【Free!】竜ヶ崎怜は理論派愛されキャラ？バタフライに青春をかける名言も紹介

この記事で紹介する竜ヶ崎怜は、Free!に登場するキャラクターです。Free!は水泳を題材としたアニメで、「ハイ☆スピード!」というライトノベルを原作としたストーリーとなっています。ここではFree!の基本情報を紹介します。

Free!は京都アニメーションとアニメーションDoを中心として制作されたアニメ作品で、2013年に第1期、2014年に第2期、2018年に第3期が放送されました。また、2017年には映画「Free!-Take Your Marks-」が放映されました。物語は鳥取県岩美郡岩美町がロケ地となっており、Free!とコラボしたイベントが実施されています。

主人公の七瀬遙は、競泳の才能を持っていながらもタイムや勝敗に無関心な青年でした。中学1年生の時に水泳を辞めていましたが、ある時小学生時代に通っていたスイミングクラブが取り壊されることを知りました。壊される前にみんなでタイムカプセルを掘り起こそうと、友人の橘真琴と葉月渚と一緒に夜中のスイミングクラブへ侵入します。

そこには同じスイミングクラブに通っていた、海外留学に行っているはずの松岡凛がいました。たまたま三人がスイミングクラブに行くことを知った妹の松岡江から聞いていたのです。しかし松岡凛は七瀬遙に劣等感を持っており、冷淡な態度をとりました。なぜあんなにも冷淡な態度だったのか分からなかった葉月渚は、水泳部を結成することを提案します。

松岡凛が鮫柄学園の水泳部に入っているなら大会で会えるだろうと思ったのです。しかし、松岡江が兄に会いに鮫柄学園の水泳部を訪れると、松岡凛は水泳部に入部していませんでした。一方で水泳部設立に向けて準備を勧めていた七瀬遙達は顧問の先生を見つけ、新しい部員に陸上部から勧誘した竜ヶ崎怜とマネージャーに松岡江を迎えます。

松岡凛は留学先で水泳の壁にぶち当たっており、辞めたいとまで思っていましたが、七瀬遙達が水泳部を作ったことを知って自分も鮫柄学園の水泳部へと入部します。松岡凛は、七瀬遙にもう一度ちゃんと勝負しろと宣言します。勝敗に興味がない七瀬遙は、勝負に乗る代わりに「負けても水泳を辞めるとか言うな」と条件を出します。そうして、それぞれが新しいチームで対戦することになります。

しかし、県大会では個人戦のフリーで七瀬遙は予選落ちしてしまいました。七瀬遙以外の岩鳶高校水泳部のメンバーも同様に個人戦で予選落ちしてしまいます。しかし翌日に行われたリレーではトップでゴールし、地方大会に進出することができました。

地方大会で松岡凛は個人戦での出場が決まっていましたが、七瀬遙がリレーで出場することを聞き、自分もリレーで出場したいと申し出ます。このように松岡凛と七瀬遙を中心に互いを高め合いながら、水泳の大会に挑む青春ストーリーとなっています。

竜ヶ崎怜は、理論派の愛されキャラとしてFree!のファンからも人気を博しています。理論派なのになぜこんなにも愛されるキャラなのか、ここでは竜ヶ崎怜の魅力を紹介します。

Free!のメインキャラクターの一人である竜ヶ崎怜は、なんでもマニュアルを見て形から入る理論派タイプです。元々陸上部に入っており、棒高跳びでも理論を通して好成績を納めていました。このように、理論と計算を通してスポーツに向き合う少し変わった性格をしています。しかし、理論的に忠実に向き合っていた棒高跳びでも成績で悩むようになったころ、自由に泳ぐ七瀬遙に魅せられて水泳部に入部します。

Free!の竜ヶ崎怜は、水泳部に入部したもののカナヅチで泳ぐ事ができませんでした。水泳においての理論を頭に叩き込みますが、理論だけでは泳げるはずがありません。理論よりもまずは泳げるようになることが先だと、橘真琴や葉月渚に指導してもらいますがうまくいきません。

しかし県大会まで日数が少なく、あと1週間で泳げるようにならなければいけないと、松岡江は練習メニューを組み直しました。「一週間で泳げるようになるなんて理論的に無理」と竜ヶ崎怜は言いますが、有無を言わさず練習に取り組ませます。

