転スラのギィ・グリムゾンは最古で最強の魔王！名前の由来やスキル・能力は？

本記事では大人気ライトノベル転スラに登場する世界最強の魔王ギィ・クリムゾンについて驚異的な強さを誇る能力やスキル、名前の由来をリムルなどの登場人物との関係を交えてご紹介します。世界最強と謳われるギィの強さが気になる方は是非本記事をご参考にしてみてください。ではまず初めに世界最強の魔王ギィが登場するライトノベル転スラについて作品情報や簡単な物語のあらすじをご紹介します。

転スラは2013年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていたライトノベル「転生したらスライムだった件」の略称です。転スラは元々2013年から2015年まで小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていたweb小説であり、これに大幅な修正を加えて2014年にマイクロマガジン・CGノベルスからライトノベルが刊行されました。また今現在も刊行は続いており、2019年時点で合計14巻発売されています。

また転スラは2015年から漫画雑誌「月刊少年シリウス」で漫画化され、他にも多数のスピンオフ作品が制作されています。転スラは「小説家になろう」の時から多数の人気を集めていた作品であり、2017年の時点でシリーズ累計発行部数200万部を記録しました。この人気により転スラはアニメ化されることになりました。アニメ化決定が発表された際、転スラは注目をさらに集めたことで累計発行部数600万部を記録しました。

この記録はアニメが放送される前のライトノベル作品の中で最多といわれています。その後2018年10月から2019年3月までアニメが放送されたことでさらに人気を博し、ライトノベル史上最速といわれる累計発行部数1000万部を記録しました。そして予想以上の売上から転スラはアニメ第2期の放送が2020年に決定されることになり、今なお多数のファンやメディアから注目を集めています。

ある日平凡な人生を送っていたサラリーマン三上悟は突然通り魔に刺殺され、37年の人生に幕が下ろされます。すると一度死亡したはずの三上悟は意識を取り戻し、何も見えないし聞こえない場所にいることに気付きます。実は三上悟は死亡したことで異世界に転生してしまっており、なんとその姿はスライムに変貌を遂げていました。三上悟はゲームで最弱といわれるスライムになったことに不満を抱きます。

そんな中、スライムとして不満を抱きながら生活を満喫する三上悟は天災級といわれるモンスター「暴風竜ヴェルドラ」と出会います。名前が無かった三上悟は出会ったヴェルドラにリムルという名前を付けてもらい、自身が持つ「捕食者」という能力を用いてヴェルドラを収納し、外の世界に旅立ちます。外の世界に出たリムルはゴブリンや牙狼族など様々な種族と出会い、いつしかモンスターを統べる王に君臨することになります。

モンスターを統べる王となったリムルは当初名前が無かったモンスターたちに名前を付け、現実世界で身に着けた知識を用いて文化を進化させます。これによりリムルは多数のモンスターから信頼されることになり、優れた戦力と資源を持つ国を築き上げます。このことがきっかけとなり、「捕食者」と「大賢者」のスキルを持つリムルは多数のモンスターたちと協力しながらスライム伝説を作っていくことになるのでした。

大人気ライトノベル転スラに登場するギィ・クリムゾンは作中で魔王達の宴「ワルプルギス」に登場したキャラクターです。ギィは転スラの世界において永久凍土の大陸を統治する人物であり、最古にして最強の魔王です。最強の魔王であるギィは悪魔族のデーモンであり、普段自身が持つ魔力で具現化した「白氷宮」という悪魔の城に住んでいます。実は元々最強の魔王ギィはかつて魔術師に兵器として召喚された存在でした。

兵器として魔術師に召喚されたギィは大規模魔法「死の祝福」で100万規模の世界の都市を壊滅させ、大量の人間を殺戮しました。そして殺戮した人間の魂を自身に取り込んだギィは覚醒し、最強の力を持つ「真なる魔王」となったのです。最強の魔王となったギィはこの世の創造主であるヴェルダナーヴァを調停者として手を組み、世界統一を図る勇者ルドラと何千年もの間戦いを繰り広げています。

転スラに登場するヴェルダナーヴァは竜種の一人であり、かつて世界の創造主として最強と呼ばれていた存在です。ギィは世界最強の魔王として最強の名を冠するヴェルダナーヴァに戦いを挑みます。しかしギィはヴェルダナーヴァの前に敗れ去り、ヴェルダナーヴァと友人になります。共になったヴェルダナーヴァはギィに人間が傲慢な存在にならないように魔王として調停者になって欲しいと持ち掛けます。

