【ワンピース】スクラッチメン・アプーの強さと能力は？現在やカイドウとの関係も考察

スクラッチメン・アプーは『ワノ国』にも登場するキャラクターであり、ルフィたちとどのような関わり合いを見せていくのか注目されているキャラクターでもあります。四皇『百獣のカイドウ』との戦いでは、カイドウの部下としてルフィたちと激突する可能性も指摘されています。

ここではまずはスクラッチメン・アプーが登場する『ワンピース』の基本情報を紹介していきます。誰もが知る大ヒット漫画であり、国内外で高い人気を誇る作品として知られています。

『ワンピース』は『週刊少年ジャンプ』で20年以上連載されている尾田栄一郎原作の少年漫画です。1999年からはテレビアニメの放送が開始されており、劇場版映画なども公開される大ヒット作品となっています。圧倒的な人気を誇り、最近では作者待望のエピソード『ワノ国編』に突入しますます注目が集まっています。

モンキー・Ｄ・ルフィは東の海・フーシャ村に住む悪魔の実『ゴムゴムの実』を食べてゴム人間になってしまった少年です。ルフィはフーシャ村に滞在していた海賊シャンクスに憧れて、海賊になることを目指します。そして、17歳になると『海賊王』になるために大秘宝『ワンピース』を目指して仲間たちと様々な冒険をしていきます。

ここでは『ワノ国編』でも活躍が期待されている海賊『スクラッチメン・アプー』について、様々な情報を紹介していきます。

スクラッチメン・アプーの初登場は『シャボンディ諸島編』であり、ルフィやゾロを含めた億越えルーキーの一人として登場しています。彼らは通称『最悪の世代』と言われ、この世代の海賊はグランドライン前半の海で世界中を騒がせる大事件を起こしてきた猛者ばかりでした。スクラッチメン・アプーもその一人であり、シャボンディ諸島でルフィが起こした大事件に巻き込まれることになりました。

スクラッチメン・アプーはオンエア海賊団の船長であり、『海鳴り』という異名で知られています。出身地は偉大なる航路であり、初登場の段階ではスーパールーキーの一人と見なされていました。

スクラッチメン・アプーの性格を見ていきましょう。億越えルーキーはいずれも個性的なキャラクターであり、強烈な個性を持っています。スクラッチメン・アプーはファンキーな見た目でありながら、思慮深い一面もありキッドとの会談では警戒心の高さも見せています。好戦的な性格をしており、戦いに余計な手出しをして逃げるということを好むため、船員からは厄介な船長と言われてしまう事もあります。

スクラッチメン・アプーは普通の人よりも関節が一つ多い『手長族』であり、長身で手がかなり長いことでも知られています。『手長族』はブルックがバーソロミュー・クマに飛ばされた先で出会った部族であり、その後ブルックは音楽家として大成功しています。この事と音楽を使うスクラッチメン・アプーの能力は深く関わっていると予想するファンも多くいます。

スクラッチメン・アプーの懸賞金の推移を見ていきましょう。スクラッチメン・アプーの初登場時の懸賞金は1億9800万ベリーで、億越えルーキーの中では六番目の高さの賞金額です。二年後の段階では、3億5000万ベリーと大幅に賞金額を上げています。

ここではスクラッチメン・アプーの強さと能力を見ていきます。『最悪の世代』はいずれも厄介な能力を持っており、多くの者が悪魔の実の能力者となっています。その中でもスクラッチメン・アプーの能力は謎が多く、その全容はいまだに明かされていません。ここではこれまでにスクラッチメン・アプーが見せた能力を紹介していきます。

スクラッチメン・アプーの能力は『体を楽器に変化できる』という能力です。しかし、この能力が悪魔の実によるものなのか、手長族特有の能力なのかはわかっていません。実際、手長族はブルックを世界的スターにした音楽的センスの高い民族なので、手長族特有の能力であってもおかしくはありません。

