【攻殻機動隊】笑い男のロゴマークの言葉(英文)とは?元ネタや意味を考察

攻殻機動隊に登場する笑い男に関してまとめています。笑い男の特徴的なロゴマークやロゴマークの英文の意味、攻殻機動隊の元ネタやデザイナーが明かした秘話など、笑い男に関する疑問を徹底解説しています。まとめでは、デザイナーのポール・ニコルソンさんに関しても紹介しています。SF漫画『攻殻機動隊』を原作としたアニメ化や劇場版化、また実写映画化と長編シリーズ化している「攻殻機動隊」を知らない方でも作品を見てみたくなるまとめになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【攻殻機動隊】笑い男のロゴマークの言葉(英文)とは?元ネタや意味を考察のイメージ

目次

  1. 笑い男が登場!攻殻機動隊とは?
  2. 笑い男のロゴマークとは?
  3. 笑い男の元ネタや意味とは?
  4. 笑い男を演じた人物
  5. 笑い男のグッズが登場!
  6. 笑い男に関する感想や評価は?
  7. 笑い男のロゴマークや意味まとめ

笑い男が登場!攻殻機動隊とは?

攻殻機動隊の作品情報

テレビアニメ「攻殻機動隊」は、士郎正宗さん原作によるSF漫画です。『攻殻機動隊』は、ネットワークや科学が発達した近未来2030年を描いた漫画で、公安九課の活躍を中心に情報化社会で発生する犯罪事件に対峙・奮闘するストーリーになっています。

『攻殻機動隊』は、1991年に公開された原作漫画、1995年に公開された劇場版アニメ、2002年に放映されたテレビアニメがあります。劇場版アニメは比較的原作に近い内容で描かれていると言われています。

攻殻機動隊の原作漫画

原作『攻殻機動隊』は、1989年の5月号『ヤングマガジン海賊版』に掲載されました。原作漫画は全部で3冊あり、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』、『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』、『攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』の順で読むのが好ましいとされています。

攻殻機動隊のアニメ版

テレビアニメ「攻殻機動隊」以前には、1995年に第1作目のアニメ化として押井守さん監督の劇場版「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」、2004年には続編の「イノセンス」、2008年に「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0」、2011年には神山健治さん監督で「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」が放映されました。

また、2013年には総監督黄瀬和哉さんで「攻殻機動隊 ARISE」、2016年には「攻殻機動隊 新劇場版」が上映され長編シリーズとして知られています。また、2002年に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX (S.A.C.)」、2004年に「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」、2006年に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(S.A.C. SSS)」がアニメ化され、まとめて「S.A.C.シリーズ」と呼びます。

笑い男のロゴマークとは?

笑い男のロゴマークの言葉

笑い男のロゴマークは一見シンプルに見えますが、このロゴマークにはデザイナーによると様々な意味合いが込められています。 まず、ロゴの外周には"I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes.”(意味・僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)と書いてあり、また、ロゴの特徴でもある顔の部分は、作中に登場するコーヒーチェーンのロゴをもじったと言われています。

小説の一説から借用

外周に書かれた"I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes.”(意味・僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)という文字には元ネタがあり、D.Jサリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』の一説から取られていると言います。

笑い男と警視総監殺害未遂事件

笑い男とは、テレビアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に登場する誘拐及びサイバーテロ犯人を指す俗称です。笑い男は、「広域重要081号事件」通称「笑い男事件」と呼ばれる一連の事件を引き起こした男とされます。主に、セラノゲノミクス社社長のアーネスト瀬良野の誘拐、ウイルスプログラムをばら撒きマイクロマシンメーカー6社を脅迫、これら一連のサイバーテロを引き起こした”劇場型犯罪”をしました。

事件の基本情報

「警視総監殺害未遂事件」は、「笑い男事件」から5年が経った後の事件です。「笑い男事件」が起きた当時、特捜部だった山口は、警察上層部に不信感を抱いた証拠の写真ゲットしますが殺害されます。妻の手へ渡った写真を解析すると、禁止されているはずのものが写っていたのです。このことを知った公安9課は、真相の開示を警察に求めますがはぐらかされ、終いには長官への襲撃予告がされます。

一方、笑い男の容疑者としてナナオAという人物が上がっていたので、ナナオAの見張りおよび長官の護衛を受け持ちます。ですが、ウィルスに感染したというSPが長官に襲い掛かり、「自分こそが笑い男だ」とその場にいたマスコミ、一般人が次々に襲撃を始めたのです。ですが、その裏では見張りをしていたはずのナナオAが殺害されてしまいます。

事件の真実

この事件は、5年前の「笑い男事件」と同様に真犯人と模倣犯が起こしたものだったのです。1人の犯人は、授産施設の少年アオイが、警察に憤りを感じ長官殺害予告およびSPのウィルス感染を実行しました。マスコミや一般人が「笑い男だ」と長官を襲ったのは、笑い男に感化された不特定多数の模倣犯による犯行でした。ナナオAが殺害されたのは、ナナオAを犯人にし事件を有耶無耶にしようという画策からだったのです。

笑い男事件とは?

