機動戦士ガンダムZZのエルピー・プルはクローン少女?名前の由来や年齢・最後は?

「機動戦士ガンダムZZ」に登場するエルピー・プルという天真爛漫な少女には、ネオ・ジオンのニュータイプのパイロットとして養成されていた背景があります。物語の後半で、自身のクローンとなるプルツーとの戦いで戦死という最後を遂げたエルピー・プルの名言や生い立ち、名前の由来や年齢などに迫っていきます。そして、今は亡きエルピー・プルの役の声優・本多千恵子さん、後を引き継いだ声優・本多陽子さんについてまとめていきます。

 機動戦士ガンダムZZのエルピー・プルはクローン少女?名前の由来や年齢・最後は?のイメージ

目次

  1. エルピー・プルは機動戦士ガンダムZZのヒロイン
  2. エルピー・プルとプルツーはクローン少女?
  3. エルピー・プルの名前の由来と年齢を考察
  4. エルピー・プルの最後は?
  5. エルピー・プルの名言
  6. エルピー・プルの声優
  7. エルピー・プルに関する感想や評価
  8. エルピー・プルとプルツーはクローン少女?まとめ

エルピー・プルは機動戦士ガンダムZZのヒロイン

機動戦士ガンダムZZの作品情報

ロボットアニメの老舗であるサンライズ制作のアニメ「機動戦士ガンダムΖΖ」は、「機動戦士ガンダム」「機動戦士Zガンダム」に続く第3作にあたり、1986年3月1日〜1987年1月31日まで全47話が放送されています。「ガンダムZZ」は、「Ζガンダム」の最終話直後から始まっています。

原作・総監督は「ガンダム」の生みの親である富野由悠季さん、キャラクターデザインは「Zガンダム」で作画監督として活躍した北爪宏幸さんです。デザイン協力は「ガンダム」シリーズを支える安彦良和さん、大河原邦男さん、藤田一己さんです。

機動戦士ガンダムZZの概要

「ガンダムZZ」はテレビ版「Zガンダム」の続編という位置づけです。劇場版「Zガンダム」は、テレビ版とは違う展開になっているため直接の繋がりは無いようです。全体的に難解で暗い「Zガンダム」に対し、「ガンダムZZ」は「ガンダム」シリーズの雰囲気を崩すことなくギャグ的要素を取り入れています。「Zガンダム」のネガティブな意見を真摯に受け入れた富野由悠季監督が、娯楽性を取り戻す必要があると考えたからだそうです。

前2作のメインキャラが高校生ぐらいの年齢層だったのに対し、「ガンダムZZ」のメインキャラの年齢層は中学生ぐらいになっています。後半は「ガンダム」本来の悲壮感漂うストーリーが重視されていますが、ラストは前向きな結末となっています。

機動戦士ガンダムZZのあらすじ

「ガンダム」の7年後を舞台とした宇宙世紀0087「Zガンダム」で、地球連邦軍から派生したティターンズとエゥーゴの抗争は、ジオン残党アクシズが介入し三つ巴の戦いを繰り広げます。宇宙世紀0088年。ティターンズは事実上壊滅となりますが、エゥーゴも戦力的に大打撃を被ることになります。エゥーゴを支えたクワトロ大尉は行方不明、エースパイロットのカミーユも精神崩壊という悲劇的な最後となっています。

三つ巴の戦いの末、最後に残ったジオン残党アクシズは、ハマーンの指揮下でネオ・ジオンと名を変え地球圏の制覇を掲げます。グリプス戦役で痛手を負ったエゥーゴの戦艦アーガマは、サイド1のシャングリラで修理と補給をすることろから「ガンダムZZ」の物語がスタートします。

そこでジャンク屋として生計を立てている主人公ジュドーその仲間たちは、金になるZガンダムを盗もうとします。それがきっかけで、ジュドーたちはアーガマのクルーとしてネオ・ジオンとの戦いに巻き込まれていきます。成り行きでΖガンダムに搭乗することとなったジュドーは、カミーユを彷彿させるようなエースパイロットとして活躍していきます。

