チャーミング王子は白雪姫のプリンス？本当の名前や衝撃の人物設定を紹介

童話「白雪姫」を原作にしたディズニーアニメ白雪姫に登場するチャーミング王子はキスで眠れる白雪姫を救ったことからプリンス・チャーミングと呼ばれています。またチャーミング王子がキスでプリンセスを助けるシーンは多くの女性の憧れとなりました。本記事ではそんなディズニーアニメ白雪姫でプリンスといわれているチャーミング王子について本当の名前や年齢などの設定をまとめてご紹介していきます。

今なお高い人気を誇るディズニーアニメ白雪姫は80年以上前の1937年に制作された世界初めての長編アニメーション映画作品です。ディズニーアニメ白雪姫は莫大な予算と労力で制作された映画であり、ディズニー映画の中でもトップクラスの人気を誇っています。ではチャーミング王子の本当の名前や年齢などをご紹介する前に白雪姫の原作情報やディズニー映画版の概要、物語のあらすじをネタバレ紹介させて頂きます。

ディズニーアニメ白雪姫の原作となった白雪姫は遥か昔にドイツにあるヘッセン州バート・ヴィルドゥンゲンで言い伝えられていた民話といわれています。そして元々民話として伝わっていた原作の白雪姫を1810年にグリム兄弟が手掛ける「グリム童話」に収録されることになりました。このグリム兄弟が描いた「グリム童話」の白雪姫がディズニーアニメ白雪姫の原作になったといわれています。

また白雪姫というタイトルは様々な説があり、元々のドイツ語を訳した「雪のように白い子」という意味から本当は「雪白姫」が正しいタイトルでないかという考察がされています。しかし原作となった「グリム童話」の白雪姫はディズニーアニメ白雪姫と物語が少し変わっています。原作版の白雪姫の物語は序盤から中盤にかけてあまり物語が変わることはありません。

しかし後半から白雪姫に強い恨みを抱く王妃が受ける仕打ちがあまりにも残酷なものになっています。まず毒リンゴを食べて眠った白雪姫はプリンスであるチャーミング王子のキスで目覚めることはありません。なんと白雪姫が入っていた棺が揺れた衝撃で毒リンゴを吐き出したことで白雪姫が目覚めるといったストーリーとなっており、あまりロマンチックなムードを感じさせない内容が描かれています。

そして白雪姫を亡き者にしようと企んだ王妃は白雪姫とチャーミング王子の結婚披露宴で真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされてしまい、死ぬまで熱さの中で踊り続けるといった終わり方をします。ディズニーアニメの物語では転落死となっており、グロテスクなシーンやロマンスが無いシーンは多くの改変がされていることが分かります。それに併せて2019年現在発売されている童話も変わり、本当の原作は見る影が無くなってしまいました。

「グリム童話」の白雪姫を原作にしたディズニーアニメ映画白雪姫は1937年にアメリカで制作され、世界で初めての長編アニメーション映画といわれています。ディズニーアニメ映画白雪姫は当時では考えられないほどの莫大な予算と労力を費やした作品となっており、公開前は「ディズニーの道楽」といわれていました。しかし公開後その驚異的なクオリティで驚異的な大ヒットを記録し、世界中に衝撃を与えました。

またディズニーアニメ映画白雪姫は世界初めてのカラーアニメーション映画となっており、手塚治虫に大きな影響を与えるなどアニメ界に残る傑作映画として2019年現在も人気を博しています。さらにディズニーアニメ映画白雪姫は1993年にリメイク版が制作されることになり、1930年代で最も配給収入を獲得した映画となりました。そして2008年に白雪姫は「アメリカ映画アニメーション部門トップ10」の1位に輝きました。

とある城に住んでいるディズニーアニメ映画白雪姫の主人公白雪姫は非常に恐ろしい魔女である継母の女王にいじめられる日々を送っていました。そんなある日女王は魔法の鏡に「世界で一番美しいのは誰？」と質問し、魔法の鏡は「世界で一番美しいのは白雪姫です。」と答えます。すると魔女の女王は魔法の鏡の答えに激怒し、部下である狩人に白雪姫を殺して心臓を持ち帰ってくるよう命令を下します。