竜ヶ崎怜は理論だけでなく水泳用語もすでに頭に叩き込んでおり、とにかくあとはコツを掴むだけだと言います。手を支えた状態で泳がせると、とても綺麗なフォームで泳げるので葉月渚も褒めますが、手を離すと途端に沈んでいき、前に進みません。最終的には理論的に水着が悪いと言い出し、新しい水着を買いましたがそれでも泳げません。

泳げずに落ち込んでいる竜ヶ崎怜に、七瀬遙はもっと自由に泳ぐことをアドバイスします。そして次の日、泳げるようになる期限まで残り一日となった頃、橘真琴達が部活に訪れるとすでにプールでは誰かがバタフライを泳いでいました。七瀬遙はフリーしか泳がないので、誰が泳いでいるのだろうと不思議に思っていると、なんとそれは竜ヶ崎怜だったのです。

今までの練習の中で唯一バタフライだけは挑戦していなかったので、一度自分で泳いでみたら出来たというのです。皆からなぜ泳げるようになったのかと聞かれても、竜ヶ崎怜は「分からない」と答えました。今まで理論にこだわっていましたが、七瀬遙のアドバイスによって心境が変わったことでバタフライが泳げるようになったのかもしれません。

しかし、実際にはバタフライしか泳ぐ事ができず、全種目泳げるようになったのはアニメ第2期に松岡凛に教えてもらってからです。そのため、第1期での県大会や地方大会のリレーではバタフライで参加しました。

Free!の竜ヶ崎怜は理論的でかしこまった性格をしているので、よく葉月渚からいたずらをされる事が多く、不憫な愛されキャラとしても知られています。また、松岡凛と七瀬遙達の関係を唯一知らない人物でもあるため、両方に振り回されて悩む苦労人でもあります。

竜ヶ崎怜はその性格や理論的な思考も持ち合わせていることから、とてもよくメガネが似合います。竜ヶ崎怜のメガネはグッズ化もされており、メガネがトレードマークともいえます。ただ、水泳中はメガネをかける事ができないため、メガネの代わりに度付きのゴーグルを使っています。

竜ヶ崎怜のメガネは赤いフレームに四角い形をしているのが特徴的で、その見た目から理系をイメージさせます。Free!のアニメでは、メガネがないと周りが見えないことを知って面白がった葉月渚に、メガネを取られて遊ばれたこともありました。SNSでは、「#怜ちゃんのメガネになりたい人RT」というタグも存在します。

また、ファンには竜ヶ崎怜のことを「ブーメランメガネ」と呼ぶ人もいます。これはブーメラン型の水着にメガネを着用している姿の竜ヶ崎怜のことを指します。ファンの愛称になるほど、メガネは竜ヶ崎怜にとって大事なアイテムです。

Free!に登場する同じ岩鳶高校水泳部の葉月渚は竜ヶ崎怜の同級生です。基本的に葉月渚に対して強く出ることができず、遊ばれることもしばしばあります。また、葉月渚は竜ヶ崎怜のことを「レイちゃん」と親しみを込めて呼びます。仲が悪いわけではなく、気軽にちょっかいを出してふざけ合うことができる仲です。

Free!のアニメ第2期では、水泳を辞めろと親に言われて家出した葉月渚に、これまで自分本当の気持ちをちゃんと親に伝えてきたのかと言います。親に話さずに、最初から諦めて今まで逃げて来たことを自覚させたのも、竜ヶ崎怜でした。

竜ヶ崎怜はツンデレなところも魅力的です。普段は美しくないことにそっけない態度を取ったりするのですが、人一倍仲間思いなところがあります。いつもはいたずらをしてくる葉月渚に対しても、家出事件が解決した時は「大体、僕を無理やり水泳部に引っ張ってきた張本人がいなくなるなんて許しませんよ」と、ぶっきらぼうに照れながら言うツンデレシーンがありました。

竜ヶ崎怜はトレードマークのメガネもグッズ化されているのですが、メガネの他にもさまざまなグッズが発売されています。竜ヶ崎怜をイメージしたスマホカバーや、竜ヶ崎怜が描かれているキーホルダー、タオル、缶バッチ、お守りなどがあります。竜ヶ崎怜はバタフライが得意なので、グッズには蝶が一緒に描かれていることが多いのが特徴です。

Free!のアニメ第3話で七瀬遙の泳ぎを目の当たりにした竜ヶ崎怜の名言に、「僕も七瀬先輩みたいになりたい。あんな風に自由に」というセリフがあります。それまで陸上部に入っているからと水泳部の勧誘を断ってきた竜ヶ崎怜でしたが、七瀬遙のフリーを見て水泳部の入部を決意したシーンでした。

