フェアリーテイル・ロキの強さとは？ルーシィとの関係も調査！

フェアリーテイルとは、漫画家・真島ヒロによる冒険ファンタジー作品です。魔導士を目指すヒロイン・ルーシィが火をまとった滅竜魔導士のナツとの出会いをきっかけに、問題児だらけで有名な魔導士ギルド「フェアリーテイル」で個性的な仲間と共に様々な依頼をこなしながら、魔導士として成長や、仲間の大切さを描いた物語です。

2006年から週刊少年マガジンにて連載がスタートしたフェアリーテイルは、「第33回講談社漫画賞少年部門」「ジャパンエキスポアワード2009少年漫画部門最優秀少年漫画賞」など、様々な賞を受賞しました。2017年、多くのファンから惜しまれつつもフェアリーテイルは遂に完結を迎えました。

フェアリーテイルは、2009年からアニメ化もされました。ナツ役に柿原徹也さん、ルーシィ役に平野綾さんと、人気と実力を兼ね備えた声優さんが出演していました。またフェアリーテイルの人気から、2012年・2017年には劇場アニメ化、2016年には2.5次元舞台化もされました。

多くのキャラクターが出てくるフェアリーテイルですが、その多くのキャラクターの中でも常に上位の人気をキープしているロキとは一体どんなキャラクターなのでしょうか？今回はそんなフェアリーテイルのロキの関係性や強さについてアニメや漫画のイラストと共に解説していきます！

ロキは、フェアリーテイルに属する魔導士です。年齢は不詳で、好きなものは女の子、苦手なものは星霊魔導士です。魔水晶を埋め込んだ指輪を駆使する指輪魔法使いです。S級魔導士の候補に3度も選ばれるなど、フェアリーテイル屈指の強さを持つ魔導士です。

強くてイケメンなロキですが、かなりの女好きで、劇中でも多くの女魔導士にちょっかいをだしています。過去にはエルザを口説いたこともあり、その際に半殺しにされたことから今ではエルザの事が苦手になってしましました。

実は、フェアリーテイルのロキというのは仮の姿で、彼の正体は、黄道十二門の星霊の一人・獅子宮のレオという星霊です。見た目もロキの頃は短髪でカジュアルな服装でしたが、星霊時の姿は獅子の鬣を思わす長めの髪型に黒スーツです。

かつてフェアリーテイルのロキは、獅子宮のレオとして「ブルーペガサス」という魔導士ギルドの星霊魔導士・カレン リリカという女性と契約をしていました。しかし、彼女が自分の友人である白羊宮のアリエスをはじめ、星霊を道具同然にこき使っているのを見かねて、自分とアリエスの契約を解除して欲しいと頼んだのです。

しかしカレンは、その申し出を拒否し2人の契約を解除してくれませんでした。そこでロキは、カレンが自分とアリエスの契約を解くまで星霊界に戻らず、カレンの命令にも従わないと決断します。星霊にとって人間界に居座ることは魔力を消費し続けるため体に大きな負担がかかります。しかしカレンは、星霊を同時に召喚することができないため、ロキがいると他の星霊を出せません。ロキは身を挺して他の星霊を守ったのです。

ロキがずっと人間界に居座ることでカレンは仕事ができなくなり、何度もロキを説得したり謝りに来たりします。3ヵ月が経ち、ロキもカレンをそろそろ許そうかと考えていた矢先、なんとカレンが仕事先で死亡してしまったのです。そのことにより星霊王は一連のロキの行為を「主人を死なせた」と判断し、星霊界への帰還を永遠に禁じます。よってロキは、星霊界から追放されてしまったのです。

そこからの経緯ははっきりとはしていませんが、以降3年間ロキはフェアリーテイルの魔導士として、主人であったカレンを殺してしまったという罪悪感を背負いながら人間界に留まっていたのです。

女好きなロキですが、カレンの一件のから星霊魔導士が苦手になり、ルーシィとも少し距離を置いていました。しかし、ルーシィがピンチになると必ず現れルーシィを助けてくれるといった一面も持っていました。そんな二人の関係についてここからは紹介していきます。

3年間人間界に留まったロキですが、その体はすでに限界を超えていました。ファントムロードとの戦いが終わったころからロキは存在の消滅を感じ始めました。そして偶然居合わせたルーシィへ「僕の命はあと僅かなんだ…」と告げその場を立ち去ります。

