2019年05月07日公開
2019年05月07日更新
ワールドトリガーのアフトクラトルとは?遠征部隊のメンバーや黒トリガーとは?
アフトクラトルは漫画ワールドトリガーに登場する神の国であり、世界最大の軍事国家といわれています。神の国アフトクラトルは7年前に13体の黒トリガーを所有しており、世界最強に恥じない戦力を有しています。本記事ではそんなワールドトリガーの世界において最大といわれる軍事国家アフトクラトルについて所属している人型ネイバーのメンバーやアフトクラトルの目的などを一挙ご紹介していきます。
目次
ワールドトリガーのアフトクラトルとは?
ワールドトリガーの作品情報
本記事では漫画ワールドトリガーに登場する世界最大の軍事国家アフトクラトルについて所属している人型ネイバーのメンバーやアフトクラトルの目的、黒トリガーが多い理由などをまとめてご紹介していきます。ではまず初めにアフトクラトルが登場する漫画ワールドトリガーの作品情報や物語のあらすじ、アフトクラトルの概要をまとめてご紹介していきます。
ワールドトリガーの概要
ワールドトリガーは2013年から2018年の間漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」に連載されていた葦原大介の漫画です。漫画ワールドトリガーはネイバーと呼ばれる異世界からの侵略者とボーダーと呼ばれる防衛組織の戦いを描いたSF作品であり、「週刊少年ジャンプ」で行われた「新鮮力キャンペーン」に漫画「食戟のソーマ」と共に選ばれたことで注目を浴びました。
これにより漫画ワールドトリガーは2014年から2016年に渡って全国でアニメ化され、若年層を中心に大きな人気を博しました。またその人気から漫画ワールドトリガーは2015年にゲームも発売され、「週刊少年ジャンプ」の未来を担う作品として期待されていました。しかし作者が体調不良を起こし、2年間休載していました。その後連載が再スタートし、2019年現在「ジャンプスクエア」に移籍して連載が続いています。
ワールドトリガーのあらすじ
4年半前、突然三門市にある門(ゲート)が開き、人類の兵器が通用しない侵略者が地球へ到来する事件が発生します。すると謎の集団が駆けつけ、侵略者を撃退します。この謎の集団はボーダーと呼ばれる防衛組織であり、侵略者に対抗できる唯一の人々でした。その後防衛組織の力によって侵略者であるネイバーからの攻撃は防がれることになり、三門市に住む人々は平和な日々を送っていました。
その後時が流れ現在のある日、世界を守る防衛組織ボーダーに所属している三雲修は近界(ネイバーフッド)といわれる世界からやってきた近世界民(ネイバー)の空閑遊真と出会います。この出来事がきっかけとなり、世界は新たな戦いの火ぶたが切って落とされることになるのでした。
アフトクラトルとは
アフトクラトルは「神の国」という異名を持つ近界の惑星国家であり、ワールドトリガーの中で最大の軍事国家といわれています。アフトクラトルはイルガーを保有している数少ない国であり、大量のトリオン兵や新型トリオン兵であるラービットを所持しており、驚異的な戦力を持っています。またアフトクラトルは7年前に13体の黒トリガーを保有しており、世界最大に恥じない強さを秘めています。
アフトクラトルはワールドトリガーの作中である目的のために三雲修達が住む世界玄界(ミデン)に侵略を開始し、戦う以前からその強さは噂されていました。そんなアフトクラトルの人型ネイバーのメンバーにはトリガー角という角を生やしており、角の力によってメンバー達は通常のネイバーを凌駕する強さを身に着けています。これからのことからアフトクラトルはワールドトリガーの中で最も驚異になるネイバーといわれています。
アフトクラトルの遠征メンバー
人型ネイバー①ハイレイン
出典: https://festy.jp
