となりのトトロのかんたがかっこいい！サツキとのその後・結婚を考察

かんたが登場する「となりのトトロ」の作品情報について解説していきます。「となりのトトロ」は、スタジオジブリの看板作といっても過言ではない作品です。作中で重要な役割を担うトトロは、年々グッズなど多数販売され、多大な人気を誇ります。トトロは、大、中、小のサイズがそれぞれいます。

「となりのトトロ」は、1988年に公開されたジブリアニメーションの中でも特に高い人気を誇る作品です。ストーリーはもちろんのこと、子どもにしかみえないトトロという不思議でかわいい生き物、田舎の町並みの描写なども高く評価されています。

「となりのトトロ」のあらすじを紹介していきます。田舎に越してきた草壁一家の姉妹・サツキとメイは、そこでトトロやまっくろくろすけなどの不思議な生き物と出会います。ある日、メイは中々退院できない母親にトウモロコシを届けに、七国山病院に行こうとし、迷子になってしまいます。サツキは、迷子のメイを探すため、メイが以前見たというトトロのいる場所へ向かいます。

宮崎駿監督は製作当初、近藤喜文という天才アニメーターに目をつけ、ともに「となりのトトロ」を作ろうと誘っていたようです。しかし、近藤喜文は、高畑勲監督作品「火垂るの墓」の製作に貢献することとなります。もし、近藤喜文が「となりのトトロ」の作品にアニメーターとして加わっていたなら、「となりのトトロ」はまた一味違った作品になったかもしれません。

「となりのトトロ」の登場人物であるかんたについて解説していきます。かんたは、サツキの転校先の学校のクラスメイトです。引っ越してきたばかりのサツキに、素直になれない言動をとってしまいます。おばあちゃんはかんたを叱りつけますが、これがきっかけで、かんたはサツキに嫌われてしまいます。すれ違う時に互いに舌を出す描写もあります。

しかし、傘を貸したり、サツキとメイがケンカした際はメイに優しく声をかけるなど、面倒見のよい性格がうかがえます。このことで、当初サツキからはあまり良い印象は持たれていませんでした。作中では、よく実家の仕事を手伝う描写があります。子どもですが、「となりのトトロ」の作中で彼がトトロたちと出会う場面はありません。

「となりのトトロ」のかんたの本名について解説していきます。かんたの苗字は、大垣といいます。「となりのトトロ」の主人公である草壁姉妹が越してきた家の隣に住んでいます。草壁家が最初に引っ越し先ではじめて出会った現地の住人・おばあちゃんの孫にあたります。そして、下の名前の漢字は勘太です。

現代人から見ると、「となりのトトロ」のかんたは不思議な自転車の乗り方をしています。昔、自転車は大変高価なものであった上、子ども専用の自転車は生産数がきわめて低くかったのです。そのため、長距離を楽に移動したい子どもは、大人用の自転車を工夫して乗ることを考えました。

サドルには座らず、中央にある三角の枠の部分に足を入れて漕ぐことから、三角乗りと名付けられました。しかし、もともと大人の体格に合わせて制作された自転車であるため、この乗り方はかなりの技術が必要とされたようです。「となりのトトロ」のかんたの運動神経のよさがわかります。

「となりのトトロ」のかんたの家族について紹介していきます。草壁家が一番最初に引っ越し先で出会った人物は、かんたのおばあちゃんでした。サツキが学校へ行っている間、メイの面倒を見るなど、非常に面倒見のよいおばあちゃんです。かんたがサツキたちの家をバカにした時は、叱りつけています。おばあちゃんは、「となりのトトロ」の終盤で迷子だったメイがみつかったことを心から喜んでいます。

「となりのトトロ」のかんたには、お父さんとお母さんがいます。しかし、お父さんは「となりのトトロ」の作中ハッキリと出てきません。お母さんは、サツキがかんたから借りた傘を返しに家に訪れた時などに登場します。かんたが傘を持たずに帰ってきた時は、彼の頭をげんこつで殴るなど、おばあちゃん同様たくましい性格のキャラクターです。「となりのトトロ」ではかんたのおばあちゃんより登場シーンは少ない人物です。

