ピンポンのアクマの魅力とは？卓球に全てを捧げた努力の鬼の名言も紹介

神奈川県藤沢市を舞台とした、卓球が題材の人気青春漫画「ピンポン」。今回は「ピンポン」に登場するキャラクターの、“アクマ”こと佐久間学についてたっぷりと紹介していきます。努力の天才と呼ばれるアクマの魅力や名言、主要キャラクターのペコとスマイルとの関係に迫っていきます。それではまずはじめに、「ピンポン」の作品情報とアクマのプロフィールを紹介していきます。

「ピンポン」は1996年～1997年まで「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載されていた、松本大洋による全55話の卓球を題材とした人気青春漫画です。コミックスは全5巻完結。1997年と1998年の二度に渡り「手塚治虫文化賞」の候補となり、受賞を逃すも数多くの選考委員から高い評価を得たといいます。2014年にはアニメ化、2002年に実写映画化となり、ピンポンは漫画連載終了後も多くの注目を集めた作品のようです。

神奈川県藤沢市が舞台となっている「ピンポン」は、かつては卓球の名門と呼ばれていた「片瀬高校」に通うペコ（星野裕）とスマイル(月本誠)を主人公とした友情が描かれた青春漫画です。幼いころからタムラ卓球場で腕を磨き、負け知らずだったペコですが高校では真面目に練習せず、県大会でアクマに敗れ挫折を味わうことに。ピンポンは卓球を通じた熱い友情と、成長を感じさせる感動の青春ストーリーのようです。

片瀬高校卓球部に所属する幼馴染、ペコとスマイル。幼い頃から卓球の腕を磨き、負け知らずだったペコは自分の才能に自惚れていて先輩に対しても挑発的な態度をみせていました。一方のスマイルは冷静沈着で、根は心優しい性格。決して笑わないことからペコが「スマイル」と名付けられ、無口で無愛想がゆえに周りからから苛められたりする度にペコに守られて来ました。

ある日「辻堂学園高校卓球部」が中国人留学生を迎えたと噂になり、2人は偵察に出かけることに。2人はそこで中国人留学生の“チャイナ”と対面し、卓球に自信のあるペコが戦いを挑むことに。しかしチャイナと試合をしたペコは、1点も獲ることが出来ないまま敗北してしまったのでした。一方その頃片瀬高校には“ドラゴン”と呼ばれるスキンヘッドの高校生が、スマイルを偵察しに来ていたのでした。

“ドラゴン”と呼ばれる髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生は、「海王学園高校卓球部」の風間竜一でした。ドラゴンは「絶対にインターハイで優勝する」と、片瀬高卓球部顧問の小泉丈（バタフライジョー）に言い残して去っていったのでした。チャイナに絶対的敗北をしたペコ、ドラゴンに宣戦布告されたスマイル…それぞれの感情が交差する中、インターハイが幕を開けたのでした。

“アクマ”こと佐久間学（さくままなぶ）は、タムラ卓球場で卓球を学んでいたペコとスマイルの幼馴染です。重度の乱視で幼少時から分厚いメガネをかけていて、吊り上った目から“サクマ”転じて“アクマ“と言われるようになったようです。ペコやスマイルを一方的にライバル視してはいるようですが、生まれ持って秀でた卓球の才能がないアクマはペコやスマイルからは相手にされていないようです。

ここまで「ピンポン」の作品情報と、作中に登場する努力の天才・“アクマ”こと佐久間学のプロフィールを紹介していきました。ペコやスマイルの幼馴染であるアクマ(佐久間学)は、作中では2人と共に成長していく姿が描かれているようです。それではここからは、アクマの魅力について紹介していきます！ピンポンで生まれ持った才能がないキャラクターとして描かれているアクマの魅力とは、一体どのようなところなのでしょうか？

ピンポン随一の努力家で血反吐を吐くまで努力を重ねるところが、“アクマ”こと佐久間学の魅力の一つと言われているようです。海王学園卓球部顧問の風間卓は、「アクマは十やれといえば百でも千でもやる男」と語ります。それほどアクマは「ピンポン」に登場する誰よりも卓球を愛し、誰よりも強さを求めて努力したと言われている“努力家”として、多くの読者に感動を届けたキャラクターのようです。

