2018年04月29日公開
2018年04月29日更新
北斗の拳の第二のヒロイン・リンの画像!成長した姿やケンシロウへの恋の結末は?
不朽名作、北斗の拳は世代を超え今もなお、その人気は衰えを知らない。そして数々の伝説を残している。その理由は、男たちの熱きドラマを戦いだけでなく、人の感情を克明に表現し登場人物の個性を高め、存在感あるキャラクターを作り出しているからだと言われている。だが、それは北斗の拳ヒロインたちにも言える。ユリアを始め、マミヤ、レイナ、そしてリンなど、魅力的な登場人物も多い。そこで、今回は女子キャラクターの北斗の拳小さなヒロイン、リンにスポットを当てながら紹介していく。
目次
北斗の拳のヒロイン小さなリン:ケンシロウとの出会い
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:放浪者
北斗の拳第一話からリンは登場する。ケンシロウはユリアを、南斗聖拳のシンの元から救い出すため旅を続けていたが、食料や水が尽き、体も衰弱しきっていた。ギリギリの状態でたどり着いた先はとある村。しかし、そこで力尽き倒れてしまう。混沌とした世界、村人たちはよそ者をすぐには信じることはなく、助けるがケンシロウは投獄されてしまう。ここから北斗の拳は始まる。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:少女の優しさ
北斗の拳の主人公のケンシロウは、投獄され、水や食料はろくに与えてもらえる状況ではなかったが、生かされていた。そんな中一人の少女がケンシロウのいる牢獄番であり、対応は献身的なものであった。村は貧困で食料は貴重、ケンシロウを見舞う少女は自分の食糧を衰弱しきったケンシロウに与える。その優しき少女こそ、北斗の拳小さなヒロイン、リンであった。この一連が、リンと北斗の拳の主人公ケンシロウの出会いであった。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:懸命に生きる
北斗の拳小さなヒロインのリンは、言葉を失う障害を持っていた。その原因は過去にある。野盗に両親を殺され、その様子を目撃してしまったことが、要因であった。身寄りが無くなり、まだ小さいリンの存在は、貧困の村にとっては厄介なものでしかなかった。そんな状況のため、当然タダでは食糧は貰えず、リンは牢獄番として働かされていた。幼くして両親も言葉も自由も失ってしまったが、リンは懸命に生きていた。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:おまじない
北斗の拳の主人公ケンシロウは、内に秘めた小さなリンの恐怖と悲しみを感じていた。しかし、その小さな命は懸命に生きながらも、よそ者である自分に優しさ向けてくれていた。その行為にケンシロウは感謝していた。ケンシロウはリンの身体に触れまじないと称し、言葉の蘇りの術を施す。共に投獄されていたバットという少年に「おまじないをしただけだ、しゃべれるようにな」と話した。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:野盗強襲
北斗の拳の主人公ケンシロウはリンの献身的な助けを受け、体力も気力も回復していた。そのさ中、村に野盗の集団が現れる。食料や水を奪いに攻めてきたのだ。村人は必死に抵抗するも、相手は武装集団、次々に村の物資と人々の命は奪われていく。そして、その暴挙の手はリンにも及ぶこととなったのだ。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:鬼神の目覚め
牢獄にてケンシロウはその状況を察知していた。力尽きようとしていた己を、小さな手で救ってくれたのはリン。ケンシロウの怒りは内に秘めていた鬼神を呼び起こす。牢獄をその胆力でこじ開け、リンを救うべく急ぎ戦いの場へ向かおうと走る。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:奇跡
階段を駆け上がり牢獄の入り口から、ケンシロウの目の前に広がった光景は、リンを人質にする野党の首領の姿であった。ケンシロウの怒りが頂点に達する。駆け寄るケンシロウ。その姿を見たリンの身に奇跡が起こる。「ケーン、来ちゃだめー」ケンシロウを気遣うリンの優しさが、失ったはずの言葉を蘇らせた。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:怒りの北斗の拳