「笑い男事件」とは、攻殻機動隊の根幹をなす事件です。一体「笑い男事件」とはどんな事件だったのでしょうか?

事件の基本情報

「広域重要081号事件」通称「笑い男事件」とは、2024年に起きたセラノゲノミクス社の社長瀬良野が誘拐された事件、またセラノゲノミクス社と同様にマイクロマシンを開発しているメーカーを対象にしたサイバーテロを指し、その名の通り笑い男が初めに引き起こした事件のことです。笑い男は、”笑い男マーク”でネットワーク上での自分の顔を上書きし、ネット上で有名になりました。また、彼を英雄視する声もありました。

事件の真実

この事件は、瀬良野の誘拐事件とマイクロマシンを開発するメーカーへのサイバーテロと脅迫を引き起こした犯人は別の人物だったのです。瀬良野誘拐事件はアオイタカシという本当の笑い男です。アオイは、不治の病である電脳硬化症特効薬に認可が下りなかった事実に憤慨し、瀬良野の誘拐を企てました。

瀬良野はアオイに認可真相の公表を約束しますが、瀬良野は拘束解消の口実だったため約束を破棄します。そして、瀬良野を追いかけるアオイの場面がテレビに映ってしまったのです。また、マイクロマシンメーカーへのサイバーテロ・脅迫は、笑い男の模倣犯でした。模倣犯らは、妨害行為により企業の評判を落と、裏金を貰うことを目的に引き起こしていたのです。

セラノゲノミクス社の正体

セラノゲノミクス社はマイクロマシンを開発するメーカーです。電脳硬化症の特効薬を開発したのは長年研究をしていた村井博士。電脳硬化症の特効薬の使用には労働省に認可が必要です。村井は認可申請をしましたが、労働省のトップで村井の同期である来栖は、村井の功績に嫉妬し認可が下ろさせませんでした。

ですが、自らも電脳硬化症だった来栖は電脳硬化症の対策が必要と考え、マイクロマシン療法に目を向けました。その頃、認可を申請していた無名のメーカーセラノゲノミクス社に強引な認可下し、セラノゲノミクス社は注目を浴び一流企業へ遂げ、村井は無念にも亡くなります。

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笑い男の元ネタや意味とは?

元ネタ&意味①小説『The Man Who Laughs』

笑い男にはモデルがいることを知っていましたか?笑い男の元ネタはJ・D・サリンジャーの小説『The Laughing Man』です。この『The Laughing Man』が元ネタにし小説もあり、それはヴィクトル・ユーゴーの小説『The Man Who Laughs(笑う男)』なのです。では、元ネタになったJ・D・サリンジャーの小説『The Laughing Man』はどんな小説なのでしょう?

元ネタ&意味②小説『The Laughing Man』

笑い男の元ネタになったJ・D・サリンジャーの小説『The Laughing Man』は、1949年に『ザ・ニューヨーカー』に掲載された短編小説です。”笑い男はある時山賊に攫われ、醜い顔にされてしまった。彼は芥子の花びらで仮面を作り、自らも山賊になった”という内容です。これは、『The Laughing Man』の中の『ナイン・ストーリーズ』に収録されています。

元ネタ&意味③小説『ライムギ畑で捕まえて』

また、笑い男であるアオイのセリフにも元ネタがあります。それは、J・D・サリンジャーの小説『ライムギ畑で捕まえて』の一説にある「I thought what I’d do was,I’d pretend I was one of those deaf-mutes(意味・僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)」というセリフです。これは、アオイが授産施設を去る際に言っています。

デザイナーはポール・ニコルソン

ポール・ニコルソンさんは、イングランドウィルトシャー州出身のデザイナーです。笑い男のロゴマークは作中でも社会現象となるほどの人気を集め、笑い男のロゴマークをプリントした鞄やTシャツが流行りました。また、「攻殻機動隊」以外にもテレビアニメ「東のエデン」のロゴマークも制作しています。

ロゴデザイナーとして活躍するポール・ニコルソンさんは、実写映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」を公開するにあたり、笑い男のシンボルマークをデザインした経緯を明かしています。