その後、消えるまでの残された最期の時をカレンの墓の前で過ごし、そして彼女の墓の前で消滅することを決めたロキ。追いかけてきたルーシィに自らの過去や罪を明かし、別れを告げたのです。

しかしロキの話しを聞いたルーシィは、仲間を想う気持ちが罪というのなら自分がそんなルールを変えてみせると言い、自らの星霊魔法でロキを星霊界に戻そうと諦めません。そしてとうとう、2人の前に星霊王が姿を現すのです。

魔力を消耗し続けるルーシィに「自分の罪を償いたい」と訴えるロキ。しかしルーシィは、自らの星霊たちと共にロキの無罪を訴え続けます。

そして、ルーシィの想いが届き星霊王は特例としてロキの無罪を認め、星霊界への帰還を許したのです。ルーシィ命を救ってもらったロキ。今度は自分がルーシィの力になる番だと、ルーシィに獅子宮の鍵を託して星霊界に戻り、ルーシィの星霊となったのです。

つまりルーシィはロキにとって、命の恩人であり、大切な新しい主人というわけです。以降ロキは獅子宮のレオとして幾度となくルーシィのピンチを助けていきます。

星霊であることを明かしたロキですが、フェアリーテイルの他の仲間も快く迎えてくれたため、現在もフェアリーテイルの魔導士として活躍しています。星霊でありながら自ら人間界に来ることができるため、仕事をしたり相変わらず女の子にちょっかいを出したりしています。

S級魔導士昇格試験では、以前から仲の良かったグレイのパートナーの魔導士として参加したりもしました。因みにその際、ルーシィがカナのパートナーとなったことからルーシィが自分を召喚して魔力を消耗しないためにも、一時的に契約を解除するなどの優しい一面を見せました。

前にも紹介したように、ロキはカレンの死への自責の念があったため、ルーシィと契約を果たすまでは、ルーシィをはじめとする星霊魔導士を避けていましたが、実はルーシィはロキにとってかなり好みのタイプであったようで、ルーシィの星霊になってからは登場する度にルーシィにアプローチしています。

ロキの旧友であるアリエスですが、レイラの死後は闇ギルド「オラシオンセイス」の星霊魔導士・エンジェルのもとにいました。

実はレイラはエンジェルによって殺害されていたのです。アリエスは、レイラを殺害したエンジェルに鍵を奪われてしまい、さらに酷い仕打ちを受けていました。

そんなアリエスとロキが再開を果たしたのは、なんとフェアリーテイルとオラシオンセイスの戦いの最中でした。ルーシィは2人の戦いを止めようとしますが、ロキもアリエスも、大切な友であったとしても主人の指示に従うのが星霊であると言って戦いを止めません。

そして最終的には、エンジェルが召喚したカエルムの攻撃でロキ共々撃ち抜かれてしまいました。消える中2人は「ずっと会いたかった」という想いをやっと伝えあう事ができたのです。

そんな悲しい再会を果たしたロキとアリエスでしたが、フェアリーテイルがオラシオンセイスに勝利したことによってエンジェルは逮捕され、アリエスはエンジェルとの契約が解除されました。それを見たルーシィはアリエスを自分の星霊として迎え、今では同じ主人の星霊として幸せに暮らしています。

設定でも紹介したように、ルーシィと契約する前のロキは、魔水晶をはめ込んだ指輪を使う指輪魔法の使い手でした。万全な状態でない中でも、Ｓ級魔導士候補に3度も選ばれるだけの強さを誇っていたロキ。本来の力を取り戻した現在はどの様な魔法や技を使うのでしょうか？

獅子宮のレオとしてのロキの能力は「レグルス(光の王)」を全身に纏い駆使する光属性の魔法です。「獅子光耀(ししこうよう)」のように全身から光を放ち目を眩ませる技もありますが、身体能力の高さを駆使した接近戦がロキの強みです。

特に、巨大なレグルス(光の王)を拳に纏って殴りつける「レグルス・インパクト(獅子王の輝き)」は、ロキの技の中でも強い威力を持っており、星霊となった今でも、獅子宮のレオとして圧倒的な強さを持っています。

さて、ここまでロキというイケメンなキャラクターのイラストや強さについて紹介してきましたがいかかでしたでしょうか？アニメ版・フェアリーテイルについてですが、なんと2018年に最終回までの物語を描いた「ファイナルシリーズ」の放送が決定しています！ロキをはじめ、様々なキャラクターたちの活躍がさらに期待されています！フェアリーテイルのキャラクターについて、他の解説もありますので是非ご覧ください。