き付ける囮役を任じられます。囲まれた上で防衛戦をするというこれまでにない戦闘が楽しめるのが8巻の魅力です。

幼女戦記の原作9巻の魅力

9巻ではターニャの思考に大きな変化が訪れます。とはいっても合理主義が変わるけではありません。前線から戻ったターニャは何かのきっかけで暴発してもおかしくない帝都の現状と前線とは全く異なる情報を流布し継戦を試みる上層部の考えを知るのです。これまで貪欲なまでに帝都の勝利を目指してきたターニャがここで初めて帝国の未来の為に上手く負ける方法を考えるようになります。

幼女戦記の原作10巻の魅力

10巻では9巻の考えがさらに飛躍して最悪の場合は他国に亡命する事さえも考えるようになります。帝国の現状とターニャの合理主義を考えれば当然の結論と言えます。それでもターニャは東に西と奮戦する事になります。10巻では前線における帝国軍の疲弊と衰退がより如実に描かれるのが魅力の巻です。

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幼女戦記の登場キャラ一覧

登場キャラ一覧①ターニャ・フォン・デグレチャフ

幼女戦記の主人公ターニャ、異世界から記憶を保ったまま転生してきた金髪碧眼の幼女です。元々上昇志向が強く他者を顧みない性格で、転生してからもそれは大きく変わっていません。自身の戦闘力はもちろん、指揮能力も高くその合理主義故の決断から周囲からは「勇ましい」「戦闘狂」だと思われています。自ら率先して危険を切り開くので部隊の損耗率は低く部下からも高い信頼を獲得しています。

登場キャラ一覧②ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ

元々ターニャ初の初めての部下として登場し後に副官としてターニャと長くバディを組んでいるのがヴィクトーリャです。長い付き合い故にターニャの考えを読み取って行動ができる他、ターニャが愛飲する珈琲を入れるのが上手いので重宝されています。部隊では事務方を取りまとめる事が多い一方で戦闘力もターニャに長年付いているだけあって高めでターニャ不在の際には中隊を指揮する事もあります。

登場キャラ一覧③マテウス・ヨハン・ヴァイス

実践面でターニャを支える存在がヴァイスです。魔導大隊設立時には副長兼第二中隊長を務め常識的で真面目な性格をしています。気配りの上手さからターニャからも必要な人材と認められています。戦闘面では元々は真面目すぎる故に機転が利きませんでしたがターニャと共に経験を積むことで卓越した存在となり、ターニャがサラダンダー戦闘団の団長となった際には魔導大隊の大隊長に昇格しています。

登場キャラ一覧④ヴォーレン・グランツ

ヴァイスの下について活躍するのがグランツです。元々の階級は少尉で、ヴァイスが大隊長となる頃には副官になる程に卓越した存在になります。元々補充要員で頼りない面も目立ちましたが魔導大隊設立の古参メンバーとしてターニャからも信頼を得ています。

登場キャラ一覧⑤ヴィリバルト・ケーニッヒ

実質的にアニメオリジナルのキャラクターといえるのがケーニッヒ少尉です。原作では名前が1度出ただけですがアニメでは後ろでまとめた長髪とキツネ目が特徴的なターニャの即応魔導大隊の第三中隊長です。

登場キャラ一覧⑥アンソン・スー

元々のWEB版、書籍版、アニメ版で大きく設定が変更されているのがアンソン・スーです。WEB版では登場しておらず書籍版で初めて協商連合の航空魔導兵の指揮官として登場しました。書籍版では協商連合兵として2度ターニャと戦い戦死しますが、アニメではさらに王国軍に救出されて王国軍と共にターニャ達を強襲しています。

登場キャラ一覧⑦ピエール・ミシェル=ド・ルーゴ

共和国軍の国防次官で陸軍次官でもあるのがド・ルーゴです。共和国が帝国に占拠されると南方の植民地に物資や人員を輸送し、自由共和国の代表として祖国奪還の為に戦う将軍です。

