【銀魂】神楽の声優は無駄遣い？釘宮理恵が演じたアニメキャラ・作品も紹介

まずは、「銀魂」に登場するキャラクター・神楽について、そして神楽を演じる釘宮理恵さんについて、ご紹介していきましょう。

「銀魂」は空知英秋さん原作の漫画作品で、テレビアニメとしては2006年4月から2018年10月に渡って、第265話まではサンライズ、第266話以降はバンダイナムコピクチャーズにて制作・放送され、大好評を博しました。

「銀魂」は、SF時代劇という体裁のもとに繰り広げられる人情コメディです。原作は「週刊少年ジャンプ」に連載された後「ジャンプGIGA」に完結編が掲載されましたが、物語が完結しなかったため、今後「銀魂公式アプリ」にて公開される予定となっています。アニメ版も、原作を忠実に再現しながら独自のエッセンスを組み込んで、大人気となりました。

「銀魂」のアニメ版では、放送枠の移動や打ち切り、原作に追いついてしまった事情や製作費、画面アスペクト比など、アニメ製作の裏側までパロディ展開されていました。他のアニメや特撮作品のパロディもふんだんに使用され、危険すぎるネタなども多かったため苦情も殺到したようです。ただ、それすらも番組内ではネタとなっていました。

江戸時代の末期、天人（あまんと）と呼ばれる宇宙人が地球に来襲し、長きに渡る攘夷戦争が巻き起こります。多くの攘夷志士が天人を戦いますが、結局江戸幕府は天人の侵略を受け入れてしまいます。そのため、国のための戦った攘夷志士たちは逆に弾圧の対象となり、その勢力は衰えていきました。

そんな中、いい加減で無気力ですが実は侍魂を持ち続けている坂田銀時が、江戸で万事屋を始めます。そこに、剣術道場の跡取りである志村新八、戦闘種族・夜兎族の少女である神楽が加わり、江戸のあらゆる依頼ごとに応えていきます。基本はこの三人を中心としたドタバタギャグですが、時折人情ストーリーやシリアスなバトルも組み込まれます。

神楽は、宇宙最強を誇る戦闘種族・夜兎族（やとぞく）の生き残りです。坂田銀時の万事屋に住み込みで働いており、「ゲロを吐いたヒロイン」ということで「ゲロイン」などとも呼ばれています。チャイナ服を着ていることが多いため、「チャイナ」「チャイナ娘」とも呼ばれます。語尾に「～アル（カ）」「～ネ」「～ヨ」「～ヨロシ」など胡散臭いチャイナ口調で喋ります。

性格はぶっきらぼうで型破りなところがあり、口もかなり悪いです。しかし、一方では動物の面倒を見るのが好きだったり、かわいらしい傘が好きだったり、バレンタインに恥ずかしがってチョコを渡せなかったりと、女の子らしい一面もあります。夜兎族の特性で食欲が凄まじく、好物は酢昆布です。また、好きな音楽は演歌です。

地球には出稼ぎを目的に密航してきましたが、いつしか銀時の万事屋で働くようになります。結局、銀時の給料未払いが続いたことで逆に銀時たちになついてしまい、一度父親が迎えに来たこともありましたが、自らの意志で万事屋に留まりました。銀時や新八、ペットの定春のことを心から慕っており、万事屋メンバーのことを「もう一つの家族」だと思っています。

釘宮理恵さんはアイムエンタープライズ所属の声優で、歌手としても活躍されています。生年月日は1979年5月30日。大阪府生まれの熊本県育ちで、血液型はB型。くぎみー、釘様、くぎゅなどの愛称で親しまれています。

好きな食べ物はライチ、レバ刺し、麺類。嫌いな食べ物は椎茸とネバネバ系。好きな映画は「少林サッカー」で、全般的に「眼鏡をかけたキャラクター」が好きだそうです。ガーデニングを趣味としており、ヨークシャテリアを二匹飼っていらっしゃいます。

1998年、セガサターンのゲームで声優デビューし、当時から幼女や10代の少女を多く演じています。その後、「十二国記」の泰麒、「鋼の錬金術師」のアルフォンスなどの少年役も演じ、様々なキャラクターを演じていくようになります。ツンデレ系の役が多いため、「ツンデレの女王」と呼ばれたりもしています。

2008年の声優アワードでサブキャラクター女優賞を、2009年の声優アワードでは主演女優賞を受賞しています。独特な声でファンも多く、彼女の熱烈なファンの挙動は「釘宮病」とも言われます。声優になるきっかけは高校生の時で、学校行事でアナウンスを担当した際に「司会が上手だったね」と同級生に褒められたことから声優を意識し始めたそうです。

