ブラッククローバーのリヒトの正体はパトリ？過去や剣魔法の強さまとめ

アニメやゲームにもなっており目にする機会も増えたブラッククローバーですが、どんな作品なのかご存知でしょうか?まずはリヒトの正体について触れる前に、ブラッククローバーという作品について復習していきましょう。ブラッククローバーは一言で表すと悪魔や魔法が登場する王道の少年漫画ですが、ここでは作品情報やストーリーについて少し詳しく説明していきます。

ブラッククローバーの原作は少年漫画で、現在も集英社発刊の週刊少年ジャンプに大人気連載中です。ファンからは「ブラクロ」と呼ばれて親しまれている作品で、少年ジャンプNEXTでの読切をきっかけにヒットしました。作者は週刊少年ジャンプでの連載経験もある田畠裕基で、内容は魔法や悪魔などのファンタジー要素の強いバトルアクション漫画となっています。

ブラッククローバーは2015年から原作漫画の連載を開始し徐々に人気が出てきたので、2017年からアニメ放送が開始されました。テレビ東京系列での放送で、主題歌は感覚ピエロや倖田來未が担当しています。アニメの最後にショートエピソードを放送したり様々な趣向が凝らされているので、原作漫画のファンだけでなくアニメ版だけでも充分楽しめる内容となっています。

ブラッククローバーは魔法の存在する世界で、魔法の使えない主人公のアスタが奮闘するストーリーです。魔法帝と呼ばれる国一番の魔法使いを目指して、アスタは親友のユノと試験を受けます。ユノは高い才能を発揮しますが、アスタには魔法の力の欠片もありません。しかしアスタは魔法を打ち消す力を宿す魔導書に選ばれます。その力で魔法騎士として他国やエルフ族や悪魔との戦い、目標だった魔法帝を目指します。

ブラッククローバーの作品についてお分かり頂けたところで、いよいよリヒトの正体について迫っていきます。ブラッククローバーに登場する敵の中でも謎の多いキャラクターであるリヒトですが、一体どんなキャラクターなのでしょうか?これまで判明しているリヒトの情報をまとめているので、順を追って説明していきます。

まずはリヒトのプロフィールですが、身長は172cmで血液型はO型です。12月24日生まれで、若干26歳にしてテロリスト集団である白夜の魔眼の頭首をしています。歴史的にも数が少ないと言われている光魔法を使い、魔力の高さや扱い方はブラッククローバーのキャラクターの中でもトップクラスです。

白夜の魔眼の頭首として登場したリヒトでしたが、その正体は意外な人物でした。次期魔法帝とも言われている実力者である金色の夜明けの団長のウィリアム・ヴァンジャンスは、常に仮面を被っており素顔を隠していました。しかし現魔法帝のユリウス・ノヴァクロノとの会話で素顔を露わにし、ウィリアム・ヴァンジャンスとリヒトという2つの顔があると告白します。

ブラッククローバーの世界では、500年前にはエルフ族という種族が存在していました。エルフ族の子供パトリは、エルフ族の長であるリヒトに憧れを抱いていました。平和に暮らしていたエルフ族でしたが、人間の襲撃によって滅びてしまいました。そしてエルフ族の滅亡から500年経過しエルフ族の長リヒトは復活を果たしましたが、その正体は実はエルフ族の子供パトリでした。

一時は滅びてしまったエルフ族ですが、滅びる寸前にリヒトが仕掛けた転生魔法で再びこの世に姿を現します。転生魔法は人間の体にエルフ族の魂を憑依させ人格を乗っ取るというもので、ウィリアム・ヴァンジャンスの体にも転生魔法の効果が現れます。転生魔法でウィリアム・ヴァンジャンスの体に転生したエルフ族の子供パトリは、その容姿がかつて憧れたリヒトの姿に瓜二つだと驚きます。

完全なる転生魔法でこの世に復活したエルフ族の子供パトリは、ウィリアム・ヴァンジャンスの姿を使ってリヒトとして生きていく事を心に誓います。こうしてウィリアム・ヴァンジャンスの体に転生したエルフ族の子供パトリにより、エルフ族の長リヒトは復活を果たします。リヒトとして生きていく道を選んだエルフ族の子供パトリは、今後何をするつもりなのでしょうか?

