2019年03月30日公開
2019年03月30日更新
【転スラ】ゲルミュッドの正体は上位魔人!魔王クレイマンに仕える本当の理由は?
アニメ「転生したらスライムだった件」(転スラ)のキャラクター・ゲルミュッドについて紹介します。ゲルミュッドの正体は上位魔人ということで、ただの魔物ではありません。その能力やスキルについて紹介します。また、ゲルミュッドは魔王クレイマンの配下ですが、実はゲルミュッドには野望があり、クレイマンに仕えることには理由があります。アニメ「転スラ」のゲルミュッドが、なぜクレイマンに仕えるのか?さらにゲルミュッドが死亡した理由についても迫っていきます。
ゲルミュッドとは?
アニメ「転スラ」のキャラクター・ゲルミュッドは、「中庸道化連」のメンバーで、ピエロの衣装を着ています。魔王クレイマン配下の魔人で、「魔王誕生計画」のリーダーです。ゲルミュッドが所属している「中庸道化連」は、元魔王の会長カザリーム、フットマン、ティア、ラプラス、クレイマンというメンバーで構成されていて、ゲルミュッドは、魔王クレイマン(クレイジーピエロ)の配下とされています。
ゲルミュッドは、魔王と対等になる、または魔王になるという野心を持っていて、「魔王誕生計画」を実行していきます。ここでは、ゲルミュッドの正体や強さを紹介し、クレイマンに仕える理由や、魔王になりたい本当の目的に迫ります。ゲルミュッドの特徴として、ゲルミュッドは魔物に名付けを行うのですが、その目的について迫り、「魔王誕生計画」を実行していく様子と、ゲルミュッドの死亡についても見ていきます。
転スラの作品情報
アニメ「転スラ」こと「転生したらスライムだった件」は、原作は、著者・伏瀬のWEB小説「転生したらスライムだった件」です。この「転スラ」は、「小説家になろう」という小説投稿サイトで、2013年の2月20日から連載されていました。アニメ版は、この小説の漫画版を元に製作されたアニメです。漫画版は「月刊少年シリウス」(講談社)で、2015年から連載され、コミックは10巻まで発売されています。
アニメ放送は、第1期として2018年の10月~2019年3月まで、TOKYO MIXで放送されました。第2期放送は、2020年に予定されています。アニメ版は、総集編んも含め、全25話の放送となりました。アニメ版を観た原作の著者・伏瀬は、「これ以上のものは望めないくらい良い出来だ」と、絶賛したということです。
転スラの主題歌、挿入歌
アニメ版主題歌は、オープニングテーマは「Nameless story」と「メグルモノ」で、三上悟役の声優寺島拓篤さんが歌っています。エンディングテーマは「Another colony」でTRUEが歌い、「リトルソルジャー」は、クロエ役の田所あずさが歌いました。挿入歌は「僕の中の君へ」で、TRUEが歌いました。
ゲルミュッドの登場シーン
アニメ「転スラ」のキャラクター・ゲルミュッドが登場するのは、「森の騒乱編」です。ゲルミュッドはここで死亡するのですが、それまでのゲルミュッドの行動を見ていきます。ゲルミュッドは一見ピエロの様な扮装で会議室の末席に座り、何かを呟いています。それは呪文で、ゲルミュッドは、それをテーブルの中心に置かれた大きな水晶の球へ向けて、唱えているようです。
そこで行われている会議は、ゲルミュッドが長年温めてきた計画で、「魔王誕生計画」を実行するためのものです。ゲルミュッドは、この計画の責任者です。「魔王誕生計画」については、ゲルミュッドの正体や地位、スキルなどを見た後で、紹介します。
ゲルミュッドの正体は上位魔人?
