2018年07月03日公開
2018年07月03日更新
ワールドトリガーの作者・休載している理由まとめ!容態や再開時期を考察
週刊少年ジャンプで連載されていたワールドトリガーは、アニメ化までした人気漫画でした。しかしアニメ化されてから休載が目立つようになり、最終的に作者の体調不良が原因の長期休載となっています。2018年現在でも連載再開は未定の状態で休載状態が続いています。今記事ではワールドトリガーの作者の紹介とその世界観を紹介し、作者葦原大介先生の休載理由を説明し、再開予定時期を考察します。
目次
ワールドトリガーの作者が休載している理由を調査!
ワールドトリガーとは週刊少年ジャンプにて2011年44号にて特別読み切り作品「実力派エリート迅」が掲載されて、2013年11号から連載開始した「ワールドトリガー」は葦原大介先生の漫画作品の一つです。異次元から来る攻撃的な正体不明の敵「ネイバー」とそれに対抗する組織「ボーダー」に所属する主人公たちが「トリガー」を使い戦う、サイエンスバトルファンタジーの漫画です。
連載開始してしばらくもせずに異例の速さでアニメ化が決定し、東映アニメーションによって2014年10月5日から2016年4月3日までの長期にわたってテレビ放送されていました。しかしそんな人気連載漫画でしたが、2013年から原因不明の休載が目立つようになります。さらには2016年51号では葦原大介先生の体調不良を理由に連載再開時期不明の長期休載が発表されます。
2018年現在でもワールドトリガーは連載再開しておりません。今回の記事では、ワールドトリガーの世界を説明しつつ、原作者葦原大介先生が休載した理由や、休載理由が改善するまでの再開予定となる時期を考察し、再開されたらどのような展開から開始するのかを紹介していきます。
ワールドトリガー原作者葦原大介先生とは
ワールドトリガーの原作者葦原大介先生は、第75回手塚賞に不思議な世界観とそれに巻き込まれてしまった人々を描いたミステリー漫画「ROOM303」にて準入賞、そこから2008年33号にROOM303が週刊少年ジャンプに掲載され漫画家デビューを果たします。
漫画家デビューをした当初は、既存のスポーツ漫画の構想を練るも、当時の漫画担当をしていた服部ジャンバティスト哲担当から「自由にやった方がいい」と助言をされ、SF漫画を描くことに結論が出ます。SF漫画は世界観からイメージをして、矛盾がないようにイメージをして世界観を崩さないようにして漫画を展開させるオリジナル色が強い勝負ものの漫画ジャンルです。
そのなかで、葦原大介先生は2008年51号に人の言葉を理解して話すことができるうえに不思議な力を持つ犬リリエンタールと、リリエンタールを「弟」として紹介されて一緒に暮らすこととなった日野兄妹が巻き込まれる短編漫画「賢い犬リリエンタール」が掲載します。さらには2009年8号9号連続で「トリガーキーパー」を発表します。
その後「賢い犬リリエンタール」を2009年42号から2010年23号まで連載を経験してから、2011年44号にてワールドトリガーのプロトタイプ「実力派エリート迅」を掲載して、2013年11号に「ワールドトリガー」の連載を開始しました。当時の週刊少年ジャンプの表紙には大きく主人公三雲修と空閑遊真が描かれ、「その手に握るのは世界の引き金。俊英が放つ超巨弾SF!」の文章と共に、巻頭カラーで54ページで掲載されました。
ワールドトリガーとは?