「となりのトトロ」でかんた役を演じた声優は、雨笠利幸でした。俳優として活躍していますが、「となりのトトロ」でのかんた役では声優としての技量も評判でした。少年らしい声質と、演技力の高さが評価されています。

雨笠利幸の「となりのトトロ」以外の出演作を紹介していきます。雨笠利幸は、主に俳優としても活躍していました。出演作に、「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」青野進役、「探偵団スペシャル 魔隣組対覇悪怒組（ジゴマVS魔天郎）」青野進役、「大逆襲! 四匹の用心棒」丈太郎役、「宮本武蔵」三沢伊織役などがあります。

「となりのトトロ」のかんたは、小学生でありながら大人顔負けのかっこいい行動をとるキャラクターです。ここでは、そんなかんたの作中でのかっこいい名シーンを紹介していきます。母親からのお遣いで草壁家に来たかんたは、そこではじめてサツキに会い、一目ぼれします。かんたはお遣いのものをサツキに強引に渡して、照れ隠しのために走り去ってしまいます。

「となりのトトロ」の序盤でかんたは、草壁家の景観をお化け屋敷と比喩してバカにします。サツキは、かんたのその発言に腹を立てます。その場にいたおばあちゃんも、かんたのこの発言をしかりつけます。この出来事から、サツキはかんたに対する印象は最悪でした。その後、すれ違う時にはお互いにあかんべーをしています。

越してきたばかりのサツキに一目ぼれしたかんたは、当初素直になれず草壁家の新しい家をお化け屋敷と揶揄します。このことで、サツキからはあまりいい印象を持たれていませんでした。しかし、大雨に降られたサツキとメイは、雨がやむまで小さな小屋の下に身を隠すことになります。そこへ通りかかったかんたは、サツキとメイに自身の傘を差し出します。サツキはかんたが濡れてしまうことを心配して受け取ることを躊躇します。

かんたは傘をサツキとメイの足元に置き、自分は走って大雨の中家に帰っていくのでした。傘は穴が空いており、決してきれいではありませんでしたが、サツキはかんたの優しさを嬉しく思うのでした。「となりのトトロ」の作中では、サツキがトトロに傘を貸すシーンもあります。

「となりのトトロ」の終盤で、母親にトウモロコシを渡すためメイは一人で病院に向かいますが、迷子になってしまいます。サツキは、かんたのおばあちゃんや町の人にも協力を頼んでメイを探し回ります。かんたも、メイ探しに自転車を持ち出して尽力します。

かんたは、遠い場所までメイをしっかり探していたようです。サツキは、最終的にトトロを頼ります。トトロは、サツキの願いを叶えるため、猫バスを呼んで彼女を乗せ、メイ探しに送り出します。トトロと猫バスの協力によって、メイは見つかります。かんたは、メイが見つかったという報告を受けて、心から安心した表情をみせるのでした。

さつきは、草壁家の長女で小学6年生の少女です。ハキハキとしゃべり、妹のメイの面倒を見ており、弱音を吐くことも我がままをいうことも少ないため、かなりしっかりした性格であることがうかがえます。イエローのシャツに、オレンジのオーバーオールスカート、髪型はショートヘアーです。かんたが一目ぼれするほどの美少女のようです。

かんたは、母親から頼まれた届けものを、引っ越してきたばかりの草壁家に届けに行きます。そこで、サツキに出会います。かんたは、サツキに見惚れていることから、一目ぼれしたことがうかがえます。届けものを渡した後、かんたは外へ走り出て、草壁家の新居がお化け屋敷と揶揄します。それを聞いていたかんたのおばあちゃんは、彼を叱責します。かんたはおばあちゃんの声を聞いた後、その場から走り去っていくのでした。