竜ヶ崎怜は水泳部に入部を決めましたが、泳ぐことができませんでした。ついに葉月渚から借りていたブーメラン型の水着が自分に合わないと言い出します。そこで水泳部のメンバーで水着を買いに行くことになります。この名言は試着室から「やはり僕にはブーメラン型よりもこっちでしょう!」と自信満々に出てきた時のセリフです。

その時の水着はレインボーのとても派手な柄で、葉月渚達も驚きました。その他にもバタフライ柄の水着を試着するなどして、どこからそんな水着を見つけてくるのかと橘真琴に呆れられていました。

「あと試していないのはバッタだけだったのでやってみたら泳げました」という名言は、あれだけ悩んでいた竜ヶ崎怜がバタフライだけは泳げるようになったシーンで言われた名言です。泳ぎの基本が出来ないのに、まさかバタフライが泳げるとは思っておらず、水泳部のメンバーも驚いていました。

バタフライが泳げるようになった竜ヶ崎怜達を含めた水泳部のメンバーは、夏の思い出を作りながら練習に励んでいました。竜ヶ崎怜以外のメンバーは幼馴染のため、松岡凛を気にしている三人に妬くこともしばしばあります。そんな時に出たのが「出来れば僕もリレーに出てみたかった」という名言です。そして竜ヶ崎怜は、リレーとバタフライの美しさについて語ります。

バタフライの練習を続けてきた竜ヶ崎怜が、いよいよ初めての大会当日を迎えて「任せてください!こう見えて本番には強いですから」と言うシーンがあります。しかし本番は緊張してしまい、バタフライを泳いでいる途中でゴーグルがずれてしまうというハプニングがありました。

岩鳶高校水泳部は、県大会の個人種目で予選落ちしてしまいます。しかし、翌日のリレーに参加することができると知った竜ヶ崎怜は「やりましょう、これは僕達に与えられた最後のチャンスです」と言いました。リレーへの挑戦に決意を固めた名言で、リレー参加への後押しをすることにもなりました。

Free!のアニメでは各声優も話題になり、Free!に登場するキャラクターの声優達によるイベントも開催されました。また、声優達がアニメのテーマソングを歌うこともありました。ここでは竜ヶ崎怜を担当した声優を紹介します。

竜ヶ崎怜の声優を担当したのは平川大輔です。少し高めで、優しい声質が特徴です。竜ヶ崎怜が愛されキャラとして認識が強いのは、この優しい声が影響しているともいわれています。

平川大輔は声優やナレーター、歌手として、現在フリーとして活躍されています。現在ではアニメ作品に多く出演していますが、声優として活動して間もないころは吹き替え声優をメインに下積みをされてきました。転機となったのは、アニメ「巌窟王」のメインキャラクターであるフランツ・デピネーを演じたことです。それからアニメ作品にも出演するようになり、声優として幅広く活躍されています。

もともと子供が好きで保育士を目指していましたが、子どもたちを楽しませることができる声優になろうと思い、声優の道に進むことを決意したそうです。現在では声優だけでなく歌手としても活躍されており、キャラソンだけでなく個人のミニアルバムも発売されています。

Free!で竜ヶ崎怜の声優をしている平川大輔は、他にも有名なアニメや吹き替えなどで声優を担当されています。アニメ出演作品には、「アオハライド」の田中陽一、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の花京院典明、「鬼灯の冷徹」の桃太郎役などがあります。

吹き替えとして声優を担当している俳優には、「ロード・オブ・ザ・リング」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」などに出演しているオーランド・ブルーム、「美男(イケメン)ですね」や「きみはペット」などに出演しているチャン・グンソク、「アイ・ソー・ザ・ライト」や「マーベル・シネマティック・ユニバース」に出演しているトム・ヒドルストンなど有名な俳優の吹き替えを数多く担当しています。

竜ヶ崎怜は声優の平川大輔が歌うキャラソンが数多く発売されています。ここでは、竜ヶ崎怜が歌っている人気のキャラソンを紹介します。

竜ヶ崎怜のキャラソン「Coming Soooon!!」は、竜ヶ崎怜自身を表すような曲となっています。アニメでは基本的に敬語で話しているのですが、このキャラソンでも敬語で語りかけるような歌詞があります。バタフライが泳げるようになって、自分も岩鳶高校水泳部の一因として頑張っていくという意気込みを感じられるキャラソンとなっています。