地球連邦政府に旧ジオン領の譲渡を認めさせるためハマーンは、ダブリンにコロニー落としを敢行します。しかしネオ・ジオン内部では、「ザビ家の正統な継承者」に名乗り出たグレミーによる反乱が起きます。混迷を極める戦局の中で、正規軍と反乱軍は相打ちとなる形で壊滅していき、ジュドーとハマーンの死闘が繰り広げられます。

エルピー・プルのプロフィール

「プルプルプル~」と言いながら飛び回るエルピー・プルは、宇宙世紀0077年3月8日生まれ・身長150cm・体重37kgの小柄な少女です。入浴シーンが頻繁にあることから、お風呂好きという一面が伺えます。 ネオ・ジオンのクローンニュータイプ「プルシリーズ」の第1号となるエルピー・プルは、 アクシズ内で強化されたモビルスーツパイロットとして養成されていた背景があります。

生い立ちなどの詳細は不明。特殊な環境下で暮らしていたせいか情緒不安定な面もあり、好意の対象者(ジュドー)には、独占欲を示すようだが献身的な面も兼ね備えています。 エルピー・プルは、妹リィナ救出のためアクシズへ潜入したジュドーに強い関心を抱きます。その後、強化措置の暗示が解けジュドーと行動を共にします。捕虜として扱われていたようですが、自ら戦闘に参加しアーガマのクルーとして活躍します。

プルシリーズとは?

「プルシリーズ」とは、ニュータイプパイロットを目的としたネオ・ジオンのクローン技術で作られた少女兵たちのことです。彼女たちの年齢は、「ガンダムZZ」時点では10歳程度です。「プルシリーズ」については、マリーダが登場する「ガンダムUC」で触れられています。

一般的な少女の外見をしている「プルシリーズ」のクローンは、遺伝子工学やバイオテクノロジーなど強化され、驚異的な身体能力を有しています。指示を下す人間を慕うように意識操作されているほか、戦闘兵器を操縦するのに適した措置がされています。

エルピー・プルの搭乗機

エルピー・プルが搭乗するAMX-004-2キュベレイMk-IIは、ハマーンが搭乗するキュベレイに改良を加えた濃い紫の2号機です。強化措置がされているエルピー・プルは、ハマーンのニュータイプ能力には達していないため、オリジナルのキュベレイより性能面は下方修正されています。

オリジナルとの違いは、三つに分かれたビームサーベルでビームを3方向に伸ばすことができ、戦闘能力を向上させています。エルピー・プルが搭乗したままのキュベレイMk-IIは、ジュドーに救助されネオ・ジオンからアーガマに活躍の場を移しています。

エルピー・プルとプルツーはクローン少女?

エルピー・プルが既にクローン?

最低12体が確認されている「プルシリーズ」の第1号と言われるエルピー・プルも、誰かのクローンである可能性もあるようです。第1号のエルピー・プルと第二号のプルツーは、ギレンの遺伝子をニュータイプの素養がある女性の遺伝子に人工授精させ、同じ女性の遺伝子からできた双子説もあるようです。

プルツーはエルピー・プルのクローン

他のプル・クローン体とコールドスリープ状態だったプルツーは、エルピー・プルの2体目のクローンです。生い立ちなどの詳細は不明ですが、年齢はエルピー・プルと同年齢(10歳ぐらい)のようです。ネオ・ジオンで養成されたクローンの一人で、ニュータイプ部隊の中核を担っています。天真爛漫なエルピー・プルとは真逆な攻撃的な性格ですが、軍人として冷静沈着で年齢とは不釣り合いな大人の態度でいます。

マリーダ・クルスもエルピー・プルのクローン

マリーダ・クルスはガンダムUCのキャラ

宇宙世紀0096年。「機動戦士ガンダムUC」に登場する年齢18歳のマリーダは、「プルシリーズ」の第1号エルピー・プルから数えて12体目のクローンと言われています。姉妹たちは「ガンダムZZ」で戦死しており、マリーダは最後の生き残りとなります。戦火を逃れたマリーダは、娼館での壮絶な年月の果てジンネマンに保護されます。