このヴェルダナーヴァの人間の傲慢を防ぐために魔王として調停者になって欲しいという提案にギィは承諾します。そしてギィは調停者の魔王となり、ヴェルダナーヴァに協力することになりました。

転スラに登場する勇者ルドラはかつて師匠であるヴェルダナーヴァとある約束をし、世界を統べようと考えている人物です。ギィが調停者としてヴェルダナーヴァに協力することになってから数百年の時が経ち、勇者ルドラはパーティーを率いて最強の魔王であるギィに戦いを挑みます。その際ルドラは自身が勝ったら仲間になってもらうという約束をし、ギィはこのルドラが豪語する提案を拒否します。

しかしギィは戦いの中で勇者ルドラのことを認め、二人は親友という関係に発展します。一方仲間になることを拒否された勇者ルドラはギィが負けた際、自身に従うという条件の元、自分の手下を使って世界の覇権を競い合うという勝負を提案します。この提案がきっかけとなり、ギィは勇者ルドラと何千年に渡って戦い続けることになりました。

転スラの主人公であるリムルは初めて会ったギィの実力を知り、ギィを絶対敵対しないと心に決めます。リムルは転スラでもトップクラスの強さを持つのですが、ギィはそれ以上の強さを秘めていました。しかしヴェルダナーヴァから世界の調停者を任さられているギィは世界を崩壊させるような不穏因子を許すことが出来ません。

ギィはリムルの成長の速さとリムルに従うモンスターの強大化に危険を感じ、リムルを壊滅させると決断します。ギィと敵対したくないリムルは転スラの世界で最強の魔王であるギィに自信の考え方を説きます。リムルの考え方を聞いたギィは「面白い」と評価し、リムルを認めました。

ギィは元々名前という概念がありませんでした。そこでギィは自身の前に立つ者達が「ギィヤー」と叫ぶことから自身にギィという名前を名付けました。ギィの名前の由来があまりにも安直であり、魔王とは思えないと読者を笑顔にさせました。

世界統一を企む勇者ルドラは初めてギィの名前を聞いた際、あまりにもひどい名前だと酷評しました。そこで勇者ルドラはギィの真紅に染まった長い髪の毛に注目し、クリムゾンという名前を名付けました。これがギィの下の名前であるクリムゾンの由来となっています。

ライトノベル転スラの登場人物はそれぞれ個性豊かなユニークスキルを持っています。このユニークスキルは捕食した相手を解析したり、永遠相手を封じ込めるなど様々な能力が秘められています。その中でギィは周囲の人間を操るカリスマを持つことが出来る「傲慢者（プライド）」というユニークスキルを手にして誕生しました。

転スラの作中でギィは自身のユニークスキルである「傲慢者」が究極スキル「傲慢之王（ルシファー）」に進化します。ギィが会得した「傲慢之王」という究極スキルは究極能力など全てを再現する能力を秘めており、この究極スキルを会得したことでギィは世界最強の魔王になったのです。

転スラに登場するギィに関する感想では転スラの中で一番好きなキャラクターという感想が非常に多く寄せられていました。ギィは世界最強に恥じない強さとかっこいいイケメンな風貌を兼ね備えるキャラクターであり、優しさも兼ね備える魅力溢れるキャラクターです。これによりギィは多くの人気を集め、ファンからは上記の感想の通りギィのイラストが多数寄せられることになりました。

転スラに登場するギィに関する感想では転スラアニメ第2期でギィが登場して欲しいという感想も多く寄せられていました。アニメ転スラ第1期ではギィが登場する回まで描かれることはなく、ギィは残念ながら登場することがありませんでした。これにより多数のギィファンからは2020年に放送されるアニメ第2期で登場して欲しいという感想が寄せられることになりました。

転スラに登場するギィに関する感想ではギィが強いという感想も見受けられました。ギィは完全再現の能力を発動できるスキルを持つキャラクターであり、その強さから最強の魔王と呼ばれています。その強さは転スラの主人公であるリムルでさえも敵対したくないと感じさせるほどのものでした。

本記事では転スラに登場するギィについて名前の由来や能力、各キャラクターとの関係などをまとめてご紹介しました。ギィは世界最強の魔王と呼ばれるほどの強さを持つキャラクターであり、リムルでさえも恐怖を覚える存在でした。しかし魔王として恐れられる一方で、ギィはリムルの考え方など面白いことには目が無いという子供っぽい一面も持っており、魔王でありながら多数の読者から愛されているキャラクターです。