生まれ持った才能に恵まれなかったアクマは、一度は入部を拒否された後卓球にかける情熱を見せて入部します。海王学園卓球部主将・ドラゴンは「努力よりも結果」を重視していますが、アクマの努力を惜しまない姿勢を認めるチームメイトもいるようです。チームメイトも納得させるほど、全てを卓球にかけてひたすら努力を重ねるアクマの一直線な姿に多くの読者が心を揺さぶられたようです。

“アクマ”こと佐久間学の二つ目の魅力として挙げられているのは、“スマイルとの関係”のようです。努力を続けたアクマは幼いころから共に卓球をしてきて、憧れだった幼馴染のペコをインターハイ予選で打ち負かしました。アクマの努力は、確実に彼の強さとなっていたのでした。一方で海王学園卓球部主将・ドラゴンは、中学最後の試合で勝利したスマイルの才能を高く評価していたのでした。

ドラゴンはアクマがいる海王学園のレベルダウンを憂いていましたが、アクマは「才能は努力に勝る」という事を認めたくなかったのでした。そしてアクマはスマイルに禁止されている私情による非公式の試合を挑み、惨敗したアクマは「努力は才能に勝てない」という事を知りました。負けたら退部の個人的な対外試合でスマイルに惨敗したアクマは、暴力事件を起こして退部となってしまったのでした。

ペコの背中を追いかけ卓球に打ち込んだアクマは、卓球強豪校・海王学園にいる絶対王者・ドラゴンに憧れを抱きました。しかしアクマは結果的に、才能の前に屈してしまい卓球から離れることになります。そして訪れた高校最後のインターハイで見せた、アクマのドラゴンに背を向ける姿が魅力的だと言われているようです。高校最後のインターハイで、ドラゴンは試合前トイレに籠っていたのでした。

トイレに籠るドラゴンの気持ちが、卓球から離れてわかるようになったと言ったアクマは「何のために戦うのか」と問いました。その問いに対するドラゴンの答えは、「自分のため」というものでした。かつて憧れを抱いていたドラゴンの建前を言う姿、弱弱しくトイレに籠る姿…アクマにとっては見たくない姿だったのか、彼はドラゴンに背を向けて歩いていったのでした。

これまで「ピンポン」に登場する“アクマ”こと佐久間学の魅力について紹介していきました！努力の天才であり、誰よりも卓球を愛するアクマの姿は多くの感動を呼んだようです。それではここから「ピンポン」作中に登場する、アクマの名言について紹介していきます。いつでも真っ直ぐで、人間味溢れるキャラクターとして愛されているアクマは、どのような名言をのこしているのでしょうか？

圧倒的な才能を持ちながらも怠慢に満ちた生活をしていたペコと、幼い頃から彼を追い続け勝つための努力を積み重ねてきたアクマ。そんな2人がインターハイ予選で戦うこととなり、アクマの力を見くびっていたペコは敗北してしまいます。その時にアクマが言い放った名言が、「絶対負けない唯一の方法は、勝つこと」という名言をのこしました。

周りの人に比べて自身に才能がない事を分かっていたアクマは、勝つ為に全てを捨ててまで卓球に打ち込んできました。この努力が実り憧れの人に勝利を収めることができたアクマは、有頂天になって全力で喜びます。「勝つ」ということにこだわり続けて、日々努力を重ねてきたアクマが言うからこそ特に格好良く聞こえる名言だと言われているようです。

中学までは自分より格下だったはずの相手・スマイルと、非公式試合で戦い惨敗してしまった時にアクマが言い放った「どうしてお前なんだよっ！？」という名言。憧れに近付くために、そして才能に打ち勝つために誰にも負けないくらい血の滲むような努力を続けてきたアクマが、スマイルという「才能の壁」を越える事が出来ず悔しい感情をぶつけたのでした。

努力しても才能ある人間に敵わないことを悟ったアクマが、これほどまでに悔しい気持ちを口に出したのはこれまで一切妥協せず、まさに自分が出来る限界まで努力をしてきたからだと言えるのかもしれません。「努力は才能にも勝つ」という考えを覆され絶対的な敗北を味わう悲しいシーンですが、アクマの実直な性格や素直さが全面的に表現された名シーンと言われているようです。