ジンネマンの父性愛で、マリーダは落ち着きを取り取り戻したものの心の傷は癒えていないようです。元々プルトゥエルブというコードネームだった現在のマリーダの名前は、ジンネマンの愛娘マリィに由来しているようです。

エルピー・プルとプルツーの活躍

キュベレイMk-IIのエルピー・プルとサイコガンダムMk-IIのプルツーは、互いが同一体であることを感じ取りに不快感を露わにしています。ジュドーとエルピー・プルVSプルツーの戦いで、ジュドーを庇ったエルピー・プルは戦死という最後となっています。精神に動揺を抱えたままのプルツーは、ジュドーに戦いを放棄するよう説得されますが拒み続けます。

最後にはエルピー・プルの思念体の語りかけにより、プルツーはジュドーに心を開くものの重傷を負います。収容されたネェル・アーガマで瀕死状態のプルツーは、ジュドーを助けるため最後の力を使い果たします。「ガンダムZZ」に於いて、プルツーの最後は明確な描写はされていませんが、過去の公式サイトで死亡と明記されています。

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エルピー・プルの名前の由来と年齢を考察

由来は諸説ある

富野由悠季監督が命名したエルピー・プルの名前の由来には、「エルドラド・ピープル」「エルフ・ピープル」からの由来説や、80年代後半のロリコン雑誌「レモン・ピープル」からの由来説などがあります。懐かしのLP盤レコードプレーヤーの筐体が由来となる「LP PULL」(ボタン表記)説などもあるようです。

名前の由来①エルドラド・ピープルが由来?

エルピー・プルの名前の由来の一つである「エルドラド・ピープル」は黄金郷の民を意味しており、ニュータイプの繁栄を願って命名したとも言われています。スペイン語のエル・ドラードは、「金箔をかぶせた」「黄金の人」を意味しています。16世紀頃まで、アンデス地方で存在した儀式が起源のようです。

金の採掘と装飾技術が発達しているこの地方は、大航海時代に黄金郷があるという噂がヨーロッパで広まったことから、エル・ドラードは黄金郷自体を指す意味合いとしても使われるようです。16世紀初頭に最後の儀式が行われた後、約300年間近くエル・ドラード伝説はヨーロッパでは実在すると信じられていたようです。19世紀初頭、調査の結果エル・ドラードは地図上からは消去されています。

名前の由来②エルフ・ピープルからきている?

「エルフ」とは日本語で妖精と訳されていることから、エルピー・プルの名前の由来の一つである「エフル・ピープル」は妖精の民を意味しているようです。ゲルマン神話が発祥と言われる「エルフ」は、自然と恵み豊かさを司る小神族のようです。

美しく若い外見を有するエルフは、不死や長命で人知を超えた力があるようです。現代のファンタジー作品に登場する神秘的な種族エルフは、トールキンの長編小説「指輪物語」のエルフに影響されているようです。

名前の由来③レモン・ピープルをもじった?

エルピー・プルの名前の由来の一つである「レモンピープル」(成人向け漫画雑誌)は、久保書店の関連会社あまとりあ社から1982年〜1998年まで刊行されています。「レモンピープル」の“Lemon”の“emon”を取って→「Lpeo ple」エルピー・プルとしたと言われています。当時はロリコン漫画のカテゴリーでしたが、今でいう萌え絵系のエロ漫画雑誌の先駆者であり、多くの漫画家を輩出しています。

名前に可愛さを追求

某アニメ雑誌で声優・本多知恵子さんは、自身が演じるエルピー・プルについて富野由悠季監督から「オジサンが見て可愛い感じで」と指示されていたと話しています。富野由悠季監督は、エルピー・プルの名前の由来に「かわいさ」を追求していたのでしょうか?

年齢は11歳?

「ガンダムZZ」での第一次ネオ・ジオン抗争は、宇宙世紀0088年2月29日〜0089年1月17日となっており、スタート当初のエルピー・プルの年齢は10歳です。初登場となる宇宙世紀0088年4月29日時点では、エルピー・プルの年齢は11歳となっています。ちなみにジュドーの妹リィナも、宇宙世紀0077年3月3日なので同じ年齢です。

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エルピー・プルの最後は?