ある日、かんたは大雨が降る中、立ち往生するサツキとメイに出くわします。かんたは2人をほおっておくことができず、サツキに傘を差し出します。何度も傘を差し出すかんたでしたが、サツキは傘が一つしかないことから、受け取ることを躊躇します。かんたは、このままではサツキが受け取らないと判断し、彼女の足元に傘を置いて走り去っていきます。サツキは、ボロボロの穴の空いた傘をメイとさしながら帰路につきます。

傘を壊したと思い込んでいたかんたの母が、かんたにげんこつをくらわせていました。そんな中、サツキはメイを連れて、かんたの家に傘を返しにいきます。かんたは、サツキが来たことに気がついて身を隠し、状況をうかがいます。

サツキから傘を受け取ったかんたの母は、お礼を言います。サツキが帰った後、かんたは持っていた飛行機でテンション高く遊び始めるのでした。おばあちゃんは誰が訪ねてきたのかかんたに聞きますが、かんたは知らないと返すのでした。かんたとサツキの距離は、この出来事から一気に縮まります。その後、迷子のメイ探しなどにも積極的に協力しています。

「となりのトトロ」のかんたとさつきのその後を考察していきます。「となりのトトロ」は、三鷹の森ジブリ美術館で放映されている短編の続編があります。タイトルは、「めいとこねこバス」というものです。

しかし、「となりのトトロ」作中ではかんたとさつきのその後の進展がわかるものはありませんでした。けれど、エンディングのイラストから、仲の良さがわかります。その後、恋人になったのではないかという見解を示す人もいます。

「となりのトトロ」エンディングでのイラストから、さつきとかんたのその後を考察していきます。映像では、さつきのいる女子のグループと、かんたのいる男子チームがにらみ合っているイラストがあります。かんた以外の男子たちは、好戦的な態度ですが、かんたは一歩引いて、さつきたちの様子を見ています。女子チームには、片思いしているさつきがいるため、対立したくない様子がうかがえます。

さらに、「となりのトトロ」エンディングのイラストには、かんたがサツキとメイとともに焼き芋をしている描写があります。サツキはほうきで落ち葉を整理し、かんたはその中に焼き芋を入れようとしています。メイは、落ち葉から出る煙から目を守っています。仲の良さはうかがえますが、その後、恋人、結婚と関係が進展していったかどうかは分かりづらいものとなっています。

「となりのトトロ」の続編でも、さつきとかんたの恋愛の進展は描かれていません。そのため、さつきがかんたと結婚する未来があるのかどうかはわかりません。しかし、「となりのトトロ」の作中では、大雨の中自身が濡れるのを気にせず、さつきとメイに傘を差し出したり、迷子のメイ探しに尽力したりと、確実に仲良くなっています。「となりのトトロ」ファンの間では、結婚を予想する声も多くあります。

「となりのトトロ」の作中で、かんたの行動に疑問の声があります。メイは、母親にトウモロコシを渡しに行く際、迷子になってしまいます。近所の人々は、総出でメイ探しを行います。かんたも、大きな自転車をこいでメイを探します。サツキは、当初からメイは七国山病院に行こうとして、迷子になったのだと気がつきます。その情報から、かんたも七国山病院にメイを探しに行った可能性も十分あります。

サツキはその後、トトロに迷子のメイを探してほしいと頼みに行きます。サツキはトトロが呼んでくれた猫バスに乗って、メイを迎えにいきます。サツキがトトロに会いに行っている間の、かんたやおばあちゃんの詳しい動向は描かれていません。

しかし、その後サツキはトトロに会いに行き、メイが迷子になってしまったことを伝えます。トトロは猫バスを呼んで、サツキを乗せ、メイのいる場所に迎えに行かせます。メイは七国山病院にいる母親にトウモロコシを渡し、サツキとともに帰っていきます。その後、サツキが安心しきったかんたと話すシーンがあります。かんたは、大きな自転車に乗らず、押して移動していました。

「となりのトトロ」のこのシーンは、自転車が道中でパンクして運転できなくなったことをサツキに伝えているもののようです。このことから、「となりのトトロ」の終盤でかんたは七国山病院に行こうとしていたけれど、行けなかったということがわかります。