これまで「ピンポン」に登場する、“アクマ”こと佐久間学の名言を紹介していきました！全力で努力してきたからこそ言えるような、佐久間学ならではの名言は多くの読者の心に響いたようです。それではここから「ピンポン」作中で幼馴染として描かれている、アクマとペコの才能と努力について紹介していきます。二人は作中で、どのようなキャラクターとして描かれているのでしょうか？

「どんな人でも努力さえすれば必ず報われる」という言葉を青春物語で表現するような漫画もありますが、「ピンポン」はそのような幻想を真っ向から打ち砕いている作品です。卓球は「才能」が結果に結びつくスポーツだと描かれていて、努力だけでは結果に結びつかない事がリアルに描かれているようです。その様子がリアルに描かれているキャラクターこそが、“アクマ”こと佐久間学です。

海王高校のドラゴンに憧れて海王高校に入学し、一度は断られるも気持ちでぶつかり海王高校卓球部へ入部することに。血の滲むような努力を重ねて、レギュラーに選ばれるまでアクマは成長しました。しかしドラゴンに認められることはなく、ドラゴンは他校のスマイルに注目しています。アクマはスマイルと一騎打ちしましたが、その圧倒的な才能を前に敗北してしまったのでした。

「ピンポン」の見どころの一つとして、アクマと対極に位置する主人公・ペコの成長が挙げられているようです。“努力したが才能がなかった”アクマに対し、ペコは“才能はあったけど努力しなかった”というキャラクターです。幼少期から近所の子供達の憧れのヒーローのような存在だったペコは、卓球でも敵なし状態だったため才能にあぐらをかいて努力をしていませんでした。

才能があることにあぐらをかき努力をしないと、そのままの強さを維持できるはずはなく周りに追い抜かれていきます。卓球に絶対的な自信を持っていたペコでしたが、チャイナやアクマと戦って負けたことによりこれまでの自信を喪失してしまったのでした。しかしアクマはペコに努力の大切さを気付かせ、以降練習に励み本来持っている才能を開花させていったのでした。

チャイナに惨敗したペコは、インターハイ予選で自分より弱いと思っていたアクマにも敗北。「月にタッチして戻ってくる」ことすら余裕だと思い、これまで卓球では敵なしだと思っていたペコにとって大きな挫折を味わう結果となったのでした。それ以降卓球をしなくなったペコに、いち早く説得に向かったのが退学になった佐久間学ことアクマだったのでした。

幼い頃から卓球を共にしてきた幼馴染であり、憧憬の念を抱き続けていたペコはアクマにとってずっとヒーローだったのでした。「血反吐吐くまで走りこめ、血便出るまで素振りしろ」と説得し、「ちったあ今よからくになれんぜ、ヒーローさんよ」とペコに言葉をかけたのでした。懸命に追っていた背中を今度はアクマが少し押したことにより、ペコは懸命に練習に励み卓球界へ戻ったのでした。

これまで「ピンポン」に登場する“アクマ”こと佐久間学と、“ペコ”こと星野裕の才能と努力について紹介していきました。努力と才能が対極だった2人ですが、挫折を味わったからこそ見えてくるものがあったようです。それではここからアニメ「ピンポン」の声優情報と、実写版「ピンポン」のキャスト情報をプロフィールや過去出演作品などを併せて紹介していきます！

アニメ「ピンポン」でアクマの声を担当したのは、俳優・ナレーターとしても活躍している声優の木村昴です。オペラ歌手でドイツ人の父と声楽家で日本人の母との間に生まれ、7歳までドイツで過ごしていたという木村昴。日本に帰国後劇団に所属し、2002年にはミュージカル「アニー」でタップダンサーとして出演するなど幼いころから輝かしい活躍を見せていたようです。

• 名前：木村 昴（きむら すばる）
• 本名：昴・サミュエル・バーチュ
• 愛称：すば・すばちゃん・うっでぃー・バイエルン・木村昇
• 出生地：ドイツ ザクセン州ブランケンブルグ
• 生年月日：1990年6月29日
• 血液型：O型
• 身長：181cm
• 職業：声優、俳優、ナレーター
• 事務所：アトミックモンキー