ネイバーとの戦いを描いた物語
人口28万人が暮らす三門市という都市に、ある日突然異世界からの「門(ゲート)」が出現します。ゲートからは人々を襲う「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物が現れ、町や人々を破壊しつくします。人類が所有する武器攻撃が効かないネイバーに、打つ手はないのかと思われた時に謎の一団がネイバーを撃退します。それが「界境防衛機関(ボーダー)」です。
ボーダーに所属する戦闘員は、特殊な技術で作られた「トリガー」と呼ばれる装置で特殊なトリオン体となり、内蔵されている様々な兵装で戦闘を行います。それはルールがある勝負ではなく、勝てば勝者である戦いです。ただただ力をぶつけ合うバトルではなく、力が弱い者でも智謀計略を活かして自分や他人、そして敵をも利用して勝利をもぎ取ることができるのです。
ネイバーはボーダーよりも昔から、トリオンを主体とした文明を気づいてきました。その技術力ははるかに進んだ者です。常にネイバー同士で戦争をしているため、戦闘員もかなり洗礼されています。それでも、持てる武器と扱うことができる力と戦略と戦術を使い対抗する、そういった描写の秀逸さもワールドトリガーを読む楽しさの一つです。
未知の生体エネルギートリオン
ボーダーはかねてからネイバーの襲撃に備えて、ネイバーに対抗する技術を開発していました。そのなかの一つに、トリオンと呼ばれる生体エネルギーを使い、戦闘用ボディ「トリオン体」です。トリオンとは、心臓の横に誰しもの肉体に存在する目に見えない臓器「トリオン器官」から分泌される生体エネルギーです。トリオン器官の強弱により、その人物の戦闘時に使える武器の強弱や弾数が変化します。
高いトリオン能力を持つ人間には稀に「サイドエフェクト」と呼ばれる、人間の能力が強化された特殊能力に目覚める者がいます。その内容は個人により違い「嘘を見抜く」「一度目にした相手の未来が可能性も含めて見える」「常人の6倍の聴覚。加えて精密な「聞き分け」ができる」などといったものがあります。
ワールドトリガーでは、彼らは一般人からは超能力のように扱われ、または周囲の理解不足により性格が変容する者もいます。他人の嘘に気づいてしまう人物は冷めた性格に、他人の陰口を聞いてしまう人物はふさぎ込みがちに、他人の感情を皮膚に感じる感触で分かってしまう人物は他人から痛みを感じすぎてしまったことが原因で荒れた攻撃的な性格になる、といったように個性的な人物が多いです。
トリオンを主軸にした文明とは?
人類が生活する文明を物質文明を表現する場合が多いです。それに合わせて語るならば、ネイバーの文明は「トリオン文明」と表現されます。トリオンを求めてトリオン器官をもつ人間を標的に戦争をして、トリオンを利用して戦争を行い、トリオン器官を持つ人々を奪っていくのです。一つの宇宙のような空間の中に巨大なトリガーで構成された星が浮いており、時折我々が暮らす空間から遠のいたり、近づいたりして浮遊しているのです。
世界同士が近づいたときに、トリオンを持つ敵を探してゲートを通じて遠征を仕掛けてくるのです。ネイバーが利用する兵器は人類の兵器と違い、全て生体エネルギートリオンで構成されています。ゲートを通じて三門市に来ているネイバーは、彼らが扱うトリオン兵器であり、だから同じ生体エネルギートリオンを扱うボーダーにしか彼らに対抗できないのです。
現在の三門市でもネイバーがトリオン兵器を使い遠征をしかけてきます。しかしボーダー本部が、かつての侵攻で廃墟となった場所にトリオンで構成された巨大な施設を設置して、ゲートを本部近くに誘導して、隊員達により撃退され、人々の生活は守られているのです。ボーダーの活躍により、ゲートが開く三門市では、主人公たちが学校に通い、人々が生活をしています。
四人を主人公にしたサイエンスファンタジー