デザイナーが語った秘話

笑い男のロゴマークをデザインしたデザイナーのポール・ニコルソンさんのインスタグラムにその秘話が綴られています。アニメ「攻殻機動隊」の脚本佐藤大さんのパソコンにはポール・ニコルソンさんデザインのステッカーが貼られており、それを見た神山健治さんが「ぜひ笑い男のデザインを」とデザイナーのポール・ニコルソンに依頼したと言います。

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笑い男を演じた人物

笑い男の俳優はマイケル・ピット

漫画『攻殻機動隊』を原作にしたアメリカの実写映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」でクゼ・ヒデオ(笑い男)を演じたのは、アメリカ俳優のマイケル・ピットさんです。マイケルは、16歳の頃に俳優になる決意をし地元のウェストオレンジからニューヨークへ渡りました。バイトをしながら俳優への道を進み、1999年にはオフ・ブロードウェイで舞台デビューを果たしました。

マイケル・ピットの概要

俳優マイケル・ピットは、1981年4月10日にアメリカ合衆国 ニュージャージー州ウェストオレンジで誕生しました。クレジットでは、時々マイケル・カルメン・ピットという本名で書かれることもあります。マイケルは俳優の他にも2006年にバンド「Pagoda」でデビューをしており、幅広い分野で活動しています。

マイケル・ピットの出演作品

そんな俳優マイケル・ピットの出演作は、映画「小説家を見つけたら」、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」、「完全犯罪クラブ」、「サラ、いつわりの祈り」、「ラストデイズ」、「シルク」、「ファニーゲーム U.S.A.」、「セブン・サイコパス」、「アスファルト」、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、テレビドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」、「ハンニバル」などがあります。

山寺宏一の概要

テレビアニメ「攻殻機動隊」で笑い男を演じたのは、声優の山寺宏一さんです。愛称「やまちゃん」で知られる山寺さんは、声優の他にもタレント、ナレーター、司会者、俳優、ものまねタレントなどで活躍しています。幅広い声域を持つ山寺さんは「七色の声を持つ男」としても知られており、また、声域が広いだけではなく様々な役柄を演じることのできる演技力も評価されています。

山寺宏一の概要

声優山寺宏一さんは、1961年6月17日に宮城県で誕生しました。東北学院大学経営学部経営学科を卒業した後、東京俳優生活協同組合の所属を経て現在はアクロスエンタテインメントに所属しています。1985年のアニメOVA「メガゾーン23」で声優デビューした後、2000年には俳優としてもデビューをしました。第3回声優アワード富山敬賞を受賞、第24回日本映画批評家大賞アニメーション声で優賞をしています。

山寺宏一の出演作品

声優山寺宏一さんの主な出演作は、テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」、「天空戦記シュラト」、「らんま1/2」、「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」、「ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜」、「はじめの一歩」、「かいけつゾロリ」、「蒼天の拳」、「ソードアート・オンライン」、「宇宙戦艦ヤマト2199」、「魔法少女大戦」、「昭和元禄落語心中」、「ひもてはうす」、「蒼天の拳 REGENESIS」などがあります。

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笑い男のグッズが登場!

笑い男のステッカー

グッズとなっているステッカーは、デザイナーのポール・ニコルソンさんがデザインを手がけた笑い男のロゴマークです。こちらのロゴマークを使用したグッズは多数登場しています。笑い男のスタンダードなグッズはステッカーです。

笑い男のバックパック

また、デザイナーのポール・ニコルソンさんがデザインした笑い男のロゴマークが印象的な日常使いできるグッズも多く登場しており、その中でもバックパックは人気があります。現在予約も承っていますので、気になった方はぜひ他のグッズも併せて覗いてみてください。

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笑い男に関する感想や評価は?

笑い男に関する感想や評価①

近未来を描いた攻殻機動隊での2024年にもうすぐ近づこうとしていることで、「もう5年後」というような感想が多くありました。

笑い男に関する感想や評価②

また、笑い男事件と2032年に起こる個別のテロ事件「11人事件」と笑い男事件はあまり面白くないといった感想も見られました。アニメ版を通して見ると、事件や展開などで好みが分かれることでしょう。

笑い男に関する感想や評価③

また、「笑い男事件が難しい」といった感想も見られました。まとめサイトやネタバレサイト等を見てから何度も見て頂ければ「笑い男事件」の内容が理解できることでしょう。

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笑い男のロゴマークや意味まとめ

以上、アニメ「攻殻機動隊」に登場するキーマン笑い男についての元ネタや笑い男マークの意味、またデザイナーが明かした秘話など、笑い男に関してまとめてきました。サイト内には他にも「攻殻機動隊」に関するまとめがありますのでぜひそちらも参考にしてみてください。

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