• ドラえもん（テレビ朝日版第2期）（2005年～：剛田武〈ジャイアン〉）
• 輪るピングドラム（2011年：高倉冠葉、ペンギン1号）
• Dance with Devils（2015年：南那城メィジ）
• 暗殺教室（2015年～2016年：寺坂竜馬） 
• ブブキ・ブランキ（2017年：新走宗也）
• 遊☆戯☆王VRAINS（2017年：草薙翔一）
• ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES（2017年：リー）
• ゾイドワイルド（2018年～2019年：ギョーザ）
• ACTORS -Songs Connection-（2019年：丸目千熊）

2002年に実写版「ピンポン」でアクマを演じたのは、テレビドラマや映画など数々の作品に出演している俳優・大倉孝二です。「ピンポン」でアクマ役を演じたことにより個性が広く知られるようになったという大倉孝二は、青年・コミカルな役・ひねくれ者の役など独特なクセのあるキャラクターを演じる事が多く、圧倒的なインパクトを視聴者に残す俳優としても知られているようです。

• 名前：大倉孝二（おおくら こうじ）
• 生年月日：1974年7月18日
• 出生地：東京都
• 身長：187cm
• 血液型：AB型
• 職業：俳優
• ジャンル：テレビドラマ・映画・舞台
• 活動期間：1995年～
• 配偶者：朱門みず穂
• 事務所：CUBE

• ドラマ「となりの芝生」（2009年7月1日～9月16日：高平要役）
• 映画「クリスマス・クリスマス」（2004年：石崎健太役）
• 映画「舞妓Haaaan!!!」（2007年：大下役） 
• 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」（2010年3月29日～9月25日：村井雄一役）
• ドラマ「デカワンコ」（2011年1月15日～3月26日：柳誠士郎役）
• 映画「謎解きはディナーのあとで」（2013年：高円寺雄太役）
• ドラマ「ボク、運命の人です。」（2017年4月～6月：関原卓役）
• ドラマ「アンナチュラル」（2018年1月～3月：毛利忠治役）
• ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」（2019年4月20日～：庄司雅敏）

才能に恵まれない分努力を重ねてきた、ピンポンの登場キャラクター・アクマ。そんな彼の名言や努力を続ける姿が読者からも高い評価を得ていて、「ピンポンの中でアクマが一番好き」「アクマの言葉が突き刺さってくる」など、個性的なキャラクターが多く登場するピンポンの中でアクマが一番好きという声が多く上がっていました。

「ピンポン」作中で、アクマが数多くの名言を残しているといいます。才能に恵まなかった凡人として描かれている姿が多くの共感と感動を呼び、「誰か褒めてくれよっていう名言で泣けてくる」「努力してきたアクマの名言が沁みる」という声が多く上がっていました。またペコに言った「おかえりヒーロー」という名言も泣けるという声が多く寄せられていました。

漫画原作以外にも、アニメ・実写映画も高い人気を誇っている「ピンポン」。中でも「実写映画でアクマを演じた大倉孝二がすごい」「実写ピンポンのアクマがそっくりすぎて驚いた」という感想が多く、大倉孝二を見ると「アクマの人」というイメージがついてしまったという感想も上がっていました。さらに「初めて実写映画ですごい再現されていると思った作品」という声も多く、映画ピンポンは高評価を得ているようです。

今回は松本大洋による卓球を題材とした青春漫画、「ピンポン」に登場する“アクマ”こと佐久間学についてたっぷりと紹介していきました！アクマのプロフィールや魅力に迫り、アクマは読者を感動させるほど「努力の天才」であり「スマイルとの関係や一騎打ち」、「ドラゴンに背を向けたシーン」が魅力的だと言われているようです。

また「ピンポン」の主人公でありアクマの幼馴染であるペコとの関係や、アニメ「ピンポン」の声優・木村昴の情報、実写版「ピンポン」のキャスト・大倉孝二の情報をまとめてお届けしていきました！漫画・アニメ・映画、全てのメディアでそれぞれ人気がある「ピンポン」を見比べて、どの作品でも努力し続けるアクマの姿を目に焼き付けてみませんか？