ワールドトリガーには四人の主人公が設定されています。一人はボーダーに所属する三雲修、ネイバーが暮らす世界で誕生して戦争にも傭兵で参加した経験がありお目付け役の多目的トリオン兵器レプリカを連れてネイバーから来た空閑遊真と、過去に何度もネイバーに襲撃されて自分を守ろうとした友人や兄をネイバーに連れ去られた経験がある雨取千佳、ボーダーが人々に知られる以前から所属していた実力派エリート迅悠一の四人です。
実力派エリート迅悠一はワールドトリガーのプロトタイプの短編漫画「実力派エリート迅」にて主人公を務めたキャラクターです。「目の前の人間の少し先の未来を見る」というサイドエフェクトを持ち、大規模侵攻の予兆を掴んだり、ワールドトリガーの多くの物語を影から動かし、ボーダーとしての活躍をする優秀な戦闘員です。
雨取千佳は四人主人公たちの紅一点であり、そしてワールドトリガーの登場人物のなかで随一のトリオン量を持つ少女です。ボーダーの入隊後の狙撃手のオリエンテーションの際に、雨取千佳がトリオンを控えめに込めて撃った弾が、本部の外壁ごとぶち抜く事件を起し「玉狛のトリオンモンスター」として本部および上層部でも名を知られています。
そんな雨取千佳は、幼い頃からそのトリオン量により、ネイバーによって身を危険に晒されることが多くありました。そのため、サイドエフェクトを知らずに発達させて、トリオン反応を察知するサイドエフェクトを持ち、また自身のトリオンを隠蔽してネイバーなどの追跡者から身を隠すこともできるようになっています。
空閑遊真はネイバーの世界で誕生した少年ですが、その父親は過去にボーダーに所属していた人物です。父親によって様々なネイバーの星々を巡り、多くの実戦を経験してきました。しかしそのさなか、巨大な力を持った敵により瀕死の重傷を負ってしまいます。その時、彼の父親は自分の命を使い、息子の彼を延命しようとします。空閑遊真の死にかけた肉体をトリガーに封印して、空閑遊真の普段の肉体をトリオン体にしたのです。
トリオン体となった空閑遊真は、その時に髪が白髪になり、眠らなくてもいい状態になります。しかし空閑遊真の本来の肉体の時間が停止したわけではなく、彼の本体はいま現在でもトリガーの中で非常にゆっくりと死につつあるのです。そんな彼は、父親の死後、遺言に従い三門市に来て、三雲修と出会うのです。
三雲修はワールドトリガーの連載開始当初は、訓練生のC級隊員でした。過去に雨取千佳の兄に家庭教師をしてもらっており、彼から雨取千佳が何者かに狙われていることと、自分になにかあった時のために雨取千佳のことを頼むようにいわれていました。そして4年前の大規模侵攻の時に迅悠一に助けられてから、ボーダーに所属します。しかしトリオン器官が人よりも弱く、貧弱なトリオン体でジリ貧のなかで戦闘をしなければなりません。
ボーダーの中でもなかなかB級隊員に上がることができませんでしたが、ネイバーの空閑遊真が転校してきてからたてた功績によりB級隊員へと昇格することができます。彼は、戦闘に関してはトリオン器官が弱めために威力や維持が難しいです。そのかわり、弱点を補えるほど頭の回転が速く、味方を戦闘に有利になるようにアシストする才能を持っています。彼の機転により、何度も仲間の危機を救い出す展開がありました。
大規模戦闘や多人数での戦闘の流れがすごい
ワールドトリガーでは、キャラクターがボーダーに所属して戦う理由が明確にされており、そしてそのために自分たちがどう行動すればいいのかがわかりやすく説明されています。三雲修は雨取千佳をまもるために、雨取千佳は友人と兄を探すために、空閑遊真は死に向かいつつある肉体をなんとかするために、それぞれボーダーに所属してネイバーへ向かうことができるA級隊員になろうとしています。
A級隊員になるためには、その実力を戦闘によって示さなければなりません。ボーダーのなかでグループのランクを図るのは、グループ同士の3対3での対戦、もしくはネイバーとの実戦で活躍です。三雲修がリーダーを務める三雲隊は、膨大なトリオンを秘めたスナイパー雨取千佳と実戦経験が豊富なアタッカー空閑遊真を中心にして、三雲修のサポートと戦略によりグループ対抗戦を生き残っていくのです。