現在まで判明しているスクラッチメン・アプーの攻撃方法は『音を出して相手を攻撃する』というものです。そのため遠隔攻撃が可能となっており、広範囲への攻撃が可能となっています。またキッドとの同盟交渉ではキッドの部下を一蹴しており、カンフーのような構えを見せています。

スクラッチメン・アプーが本格的な戦闘を見せたのは、『シャボンディ諸島』での海軍大将・黄猿に対してでした。圧倒的な強さを持つ黄猿の体をバラバラにしており、黄猿ですらどこから攻撃されたのか分かっていませんでした。この時は覇気が使えなかったためダメージは与えられませんでしたが、現在は武装色の覇気が使えるためかなりの戦闘力を持っていると見られています。

二年前の段階では超新星の1人として登場したスクラッチメン・アプー。超新星であった『最悪の世代』はこの二年でいずれもが世界的に有名な海賊となっています。『最悪の世代』は二年間で四皇の最高幹部を倒すようになったり、『王下七武海』となったりと世間を騒がせています。スクラッチメン・アプーもその一人であり、今後の活躍が期待されています。

スクラッチメン・アプーが見せた攻撃は二種類あります。一つは「爆(ドーン)」という必殺技です。自身の腹を太鼓のようにたたき、遠くにいる相手を爆発させる技となっています。普通の人なら体がバラバラになってしまう強力な必殺技です。

もう一つの技は「斬(シャーン)」です。頭をシンバルのように叩き、音波を発生させ斬撃を飛ばす技となっています。黄猿の腕を切り落とすほどの切れ味を誇っており、遠隔で斬撃を飛ばせる強力な技となっています。

『ワノ国』編に突入した時、だれもが驚いたのが四皇の首を狙っていたはずのスクラッチメン・アプーが『カイドウ』の部下になっていたことです。スクラッチメン・アプーだけでなく、バジル・ホーキンスも『カイドウ』の部下になっており、多くのファンを驚かせました。今回はスクラッチメン・アプーの現在について見ていきましょう。

多くのファンを驚かせたのは原作911話の電伝虫が登場するシーンでした。このシーンはカイドウの幹部『干害のジャック』の様子をカイドウに部下が伝えるシーンでした。その時の電伝虫の声の主が『アッパッパ』と笑っていることで、スクラッチメン・アプーであることが判明しました。その電伝虫では『カイドウさん』と呼んでおり、カイドウの部下となったことが決定的となりました。

カイドウの部下になっているとみられるスクラッチメン・アプーでしたが、現在絶賛連載中の『ワノ国編』では同じく同盟を組んでいたバジル・ホーキンスが『カイドウ』の部下として登場します。一方で、ユースタス・キッドは監獄に入れられており、同盟の中でも『カイドウ』の部下になっている者と捕まっている者がいることが分かります。この差はいったい何なのかを見ていきましょう。

ネット上の予想で最も可能性が高いのはスクラッチメン・アプーが『自分が助かる方法を選んだ』というものです。キッドはカイドウに敗れた様子が描かれていますが、スクラッチメン・アプーやホーキンスは部下として活躍しているので、カイドウの部下になることで生きながらえたという意見が圧倒的に多くなっています。

現在、スクラッチメン・アプーはグランドライン後半の海『新世界』にて、四皇『カイドウ』の傘下に加わっています。しかし、スクラッチメン・アプーは以前同じく『最悪の世代』であるキッドとホーキンスと共に同盟を組み、四皇の首を狙っていました。ここではスクラッチメン・アプーとカイドウとの関係を考察していきましょう。

海賊同盟を破ってまでスクラッチメン・アプーが『カイドウ』の傘下になった理由とはいったい何なのでしょう。ネット上では様々な説が挙がっており、スクラッチメン・アプーが現在カイドウの傘下に入った理由を考察しています。

カイドウは圧倒的な戦闘力を持っており、一対一での戦闘なら現在の四皇の中でも一番強いと言われる最強の生物です。スクラッチメン・アプーと同盟を組んでいたキッドは惨敗を喫してしまったほどです。