「となりのトトロ」に登場する七国山病院までの距離を考察していきます。おばあちゃんは、成人でも歩いて約3時間はかかると情報を呈します。この発言から、七国山病院までの距離は10km以上、20km未満と予想されます。メイが一人で向かうのは、とうてい無理があります。かんたは、大人でも躊躇するこの距離を日が暮れそうな時分に自転車で探しに行こうとしていたのでした。

「となりのトトロのかんた」に関する感想や評価について紹介していきます。サツキとメイが大雨の中、雨宿りしている時、かんたは2人に傘を差し出します。サツキは、かんたが傘を一本しか持っていなかったことから、受け取ることを躊躇します。かんたはサツキたちの前に傘を置いて、走り去っていきます。「となりのトトロ」のこのシーンがかっこよくて好きという感想が多くありました。

かんたが「となりのトトロ」に登場するキャラクターの中で一番好きという感想もありました。サツキに一目ぼれしますが、素直になれないところや、傘の貸方などがいいという評価が目立ちました。

「となりのトトロ」のかんたの性格の良さを評価する声も多くあります。素直ではない性格ですが、サツキやメイへの他者への気遣いに溢れています。小学生でありながら、紳士的であるというファンもいました。

「となりのトトロ」のその後を想像してサツキとかんたは、その後結婚するのではないかと予想する声も多くありました。「となりのトトロ」では、傘を貸し、迷子のメイを探し、確実にサツキとかんたの距離は縮まり、エンディングのイラストでも確実に仲良くなっていることがわかります。結婚していてもおかしくないという意見もあります。

「となりのトトロ」のその後、サツキとかんたは結婚してほしいと望む視聴者も多くいました。かんたは、優しくてかっこいいキャラクターであることから非常に人気があります。片思いの成就、結婚の未来を祈る「となりのトトロ」ファンの声が散見されました。

「となりのトトロ」のかんたとサツキは、結婚しないのではないかと考える人もいます。「となりのトトロ」のエンディング映像でも、サツキとかんたは仲の良い友達のような描写しかなされておらず、恋人や結婚をにおわせるものはありませんでした。

「となりのトトロ」のその後があるなら、かんたとサツキの結婚式を見たいというファンもいました。そして、結婚式の席には、トトロたちも参列してほしいといった感想もあります。

「となりのトトロ」でかんたがサツキとメイに傘を貸すシーンでは、かんたは傘を貸すとは一言も言いませんでした。傘を押し付けるようなジェスチャーで、サツキに傘を受け取らせようとします。そして、いっこうに受け取らないサツキに対してしびれを切らし、傘を地面に置いて、走って帰っていきます。素直になれないかんたがかわいい、傘の渡し方がいいという感想も多くありました。

「となりのトトロ」のかんたは、当初一目ぼれしたサツキに対して素直になれず、ついいじわるを言って嫌われてしまいます。しかし、勇気を出して傘を渡したことで、距離が縮まり、仲良くなれます。「となりのトトロ」のかんたの行動や、心理がかわいいという評価もあります。

大雨が降る中、自分の持っている一本の傘を誰かに渡すのは、「となりのトトロ」のかんたくらいだという感想もありました。「となりのトトロ」のかんたの器の大きさがわかる場面となっています。サツキはその後、かんたに深く感謝しています。

予想だにしなかった雨が降ってしまった時、「となりのトトロ」のかんたがサツキに傘を貸すシーンを思い出すという人もいました。「となりのトトロ」のこの傘を貸すシーンは、心が温まる人気の場面となっています。

「となりのトトロ」のかんたとサツキの関係についてまとめてきました。当初はかんたが素直になれなかったことから、あまり仲は良くありませんでした。しかし、本来性格の優しい少年であったことから、物語が進むうち、サツキとの仲は良好なものへと進展します。その後、かんたとサツキの関係は、「となりのトトロ」の公式では語られていませんが、ファンの間では結婚を予想する人も多くいました。