アニメ「転スラ」のキャラクター・ゲルミュッドは、魔王と同等、もしくは魔王になりたいという野望を持っています。ここでは、ゲルミュッドの本当の能力、スキルについて紹介していきます。
ゲルミュッドの正体・魔物の強さは上位魔人
アニメ「転スラ」には、多くの魔物が出てきます。魔物の強さを見てみると、最も強い魔物が魔王で、次に強いのが魔人、その下に一般的な魔物となっています。ゲルミュッドは、この中で2番目の強さの魔人となります。
ゲルミュッドのスキル・能力
魔人ゲルミュッドのスキル、能力について見てみると、ゲルミュッドの魔素量(エネルギー)はAランクオーバーで、上位魔人です。ゲルミュッドが名付けできるのは、数匹程度の魔物、というレベルです。ゲルミュッドの技は、「死者之行進演舞」(デスマーチダンス)という魔力弾です。この技は、自身の魔力を最大限にし、そのすべてを一点に集中させ放つものです。
また、攻撃を受けた際の回復力も持っており、リムルから放たれた魔力弾を受けても回復できます。上位魔人ゲルミュッドは飛翔する能力もあります。
ゲルミュッドが魔王クレイマンに仕える理由などを考察
アニメ「転スラ」のキャラクター・ゲルミュッドの正体や、強さ、能力などを見てきました。ゲルミュッドは、上位魔人であることが分かりました。上位魔人ゲルミュッドは、魔王クレイマンの配下となっていますが、ゲルミュッドはある野心を抱いています。その野心に迫る前に、クレイマンに仕える理由と、上位魔人であるゲルミュッドが行う名付けの意味を考察します。さらにゲルミュッドの死亡についても見ていきます。
ゲルミュッドが魔王クレイマンに仕える理由
上位魔人ゲルミュッドが魔王クレイマンに仕える理由について、見ていきます。魔王クレイマンは、クレイジーピエロ(喜狂の道化)と言われる中庸道化連の一員です。他人を一切信用せず、配下の者にも常に冷酷な態度をとるクレイマンですが、中庸道化連のメンバーとは親しく、中でもカザリームを心から尊敬しています。クレイマンの配下には「五本指」という5人の幹部がいますが、ゲルミュッドはその中に入っていません。
ゲルミュッドは、クレイマンがジュラの森に介入するために利用できると思われ、雇われただけです。クレイマンにとってゲルミュッドは、ただの使い捨てだったのです。ゲルミュッドは、魔王と同等の力を持ちたい、もしくは魔王になりたいという野望があります。そしてジュラの森を支配しようと思っていたので、魔王クレイマンの力を利用するため、仕えることになったのでした。
ゲルミュッドが名付けを行う理由
ゲルミュッドはいろいろな所で、魔物に名付けを行っていました。その理由について見ていくと、名付けを行うと、その魔物のパワーをアップさせることができます。パワーアップできた魔物が魔王になれば、その力を授けてくれたゲルミュッドに忠誠を誓うだろうと思ったのです。そしてこの魔王たちを自分が操ることで、魔王と対等になれる、または自らも魔王になれると考えたのでした。これがゲルミュッドの「魔王誕生計画」です。
ゲルミュッドの魔王誕生計画
このようにゲルミュッドは、忠実な部下を増やすために名付けを行っていたのですが、ゲルミュッドにはもっと大きい野心があります。それは、森の主権者となり支配するというものです。森とは「ジュラの大森林」で、この森の中にいる様々な種族の魔物に名前を付けることによって、パワーアップした魔物を誕生させることができます。
ゲルミュッドは、このパワーアップした魔物たちの間で「種族間戦争」が起きれば、最後に魔王となるような強い魔物が生まれると思ったのです。魔王になるには、現在の魔王が3人以上後ろ盾になることが条件です。ゲルミュッドは、後ろ盾になってもらうために、魔王に種族間戦争を見せることにしました。その他にもゲルミュッドは、珍しい魔法アイテムや入手困難な魔法具を献上するなど、魔王たちに工作活動をします。
ついに上位魔人ゲルミュッドは、「魔王誕生計画」の会議に、4名の魔王に参加してもらうことができました。この会議でオークロード(豚頭帝)を魔王にする最後の仕上げとなりました。オークロードが魔王になれば、ゲルミュッドはオークロードを影で操ることができます。ゲルミュッドは、野望達成の瞬間が近づき、心躍らせますが、呪文を唱えても水晶の球が反応しません。
4名の魔王に、新たな魔王誕生の瞬間を見せるための水晶が、全く反応しないのでした。ゲルミュッドはこの失敗が、自分にとって最悪の結果になることを予想し、焦ります。そして必死に呪文を唱えますが、水晶が反応する気配がありません。魔王の一人が「どういうつもり?」と、声を挙げました。そしてゲルミュッドの横をテーブルが通り過ぎていきました。魔王の一人である小さな銀髪の美少女が投げたのでした。
魔王とはいえ、体の小さい少女がいとも簡単に重厚なテーブルを投げ、部屋の扉を破壊したその力に、ゲルミュッドは恐れおののき、震える声で「お。お許しを、すぐに原因を確かめに参ります」と言って、会議室を飛び出していきました。ゲルミュッドは、上位魔人という地位にあることで、魔王一人くらいなら勝てなくても負けることはないだろう、という安易な気持ちでいました。
ゲルミュッドは魔王誕生計画が失敗し死亡