一部の声の中に「神楽は声優の無駄遣い」だと言われたりもしたようです。それは一体どういうことなのでしょうか？また、神楽は「途中から声が変わったのでは？」とも言われました。その辺りの事情について、ご紹介します。

ある時、ネット界隈で「神楽は声優の無駄遣い」という話が流れました。それは「銀魂は声優が豪華すぎる」という評価の声の裏返しで、アンチ的な意味合いで「声優の無駄遣い」という言い方をしていたようです。

「声優の無駄遣い」の定義

• どうでもいい作品に実力派・ベテラン声優を起用する
• 作品のクオリティが声優の豪華さの追いついていない
• ほとんどセリフがないような役に豪華な声優を起用する
• レギュラー声優はあまり有名ではないが、ゲストキャラがやたら大物声優を起用する

上記のような定義により、ネット上でのスラングとして「声優の無駄遣い」という言い方がされるようです。「銀魂」でも神楽に対してそのような声が挙がりましたが、逆に作品内で主役の銀時が「声優さんの無駄遣いと言われた」「声優さんを使いこなしてるよ！」とネタとして取り上げていました。こうした批判すらネタにしてしまうところが「銀魂」の面白いところのようです。

神楽の声がイメージに合っているか？という議論もよくなされるようですが、「合っている」という意見が多いようです。キャラクターの性格的にゲス発言が多い神楽ですが、それだけに「子供っぽくて純粋なイメージがある」釘宮理恵さんの声は逆にヘビーに感じなくてピッタリなようです。因みに釘宮理恵さんは下ネタ嫌いだそうですが、それであそこまで演じられるのだから「さすがプロ！」とも言われています。

番組の途中から「神楽の声が変わったのでは？」という声が挙がったようですが、実は変わってはいません。テレビアニメの「銀魂」が放送開始されたのは2006年。当時の釘宮理恵さんは27歳でした。それから12年演じ続けておられますので、若干声が変わってきたとしても不思議ではありません。しかし、キャラの声としては全く違和感はなく、ファンの間に不平不満はないようです。

神楽のグッズ類にはかわいい物がたくさんあります。こちらは「つままれストラップ」です。寝ぼけた神楽の表情がとてもかわいいと評判です。

こちらは「G.E.M.シリーズの神楽」です。「吉原炎上編」の神楽をイメージして造られた1/8フィギュアで、鋭い表情とかわいい表情が使い分けられます。

こちらも「G.E.M.シリーズの神楽」ですが、お馴染みのチャイナ服バージョンです。いつも元気な神楽のイメージで、傘に加えて酢昆布も付いています。

こちらは「神楽のもぐっしょん」です。クッションの割りにぺっちゃんこという声もありますが、中に描かれている神楽がかわいいと評判です。

神楽を担当した声優の釘宮理恵さんは、他にも多くの役をこなされています。まずは、その中でも「女の子」役をいくつかご紹介しましょう。

水瀬伊織は、2011年に放送された「THE IDOLM@STER」に登場したキャラクターで、765プロの候補生です。育ちが非常にいい令嬢で、趣味は海外旅行とショッピングです。わがままな性格で、思い通りにいかないと怒り出しますが、利害関係のある相手には猫をかぶったりもします。

シャナは、2005年から2006年にかけて放送された「灼眼のシャナ」の主人公です。「炎髪灼眼の討ち手」という称号を持つフレイムヘイズで、見た目は少女ですが不老のため実年齢は不詳です。普段は黒髪・黒目ですが、戦闘時は焔髪・灼眼となり、自在に変形する「夜笠」という黒衣をコート状にして纏います。

筑紫澪は、2008年から2009年にかけて放送された「絶対可憐チルドレン」に登場するキャラクターで、瞬間移動能力者です。その能力はザ・チルドレンの三人を軽く手玉に取るほど強力ですが、負担が大きく暴走することもしばしば。ひどい境遇で育ったようで、保護してくれた兵部をとても慕っています。

ルイズは、2006年に放送された「ゼロの使い魔」の主人公です。フルネームはルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。ヴァリエール家の三女で、スタイルにコンプレックスを持っている16歳の少女です。逆に顔には自信を持っており、自分自身を「天下に冠する美少女」と称えています。気位とプライドが高く、短気で気難しく癇癪持ちですが、泣き虫で子供っぽい面もあります。