ここからは大規模侵略戦で登場したアフトクラトルの人型ネイバーのメンバーをご紹介します。まずご紹介するのはアフトクラトルの大規模侵攻に赴いたメンバーを束ねるハイレインです。ハイレインは側頭部に角を生やした人物であり、アレクトールという生物の形をした銃弾を放つ黒トリガーを持っています。またハイレインはキューブにしたトリオンからトリオン体を修復することが出来、まさに無敵ともいえる存在です。
人型ネイバー②ミラ
出典: https://festy.jp
大規模侵攻のメンバーであるミラは額から角を生やした女性人型ネイバーであり、遠征部隊のオペレーターを務めています。ミラは冷静な性格をしており、命令であれば仲間でも殺害する残酷な一面を持っています。そんなミラは窓の影という空間を操作できるトリガーを所持しており、主にサポートがメインの能力となっています。またミラのトリガーが無ければ人型ネイバーの戦いは無かったと作者は語っています。
人型ネイバー③ヴィザ
大規模侵攻のメンバーであるヴィザは唯一角を生やしていない人型ネイバーであり、アフトクラトルの達人枠を担当しています。ヴィザは初老の姿からは考えられない力を持っており、ヴィザ翁と称されています。そんなヴィザのトリガーは星の杖という国宝級の宝であり、杖の形をした剣です。この星の杖は設定した円軌道上にブレードを走らせ攻撃する能力であり、ハイレインの部下のメンバーの中でも最強の強さを秘めています。
人型ネイバー④ランバネイン
出典: https://festy.jp
大規模侵攻のメンバーであるランバネインは額に角を生やした人型ネイバーです。ランバネインはハイレインの弟にあたる人物であり、巨大な体躯と猪突猛進な性格が特徴です。そんなランバネインは雷の羽という攻撃力が非常に高い射撃トリガーを所持しています。この雷の羽は射撃トリガーの中では最強であり、たとえ障害物やシールドを用いたとしても防ぐことが出来ません。
人型ネイバー⑤エネドラ
出典: https://festy.jp
大規模侵攻のメンバーであるエネドラは側頭部に角を生やした黒髪長髪の人型ネイバーです。エネドラは角のせいで人格が変わってしまい、戦闘狂となってしまいます。また精神年齢は幼く、本国からも捨てられてしまいます。そんなエネドラのトリガーは泥の王であり、気体と刃状の個体をトリオンに変化させて使用できる能力を秘めています。作中においてエネドラは本国に見捨てられたことで可愛い姿に変貌して再登場します。
人型ネイバー⑥ヒュース
出典: https://festy.jp
大規模侵攻のメンバーであるヒュースは後頭部に角を生やしたイケメンの人型ネイバーです。ヒュースはアフトクラトルのメンバーの中で最高の逸材といわれるほどの人物であり、蝶の盾という最新鋭のトリガーを保有しています。この蝶の盾は磁力で三角形のパーツを操る能力であり、パーツ同士の引合わせ・反発を操作することが出来ます。またパーツは単体でも操作することが出来、非常に優れたトリガーとなっています。
アフトクラトルに黒トリガーが多い理由
黒トリガーとは
アフトクラトルが多く抱える黒トリガーとは漫画ワールドトリガーの作中に登場する武器の一つです。黒トリガーは制作者の人格や感性が強く反映されていることから簡単に使用できないというデメリットを抱えている一方で相手の能力の学習や視界に入る全ての者に攻撃出来るなど他のトリガーよりも強力な武器です。このことから黒トリガーを多数保有するアフトクラトルは非常に恐るべき強さを持つ国といえるでしょう。
黒トリガーの作り方
黒トリガーは優秀なトリオンの使用者が自らの命と全てのトリオンをつぎ込むことで完成する武器です。なのでいくら強力な強さを持つ武器であったとしても量産することが出来ません。さらに黒トリガー制作には製作者が死亡するという大きなデメリットがあります。作中において空閑遊真の父空閑有吾や迅悠一の黒トリガーを制作した最上宗一は黒トリガーの製作者となったことで死亡してしまいました。