しかし一人の魔王でも、あれほどの破壊力を持っていることに、自分の無力を心底実感します。ゲルミュッドが飛んで行った先では、予想していなかった事が起こっていました。ゲルミュッドが率いるオーク軍がリムルたちに襲撃され、壊滅状態に陥っていました。そんな騒乱の中で、ゲルミュッドは魔王に進化させようとしたオークロード(豚頭帝)によって斬首され、食べられてしまいました。こうしてゲルミュッドは死亡しました。
魔王と同等、もしくは魔王になるという野望は、果たされることなくゲルミュッドは、死亡しました。自らの意思でゲルミュッドを倒したオークロード(豚頭帝)は、魔王種へと進化し、オーク・ディザスター(豚頭魔王)となりました。ここまで、アニメ「転スラ」のゲルミュッドの正体や、能力、名付けの意味と野望、そして死亡までを見てきました。ここからは、アニメ「転スラ」の声優について見ていきます。
ゲルミュッドの声優
ここまでアニメ「転スラ」のキャラクター・上位魔人ゲルミュッドについて見てきました。上位魔人ゲルミュッドは、魔王になりたいという野望を抱き、志半ばで死亡してしまいました。ここからは、アニメ「転スラ」で、ゲルミュッドの声を担当している声優について紹介します。
ゲルミュッドの声優は河西健吾
出典: https://festy.jp
アニメ「転スラ」でゲルミュッドの声を担当している声優は、河西健吾です。ここで、声優河西健吾のプロフィールや、主な出演作を紹介していきます。
河西健吾のプロフィール
アニメ「転スラ」のゲルミュッドの声優・河西健吾のプロフィールを紹介します。河西健吾は、1985年の2月18日生まれで、大阪府の出身です。アニメやゲームに携わる仕事を希望し、アミューズメントメディア総合学院の声優学科で学びました。2005年に同学院を卒業し、2006年から声優として本格的に活動を開始しました。初主演の作品は「スターにアイ・ラブ・ユー」(2010年)のクリストファー役でした。
河西健吾の主な出演作
アニメ「転スラ」でゲルミュッドの声優の河西健吾の、テレビアニメでの主な出演作を紹介します。
- 「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」(2015年~2017年)三日月・オーガス役
- 「3月のライオン」(2016年~2018年)桐山零役
- 「カブキブ!」(2017年)蛯原仁役
- 「人外さんの嫁」(2018年)火鞍川曽良役
- 「狐狸之声」(2018年)フーリ役
- 「群青のマグメル」(2019年)因又役
- 「なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-」(2019年)不動明王役
- 「超可勤ガール1/6」(2019年)冠成次郎役
ゲルミュッドに関する感想や評価は?
あらゆる個体に名前を付けて、最終的に魔王の駒を手にしようとしたゲルミュッドを見て感じたけど、ネームドになると個を以て進化する設定も転スラの根幹にある魅力の一つよね。大勢から個への昇格。儀式的な側面も厨二っぽくて堪らん…。転スラ、確かに面白い。 #転スラ #tensura
— ふな (@funa_mag) January 16, 2019
アニメ「転スラ」のゲルミュッドは、魔物に名付けを行うことで、その魔物がパワーアップし、魔王に進化させ、裏から操ろうとしていまいした。名前が付いたことで個となり、進化するというのも「転スラ」の魅力で、おもしろいという感想です。
ゲルミュッドさん最後まで素顔見れなかったのちょっと残念でした…ナムナム
— 名無しの独白@転スラ (@nanasi908) March 20, 2019
アニメ「転スラ」のゲルミュッドは、常に仮面をつけていました。須賀を見せることなく死亡してしまいまいした。この方は、素顔を見たかったという感想です。
河西健吾さん、3月のライオンとかSideMを経て、転スラの魔人ゲルミュッド君の声の演技にときめいてしまった。小物で情緒不安定で、自分が育てたオークに「僕を助けろ!」とキレ散らかした挙げ句食われちゃったけど、繊細高慢ヒステリックボイスが本当に愛おしかった。
— こびと (@kobitok) January 20, 2019
アニメ「転スラ」で、ゲルミュッドの声優・河西健吾さんについての感想です。河西健吾さんが出演した「3月のライオン」や「Side M」などを見たときから知っていた河西健吾さんの、ゲルミュッドの声の演技が良かったという感想です。ゲルミュッドの小物感を繊細な声も良いし、ヒステリックにわめき散らす声が素敵だったという感想です。
ゲルミュッドの正体まとめ
いかがでしたか?アニメ「転スラ」のゲルミュッドの正体から能力、野望やクレイマンに仕える理由についてと、死亡までの様子を紹介してきました。ゲルミュッドは上位魔人で、名付けをする理由は、魔物をパワーアップさせることによって魔王に進化させ、裏から操ろうとしていたのでした。このようにゲルミュッドは、自身が魔王になりたいという野望がありました。その野望を実現するために立てた計画が「魔王誕生計画」でした。
また、その野望を実現させるために魔王クレイマンに仕えました。そんなゲルミュッドは、「魔王誕生計画」の最中、オークロード(豚頭帝)に斬首され、死亡してしまいました。さらにアニメ「転スラ」のゲルミュッドの声優・河西健吾さんについても紹介しました。河西健吾さんの繊細かつヒステリックな表現が素敵だったという感想がありました。アニメ「転スラ」のゲルミュッドに注目して、お楽しみください。