転スラの謎の男・ディアブロの正体を考察！リムルとの関係や強さは？

大人気作品転スラにはディアブロという悪魔族最上位の強さを持つキャラクターが登場します。このディアブロは原作ではリムルに召喚された悪魔として登場したのですが、アニメ版転スラでは正体不明の謎の人物として紹介されました。本記事ではそんなリムルに召喚された正体不明の謎の人物ディアブロについてその正体や悪魔トップクラスといわれる強さ、転スラの主人公リムルとの関係などをまとめてご紹介していきます。

では初めに悪魔最上位の強さを持つ正体不明のディアブロが登場する転スラについてご紹介します。転スラこと転生したらスライムだった件とは日本の小説家伏瀬が手掛けるライトノベル作品です。元々転スラはWEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた作品であり、その作品に大幅な変更を加えて2014年5月にマイクロマガジン・GCノベルズからライトノベル小説が発売されることになりました。

転スラは人気ライトノベル「オーバーロード」やゲーム「ソード・ワールド」などに強い影響を受けた作品となっており、現代から異世界に転生するという「なろう系」小説です。「なろう系」作品が大ブレイクしたことから転スラも人気を博すことになり、2018年9月には累計発行部数600万部を記録しました。その人気から転スラは原作を元に2018年の10月から2019年の3月に渡ってアニメ化されることになりました。

アニメ化されたことで転スラは更なる人気を集めることになり、ライトノベル作品の中で史上最速といわれる累計発行部数1000万部を突破する記録を樹立しました。また転スラはアニメの人気以外にも多数の支持を集めており、「月刊少年シリウス」で連載されている原作を再現した漫画作品や、「転生したらスライムだった件魔物の国の歩き方」など多数の派生作品が2019年現在も制作され続けています。

転スラの主人公三上悟はごく一般的なサラリーマンとして生活を送っていました。しかしある日三上悟は通り魔に刺殺されてしまい、37年の生涯を閉じました。一度死亡した三上悟は気が付くと何も見えないし聞こえない暗闇にいました。正体不明の空間に飛ばされた三上悟は周囲の状況を確認することにします。すると三上悟は自身がスライムの姿となり、現実世界とは全く違う異世界に飛ばされたことに気付きます。

自身がスライムだと気付いた三上悟はモンスターの中で最弱ということに不満を抱きながら、何者にも縛られない自由な生活を謳歌することになりました。ある日、そんなスライムとなった三上悟の前に天災級のモンスターと呼ばれるほど驚異的な強さを持つ「暴風竜ヴェルドラ」が現れます。そこで三上悟は暴風竜ヴェルドラと仲良くなり、ヴェルドラに「リムル」という名前を付けてもらうことになります。

リムルという名前が付けられた三上悟は異世界でリムルという名前で生きていくことに決め、自らのスキルである「捕食者」でヴェルドラを収納し、召喚された洞窟から外の世界に旅立つことにします。外の世界に旅立ったリムルはそこでゴブリンや牙狼族などと出会い、気が付くとモンスターを統べる王に君臨してしまいました。そして王となったリムルは世界の理を知る「大賢者」としてある一つの伝説を創っていくことになります。

本記事の主役であるディアブロは転スラに登場する悪魔の一人であり、赤い一本の毛が混じった短い黒髪と真っ黒なスーツに身を包んでいるのが特徴です。またディアブロは黒い瞳の鋭い目つきをしたイケメンであり、多くの女性転スラファンから人気を集めるキャラクターです。元々原作転スラでディアブロは主人公であるリムルに15000人という大量の死体を生贄に召喚した悪魔です。

リムルに召喚されたディアブロは悪魔種族を統べるほどの驚異的な強さを持つ人物であり、悪魔の最上位であるA＋ランクに値するといわれています。ディアブロは召喚された際、準魔王クラス上位魔将であり、リムルの部下の中で一番の強さを持つ存在となります。リムルに召喚された悪魔ディアブロは自ら悪魔最強の強さを持つにも関わらず、リムルを主と崇め、リムルに対して絶対的な忠誠を誓っています。

