【転生したらスライムだった件】中庸道化連とは何者？メンバーや強さを考察

大人気ライトノベル転スラこと転生したらスライムだった件。転スラは異世界を舞台に、人間と魔物の組織が多数登場し、協力や戦いを繰り返す物語が描かれています。異世界に転生した主人公リムルもこの異世界の戦いに巻き込まれることになります。中庸道化連もそんな転スラに登場する組織の1つです。本記事では転スラに登場する中庸道化連のメンバーや強さをご紹介します。ではまず初めに転スラの作品情報をご紹介していきます。

中庸道化連が登場する転スラこと転生したらスライムだった件は2014年から刊行されているライトノベル作品です。転スラは「小説家になろう」に連載していた作品に修正を加えた小説であり、2017年に累計発行部数200万部を超える大ヒットを記録しました。その人気から転スラは2018年にアニメ化され、他にも多数の派生作品が制作されることになったことから2019年現在累計発行部数1200万部を突破する記録を樹立しました。

ある日普通のサラリーマンであった三上悟は通り魔に刺されて死亡し、スライムとして異世界に転生してしまいます。スライムという最弱モンスターとして転生した三上悟は不満を感じながらも異世界ライフを楽しみます。すると三上悟は暴風竜ヴェルドラと出会い、リムルという名を授けられて外の世界に旅立つことになります。そしてリムルは多数の仲間達と1つの国を作り、ある1つの伝説を作っていくことになってしまいます。

本記事の主役である転スラこと転生したらスライムだった件に登場する中庸道化連は元魔王である呪術王カザリームを筆頭に十大魔王クレイマンやクレイマンの師匠であるラプラスなどが所属している組織です。そんな転スラに登場する中庸道化連のメンバー達はそれぞれピエロである道化であり、所属する道化たちは人間の感情から付けられた二つ名を持っています。

ピエロである道化は人間を楽しませることを仕事にしている人々です。転スラこと転生したらスライムだった件に登場する中庸道化連の目的も同じであり、人々が楽しく暮らせる場所を望んでいました。そしてその目的を叶える近道としてリーダーであるカザリームが魔王という地位に就いたのです。

転スラの作中に描かれたハルマゲドンで中庸道化連は天使軍に付き、中庸道化連のメンバー総出で魔王レオンの場所を攻撃します。一方魔王レオンはギィの配下であるミザリー達と共に中庸道化連に対抗するのですが、苦戦します。するとベニマルとソウエイが援軍として駆けつけ、フットマンとカザリームを撃破して中庸道化連合に勝利します。この戦いの中ティアはベニマルとソウエイに敗北を予感し、ずっと待機していました。

実はこの戦いで中庸道化連会長のカザリームはユウキに洗脳されており、倒されたフットマンもヴェガに洗脳されてしまいます。そこでソウエイと対峙していたラプラスはベニマルへ共闘を依頼し、戦います。そして苦戦の中フットマンは魔王レオンに痛手を与えることに成功します。するとディアボロとリムルが援軍で駆けつけ、フットマンを簡単に倒してしまいます。

リムルは魔王レオンを蘇生させ、倒したフットマンを捕食します。そして生き残った中庸道化連のティアとラプラスをテンペストに登用し、ラプラスとティアはリムルの配下となりました。

中庸道化連のボスである会長を務めるのが呪術王カザリームです。カザリームはかつて魔王であり、クロエ召喚のために多数の魔物を倒していました。そんな中カザリームは異世界に来たレオンに魔王にならないかと誘うのですが、殺害され、精神だけの存在となってしまいます。精神体となったカザリームはイングラシア王国で自由組合総統を務めるユウキ・カグラザカと行動を共にすることになります。

魔王レオンに簡単に殺されたカザリームですが、その強さは一級品であり、自由組合の最大戦力を担っています。今現在精神体となったカザリームはエルフの血を引いた美しき女性副官カガリに憑依して生活を送っています。

狂気の道化という名を冠する十大魔王クレイマンは中庸道化連合で副官を務めている人物です。クレイマンはカザリームに強く忠誠を誓っており、カザリームが精神体となった後も裏で暗躍し続けています。クレイマンはカザリームから覚醒魔王の進化について調べるよう指示されており、ファルムス王国を扇動してテンペストへ攻撃を行わさせます。

クレイマンは戦争で多数の死者や憎しみが生まれることで覚醒魔王になれると企んでいました。しかしこの作戦はリムルによって妨害され、ワルプルギスの暗躍もリムルによって阻止されます。そしてクレイマンは最終的にリムルに殺害されてしまいました。結局クレイマンはカザリームの命令を叶えることが出来ませんでした。しかしカザリームはクレイマンを慕っており、最終決戦でクレイマンの死を嘆きました。