逢坂大河は、2008年から2009年にかけて放送された「とらドラ！」に登場したヒロインです。多くの男子生徒から告白されたルックスの持ち主ですが、実は凶暴で恐れられてもいます。「手乗りタイガー」というあだ名で呼ばれたりもしますが、本来の性格は泣き虫でかなりのドジっ娘でもあります。

三千院ナギは、2007年から2009年にかけて放送された「ハヤテのごとく！」のメインヒロインです。三千院財閥の一人で、わがままで気が強く、素直にお礼を言ったり謝ったりできない性格です。また、思い付きで行動するタイプでもあり、ハヤテをいつも振り回しています。

神崎・H・アリアは、2011年に放送された「緋弾のアリア」のメインヒロインです。専門科目は「強襲科」で、Sランク。チーム・バスカービルの副リーダーで、「双剣双銃（カドラ）のアリア」とも呼ばれています。わがままで直情的な性格で、考えなしに事件に首を突っ込み、他人の意見を全く聞かないタイプです。

神楽を担当された釘宮理恵さんは、女の子以外にも多彩な役を演じられています。では次に、男の子や人外の役をご紹介します。

桃太郎は、2008年から2009年にかけて放送された「絶対可憐チルドレン」に登場したエスパーのモモンガです。P.A.N.D.R.A.の構成員で、空気の塊を誘導弾として飛ばしたり、精神感応能力で人間と会話したりでき、予知能力もあります。元々はペットでしたが、ある日突然改造されました。また、ザ・チルドレンの現場運用主任である皆本光一の幼少期も、釘宮理恵さんが演じています。

ハス太は、2012年から2013年にかけて放送された「這いよれ！ニャル子さん」に登場したハスター星人の一個体です。ニャル子やクー子とは同級生で、性格は邪気のない癒し系で照れ屋です。小柄な美少女のような外見ですが性別はオスで、見かけによらず戦闘能力は高いものがあります。

アルフォンス・エルリックは、2003年から2004年にかけて放送された「鋼の錬金術師」に登場した主人公・エドワードの弟です。14歳の少年ですが、亡くなった母を生き返らせようとした人体錬成の失敗によって肉体を失い、魂だけの状態のため鎧を身に着けています。温和で心優しい性格で、常に兄のことを気にかけています。

まめっちは、2009年から2015年にかけて放送された「たまごっち！」の主人公です。高学年クラスの男の子で、何でも作れる特技がありますがよく爆発させてしまいます。たまごっちスクールでは、クラスメイトだけでなく教師からも信頼されています。

リヒテンシュタインは、2009年から2011年にかけて放送された「ヘタリア」に登場したキャラクターで、スイスの義妹という役柄です。上品な喋り方でおとなしい性格ですが、自分の意見ははっきりと言うタイプです。人間観察に長けており、ハイテクも得意分野です。

白雪みぞれは、2008年に放送された「ロザリオとバンパイア」に登場したキャラクターで、雪女の美少女です。幼い頃に人間に拒絶されたことから、孤独感を覚えることが多く、学校も不登校です。性格はクールで馴れ合いを好みません。常にマイペースで、ヤンデレ気味なところもあります。

では、ここで神楽の声優・釘宮理恵さんについてツイッターで呟かれた感想や評価について、いくつかご紹介しましょう。

人気声優の方々には、誕生日にこうしたファンからのお祝いツイートがたくさん寄せられますが、釘宮理恵さんも例外ではありません。毎年、たくさんのお祝いツイートがあります。

「ゲロを吐いたヒロイン」ということでゲロインと呼ばれる神楽ですが、そんな部分も魅力の一つだというツイートはかなり多かったです。

アニメの「銀魂」では、神楽の釘宮理恵さん以外にも多くの有名声優が出演されています、その辺りも「声優の無駄遣い」と言われる所以ですが、皆さんとても楽しく演じられています。

釘宮理恵さんは、アニメ声優だけでなく、歌手やナレーターとしても活躍されています。特に、様々なアニメのキャラクターソングを歌われることが多いようです。

神楽に限らず、釘宮理恵さんの演じる役は戦闘力の高いキャラが多いようです。それでいてかわいいキャラばかりなので、そこがまた人気の秘訣のようです。

本当に様々な役を演じられている釘宮理恵さん。「ツンデレの女王」と呼ばれるだけあってツンデレキャラが多いですが、ファンも驚くほど多彩な役どころを演じられています。

以上、「銀魂」の神楽の声優・釘宮理恵さんに関するまとめでした。「声優の無駄遣い」といった声は逆に一流声優の証で、神楽もとても素敵なキャラクターです。これからも、釘宮理恵さんの魅力的な声に注目していきましょう！