その戦いの様子を、実戦経験豊富なA級隊員の解説付きで魅せてくるワールドトリガーは、非常に面白いと評判です。戦闘での描写、どちらがどんな行動により有利になったか不利になったのかわかりやすい解説つきでの対抗戦と、そして緊張感あふれるネイバーとの戦いの様子は、是非とも原作漫画ワールドトリガーや、アニメワールドトリガーを見てください。
ワールドトリガーの見どころはよく練られた設定
ワールドトリガーの見どころはわかりやすい戦闘や戦術だけではありません。SF作品の醍醐味の一つは、実在しない設定をどれだけリアリティがあるように、矛盾しないように描くことにあります。それらは非常に扱いが難しく、ひとたび設定を間違えるだけで世界観が崩壊してしまうこともあります。当時の服部ジャンバティスト哲担当の助言を聞いて、一から勝負することになるSF漫画の方向を決める時は、本当に勝負をかけたのでしょう。
ワールドトリガーの世界観は、宇宙人や未来などの既存のSF作品には少ない、異次元からの襲撃者という珍しいものからはじまり、彼らが生体エネルギーのトリオンを狙って現れること、それらから対抗するためのボーダーなど、多くの素晴らしい設定があります。まだまだ原作漫画には、ここでは触れられていない多くのSF設定があるので、本編を読むことを強くお勧めします。
しかし本編のワールドトリガーは2016年から連載休止状態で、いまだに作者が復帰する見込みは発表されていません。単行本も2017年3月3日に発売された18巻を最後に、そこに収録されている話でとまっています。そこで、ワールドトリガーの原作者葦原大介先生が休載している理由の病気やその考えうる理由についても紹介します。
ワールドトリガーの作者が休載した理由とは?
病気の悪化
原作者葦原大介先生はワールドトリガーを連載中に様々な理由で休載をしたことがあります。そのことについて彼の担当を務めた服部ジャンバティスト哲担当は、災難続きなことをコメントしています。まずは年末に聞き手と違う左手を骨折して年末年始の休みを利用して1回の休載に、その後に運悪くインフルエンザで倒れてもう1回休載にといった様子で、かなり肉体に負荷がかかっていました。
ジャンプ作品で週刊連載を続けることはかなり厳しく難しいと言われることが度々あります。その通り、左腕の骨折を治療しながらの厳しい週刊連載のペースを取り戻すのも精神的に無理がある物です。この辺りも原因となっていただろうと語るファンがいます。そんな原作者葦原大介先生が長期休載という形になった理由は当初体調不良だと発表されていました。しかし、後々にその理由は「頚椎症性神経症」だと正式に発表されました。
「頚椎症性神経症」とは?
ワールドトリガーの原作者葦原大介先生が漫画を休載することとなった理由の頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)とは、脊髄の首にある箇所の頚椎の一部が変形してしまい、脊髄から体に信号を送る神経根を圧迫してしまい、主に首や片側の肩や手指に痛みやしびれが生じる疾患です。
絵を描き続ける漫画家にとって手や指先に痺れがあるのは非情に致命的な疾患症状です。それも一定以上のクオリティを求められる上に、一週間ごとに迫りくる締め切りに間に合うように絵を描き続けなければならない週刊少年ジャンプでは、もし軽度であったとしてもこの症状を抱えたままに連載を続けることは難しいでしょう。重傷ならば耐えられるはずがありません。
頚椎症性神経根症と発表された有名人
ワールドトリガーの原作者葦原大介先生以外に、頚椎症性神経根症と診断された有名人は何名かいます。まず第125代天皇今上天皇の皇后美智子様、「島唄」「風になりたい」などのヒット曲で知られるTHEBOOMのボーカル宮沢和史さんがいます。