ボーダー内にある黒トリガー
非常に厳しい制作方法のことからボーダー内に黒トリガーの所有者は空閑遊真と迅悠一、天羽月彦の3人しかいません。黒トリガーの所有者は変わり者が多く、空閑遊真は元々ネイバー側の人間でした。さらに迅悠一や天羽遊真の黒トリガーはどのような能力があるか不明であり、黒トリガーは謎に包まれた存在です。ボーダー内に3人しかない黒トリガーを7年前に13体持っているアフトクラトルは恐ろし存在といえるでしょう。
理由①幾多の戦争
アフトクラトルなどのトリガーの国は日々戦争を多数行っており、戦力を増強する必要があります。そこでアフトクラトルはトリオンで起動する巨大兵器トリオン兵の原動力にするという目的の元、トリオンを多数保有する人間を攫おうとします。また戦争を行うにあたって強力な武器が必要となってきます。なので実践で使用できる環境だからこそアフトクラトルに黒トリガーが多いと考えられます。
理由②人命よりトリガー優先
アフトクラトルという国は目的のためならば仲間を見捨てるなどする冷酷な国です。作中において同じアフトクラトルの人間である黒トリガー「沼の王(ボルボロス)」を使用するエネドラは敗北したことでミラに殺害されました。さらにヒュースも仲間と合流することが出来ないことで取り残されてしまいました。このことからアフトクラトルは目的や黒トリガーのためなら人の命を簡単に見捨ててしまう国といわれています。
理由③トリガーに関する実験
アフトクラトルは強力なトリガーを使用できる人間を作るという目的のためにある実験を行っていました。そしてアフトクラトルは角が付いた人間を完成させます。角付きの人間は幼い頃に角を埋め込まれ、後天的に優れたトリガーを所持しています。また角からはデータを受信し、黒トリガーの使用者を探すことが出来、アフトクラトルの掲げた目的を達成するための実験は非人道ながら大成功を記録しました。
理由④ネイバー側の技術
トリガーは元々ネイバーの技術を元にして制作した武器といわれています。なのでネイバーの技術を真似して作ったボーダーのトリガーは緊急脱出(ベイルアウト)の機能や能力を自由にセッティングできることなど防御に徹した武器となっており、戦闘には向きません。なのでいざネイバーとボーダーが戦争になると戦いに優れたトリガーを持つネイバーが圧倒的に優位に立つことが出来ます。
アフトクラトルについて考察
アフトクラトルの目的
アフトクラトルという国は他民族国家であり、4つの家の当主がいくつもの家を統治することで国が出来ています。しかし各家はライバル同士であり、内部では覇権争いが続いています。この中の当主の一人がハイレインであり、トリガーを多数持つことで領地を拡大できることからトリガーを集めていました。この目的からハイレインは今回ベイルアウトできないC級へ攻撃を開始したと考えられます。
さらにアフトクラトルの「神」といわれる存在が命尽きようとしており、各領主にはかつてない好機となっていました。そして各当主は「神」になりうる存在を見つけてアフトクラトルの実権を握ろうという目的を掲げます。この目的のためアフトクラトルの4人の当主たちは「神」にする生贄を見つけるために遠征を始めることになりました。
アフトクラトルの神の役割
アフトクラトルは「マザートリガー」と「クィーントリガー」と呼ばれており、大きなトリガーを使用して出来た国です。そしてその巨大なトリガーの生贄となるのが「神」であり、巨大なトリガーと共に寿命が尽きるまで国を守り続けます。この「神」はアフトクラトルの全てを司る存在であり、「神」のトリオンが小さければ国が小さくなり、居なくなれば国が無くなってしまいます。
ヒュースが置き去りになった理由