上述でご紹介した通り、原作のディアブロはリムルによって召喚された悪魔です。しかしアニメ転スラでは少し設定が改変されており、少し違った形で登場します。原作版転スラでリムルがブルムンドを訪れた際、人間が悪魔を召喚出来ることを知ります。しかしアニメ転スラではこの場面が変えられており、リムルは人間が簡単に悪魔を召喚することが出来るということを全く知りません。

ディアブロはリムルによって召喚された悪魔の一人となっており、原作転スラファンは原作通りにディアブロは登場しないと考察されていました。当初ディアブロはアニメ転スラ公式サイトで正体不明の人物として紹介されていました。そしてディアブロはアニメ転スラ第23話で初登場します。しかしアニメ転スラ23話ではリムルの仲間として登場してないので、2020年に放送されるアニメ転スラ第2期で詳しく語られると考えられています。

ここまで転スラに登場するディアブロのプロフィールやアニメでの活躍などをご紹介しました。原作では最強の悪魔の一人として登場するのですが、残念ながらアニメ版転スラでは少ししか登場していませんでした。なのでアニメ版転スラしか見たことが無い方はディアブロがどんな人物なのか気になることでしょう。ではここからはそんな悪魔種族の中で最上位に位置するディアブロについてその謎に包まれた正体をご紹介します。

アニメ版転スラであまり登場することが無かったディアブロですが、原作版転スラではリムル配下の中でも重要人物として登場しています。そんなリムルに召喚されたディアブロの正体は悪魔の中で最上位に位置する原初の悪魔です。この悪魔の最上位に位置している原初の悪魔とは7つの色分けがされており、それぞれが驚異的な強さを秘めています。そんな原初の悪魔においてディアブロは「原初の黒」を冠しています。

「原初の黒」を冠しているディアブロは世界を滅ぼすほどの強さを持つ「原初の赤」で魔王であるギィと強さが同格であり、また同じ故郷に生まれた同郷といわれています。この「原初の黒」を冠しているギィという悪魔は勇者ルドラとある理由で戦い続けている人物であり、世界の調停者の役割を果たしています。そんなギィと同格の強さを持つといわれるディアブロはおそらく原初の悪魔の中でもトップクラスの強さを持つと考察できます。

正体である原初の悪魔という悪魔の最上位に位置するディアブロはリムルによって高級な服を着ているという理由で「ランボルギーニ・ディアブロ」と名付けられます。この名前の由来となっているのが、あの有名スポーツカー「ランボルギーニ」からです。「ランボルギーニ」はスポーツカーの中でもトップクラスの速さを持つ車であり、レースの選手や峠を愛する走り屋の中で非常に愛されているメーカーです。

ディアブロ自身魔王と呼ばれるギィと同格の強さを持つといわれており、悪魔の中でもトップクラスの実力を秘めています。ランボルギーニという名前はまさにそんなディアブロにぴったりといえるでしょう。しかし本来悪魔という存在は最強を追い求める戦闘狂なのですが、ディアブロはあまり戦いに興味がありません。またリムルの戦力のために悪魔を3体勧誘するなど、戦いよりもサポート面で活躍する場面が多々登場しています。

原作版転スラにおいてリムルは西にある大国である「ファルムス王国」と戦争をすることになりました。この戦争でリムルは「ファルムス王国」の兵士を大量に殺害します。そしてリムルは自ら覚醒魔王化の儀式を行います。その後覚醒魔王化を行ったリムルは殺害した「ファルムス王国」の兵士15000人を生贄に捧げ、「原初の黒」を関する最上位悪魔ディアブロを召喚します。その際ディアブロは2人の悪魔を配下に連れていました。

リムルは大量の兵士の死体でディアブロを召喚した際、仲間であるシオン達を「ファルムス王国」との戦争で失っていました。するとディアブロは死者を復活させる魔法である「反魂の秘術」を行う魔力がリムルに不足していると即座に見抜きました。リムルに死者を復活させる「反魂の秘術」を行う魔力が無いと見抜いたディアブロは何と召喚された際に連れていた2体の悪魔を自身を召喚したリムルに差し出します。

実はディアブロは自身を覚醒魔王化したリムルを美しいと慕っており、自身の忠誠心を示すために部下である2体の悪魔をリムルに差し出したのです。忠誠を誓う証として2体の悪魔を差し出した効果はリムルに絶大でした。そして2体の部下である悪魔を差し出したディアブロはリムルに仕えることになり、慕っているリムルの力になれるように必死で活躍するようになっていきます。