美智子皇后陛下は2011年7月初旬に頸椎症性神経根症によるお痛みについて発表があり、2013年4月18日より頸椎症性神経根症による左の肩から上腕にかけての激しいお痛みがあり、その後2週間以上にわたるご治療が発表されてきました。そして2013年10月20日の79歳の誕生日には「しばらくは今までとあまり変わりなく過ごしていけるのではないでしょうか」と症状が和らいだことを発表されました。
THEBOOMのボーカル宮沢和史さんは頚椎症性神経根症と診断されて、THEBOOM25周年を迎える翌年のために手術をすることを発表、症状を理由の一つに音楽活動の一時休止を決断されました。しかしその後にバンドのオフィシャルサイトにて主治医を相談の結果、手術が非常に困難であるため、リハビリや東洋医学の治療を行いながら静養して、自然治癒力による回復に期待する治療を決定したといいます。
両名の経緯から分かる通り、頚椎症性神経根症とは脊髄と言う繊細で重要な部位に起因する症状なために、手術をして治せない場合があります。そのうえ自然治癒力による回復でも、数年がかり、下手をすれば一生の付き合いになる可能性がある症状なのです。
年齢によって変化する症状
脊髄の骨は人の生活により年々すり減り、20代で始まる老化による原因で誰でも発症する可能性のある病気です。軽い症状でも手足のしびれ、重度になれば歩行障害や首を後ろにそらせると激痛が走るなどといった症状があります。また首を後ろにそらせることができなくなるために、頭上を見上げることやうがいなどの日常的な行動ができなくなるなどがあります。
悪化させる原因
加齢が原因で誰にでもなる可能性がある症状ですが、若者にもなる可能性がある症状でもあります。その原因の一つは「顎を反らせる」動きです。顎を反らせれば、頸椎の間でクッション材の役割をしている軟骨が圧迫され、頸椎間の骨と骨が当たる可能性が出てきます。骨と骨が圧力を感じれば、そこが盛り上がり、神経根を圧迫し、痛みの理由となるのです。なので、若者でもなる可能性がある症状です。
また痛みの原因の首の軟骨がすり減らなくても、無理に力がかかるようなことがあれば、この症状になる可能性があります。頚椎症性神経根症を発症した有名人の中には、プロレスラーの方々も名を連ねています。そのなかで三富政行さんは美少年プロレスの試合中に受けたバックドロップにより頚椎捻挫・胸椎打撲・頚椎症性神経根症となる負傷と診断されていました。
頚椎症性神経根症の予防方法で、原因の一つ加齢を止めることはできません。しかし、顎を反らせないようにすることで、軟骨がすり減ることを抑えて、頚椎症性神経根症の予防をすることができます。日常的に頭上を見ている方、顎を反らせている方は、日常生活で注意をしましょう。その他にもバックドロップなど、頚椎症性神経根症の原因となる首に負荷をかけるようなことをしないように心がけましょう。
頚椎症性神経根症治療方法とは
一般的に頚椎症性神経根症の治療は、手術をしない保存療法が主となります。保存療法には薬物療法と装具療法があります。薬物療法では炎症を抑える薬や、神経痛やしびれを改善するビタミン剤、などなどの症状や体調に合わせた薬で痛みを緩和しつつ生活をしていく治療法です。装具療法では、頚椎カラーなどの装具用いて首の動きを制限し、日常的に神経根が刺激される確率を低くします。
しかし両療法ともに、神経根の痛みは軽減させることができますが、変形した脊髄が治ることはありません。そのうえ痛みが和らぐまでに数カ月以上かかる場合があります。基本的に腰痛と同じように、症状があるが日常的に暮らすには支障はない程度に、うまく付き合っていくように生活をしていくしかありません。
また、頚椎症性神経根症の治療は基本的に保存療法または、症状を抱えたうえで生活していく場合がほとんどですが、頑固な痛みが続く場合は神経根を圧迫している理由の余分な骨を削るなどの手術を行うこともあります。そんな頚椎症性神経根症の治療期間は症状や理由、そして治療方法により様々です。一年以内に症状が和らいだ方もいれば、今後一生の付き合いになっている人々もいます。
ワールドトリガーの作者が休載した原因とは?