エルフ族の長リヒトとしてパトリがとった行動とは、エルフ族の仲間達の復活でした。エルフ族を滅ぼした元凶への復讐を心に誓い、転生魔法で人間の体に憑依しているエルフ族を完全復活させようと動き始めます。そしてエルフ族の子供パトリは目的を果たすべく、白夜の魔眼として魔石を集め始めます。

クローバー王国の中心部には、謎の石板や石像が存在します。実はこの石板は、リヒトが集めている魔石と深い関わりがあります。魔石はエルフ族が使いこなせる魔道具で、魔力を高めるだけでなく転生魔法を完成させる鍵となっています。全部で10個ある魔石を全て石板に嵌め込むと、転生魔法が完成して憑依していたエルフ族が人間の体を乗っ取る事が出来るのです。

ブラッククローバーの作品の中で、度々「あの方」と呼ばれる人物の話が出てきます。「あの方」はエルフ族にとって重要人物であり、エルフ族の子供パトリが最も復活させたいと願っている人物でもあります。つまり石板を使って復活させようとしていた「あの方」とは、本物のエルフ族の長リヒトを指しています。

ヤミ・スケヒロは黒の暴牛の団長で、闇魔法を使います。リヒトと戦っているユリウス・ノヴァクロノに加勢する為にいち早く駆け付け、力尽きたユリウス・ノヴァクロノに代わってリヒトと戦います。リヒトがヤミ・スケヒロの事を以前から知っていた口振りで話していたのは、ウィリアム・ヴァンジャンスとして以前から面識があったからだと考えられます。

ここまでブラッククローバーのリヒトの正体やその目的について、細かく説明してきました。ここから更にリヒトについて、掘り下げていきます。それではエルフ族だった頃のリヒトの過去について、順を追って説明していきます。

500年前の世界では、エルフ族も人間と同じように繁栄していました。人間よりも高い魔力を持っていたエルフ族でしたが、人間からの襲撃に遭い滅びてしまいました。一旦姿を消したエルフ族でしたが、現在は転生魔法の力で人間の体に魂を宿し未完成ながら復活を果たしています。

500年前の世界では、人間とエルフ族は対立していました。ある日リヒトは自然の魔の暴走による竜巻から、人間の王族の娘であるテティアを助け出します。その出来事をきっかけにリヒトは、人間であるテティアと初代魔法帝と親しくなります。そしてリヒトはテティアと初代魔法帝と共に、人間とエルフ族を結ぶ架け橋になろうと考えます。

竜巻騒動をきっかけに親しくなったリヒトとテティアは、その後も交流を重ねて更に親しくなっていきます。そしてテティアは、リヒトの子供を授かります。子供を授かったリヒトとテティアは、種族の垣根を越えて結婚します。しかし残念な事にリヒトとテティアの結婚式が、人間によるエルフ族の襲撃事件に繋がってしまいました。

パトリの回想という形で、エルフ族の過去が明らかとなりました。その中では、今までベールで包まれていた初代魔法帝も登場しています。初代魔法帝はテティアの兄という事が判明し、最初は警戒していたエルフ族からも徐々に受け入れられていきます。

エルフ族の長を務めていたリヒトは、エルフ族の中でも非凡な才能と魔力を持っているエリートでした。エルフ族も人間と同じように個々に魔導書が与えられますが、リヒトはユノと同じく四つ葉の魔導書に選ばれました。リヒトの能力は剣魔法で、元々はアスタの持っている剣の所有者でした。

エルフ族の長リヒトの過去のエピソードを紹介し、魔法属性についても少し触れました。それではここからはリヒトの剣魔法について、更に掘り下げていきます。リヒトの剣魔法とは、一体どんな魔法でどれ程の威力があるのでしょうか?

白夜の魔眼の頭首としてアスタ達を苦しめてきたリヒトですが、その正体はパトリでした。そんなパトリが憧れていた本物のリヒトも、もちろん桁外れの強さです。リヒトは四つ葉の魔導書に選ばれる程のポテンシャル持っており、剣魔法の能力を最大限に発揮してエルフ族の長の座に上り詰めました。

ブラッククローバーにはリヒトが光魔法を使っている描写があります。基本的にブラッククローバーでは1人1種類の魔法しか使用していないので、光魔法と剣魔法を使っているリヒトに困惑する方も多いのではないでしょうか?今までリヒトだと考えられていた人物の正体はパトリでした。つまり光魔法の使い手がリヒトを演じていたパトリ、剣魔法の使い手が本物のリヒトです。

500年前のリヒトは四つ葉の魔導書を手にして剣魔法を使っていましたが、魔導書と剣は現在リヒトの手から離れています。実は魔力の無いアスタが手に入れた剣こそが、リヒトが使用していたものでした。その2本の剣は「断魔の剣」と「宿魔の剣」と呼ばれ、その力は強大でこれまで何度もアスタを助けてくれました。

四つ葉の魔導書を手に入れて四大精霊にも愛されているユノは、強力な風魔法を巧みに使います。エルフ族から人間を守ろうと、アスタとユノはリヒトとも激しい戦いを繰り広げます。しかし半エルフ化が進んでいて魔力の上がっているユノが放った強力な風魔法を、リヒトは易々と吸収してしまいました。