その場に居合わせたスクラッチメン・アプーとホーキンスは、あまりの力の差に傍観していたのではないかと考えるファンも多くいます。

一方で、カイドウと戦ったが殺される前に降参したという説です。『シャボンディ諸島』では黄猿を相手にわざわざその場にとどまって攻撃を仕掛けるほど好戦的な面を持っているスクラッチメン・アプーなので、四皇相手でも簡単に退くことは考えにくいというのも説得力がある説です。

戦いは敗北に終わったものの、カイドウの傘下に入るように打診されて引き受けたのがスクラッチメン・アプーとホーキンスであり、拒否したのがキッドであるという見方もあります。そのため現在、キッドは監獄に入れられ、スクラッチメン・アプーとホーキンスたちは強力な部下として『ワノ国』で活動していると言われています。

実はスクラッチメン・アプーは元々カイドウの部下だったという説もあります。その根拠は好戦的で警戒心の高いスクラッチメン・アプーがカイドウに対しては、『カイドウさん』と呼ぶなど従順な部下となっている点です。

キッドたちと同盟を組む前に、カイドウの部下となっておりスパイのような役割を果たしていたと考えるファンもいる複雑な展開になっています。

カイドウを出し抜く可能性も指摘されています。実際に、カポネ・ベッジは『ビッグマム海賊団』の傘下に入りながら、ビッグマムの首を狙っていました。スクラッチメン・アプーにもその可能性が指摘されています。圧倒的な戦闘力を誇るカイドウには正攻法では勝てないため、殺せるチャンスが来るまで部下の振りをしているというのが有力とされています。

そして、そのタイミングとは『麦わらの一味』の到着にあると見ているファンも多くいます。ルフィやローなどと、カイドウの部下となっている『最悪の世代』が手を組む展開が予想されています。

『最悪の世代』は多くのメンバーがモデルとなる人物がいます。有名なところでは、カポネ・ベッジは世界的に有名なギャング『アル・カポネ』をモデルとしています。モデルを知るとキャラクターのこの先の行動などが読める場合もあるので、今回のテーマであるスクラッチメン・アプーのモデルとなった海賊について見ていきましょう。

スクラッチメン・アプーのモデルとなっている19世紀の海賊である『チュイ・アプー』です。黒ひげやキッドも実際に居た海賊であるため、スクラッチメン・アプーもこのチュイ・アプーが外見や名前のモデルとなっています。モデルはとなったチュイ・アプーは異色の経歴を持つ海賊であり、大国にも恐れられた大海賊となっています。ここからはスクラッチメン・アプーのモデル『チュイ・アプー』について詳しく紹介していきましょう。

チュイ・アプーは19世紀香港で活躍した海賊であり、香港最大の海賊『十五仔（シャプ・ウグ・ツァイ）』の補佐官として活躍した海賊です。補佐役としてだけでなく、自身も海賊団の船長として英国の船を襲ったという記録が残っています。当時世界の覇権を握っていたイギリスの最大の貿易会社『東インド会社』の貿易船を大いに悩ませました。

香港で活躍した海賊がモデルとなっているだけあって、スクラッチメン・アプーの服装はアジア風の服装であり、カンフーのような構えを見せたこともあります。こうした点はモデルであるチュイ・アプーを反映したものとなっています。

チュイ・アプーは海賊になる前は元理髪師をしており、異色の経歴を持つ海賊として知られています。チュイ・アプーの画像を見てみると辮髪をしており、理容師だったことも納得の個性的な髪型をしています。この髪型はスクラッチメン・アプーと同じであり、キャラクターデザインのモデルとなっていることが分かります。

スクラッチメン・アプーは作中では駆け出しの海賊であり、大海賊たちを脅かすルーキーとして登場します。実際のチュイ・アプーは大海賊であったという記述が残っています。彼は大海賊『十五仔（シャプ・ウグ・ツァイ）』の補佐役として500隻以上の艦隊を指揮する立場にあったということが判明しています。そのため、彼がモデルとなっているスクラッチメン・アプーも大海賊になるのではという見方をするファンもいます。