2体の悪魔を差し出してリムルに忠誠心を認めて貰ったディアブロはリムルから「ランボルギーニ・ディアブロ」と名付けられます。この「ランボルギーニ・ディアブロ」という名前は上記でご照会した通り高級スポーツカーをモデルにしたものであり、ディアブロが高級な服を着ているからという理由だけで名付けました。転スラにおいて名前を付けられるというのは光栄の限りであり、ディアブロは大いに喜びました。

リムルに名前を付けられたディアブロはリムルに絶対の忠誠を誓い、転スラ帝国侵攻編でディアブロは10人の悪魔をリムルの戦力にするため倒し、勧誘しました。ディアブロが強引に勧誘した10人の中で3人はアークデーモンといわれる上位魔将であり、残る7人はグレーターデーモンといわれる上位悪魔でした。召喚された際ディアブロは上位魔将であり、ディアブロは自身と同じ階級の悪魔を連れてきたのです。

その後転スラ竜魔激突編でディアブロは東の帝国を撃退します。リムルは東の帝国を撃退したディアブロを魔王であるダグリュールと同格以上の力があると認め、上位魔将の上であるデモンロードと呼ばれる魔神将の階級を授与しました。その後転スラ天魔大戦編でリムルの中にシエルが芽生えたことで能力が最適化されることになり、ディアブロは悪魔の中で最も地位の高い悪魔神の地位を授かることになりました。

正体が「原初の黒」であるディアブロはリムルに召喚された際、アークデーモンと呼ばれる上位魔将の地位に就いていました。転スラの世界において主に名前を付けてもらうと階級や強さが上昇します。正体が「原初の黒」であったディアブロはリムルに名前を付けられたことにより、デーモンロードと呼ばれる悪魔公の地位に就きます。

当初ディアブロは悪魔種族を統べるほどの力を持つ悪魔であり、その強さはA＋ランク相当といわれていました。A＋ランクというのは転スラの中でもトップクラスの強さを持つ存在です。そんなA＋のディアブロがリムルに名前を付けられたことで進化し、更なる力を手に入れることになりました。

「ファルムス王国」との戦いが終わり、リムルは自ら覚醒魔王化を行います。覚醒魔王化を行ったリムルは以前の10倍以上の魔力を秘める最強の存在へと成長しました。しかしリムルはディアブロを召喚して名付けた際、10倍に跳ね上がった魔力の半分を持っていかれます。以前の10倍あるリムルの魔力を半分使用して名前が付けられたディアブロはおそらく名前を名付けられたリムル配下の中で最強と推測できます。

転スラの登場人物達にはユニークスキルというものが振り分けられており、そのスキルに応じて特別な能力を使用することが出来ます。リムルに召喚された「原初の黒」ディアブロは「誘惑者（オトスモノ）」というユニークスキルを持っています。このユニークスキルは相手の生殺与奪を支配することが出来る能力があり、相手を強制的に従わせることが出来るという最強に近いユニークスキルとなっています。

ここまで転スラに登場する悪魔種族の中で最上位にあたるディアブロについてその正体やリムルとの関係、強さなどをまとめてご紹介しました。原作転スラでは非常に強力な強さを見せてくれるディアブロですが、アニメでは少ししか登場することがありませんでした。そんなディアブロですが、アニメに登場するにあたって声優が付けられています。次はアニメ転スラでディアブロの声優を担当した人物についてご紹介します。

アニメ転スラにおいてイケメンな最上位悪魔ディアブロを演じた声優は誰なのでしょうか。アニメ転スラでディアブロを演じたのは日本の大人気男性声優である櫻井孝宏です。ディアブロの声優を務めた櫻井孝宏は大人気アニメ「コードギアス反逆のルルーシュ」の枢木スザクなどイケメンで強いキャラクターを主に担当している声優であり、強くてかっこいい転スラのディアブロの魅力をしっかりと演じています。