登場キャラ一覧⑧ハンス・フォン・ゼートゥーア

帝国軍参謀本部の所属でターニャの後ろ盾的な存在といえるのがゼートゥーアです。初老に差し掛かりながらも軍事、政治に精通した傑物で、実際に作中で行われる作戦も半分はゼートゥーア自身が発案して実行されています。周囲と衝突が多いながらもその才能でねじ伏せていきます。

登場キャラ一覧⑨クルト・フォン・ルーデルドルフ

ゼートゥーアと並ぶ帝国軍参謀本部の重鎮がルーデンドルフです。ターニャとの関係も良好でターニャが信頼している上層部の1人でもあります。一方でずっと作戦立案ばかりを行っていたという点でゼートゥーアとは違い軍事面でしか物事を考えられない為、最終的にはそのあくまでも勝利しか目指せない姿勢をゼートゥーアから危険視され誅殺される事になってしまいます。

登場キャラ一覧⑩エーリッヒ・フォン・レルゲン

帝国軍参謀本部所属でターニャと関係が深いのがレルゲンです。元々は人事部に所属しておりターニャとは士官学校時代から面識があります。ターニャが活躍するようになる頃には参謀本部に栄転しており、ターニャを唯一狂人として危険視するなどしていました。一方でターニャを危険視するあまり前線から遠ざけようと働きかけますがその考えはターニャと一致している為にターニャからも信頼されています。

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幼女戦記の帝国の特徴・周辺国家

帝国の特徴

主人公であるターニャが属する帝国は幼女戦記のメインとなる軍事国家で作中では「ライヒ」とも呼ばれる国です。首都はベルンで第一次世界大戦と第二次世界大戦の頃のそれぞれのドイツのイメージをかけ合わせた国になっています。新興国ながら大国であり、四方を全て列強諸国に囲まれているという立地から軍事面が非常に強く押し出されており、周辺諸国からも警戒されている存在です。

単純な国力だけでみれば周辺諸国を圧倒している一方でその立地の関係上協力出来る国もない為に常に多方面作戦を強いられる事になっています。ちなみにアニメにおいては航空魔導兵は右足に補助装置をつける形で飛行します。

周辺国家①レガドニア協商連合

帝国の北方に海を挟んで位置する国がレガドニア協商連合です。国家元首をおかず「十人評議会」が最高決定権を持つ民主政を取っています。経済的にも軍事的にも小国レベルですが、帝国とはノルデン地方に領土問題を抱えている国家で最終的に彼らがこのノルデン地方に進軍した事が大戦に繋がる事になります。アニメにおいて航空魔導兵はスキー板と背中に背負った補助装置を使って飛行します。

周辺国家②フランソワ共和国

帝国の西方に位置するのがフランソワ共和国です。パリースィイを首都とした歴史的大国でその立地と大国のプライドから常々帝国とは一触触発状態でした。帝国が西方軍を北方に向けた隙をついて帝国に侵攻し戦争が継続中です。作中登場するライン戦線があるのもこのフランソワ共和国との戦争で、最終的には帝国の回転ドア作戦によって壊滅、南方で臨時政府を立てて再起を図っています。

ちなみにアニメにおいてフランソワ共和国の航空魔導兵は馬を模した形状の補助装置で飛行します。

周辺国家③アルビオン連合王国

帝国の北西にある島国がアルビオン連合王国です。表向きは中立を謳っていますが裏では共和国や協商連合を支援していました。突出した海軍力を持っています。アニメでは航空魔導兵は箒ににた補助装置で飛行しています。

周辺国家④ダキア大公国

帝国の南東に位置する小国がダキア大公国です。各国が航空魔導兵を投入する中、未だに航空魔導兵を投入しておらず、序盤にターニャ航空魔導兵の活躍で早々に事実上占領されてしまいました。