解体中のキュベレイMk-Ⅱで出撃

「ガンダムZZ」34話「カミーユの声」で負傷したエルピー・プルは、36話「重力下のプルツー」でアーガマに迫る危機を察知します。怪我が癒えていない身でエルピー・プルは、両足がなく片腕だけの解体中のキュベレイMk-Ⅱで、プルツーのサイコガンダムMk-Ⅱを迎え撃ちます。

プルツーVSエルピー・プル

最初で最後の対決となったエルピー・プルとプルツーは、面識がなくとも同じ顔形である相手の存在を感じ取ります。互いに不快感を抱きながらも、二人は死闘を繰り広げます。解体中のキュベレイMk-Ⅱでは不利でありながらも、ファンネルをサイコガンダムMk-Ⅱに立ち向かいます。

ジュドーの盾となる

エルピー・プルの最後は、圧倒的な力を誇るプルツーのサイコガンダムMk-Ⅱからジュドーを守るため自らが盾となり戦死しています。アクシズでの生活しか知らなかったエルピー・プルは、ジュドーたち仲間との出会いで成長し心の安定を得てきたようです。そんな矢先のエルピー・プルの死は、あまりにも悲しすぎると涙するファンが後を絶たず、今なお愛されているキャラクターとなっています。

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エルピー・プルの名言

名言①「あたしはジュドーと遊んで欲しい…」

「あたしはジュドーと遊んで欲しいだけなのよ!」

「ガンダムZZ」18話「ハマーンの黒い影」で、キュベレイMk-Ⅱに搭乗するエルピー・プルが、ZZに搭乗するジュドーに対して発した名言です。この名言は、特殊な環境下で育っているエルピー・プルの歪んだ感情の表れだと言えるでしょう。

名言②「プルプルプルプルプル?」

「プルプルプルプルプル~」

「ガンダムZZ」18話「ハマーンの黒い影」で、ジュドーと波長があったエルピー・プルの歓喜の感情を現わした名言だと言えるでしょう。「プルプルプルプルプル~」という印象的な名言は、ゲームなどで多用されているようです。

名言③「私にはわかるの。ジュドーがどんどん…」

「私にはわかるの。ジュドーがどんどん遠くへ行っちゃう‥」

「ガンダムZZ」24話「南海に咲く兄弟愛」でのエルピ・ープルの予言のような名言です。格差社会を14歳という年齢で生き抜くバイタリティーのあるジュドーは、戦争という非日常的な中で人間性を失うことなく成長していきます。最後は木星に旅立つこととなり、この予言のような名言は的中したのかもしれません。

名言④「お兄ちゃんがあたしに…」

「お兄ちゃんがあたしにさせてるんじゃないかー!」

「ガンダムZZ」19話「プルとアクシズと」で、ネオ・ジオンに拿捕された妹リィナが心配で仕方ないジュドーに激情したエルピー・プルプルの名言です。名言①「あたしはジュドーと遊んで欲しい…」に引き続き、エルピー・プルの歪んだ感情の表れだと言えるでしょう。

名言⑤「私よ、死ねぇー!」

「私よ、死ねぇー!」

「ガンダムZZ」36話「重力下のプルツー」で、プルツーのサイコガンダムの圧倒的な戦力にZZのジュドーは追い詰められます。プルツーが同一体だと感じたエルピー・プルが、キュベレイMk-Ⅱのファンネル攻撃の際に叫んだ名言です。

エルピー・プルの声優

エルピー・プルの声優・本多千恵子さんは、天真爛漫なエルピー・プルと冷酷なプルツーを演じています。本多千恵子さんの死後(2013年2月18日・49歳没)は、声優・本多陽子さんが引き継ぎ変わらぬクオリティを保っています。