ユノが放った風魔法を吸収したリヒトですが、エルフ族の長の技はそれだけではありません。なんと宿魔の剣を使って吸収したユノの魔力に自分の魔力を上乗せして、アスタとユノに向かって放ちます。同じ剣を使っても魔力を持たないアスタとは違い、エルフ族の長リヒトは相手の力以上の攻撃を放つ事が出来るのです。

宿魔の剣は以前アスタが、魔宮宝殿の隠し部屋で発見し手に入れました。剣に触れている者の魔力を吸い取る力があるのでアスタ以外には使用不可能だと考えられていましたが、かつての持ち主であるリヒトは剣を手にして使いこなす事が可能です。そんなリヒトはアスタとユノと遭遇後、すぐにアスタに近付き宿魔の剣を奪ってしました。

ブラッククローバーのリヒトというキャラクターの事を充分お分かり頂いたところで、アニメ版のリヒトについても説明していきます。最強の敵として登場したものの悲しい過去を持つエルフ族の長リヒト、そんなキャラクターを演じた声優とは一体誰なのでしょうか?ここではリヒトの声優について、掘り下げていきます。

アニメ版のリヒトを見事に演じ切っているのは、ナレーターやラジオパーソナリティも務めている櫻井孝宏です。櫻井孝宏は声優としても数々の作品に出演しており、冷静なキャラクターから熱血漢なキャラクターまで幅広く演じています。櫻井孝宏はトーク力も高いので、声優仲間からは「世界一のレシーバー」と言われています。

櫻井孝宏は1974年6月13日生まれで、愛知県の出身です。インタビュー番組を見て先輩声優に憧れを抱き、更に中学時代の恩師の影響で声優を目指しました。しかし代々木アニメーション学院を卒業しラジオドラマなどで活躍するも、声優としてはなかなか芽が出ませんでした。諦めかけていた頃に2作品連続で出演する事が決まり、その後他の作品で主人公に抜擢されて徐々に声優としても活躍するようになりました。

櫻井孝宏の出演作品で、特に人気の高いキャラクターは2006年の「コードギアス反逆のルルーシュ」の枢木スザク役です。また2015年の「おそ松さん」の松野おそ松役や、2013年の「ダイヤのA」の御幸一也役も有名です。2000年の「デジモンアドベンチャー02」や2012年の「しろくまカフェ」では、人間以外のキャラクターも演じています。

リヒトについて様々な事を説明してきましたが、他にもリヒトを語る上で外せないキャラクターがいます。そのキャラクターとは悪魔です。エルフ族や精霊など様々な種族が登場するブラッククローバーですが、悪魔とは一体どんな存在なのでしょうか?

エルフ族を滅ぼしたのは、人間だと説明してきました。しかしそれは表面上の事であり、それを仕組んでいたのは悪魔でした。人間を利用してエルフ族を襲撃させ、更にエルフ族が転生しているのも悪魔の受肉の効力によるものでした。リヒトの気持ちを踏みにじり貶めたのは、他でもない悪魔だったのです。

リヒト(パトリ)は悪魔に真実を聞かされて、怒り狂います。そして500年越しに仲間達の無念を晴らそうと、リヒト(パトリ)と悪魔の戦いが始まります。その後アスタとユノと本物のリヒトと初代魔法帝も加わり、悪魔を倒そうと激しい戦いが繰り広げられています。

リヒトのキャラクター情報と悪魔について説明しましたが、いかがでしたでしょうか?敵の正体が別の人物だったり黒幕が登場したりと、ブラッククローバーはこのところ特に盛り上がりを見せています。そんなブラッククローバーという作品に対して、世間ではどのような感想や評価があるのでしょうか?

こちらはユノがリヒトの子供が転生した姿だという内容のツイートです。ユノはエルフ化しそうになりつつも、人間の人格を残していて半エルフ化状態です。一説によるとユノが完全に転生すると、テティアのお腹の中のリヒトの子供なのではないかと考えられています。

こちらはリヒトの剣魔法の強さと今後の展開について書かれているツイートです。リヒトの剣魔法にはエルフ族の仲間達から力を集めるという大技もありますが、悪魔を倒すには至りませんでした。初代魔法帝やリヒトの魔力でも倒せないので、反魔法の力を持つアスタの活躍に期待しています。

こちらは同じ剣の使い手であるリヒトとアスタに注目しているツイートです。悪魔との前半戦はリヒトと初代魔法帝の猛攻撃でした。リヒトはアスタの目の前で巧みに剣を使いこなす事で、剣の使い方を示しアスタの今後の成長を促しているのかもしれません。

ブラッククローバーについてリヒトを中心に説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?リヒトの正体や剣魔法は、今後のストーリーに大きく関わってくる事でしょう。現在原作漫画の週刊少年ジャンプではエルフ族と悪魔の話が佳境を迎えているので、この機会に漫画やアニメを見て今後の展開を予想してはいかがでしょうか?