京楽の道化ラプラスは十大魔王クレイマンの師匠であり、中庸道化連合随一の強さを持つ人物です。ラプラスは常に争いを望む人物であり、カザリームが死亡した後、クレイマンを中庸道化連のボスへ就任させます。しかし内心ご法度とされる魔王同士の戦いが起こるのではないかと心配していました。そんなラプラスはソウエイの攻撃を分身で回避するなどソウエイに似た能力を持っています。

中庸道化連に所属する涙目の道化ティアは常に涙を流したような面を被る少女の姿をした生死を司る死神です。ティアは許しの慈悲を請う涙が大好きという狂人であり、ラプラスと似た一面を持っています。強さはラプラスやカザリームに敵わないものの、楽天家というスキルと命令を遂行するたびに能力が上がる限定スキルを使用して戦います。

怒った道化フットマンは中庸道化連の中で一番大きな肉体を持つ人物です。フットマンは登場の度に怒った表情をしているのですが、本当は仲間のことを大事にしており、クレイマンとも良好な関係でした。しかしクレイマンやカザリームが殺害されたことでフットマンは魔王レオンに対して深い恨みを抱きます。そしてその憎しみから魔王レオンと対峙したフットマンは誰よりも先に口上を述べました。

アニメ転スラで中庸道化連の魔王クレイマンを演じたのは日本の男性声優である子安武人です。子安武人は1967年5月5日に神奈川県に生まれたティーズファクトリー代表取締役を務める人物であり、1988年にアニメ「どんどんドメルとロン」で声優デビューして以降、「マクロス7」や「機動戦士ガンダムW」、「ケロロ軍曹」など多数の有名アニメ作品に出演しているベテラン声優です。

アニメ転スラで中庸道化連のラプラスを演じたのは日本の男性声優である中井和哉です。中井和哉は1967年11月25日に兵庫県で生まれた青二プロダクション所属の声優であり、元々公務員で働いている中で1995年にデビューしました。声優デビューを果たした中井和哉は「ワンピース」のゾロ役で一躍大ブレイクし、アニメの声優の他に情報・報道番組のナレーションを担当するなど多数の方面で活動するようになりました。

アニメ転スラで中庸道化連のティアを演じたのは日本の女性声優である本渡楓です。本渡楓は1996年3月6日に愛知県で生まれたアイムエンタープライズ所属の声優です。本渡楓は2015年にアニメ「青春×機関銃」で声優デビューを飾り、その1年後には「かみさまみならいヒミツのここたま」で主役に抜擢されました。これにより本渡楓は一躍声優として注目を集めることになり、2019年に声優アワード新人女優賞を受賞しました。

アニメ転スラで中庸道化連のフットマンを演じたのは日本の男性声優である川田紳司です。川田紳司は1971年10月6日に栃木県で生まれた賢プロダクション所属の声優です。川田紳司は劇団員として活動しており、先輩の勧めで2000年に声優デビューを果たしました。声優としてデビューした川田紳司は2019年現在舞台俳優で活動していた演技力を活かし、「ナルト」や「キングダム」、「進撃の巨人」などのアニメに出演しています。

転スラに登場する中庸道化連に関する感想では中庸道化連が好きという感想が非常に多く寄せられていました。中庸道化連はそれぞれ個性の強い道化で構成された組織であり、非常に強い実力を持っています。そんな中庸道化連ですが、見た目とは裏腹にメンバーそれぞれが仲間のことを大事に思っている優しい心の持ち主であり、怖い見た目のギャップで多数のファンを集めています。

転スラに登場する中庸道化連に関する感想では中庸道化連に所属するティアが可愛いという感想も多く寄せられていました。ティアは中庸道化連の中で唯一の女性であり、少女のような可愛い喋り方をするキャラクターです。実はクレイマンより強い力を持つティアなのですが、その可愛い喋り方から中庸道化連でも特に人気の高い人物となっています。

転スラに登場する中庸道化連に関する感想では中庸道化連に所属するラプラスが可愛いという感想も多く見受けられました。ラプラスは戦いに喜びを見出す狂人なのですが、その明るい性格から中庸道化連を盛り上げてくれています。またラプラスは非道な心を持ちながらも仲間のことを大事にする心優しい一面も持っています。そんな仲間想いで優しいラプラスの姿を見て、多数のファンは可愛いと感じることになりました。

本記事では大人気ライトノベル転スラに登場する中庸道化連について所属するメンバーやその強さをご紹介しました。最終的に半数以上死亡した中庸道化連ですが、本当は人々の幸せを願う心優しい組織でした。もし彼らが別の道で交差していたとすれば、悲しい結果にならずむしろ平和で幸せな人生を送っていたのかもしれません。