ここでは現在放送中のアニメ『ワンピース』でスクラッチメン・アプーの声優を務めている真殿光昭について見ていきましょう。『最悪の世代』はいずれも人気声優が起用されており、今後の活躍が見込まれていることが分かります。

アニメ『ワンピース』のスクラッチメン・アプーを演じる声優は真殿光昭です。イケメンからガラの悪いキャラクターまで幅広くこなす声優であり、大阪府出身のため関西弁を話すことができ関西弁のキャラクターを演じることも多くなっています。スクラッチメン・アプーのような癖のあるキャラクターもこなすことができる実力派の声優となっています。

真殿光昭のプロフィールを紹介していきます。真殿光昭は大学時代は劇団に所属しており、バイトと劇団に加えて声優の専門学校にも通っていたという苦労人として知られています。今では多くの出演作でメインキャラクターを演じており、人気声優となりました。彼の詳しいプロフィールは下記にまとめました。

• 名前：真殿光昭
• 誕生日：7月28日
• 身長：168 cm
• 出身地：大阪府
• 職業：声優・ナレーター
• 血液型：B型
• 所属事務所：マウスプロモーション・フリー
• 方言：関西弁、広島弁

真殿光昭の主な出演作を紹介していきましょう。真殿光昭のデビュー作は『機動警察パトレイバー』であり、その後は様々なモブ役をこなしていきました。90年代半ばからメインキャラクターをこなすようになり、『勇者王ガオガイガー』や『NINKU -忍空-』など人気作に出演しています。韓国人俳優クォン・サンウの吹き替えでも知られており、彼の出演作はほとんど真殿光昭が担当しています。

真殿光昭はスクラッチメン・アプー以外にも『ワンピース』に登場します。それは四皇『黒ひげ』が「白ひげ」の船に乗っていたころに『ヤミヤミの実』を奪った白ひげ海賊団の元4番隊隊長のサッチの声です。このサッチを殺したことで、エースに追われることになり『マリンフォード頂上戦争』へとつながるため、サッチは極めて重要なキャラと言えます。

ここではスクラッチメン・アプーに関するネット上などの感想や評価などを見ていきましょう。『最悪の世代』は『ワンピース』の中でも注目されているキャラクターなので、多くの意見がネット上には挙がっています。

まだ目立った活躍が少ないスクラッチメン・アプーですが、ネット上では意外と人気が高いキャラクターとなっています。ネット上では『スクラッチメン・アプーが一番好き』という声や『何気にアプーが気になってる』という声などが挙がっており、意外な人気キャラクターになり始めています。

『最悪の世代』はいずれも一癖も二癖もある厄介な能力を持っており、多くの海賊に警戒されています。アプーは黄猿と交戦したり、同盟を組む際にはキッドと渡り合ったりと強さも注目されています。その一方で、カイドウの部下になり下がったりと強いのか弱いのか分かりにくいキャラクターとして、ネットでもしばしば議論となっています。

『ワノ国』編ではキッドやホーキンスなども登場しており、アプーの登場も期待されています。『ビックマム』との戦いではカポネ・ベッジとの共闘があったために、キッドやアプーらとの共闘も期待されています。ネット上では『アプーはカイドウを裏切るかも』という声や『キッド、ホーキンス、アプー、ドレークとの連合になるかも』という声などが挙がっています。

スクラッチメン・アプーの声優を務めた真殿光昭にも称賛の声が挙がっています。特に、サッチの声も担当していることは驚かれており、ネット上には『アプーとサッチが同じ声とかスゴい』という声や『アプーがサッチの声優でテンション上がった』という声など、二つの役を演じ分けている真殿に称賛の声が挙がっています。

今回は『ワンピース』の注目キャラクター『スクラッチメン・アプー』の強さと能力、モデル、現在の状況、担当声優などを紹介してきました。現在連載中の『ワノ国編』ではスクラッチメン・アプーの活躍も期待されており、注目度がアップしています。『カイドウ』との対決で重要な役目を担っていると考えられているスクラッチメン・アプーに注目して『ワンピース ワノ国編』をご覧ください。