周辺国家⑤イルドア王国

アニメでは一度も名前が出ていませんが帝国の唯一の同盟国と言える国がイルドア王国です。帝国の南に存在しています。

周辺国家⑥ルーシー連邦

共産主義を掲げている帝国の東に位置しているのがルーシー連邦です。恐怖支配により支配されている国です。

周辺国家⑦合衆国

別大陸に存在しながらも高い技術力と物量を持ち得ており介入してくるのが合衆国です。その技術力は帝国と争える程で物量はルーシー連邦と争える程で規格外の国家と表現されます。

周辺国家⑧秋津洲皇国

極東にある島国として名前が登場するのが秋津洲皇国です。ルーシー連邦と領海権を巡って小競り合いをしており、帝国からすればルーシー連邦をひきつけてくれる相手です。

幼女戦記の名シーン

名シーン①第3話「神がそれを望まれる」

ターニャが転生させられてから初めて存在Xと邂逅する事になるのがこの3話です。存在Xはくるみ割り人形に憑依する形で登場します。ターニャは信仰心に目覚めない為に干渉してきた存在Xですがターニャは「奇跡とは素晴らしき勘違いです」とくるみ割り人形を叩き割ってしまいます。以降存在Xがターニャの周辺に積極的に介入するようになってきます。

名シーン②第4話「キャンパス・ライフ」

幼女戦記の中でも対話で面白い名シーンと言われるのがアニメ4話のターニャとゼートゥーアの対話シーンです。ターニャの心の声と共に行われるこの対話はそのやり取りはもちろん結果として魔導大隊の設立に繋がるなど物語の転換点の1つといえる重要なシーンでもあります。ターニャの心の声の変遷だけをまとめてもおもしろいシーンです。

名シーン③第12話「勝利の使い方」

良い意味でタイトル詐欺と言われる幼女戦記を締めくくる最終回12話、その終わりはターニャの「では、戦友諸君、戦争の時間だ!」というセリフで終わります。いわゆる「俺たちの戦いはまだまだこれからだ」というまとめ方ではありますが幼女戦記ならこの終わり方も納得出来てしまいターニャらしさも全開に溢れたシーンと言えます。

幼女戦記に関する感想や評価

ここからは幼女戦記を既に視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。どういう視点で見るかで大きく評価が変わる幼女戦記ですが全体をまとめると高評価の人が多くなっています。

感想で最も多いのが「騙されたと思って見て欲しい」というフレーズです。幼女戦記というタイトルからは感じ取れない程に本格的な戦記物である幼女戦記はタイトルだけを見て避けてしまう人も多いのでぜひ見て欲しいという声が多くなっています。

実際の内容で多いのはやはり幼女戦記の戦闘の見所とも言える航空戦です。アニメになっている部分だけでも対地戦、対魔導兵戦、さらには対航空機戦など幅広いバリエーションが行われている事からそれぞれもまとめても高い評価を受けています。

幼女戦記はキャラクターの比重で言えばターニャの比重が大きい作品ですが、そんなターニャ役をアニメ幼女戦記で務めた悠木碧さんの評価も高いです。ターニャの性格を見事に声で表現しているという声が多くなっています。

幼女戦記のあらすじまとめ

幼女戦記はターニャを中心に描きながらも単純な英雄譚とは言えない本格的な戦記物として非常に面白い作品です。あらすじでもまとめたように、兵站や前線と後方の亀裂、勝利しているにも関わらず疲弊していく様など実に様々な要素が取り入れられた作品でそのタイトルとのギャップに度肝を抜かれたという人も多い作品になっています。

あらすじをまとめて読んでも面白い作品ですが航空戦の描写など実際に原作を読んで、アニメを視聴する事によってよりその楽しさが分かる作品でもあります。あらすじまとめを読んで流れを理解した上で見るとより楽しめるとも言えるのでまだ視聴した事がないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?

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