過密スケジュールが原因
週刊連載は、ネームを提出して担当のチェックをいれ、週刊少年ジャンプが基本的に掲載している18ページの下書きをして、ペン入れのちに、ベタとトーンをアシスタントの指示も含めてして終了です。それらすべての作業をしたうえで7日以内となると、休みもなく漫画作業をし続ける作家も少なくはありません。そんななか頚椎症性神経根症の症状を抱えた状態で作業を続けるのです。
もし多少痛みやしびれがあったとしても、週刊少年ジャンプを通してワールドトリガーを心待ちにしている少年少女たちが待っていると考えると、原作者の葦原大介先生も病院に行くことを後回しにして、作業を続けていたと言われています。
また、葦原大介先生は連載作業の他に、単行本に掲載する話を修正するなどの作業も多くこなすことで有名です。賢い犬リリエンタールの最終巻では大幅な加筆修正、ワールドトリガーでもページがまるまる修正されていたりしたこともありました。漫画で読者を楽しませることが職業の葦原大介先生らしいですが、悪化した原因の一つに数えられています。
単行本を2か月連続刊行
ワールドトリガーの原作者の葦原大介先生には、過去に人気作を次々と担当し、バクマンでも登場したキャラクターのモチーフとなった有名な服部ジャンバティスト哲担当がついていました。それだけでも葦原大介先生がどれほどの力を秘めているか、そしてジャンプ編集部から期待されていたかがわかります。ワールドトリガーは連載開始当初から、様々なキャンペーンをして週刊少年ジャンプの看板作品にしようとした働きがありました。
その中の一つが、ワールドトリガーの単行本を2か月連続刊行です。この頃はアニメ化なども決定して、週刊少年ジャンプの編集部は今まで以上にワールドトリガーを前面に猛プッシュしていました。ただでさえ負担が多い週刊連載で、ページの増量と単行本作業や表紙カラーのイラストなどなどをしなければならないことは、大きな負担や原因になったでしょう。ワールドトリガーのファンの中には、怒りの声をあげている人もいました。
そのために、原作者の葦原大介先生自身も週刊少年ジャンプの巻末のコメントに「休んですみません。2か月連続刊行でぼくの首と肩をイワした8巻が発売中です」と述べています。さらには8巻の単行本には「もう二度と二ヶ月連続刊行なんてやらないぞ」とのコメントを残しています。
さらには休載を重ねるうちに、週刊少年ジャンプの巻末のコメントに休載に関しての謝罪文の割合が多くなり、症状が悪化しているなどのコメントも混じって来ます。ワールドトリガーの単行本18巻のコメントでは、ようやく市販薬が効いていなかったが、病院でもらった痛み止めが効いているとのコメントを残しています。しかしそれでも週刊連載状態は変わらずに続き、首の痛みを理由に最終的に長期休載となりました。
ワールドトリガーの作者は死亡した?
長期休載から囁かれた噂
ワールドトリガーの原作者の葦原大介先生は、何度も首や肩に痛みがあることと、病状の悪化を週刊少年ジャンプの巻末のコメントに書いていました。そして最終的には首の痛みが悪化したうえでの長期休載の告知が週刊少年ジャンプに掲載されました。この時の告知ページには「作者の体調不良が理由の休載」としか書かれていませんでした。さらにはそこからワールドトリガーの作者の音信が途絶えます。
そこから、首と言う致命的な部位の痛みと作者の病状が悪化したことを総合して考えた読者たちの間では、ワールドトリガーの原作者の葦原大介先生が死亡したために、再開未定の長期休載状態の発表となったのではと言う噂がまことしやかに流れました。その他に長期休載の原因に、事故に遭ってしまい怪我や死亡で長期休載となってしまったという噂もありました。
ワールドトリガーの作者は連載終了したのか?