しかし狩人達は白雪姫を逃がし、女王に豚の心臓を持ち帰ります。その頃白雪姫は森の中で七人の小人という名前の小人達に出会い、楽しい一夜を過ごします。その翌日白雪姫は誤って怪しい老婆を招き入れてしまうことになり、七人の小人達は老婆に化けた女王を倒します。しかし白雪姫は老婆から貰った毒リンゴを食べてしまい、永遠の眠りについてしまうことになります。そこで小人達は白雪姫をガラスの棺に納めることにします。

その後しばらくの時が経ち、白雪姫に想いを寄せるチャーミング王子が眠れる白雪姫の元を訪れます。そしてチャーミング王子が口づけをすると永遠の眠りについた白雪姫が目覚めることになります。実は毒を打ち消す魔法は初恋とのキスだったのです。その後白雪姫はチャーミング王子と共に旅たち、チャーミング王子の国で幸せに過ごしていくのでした。

白雪姫を助けるプリンスことチャーミング王子ですが、実は原作となった「グリム童話」とディズニーアニメ映画両方本当の名前は明かになっていません。原作版の白雪姫では死亡した白雪姫を棺ごと貰って告白するためだけに登場しており、大々的に登場していません。そのためディズニーアニメ映画ではよりロマンスを出すために一目惚れした白雪姫を探す王子という設定が追加されることになりました。

この追加された設定により、白雪姫は王子様の口づけでプリンセスが目覚めるという名シーンを生み出すことになったのです。しかしチャーミング王子の見せ場はディズニーアニメ映画でもキスだけであり、はっきりとした名前が描かれていません。なのでチャーミング王子はディズニーアニメ作品の中でも特に影が薄いキャラクターといわれています。

ディズニーアニメ映画の白雪姫では白雪姫にキスをする王子のことを「プリンス・チャーミング」という名前で呼ばれています。白雪姫を見た人はこの「プリンス・チャーミング」が本当の名前だと思うかもしれません。しかしこの名前は「魅力的な王子様」や「憧れの王子様」といった意味の言葉であり、本当の名前ではありません。

このためディズニーアニメ映画白雪姫以外にシンデレラに登場する王子様も「プリンス・チャーミング」という愛称で呼ばれています。ストーリー上では「素敵な男性」という意味で女性にとって大きな憧れであると描かれており、「プリンス・チャーミング」はチャーミング王子の本当の名前ではありません。このことからチャーミング王子の本当の名前は最初から設定としてなかったと考えられます。

ディズニーアニメ映画版白雪姫では白雪姫に恋をしているチャーミング王子がキスをして幸せになるという話が描かれていました。しかし原作版の白雪姫では上述でご紹介した通りガラスの棺に入った白雪姫の死体に感激して棺ごと白雪姫の死体を譲り受けるという話になっています。このことで桐生操が1998年に手掛けた「本当は恐ろしいグリム童話」でチャーミング王子は死体愛好家であると描かれることになりました。

原作版白雪姫でチャーミング王子は白雪姫の死体に感動して棺を貰い、白雪姫の死体を物として扱います。また白雪姫の死体を常に鑑賞していることからチャーミング王子は死体愛好家といっていいでしょう。当時この話が世間に出た際、多くの白雪姫ファンに衝撃を与えることになりました。ディズニーはこのような描写を許す訳が無く、多くの改変をしたことでロマンスな物語となったのです。

後述でご紹介するのですが、ディズニーアニメ版白雪姫ではチャーミング王子の年齢は18歳となっており、白雪姫の年齢は14歳となっています。しかし原作である「グリム童話」の白雪姫はなんと7歳であり、チャーミング王子よりも遥かに年下となっています。白雪姫は7歳の時に女王である母親を超えるほどの美貌を兼ね備えることになり、女王が嫉妬をして白雪姫を殺そうとします。

18歳のチャーミング王子がわずか7歳の白雪姫に恋をするということはチャーミング王子にロリコンの気質があると考えられます。死体愛好家という趣味と幼い子供が好きなロリコンという趣味を持つチャーミング王子は王子とはかけ離れた存在です。もし原作版「グリム童話」を読んだとすれば、チャーミング王子の本当の姿に大きなショックを受けることでしょう。