新たな「神」を求めるハイレインは配下の中で一番トリオンが大きいヒュースを「神」にしようと企みます。しかし失敗すれば配下の信頼と家の存亡に関わることであるため、ハイレインは予備としてヒュースの当主である「ベルティストン家直属エリン家」に目を付けます。さらにハイレインはトリオンを持った市民を角を付けて配下に加えます。
そして撤退時、ハイレインはヒュースを取り残すことに関して「ヒュースを連れて帰れば敵になる」、「金の雛鳥を逃がした上、ヒュースは置いて行く」と述べます。このことから金の雛鳥で「神」となる予定だった雨取千佳を逃がしたことでヒュースが邪魔になると考え、玄界に取り残したと考察できます。その後ヒュースは空閑の部隊に所属し、ハイレイン達アフトクラトルを追うことになりました。
トリガー角(ホーン)とは
トリガー角とはトリガーを加工して出来たトリオン受容体であると作中でミラが話しました。上述でご紹介した通りトリガー角は幼少期に埋め込むことで後天的に優れたトリオンを持つ人間にするものであり、黒トリガーの適合性を上昇することが出来るものです。しかしこの角を失うと不安定なトリオンが漏れて黒トリガーを制限させられたり、角が脳に達することで人格が変わってしまうというデメリットがあります。
角(ホーン)トリガーとは
ホーントリガーは作中で説明が無く、装備するものとしてだけ登場します。これについてホーントリガーはトリガーホーンと同一視されていますが、装備するということからトリガーホーンと同じではないでしょう。作中においてアフトクラトル以外のボーダーたちは「強化トリガー」と話しており、この強化トリガーこそホーントリガーであると考えられます。
しかしホーントリガーとトリガーホーンが違うものという可能性が高いものの、その存在は不明です。今後ホーントリガーについて語られる場面があるかもしれませんが、もしかするとただ作風の問題だけで登場したワードであり、今後登場しない可能性もあります。
アフトクラトルに対する感想や評価は?
アフトクラトル編も最高だしランク戦も最高オブ最高だから止まれないよ
— えびてんちゃん🍤 (@ballot_spr) May 4, 2019
漫画ワールドトリガーの読者から寄せられたアフトクラトルに関する感想ではアフトクラトルが登場する話が最高という感想が見受けられました。アフトクラトルは強力な黒トリガーを多数保有する国であり、遠征部隊も非常に驚異的な強さを持っていました。突如現れたアフトクラトルの絶望感に多数の読者は釘付けとなりました。
ワールドトリガーアニメしか見てなかったけど、アフトクラトルのヒュースさん仲間なってたのか知らなかった。しかもトリオン多いしハイスペやん!?漫画買おうかな
— やましぃ (@yamashi2010) May 5, 2019
アフトクラトルに関する感想ではヒュースに対する感想が非常に多く寄せられていました。ヒュースは整った容姿と非常に優れた能力を持ったハイスペックなキャラクターであり、「神」の次期候補としても挙がっていました。このようにヒュースはアフトクラトルの中でも魅力たっぷりのキャラクターとなっています。
正直黒鳥複数あるアフトクラトル抜ける国ないでしょ感は強い
— タイツマン (@TAICHUMAN) November 18, 2018
アフトクラトルは黒トリガーを多数保有し、ワールドトリガーの国の中で最大の軍事国家といわれています。さらにアフトクラトルは作中で圧倒的な強さと絶望感を読者に与えました。このことでアフトクラトルに関する感想ではアフトクラトルは無敵ではないのかという感想も寄せられていました。
アフトクラトルのワールドトリガーまとめ
本記事では漫画ワールドトリガーに登場するアフトクラトルについて遠征部隊のメンバーや目的、黒トリガーなどについてご紹介しました。アフトクラトルは希少な黒トリガーを多数保有する強力な国であり、遠征部隊も恐ろしい力を秘めていました。今後アフトクラトルはどんどん作中で登場すると考えられますので、本記事をご覧の皆様は漫画ワールドトリガーの展開にご注目ください。