「絆Progressive」はとても爽やかな曲調で、竜ヶ崎怜が得意の理論だけでなく自由に泳いでいる姿がイメージされるようなキャラソンとなっています。また、水泳を通して出会えた仲間たちとの未来や希望を感じる歌詞で、これから上をめざして進化していくという竜ヶ崎怜の素直な心情が歌われています。竜ヶ崎怜一人で歌っているキャラソンですが、仲間を感じられる曲でもあります。

「水中飛行論における多角的アプローチ」は、理論を追求しているようなまさに竜ヶ崎怜の性格を表しているかのような曲です。理論による美しさを語っているような曲ですが、それが応用できない水泳に対して「Why?」と悩むところから曲が始まります。まるで泳げないころの竜ヶ崎怜の頭の中をのぞき見してるかのようなキャラソンとなっています。

「DIVE＆FLY」は、竜ヶ崎怜が水泳にのめり込んでいる様子を描いたような歌詞が特徴的です。理論を中心に行動していた竜ヶ崎怜が、七瀬遙の自由な泳ぎ方に惹かれ、感動してもっと近づきたいと思っているような描写があります。それまで美しくないと否定してきた水泳に対して、美しいと思った感情をそのまま歌にしたようなキャラソンです。

「Beautiful Impressions」は竜ヶ崎怜がバタフライを泳ぐイメージと、未来に向けてまっすぐ突き進んで羽ばたくイメージを掛けたようなキャラソンです。水泳に触れてから新しい景色を知った竜ヶ崎怜が、悩みながらもそれを受け入れて、皆と本当の仲間になるような歌詞が魅力的です。アニメ2期に発売された楽曲なだけあり、皆との絆や前に進むイメージの強いキャラソンとなっています。

竜ヶ崎怜は、岩鳶高校水泳部の中で唯一過去や松岡凛のことをよく知らない第三者だったからこそ、感じた違和感や思いを遠慮せずに松岡凛に物申すことができたのだと評価している方がたくさんいました。最終的に松岡凛の心をも揺さぶることができた重要な位置にいるキャラクターでもあります。Free!の11話で竜ヶ崎怜と松岡凛がぶつかるところは、とても人気のあるシーンです。

竜ヶ崎怜は水泳初心者でありながらも、皆に追いつこうと必死に努力してきました。打たれ強さを持っており、失敗するとそれを受け止めて人一倍頑張るタイプです。だからこそ現実から目を背けることなく、仲間に対しても率直な意見を言うことができます。

それに加えて感情的なところもあるため、仲間が悩んでいると放っておけずに真剣に考えて思いをぶつけることもあり、そんなところが好きだという方がたくさんいました。

Free!の第1期が放送されてから6年間ずっと竜ヶ崎怜のファンだという方もいました。竜ヶ崎怜は第1期では皆の和を繋ぐ重要なキャラクターの一人だったので、竜ヶ崎怜の行動には泣かされたという方がたくさんいました。竜ヶ崎怜が動いてくれたおかげで松岡凛との溝もなくなり、松岡凛は水泳の楽しさを思い出すことができました。

Free!を全シーズン見終わったあとも、竜ヶ崎怜推しは変わらなかったという方が多数いました。Free!のストーリーの要になっているだけでなく、竜ヶ崎怜がいなかったら第2期以降は違うストーリーとなっていたかもしれません。

竜ヶ崎怜はスポーツを理論で考えており、カナヅチで泳げないというキャラクターでした。そのため、一時期は県大会の出場も危ぶまれましたが、努力家でアドバイスを素直に受け入れる柔軟な性格なため、無事にバタフライを泳ぐことができるようになりました。県大会の個人戦では残念ながら結果を残す事ができませんでしたが、リレーでは皆に繋いで地方大会に出られるほどの成長を遂げました。

また泳ぎだけでなく、Free!に登場するキャラクター達同士のわだかまりを解く役割も担っていました。竜ヶ崎怜は幼馴染ではない第三者であるがゆえの悩みを持っており、それを松岡凛に全力でぶつけます。この行動は、松岡凛が水泳に対しての考え方を変えるほどの影響を与えました。そんな竜ヶ崎怜はFree!の第3話から本格的に登場するので、ぜひ注目してアニメを観てみてください。