ケンシロウは優しい視線をリンに向けながらも、行く手を阻もうとする野盗たちを蹴散らし、野盗首領の前に立ち、鬼神のごとき強さと慈愛に満ちた心で、無事にリンを救い出した。ここまでが、北斗の拳小さなヒロインのリンと幼き友バットとの、最初の出会いのエピソードであった。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:旅立ち
その後、北斗の拳の長い物語の旅は本格的に始まる。「北斗現るところ、乱あり」これ以上災いをもたらすことのないように戦いの後、ケンシロウは村に別れを告げる。そして、付きまとうようになったバットと共に旅を始める。一方の北斗の拳小さなヒロインのリンは、このときケンシロウの優しさに救われ愛を知る。そして内に秘めた強さは、北斗の拳のヒロインとして、今後ますます成長していくこととなる。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:幼き決意
北斗の拳小さなヒロインのリンは、村を去ったケンシロウを思い、自身も幼い姿であるが旅に出ると決意する。無論、数々の危険がリンに襲いかかる。幼きリンには、やはり過酷を極める日々であった。やがて、キングを名乗る集団に出くわす。幼きリンは、なすすべなく捕まりさらわれることとなる。しかし、リンは希望を捨てていなかった。ケンシロウとの再会を望み決して挫けることはなかった。
ヒロインのリン北斗の拳での成長の物語や画像:運命の交錯
出典: https://kaumo.jp
二人の運命はまたもや交錯する。宿命はケンシロウを導き、再びリンに引き合わせる。またもや危機的状況をケンシロウに救われ喜びの再開となった。ここからはケンシロウとバット、そしてリンの旅が始まった。リンにとって幸福の時であったが、しかし、それは長くは続かなかった。
北斗の拳のヒロイン小さなリン:北斗神拳伝承者
まもなく北斗の拳の物語は佳境に入り、北斗神拳伝承者としての最大の宿命の戦いが始まる。ケンシロウは命を懸け、混沌の世に光を灯すため、野望ある南斗の強敵や、北斗の義兄弟たちとの壮絶な戦いを繰り広げていくこととなるのだが、幼きリンやバットのことを巻き込むことの無いよう、一人旅立つケンシロウであった。
北斗の拳のヒロイン大きなリン:北斗の拳救世主伝説
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:新たなる始まり
北斗の拳の物語は、北斗義兄弟の長兄ラオウをケンシロウが倒し、北斗の拳の第一部は終了する。そして、北斗の拳の物語の時は流れ、北斗の拳第二部が始まる。ラオウ倒れた後、その地は天帝守護隊が統治していた。しかし、その統治はラオウの、それをも超える独裁的な国づくりであった。人々はその脅威に抵抗できず、ただ日々殺されぬよう生き延びることで精いっぱいであった。北斗の拳はまた、新たなる戦いの場を展開していく。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:北斗の軍
人々は虐げられていたが、すべてが希望を捨てたわけではなかった。救世主を信じる者がいたのだ。そう世紀末覇者ラオウの野望を阻止した北斗の男の登場を願い、やがて仲間は集い巨大抵抗勢力を築く。その名を「北斗の軍」と名乗り、果敢にも天帝軍の支配と戦っていたのだ。そしてリンとバットはその中にいた。体は大きくなり、平和を勝ち取るために奔走していた。そうして、ケンシロウの登場を、救世主の訪れを待ち望んでいた。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:成長
北斗の軍とはケンシロウを旗頭とした集団であり、救世主として、この乱世に希望の光を輝かせた男の思いを受け継いだ集団である。首領は勿論、その姿を間近かで見ていたリンとバットであった。リンとバットはケンシロウとの再会を望んでいたが、それはケンシロウに頼った戦いを望んだのではなく、ただ、友との再会を望んだものであり、頼らずともケンシロウの生き様を受け継ぎ、その戦いぶりはすでに勇猛であった。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:危機
北斗の軍の勇猛ぶりは、その戦果により人々に知れ渡る。そして帝都中央にも伝わることとなった。やがて天帝軍の脅威と見なされ、首領であるリンとバットはお尋ね者の賞金首となっていた。また、戦いはより熾烈を極めていく中、北斗の軍は奇策に出ようと、帝都潜入を試みる。しかし、リンとバットは潜入に失敗。危機的状況に一気に陥る。だがここで、運命がまたもや導きを示し動き出す。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:再会