エルピー・プルを演じた本多知恵子

本多知恵子のプロフィール

声優、女優、ナレーターとして活躍していた本多知恵子さんは、中学時代はテレビアニメ「海のトリトン」や「機動戦士ガンダム」に親しむ中学生活を送っていたが、当時は演技ではなく、将来はジャーナリストを考えていたようです。しかし、体が弱かったことや母子家庭であることから反対され登校拒否になってしまいます。

文化祭で参加したミュージカル経験がきっかけで、俳優を志すようになります。そして、「あしたのジョー」で声優という職業や、当時流行していたラジオのDJなども将来の視野に入れ高校卒業後、俳協付属養成所に11期生として合格します。1983年テレビアニメ「プラレス3四郎」で声優デビューを果たし、亡くなる同年1月まで声優としてプロ魂を最後まで貫いています。

本多知恵子の主な出演作

声優デビューの翌年の1984年には、テレビアニメ「重戦機エルガイム」のメインキャラの一人であるファンネリア・アム役に起用され、声優・本多知恵子さんはブレイクします。1986年の「機動戦士ガンダムΖΖ」でのエルピー・プルが高評価を得たことにより、本多知恵子さんは人気声優の仲間入りを果たします。

エルピー・プルのような明るく可愛い女の子の役を演じること多かった本多千恵子さんは、1989年の「魔法使いサリー」のカブ役は、レギュラーとしては初の男の子役となります。荘真由美さんから引き継いだ1987年の「キテレツ大百科」のみよちゃん役を1991年から5年弱に亘って演じ、本多千恵子さんの代表作の一つとなっています。

本多知恵子亡き後の声優は本多陽子

本多陽子のプロフィール

2002年に日本ナレーション演技研究所に入所した本多陽子さんは、翌年2003年に所内オーディションに合格しアイムエンタープライズに所属後、2015年現在はフリーとなっています。2004年「ニニンがシノブ伝」の端役で声優デビューしていますが、同年の「うた∽かた」の主人公・橘一夏役が本格な声優デビューとなります。2010年以降は、声優だけでなく舞台女優業としても活動しています。

本多陽子の主な出演作

テレビアニメでの出演作は、「バクマン。2」「ビーストサーガ」「リトルバスターズ!」「SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語」などがあります。劇場アニメでの出演作は、「いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!」などがあります。

本多知恵子さん亡き後、エルピー・プルを引き継いだ本多陽子さんはガンダム関連のゲーム「SDガンダム GGENERATIONGENESIS」「ガンダムジオラマフロント」「ガンダムバーサス」などで、エルピー・プルやプルのクローンであるプルツーを演じています。

エルピー・プルに関する感想や評価

大人の腹黒い世界をも覗かせる「ガンダム」シリーズで、11歳という年齢でアイドル顔負けの笑顔炸裂のエルピー・プルの登場は衝撃的だったと言えるでしょう。エルピー・プルのようなキャラは、児童文学やディズニーキャラにいそうです。

唐突な登場したエルピー・プルは、いつしか視聴者のハートを鷲掴みしたようです。「ガンダム」シリーズでは、ララァやフォウのように悲劇的な最後となるヒロインが大多数ですが、天真爛漫なエルピー・プルには最後まで生きていてほしかったという意見が多かったに違いないでしょう。

妹キャラと言えば、リィナのようにかわいいけどしっかり者のイメージが定番だったようです。それに対し、エルピー・プルのようなかわいさを全面的に押し出しているキャラは、今風の妹キャラの元祖だったのかもしれません。

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エルピー・プルとプルツーはクローン少女?まとめ

エルピー・プルはララァやフォウのような感性を持ったニュータイプですが、今までの「ガンダム」シリーズになかったハイテンションな性格です。あっという間にジュドーの妹キャラのようなポジションとなったエルピー・プルは、自身のクローンとなるプルツーの戦いでジュドーを庇い悲劇的な最後を遂げてしまいます。

エルピー・プルとそのクローンとなるプルツーは、「ガンダム」シリーズの続編「ガンダムUC」のマリーダに繋がっていることが判明しています。戦いの道具として生まれた彼女たちは、ジュドーやバナージとの出会いを通して精一杯生き抜いたと言えるでしょう。

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