ディズニーアニメにおいてキスでヒロインが助けるのは王道ともいえるストーリーであり、白雪姫以外にも「美女と野獣」や「アナと雪の女王」、「眠り姫」などで描かれています。ディズニーアニメ版白雪姫では眠りについたチャーミング王子がキスをしたことで白雪姫が永遠の眠りから目覚めました。しかし原作版の白雪姫ではチャーミング王子のキスで目覚めるという描写が一切登場していません。

原作版の白雪姫は何度か物語が改変されているものの、棺が転倒したり衝撃を受けたりした弾みで白雪姫が毒リンゴを吐き出し、白雪姫が永遠の眠りから目覚めるといったものになっています。本来原作となった「グリム童話」ではファンタジー要素やロマンス要素はあまり描かれていないものです。なので原作版の白雪姫もロマンスや感動を楽しむことが出来ない作品となっています。

ディズニーアニメ版白雪姫では最後チャーミング王子と白雪姫が一緒になり、無事ハッピーエンドを迎えます。では原作版の白雪姫はどうなったのでしょうか。原作版のチャーミング王子は死体愛好家でありロリコンの変わり者です。一方白雪姫も七人の小人達の注意を無視して魔女を家に入れてしまう世間知らずです。この死体愛好家のチャーミング王子にとって生きている白雪姫は対象外です。

桐生操は白雪姫が目覚めたことでチャーミング王子が拍子抜けしてしまったエピソードを描いています。白雪姫にとって死体愛好家でロリコンであるチャーミング王子を受け入れるのは難しいものと考えられます。なので結婚してからお互いが認め合わない可能性があります。実際結婚後のストーリーは描かれていませんが、原作版の白雪姫はハッピーエンドといえないものになっています。

ディズニーアニメ版の白雪姫を見て頂くと分かるのですが、チャーミング王子は大人びた印象を与える見た目をしています。しかしチャーミング王子の年齢は18歳という設定であり、非常に若い年齢となっています。今では18歳と14歳という年齢差はロリコンといわれてしまいますが、時代背景を考えると4歳差というのは普通であり、おかしくない設定となっています。

ディズニーアニメ版白雪姫の主人公である白雪姫の年齢は14歳となっています。しかし原作版の白雪姫の年齢はこれよりも若いものになっています。上述でご紹介した通り原作版白雪姫の白雪姫はなんと7歳という年齢なのです。なので7歳の子供に恋をしたチャーミング王子はロリコンといわれることになってしまいました。時代背景からもおかしい年齢差となっているので、ディズニーアニメ版は14歳という設定に改変されました。

白雪姫に登場するチャーミング王子に関する感想ではかっこいいという感想が非常に多く寄せられていました。チャーミング王子はキスでプリンセスを目覚めさせるというシーンを生み出したキャラクターであり、女性を中心に高い人気を誇っています。またチャーミング王子は非常にかっこいい美貌の持ち主であり、女性にとっての憧れともいえるキャラクターです。

チャーミング王子に関する感想ではチャーミング王子という名前が本当の名前でないのにショックを受けたという感想も見受けられました。上述でご紹介した通りチャーミング王子の本当の名前は不明であり、「プリンス・チャーミング」という愛称で呼ばれています。非常に高い人気を誇るキャラクターなので名前は付けて欲しいと望む意見が多数のファンから寄せられることになりました。

チャーミング王子に関する感想では原作版はただの変態だという感想も寄せられていました。原作である「グリム童話」のチャーミング王子は死体愛好家でロリコンという趣味を持っており、ディズニーアニメ版では考えられない設定が施されています。なのでディズニーアニメ版チャーミング王子が好きな方はこの原作版の真実を知って大きなショックを受けることになりました。

本記事では白雪姫に登場するチャーミング王子について本当の名前や設定などをまとめてご紹介させて頂きました。チャーミング王子はディズニーアニメ版では非常にかっこいいキャラクターですが、原作版では死体愛好家でロリコンの変態でした。今後ディズニーアニメ版白雪姫を観る際、是非本記事でご紹介したチャーミング王子の真実を頭に置いてディズニーアニメ版白雪姫をご覧ください。