本当は完結させる予定だった
ワールドトリガーの原作者の葦原大介先生自身も、病気の症状について自覚があり、このままでは週刊連載に体がもたないだろうと考えていたようです。そのために、物語の切りのイイところで話を完結させて、治療に集中しようとしていました。そのために設定したのが、原作ワールドトリガーの85話目の話です。
ネイバーの大規模侵攻が収まり、人々の関心や、損害の矛先は人々や財産を守り切ることができなかったボーダーへと向きます。その槍として、ボーダーは記者会見の中で多くの記者に糾弾されるのです。そこで必死に戦い怪我をした主人公の三雲修がマイクに向かい「ぼくはヒーローじゃない。誰もが納得するような結果は出せない」と言ったうえで堂々と自らの意見を述べる大規模侵攻編の最終話です。
このことはワールドトリガーのオフィシャルガイドブックにも掲載されており、「第85話は身体を壊して全然動けなくなった時期に、最終回のつもりで話を考えてた」と先生自身のコメントもあります。しかしその話の後に、原作者の葦原大介先生の体調に回復の兆しがあり、その後も連載は続いたのです。
ワールドトリガーの作者の再開の時期はいつ?
ワールドトリガー再開は未定
ワールドトリガーの休載を続ける理由は、頚椎症性神経根症です。頚椎症性神経根症は神経根の圧迫が原因で日常生活や、漫画作業に支障が生まれます。そこで、原因である頚椎症性神経根症さえ治癒すれば、ワールドトリガーの連載は再開されるでしょう。しかし、この病気は痛みの原因が骨にあるため、年単位での治療を続ける場合もあり、一生の付き合いをしていくこともありえます。
葦原大介先生は過去に薬で痛みの原因を和らげて、休載を挟みつつ連載を続けていましたが、それでも症状は悪化してきました。次に漫画家として復帰してくるとすれば、完全に治癒した状態を考えたほうがいいでしょう。
連載再開される前におさらい
そんなワールドトリガーが休載してすでに数年が経過します。葦原大介先生の病状がどうなったのかは、一切情報が入って来ません。しかし、ワールドトリガーの連載が再開された時のために、ワールドトリガーがどの展開で長期休載になったかをおさらいしてみましょう。
大規模侵攻編が終了してボーダーは消滅の危機から脱しました。そして主人公の三雲修、空閑遊真、雨取千佳の三人が正式にB級部隊として結成します。彼らの目的は、A級部隊へ昇格したうえで、ネイバーの世界に行く遠征部隊に選ばれることです。さらにはその遠征部隊でネイバーに行った先で、雨取千佳を守ったためにネイバーに連れ去られた友人と兄を助け出すことが最終的な目標です。
その遠征部隊に選ばれるには、B級ランク戦にて上位の成績を納めなければなりません。結成したばかりの三雲修をリーダーとした三雲隊は、実戦経験も豊富なB級隊員とのグループ戦をこなしていきます。そうしているさなかに、以前に大規模侵攻をしてきたフトクラトルの属国ガロプラが本部を急襲してきたのです。ワールドトリガーが連載再開されるのならば、B級ランク戦の続きと、ガロプラとの戦いが描かれるでしょう。
週刊少年ジャンプを休載中のワールドトリガーですが、SF作品の未知の技術を使ったストーリー展開と、大人数が戦う戦闘をわかりやすく描く技術は、他の漫画家の中でも随一だと言われています。さらには、目的があるキャラクター達がどのようにして、目的へいたることができるのかなどなど、ワールドトリガーにはここでは紹介しきれない多くの魅力があります。今回の記事で気になった方は、是非とも漫画やアニメを見てください。
ワールドトリガーの作者の復帰を楽しみにしていよう!
週刊少年ジャンプを休載中のワールドトリガーですが、SF作品の未知の技術を使ったストーリー展開と、大人数が戦う戦闘をわかりやすく描く技術は、他の漫画家の中でも随一だと言われています。さらには、目的があるキャラクター達がどのようにして、目的へいたることができるのかなどなど、ワールドトリガーにはここでは紹介しきれない多くの魅力があります。今回の記事で気になった方は、是非とも漫画やアニメを見てください。