北斗の拳、北斗神拳伝承者のケンシロウが登場しその場を制圧した。ケンシロウはバットとリンを労う。リンとバットは北斗の軍の首領、勇猛果敢な戦いぶりでレジスタンスを指揮してきた強気者たち。しかし、人であり平和を望む一人の人間、そして穏やかな日々を夢見ていた。気丈に振る舞っていた勇者の目に、まるで親の慈愛のような感情で見守るケンシロウ。その優しき目に安心し、涙が溢れながらも再会を喜び、噛みしめていた。
北斗の拳のヒロイン大きなリン:リンの秘密
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:宿命の再会
北斗の拳第二章にて、ついにケンシロウの登場となり、いよいよ本当の北斗の拳の戦いが始まる。北斗の軍はケンシロウの登場によって優勢となり、潜入作戦も成功していく。そして、天帝軍の全容が明らかとなっていった。天帝とは、太極星の血を引くもの。天を司る神を表している。そして、北斗南斗はこれを守るために存在する。そして元斗皇拳もまた、その一つである。リンはここで宿命ともいうべき再会を果たす。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:天帝の掟
ここで、北斗の拳ヒロインのリンの生い立ちが明らかとなる。とある場所に幽閉されていた、リンは少女と出会う。そしてその姿は自分が鏡に映ったような姿であった。そして、それは天帝であり、実の姉であった。天帝の掟によって生き別れることとなった、姉のルイと知ることとなる。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:天帝の在り方
出典: https://prcm.jp
元々は天帝は神のような存在であり、民を導く象徴的存在であった。決して人々を弾圧し、独裁的な存在ではなかったのだ。しかも、その護衛役として元斗の一族が護衛に付き、その存在は守られていたはずであった。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:野望崩壊
天帝を幽閉し、独裁的体制を作った張本人がいた。それはジャコウ。元斗の一族の隙を突き、天帝ルイを誘拐し幽閉。そして、ルイを人質に元斗皇拳の一族を操り、独裁国家の権力者となっていた。しかし、ケンシロウや北斗の軍によって天帝ルイは救い出され、独裁者ジャコウの野望はつい得ることとなった。ここで解決と平穏が訪れるかに見えたが、元斗の一族と争い間、ルイ救出と時同じくして、リンはさらわれてしまう。
北斗の拳ヒロイン大きなリン:修羅の国
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:北斗流拳
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リンは修羅の国へ連れ去られるが、連れ去った者は殺され、今度は修羅の花嫁としてカイゼルに囚われてしまう。しかし、ここは修羅の国、今度はカイゼルが倒れシャチという男にさらわれる。このシャチは北斗流拳の使い手、そして、この国に君臨しようとする野望を持った者であった。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:羅将あらわる
シャチがリンをさらった目的は、自分だけでは倒せないだろう羅将三兄弟を倒すため、リンを救いに訪れるはずの、北斗神拳伝承者ケンシロウを羅将と戦わせ、自身の戦況を有利にするのが目的であった。シャチは手土産として羅将ハンのもとを訪れるが、狙いどうりハン居城にケンシロウはリン救出に現れることとなった。一方のリンはついにケンシロウと再会を果たすも、戦いの最中、今度はカイオウにさらわれることとなった。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:天帝の血
カイオウは北斗流拳に心を奪われ魔道の道を進んでいた。しかし、己の闇に染まった血を清めようとしていたこともあり、天帝の血を引いていたリンは、自身の子をもうけるためこれ以上ない相手であった。だが、ケンシロウに心をよせるリンは、この要求に自決を言い放つ、ここで、カイオウは無情にも短剣を渡し、さらにリンを追い詰めていく。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:経絡破孔