アニメ転スラでディアブロを演じた櫻井孝宏は1974年6月13日に愛知県で生まれた声優事務所インテンション所属の男性声優です。櫻井孝宏は幼少期に声優インタビューを見て声優の世界に興味を持ち、1996年にアニメ「爆走兄弟レッツ＆ゴー！！」で声優デビューを果たしました。デビュー当時、櫻井孝宏はあまり目立った活躍はしなかったものの、2001年のアニメ「サイボーグ009」で主人公009を演じたことで大ブレイクします。

大ブレイクした櫻井孝宏はラジオ番組のパーソナリティに起用され、2003年から2004年までボーイズラブ系のドラマCDを担当したことから女性から人気を博すことになります。その後2005年に「ファイナルファンタジーⅦ」に出演したことで第62回ヴェネツィア国際映画祭に出演し、同じ2005年に「ノン子とのび太のアニメスクランブル」に出演した櫻井孝宏は第15回アニメグランプリ最優秀男性声優賞を受賞しました。

その後不祥事から露出を控えることになった櫻井孝宏ですが、男性キャラクターソング賞や声優アワード海外ファン賞など数々の賞を受賞することになり、声優としの活動を続けることになります。そして櫻井孝宏は東京国際映画祭に出演したり再度アニメグランプリ最優秀男性声優賞を受賞するなど数々の功績を残すことになり、2019年現在ベテラン声優として有名アニメ作品に数多く出演しています。

超ベテラン男性声優櫻井孝宏の代表作となるのが2001年のアニメ「サイボーグ009THE CYBORG SOLDIER」や2006年のアニメ「コードギアス反逆のルルーシュ」、2016年のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」です。アニメ界の歴史に残す作品のリメイクとなる2001年のアニメ「サイボーグ009THE CYBORG SOLDIER」で櫻井孝宏は主人公である009（島村ジョー）の声優を担当しました。

009（島村ジョー）は「サイボーグ009シリーズ」の中でも特に人気の高いキャラクターであり、櫻井孝宏は本作に出演したことがきっかけとなって大ブレイクすることになりました。2006年のアニメ「コードギアス反逆のルルーシュ」は2019年現在も多数のファンから支持される人気アニメ作品であり、櫻井孝宏は「コードギアスシリーズ」で第2の主人公にあたる枢木スザクの声優を担当しています。

2016年のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」は国民的アニメ「ジョジョシリーズ」の第4部作目にあたる作品であり、スタンドを用いて悪と戦う様子が描かれています。「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」で櫻井孝宏はスタンド使いの漫画化岸辺露伴を演じました。また声優を務めた岸辺露伴の名言「だが断る」は多くのジョジョファンに衝撃を与えるかっこよさを見せつけました。

転スラに登場するディアブロに関する感想ではディアブロがかっこいいという感想が非常に多く寄せられていました。転スラに登場するディアブロは黒いスーツに身を包んだイケメンであり、驚異的な強さも兼ね備えている悪魔です。そんな全てにおいて優れていることでディアブロは転スラ読者から多数のファンを集めるキャラクターとなりました。

転スラに登場するディアブロに関する感想では第2期の活躍に期待する感想も多く寄せられていました。原作版転スラではディアブロは悪魔の最上位として大活躍を見せてくれます。しかし残念ながらアニメ版転スラでは第23話で少ししか登場せず、前作のような大活躍は見せてくれませんでした。このことで転スラファンからは2020年に放送予定のアニメ転スラ2期でディアブロの活躍を期待すると意見が寄せられることになりました。

転スラに登場するディアブロに関する感想ではディアブロの強さに注目した感想も多く見受けられました。ディアブロは原作で悪魔の上位である上位魔将を倒してリムルの元に勧誘するなど、悪魔の中でもトップクラスの強さを持つ人物です。またディアブロはリムルのことを非常に慕っており、上記の感想にもあるようにストーカーをしてしまうという場面もディアブロの魅力として多数のファンから愛されています。

本記事では転スラに登場するディアブロについて正体や強さ、リムルとの関係などをまとめてご紹介しました。ディアブロは魔王ギィに匹敵する強さを持つ人物であり、原作ではリムルの配下でトップクラスの実力を持っています。しかしディアブロはアニメ転スラ第1期であまりその姿を描かれることはありませんでした。おそらく第2期で大活躍すると考えられるので、本記事をご覧の皆様はアニメ第2期のディアブロにご期待ください。