カイオウに追い込まれることとなったリンだが、ケンシロウへの思いはやはり強く、カイオウの要求に答える様子はない。その様子にカイオウは破孔の死環白を突き、無情にもすべての情愛や感情をリンから奪う。そしてリンは意識を失った。死環白は覚醒後はじめに見たものを、愛するようになるという人の心を操るものであった。そして、そのリンは馬の背にのせられ、野に放たれることとなってしまうのであった。
大人になった北斗の拳ヒロインのリン:ケンシロウの思い
破孔を突かれ意識を失っていたリンは、運良く北斗流拳の ヒョウに救助され、バットと合流することとなる。そして、バットはケンシロウのもとリンをつれ向かうこととした。己とリンにとって親のような愛の目で、優しさを向けてくれるケンシロウだが、ケンシロウに対するリンの女としての感情を、バットは知っていたのだ。リンはケンシロウのもとへと導かれる。
北斗の拳ヒロインのリンとケンシロウの関係
北斗の拳ヒロインのリンとケンシロウ:慈愛の心
ケンシロウのもとへたどり着いたバットは、ケンシロウにリンのことを話すが、ケンシロウのリンやバットへの感情は慈愛に満ちたものであった。また、バットのリンに対する献身的な姿に、バットのリンへの思いは分かっていた。ケンシロウはバットにリンを託し、その場を去っていく。
北斗の拳ヒロインのリンとケンシロウ:揺れる動く心
リンは、ケンシロウの去ったあと覚醒し、バットをその姿を視界にする。バットをなんの疑いもなく愛するようになる。しかし、バットは違っていた。そうしたまま、バットは感情を揺れ動かしながらも、二人の結婚式を迎えるのであるが、やはりバットは、本当のリンの思いを考え、カイオウの呪縛を解くためリンの秘孔を突き、記憶すべてを奪う。
北斗の拳ヒロインのリンとケンシロウ:失われた記憶
そこからまた、ケンシロウの想い出を探す旅をはじめる。そしてケンシロウとまた再開するのだが、亡きユリアの起こした奇跡があり、ケンシロウもまた記憶を失っていたのだ。互いに記憶が無い状態から、真実の形で愛を育ませようとしたバットは、自らから身を引きその場を去る。
北斗の拳ヒロインのリンとケンシロウ:バット愛に生きる
リンのもとから去ったバットの運命はまた、動き始める。北斗神拳伝承者を狙うボルゲに、ケンシロウの身代わりとなり捕らえられてしまう。そして、その様子にケンシロウは自身の記憶を取り戻し、ボルゲからバットを救い出すのだが、バットはすでに瀕死の重傷を負っていた。
北斗の拳ヒロインのリンとバットの行くへ
リンはバットの満身創痍の姿に涙し、一連を目撃したリンもまた、すべての記憶を取り戻す。そして、リンだけを思い、リンのために命を懸けたバットの献身的な愛に気付き、ケンシロウの祝福のもとリンとバットは愛し合う仲となったのであった。
北斗の拳ヒロイン小さなリン:愛される理由
北斗の拳小さなヒロインであるリンは、北斗の拳の主人公ケンシロウに次ぐ程の存在感あるキャラクターである。また、人気も高い。それは北斗の拳全編を通して、唯一成長を感じながら、物語を読んでいくことのできるヒロインであるからではないだろうか?たしかに、北斗の拳のヒロインといえば、一番人気はユリアだろう。しかし、最初から最後まで北斗の拳全編に登場するヒロインは、リンのみである。親近感が湧いてもおかしくない。
リンが北斗の拳のヒロインである理由
北斗の拳の世界観は核戦争による人間社会の崩壊した世界。北斗の拳の世界には、法も秩序も存在しない暴力の支配する世の中であり、人々は弱肉強食の混沌とした毎日を送っている。そこにあるのは不安と恐怖しかない。
そんな中、存在するのは北斗の拳の主人公 ケンシロウの存在である。そしてケンシロウは誰もが知る救世主である。暴力が支配する世界であるから、当然、北斗の拳は戦い中心の物語となる。だが、それだけでは殺伐としてしまうため、北斗の拳にヒロインの存在は必要であろう。
北斗の拳ヒロインのリンのまとめ
愛という言葉が、北斗の拳のテーマの一つと言われている。人を思う心、愛はいろいろな形がある。そして北斗の拳ヒロインのリンは、その愛を分かりやすく伝えてくれる存在であった。現代において平和な世の中は当たり前である。その平和の中で、人を大切に思うことはたくさんあることだろう。しかし、人を思う心は本来、状況を選ぶものではない。
金持ちやイケメン、社会的地位、心に余裕があるから優しさが持てる。これらは単に状況に過ぎないし、人を大切に思うの心とは言えない。難しいことではあるが、北斗の拳ヒロインのリンのように、何事にも左右されぬ優しい心を持ち、何事にも変わらぬ、無償の愛を注ぐことができれば幸せであり、誰しも幸福となることであろう。リンの姿を見て、心がホッコリした読者は沢山いたようだ。