鋼の錬金術師の声優一覧まとめ！一期と二期でキャストが変更された？

少年ガンガンにて2001年8月号から2010年7月号まで連載されていた鋼の錬金術師ですが、そのストーリーとはどんなものでしょうか。まずは簡単にストーリーを説明しましょう。

錬金術が発展したアメストリスで、身長にコンプレックスを抱く主人公のエドワード・エルリックの冒険を描くダークファンタジーです。禁忌とされる人体錬成によって弟の肉体すべてと、自らは右腕と左足を失いました。失ったものを取り戻すため、兄弟は旅を続けます。

連載開始からわずか3巻までの発行でアニメ化となった鋼の錬金術師だったので、一期の前半部分は原作と同じストーリー展開だったのですが、後半部分は同じ展開をしてしまうと原作を追い越してしまうことになりました。アニメで原作を追い越して結末を語るわけにはいかず、苦肉の策でストーリー展開が変更されることになりました。

錬金術に使われるエネルギーに関する説明が原作で説明されていなかった段階で、第一期では現実世界の人間の命が錬金術のエネルギーだとしました。その結果、主人公のエドワードは現実世界と関わりを持ち、最終的には現実世界で生きることになってしまいます。原作とは違いすぎる展開に、当時は賛否両論でした。

原作を完全に準拠した鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMISTが制作されました。第二期と呼ばれていますが、実際には続きというわけではなく、全くの別作品ととらえるのが正解でしょう。

月刊誌での連載であった鋼の錬金術師の最終回は、2010年7月号（6月11日発売）に掲載されました。鋼の錬金術師FAはその後まもなく、7月4日に放送されました。連載中の漫画とほぼ同時にアニメが最終回を迎えるのは、現在でも珍しいことのようで、ネットニュースで大々的に取り上げられるほど、大きな話題となりました。

鋼の錬金術師声優陣は豪華な顔ぶればかりです。まずは主要キャラクターの声優を紹介しましょう。キャストが変更になったキャラクター、変更されず続投になったキャラクターがあるので、一期と二期での違いを確認してみてください。

鋼の錬金術師の主人公エドワードと、その弟アルフォンスです。猪突猛進の兄エドワードと、おっとりしているけどしっかり者の弟の兄弟です。兄は小柄な少年で、弟は大柄な鎧（中身は空っぽ）の姿をしています。

鋼の義手と義足を装着した、軍事国家アメストリスの国家錬金術師で、二つ名は鋼です。そのため鋼の錬金術師と呼ばれています。幼い日に亡くした母を禁忌とされる人体錬成によって取り戻そうとした結果、左足を失い、そして肉体を失った弟の魂を鎧に定着させるために、右腕を失いました。

母の錬成を試みた際に、「真理の扉」を見てしまったために、本来錬金術を使用する際に必要とされる錬成陣を用いることなく錬金術が使えます。幼い日に父親に捨てられたと思い込んでおり、父親に対しては嫌悪感しか持っていません。

鋼の錬金術師一期でエドワードを演じる声優は、朴璐美さんです。少年役を中心に、大人の色っぽい女性なども演じる方です。声優としての人気もさることながら、かなりの美人としても有名な方です。アニメだけではなく、洋画の吹き替えにも多数出演されていて、さらに舞台までと、幅広く活躍されています。

常にエドワードに寄り添い、行動を共にする弟のアルフォンスです。禁忌とされる人体錬成によって肉体を失い、魂をエドワードの右腕と引き換えに鎧へと定着してもらいました。猪突猛進型の兄、エドワードに反しておっとりしていますがしっかり者であるとされています。動物が好きで、よく捨て猫を鎧の中に隠して飼おうとしては、エドワードに叱られることがありました。

鋼の錬金術師一期でアルフォンスを演じる声優は、ツンデレキャラを演じさせたら日本一と言われるほど、そういったキャラを演じることの多い釘宮理恵さんです。アルフォンスをきっかけに少年役を演じる機会が増えたそうです。

エルリック兄弟を陰となり日向となり支える関係者たちです。血縁こそありませんが、エルリック兄弟にとってはとても大切な家族であり、かけがえのない存在となっています。

エドワードとアルフォンスの幼馴染で、若くして一流の技術を身に付けた、機械鎧技師のウィンリィ・ロックベルです。エドワードに対しては狂暴で暴力的なキャラとして描写されることの多い彼女ですが、涙を流せないエドワードの代わりに涙を流すなど、実は心の優しい少女です。

鋼の錬金術師一期でウィンリィを演じる声優は豊口めぐみさんです。ポケモンやD.Gray-man、スウィートプリキュアなどで主要キャラクターを演じ、大人の女性やかわいらしい少女まで幅広く活躍しています。活発で明るいウィンリィを演じられました。

若かりし頃には、女豹と恐れられた機械鎧技師のピナコ・ロックベルです。ウィンリィの祖母で、母を亡くし、父は行方不明という状況でエドワードとアルフォンスの保護者的存在でした。小柄なことから、小柄なことを気にしているエドワードとはよく「豆粒」と言い合って口喧嘩をしています。

鋼の錬金術師一期でピナコを演じる声優は麻生美代子さんです。サザエさんのフネ役で馴染みのある方です。フネとは違い強いピナコですが、エルリック兄弟には愛情を持って接しているため、所々にフネの優しさが垣間見えるような演技をされていました。

母を失って間もない頃のエドワードとアルフォンスと出会い、錬金術の師匠となります。錬金術の基礎と、錬金術とは関係がなさそうな体術を「精神を鍛えるなら、まず肉体から」と教えた人物です。初めての妊娠中に病気になり、流産した悲しい経験をしています。そのため自らも人体錬成をしてしまい、二度と子供の産めない身体になりました。厳しくも優しい師匠であり、エルリック兄弟には母親のような存在でもあります。

鋼の錬金術師一期でイズミを演じる声優は津田匠子さんです。母親役や年配の女性役の多い方ですが、舞台女優としても活躍しています。厳しくも力強く優しいイズミを演じられていました。

アメストリス軍中央司令部マスタング組と呼ばれる、エルリック兄弟と関わりの深い軍人たちです。それぞれのつながりが深く、互いに上下関係を取り払ったように深い信頼関係が成り立っています。

鋼の錬金術師で最も人気のあるキャラクターが、中央司令部に所属するロイ・マスタング大佐です。容姿はかっこいいのに、焔を扱うことから湿度と相性が悪く、「雨の日は無能」と部下から言われてしまう情けなさもあります。そんなギャップに女子人気の高いキャラクターです。

鋼の錬金術師一期でマスタング大佐を演じる声優は大川透さんです。おじさん役が多く、若い女性から黄色い声援を受けたことがなかったと語る大川さんですが、マスタング大佐を演じて初めて黄色い声援を受け、「こんなおじさんにキャーキャー言ってくれるのが嬉しい」といったことを語っていました。どっしりとした貫禄のあるマスタング大佐を演じられていました。

マスタング大佐の部下で副官的存在のリザ・ホークアイ中尉です。銃の扱いに長けていて、スナイパーとしても一流です。雨の日に焔の錬金術師ますが戦闘しようとしたところ、焔の錬金術には湿気が大敵であり、「雨の日は無能なんですから引っ込んでてください」と言って足蹴りを食らわせる強い女性です。

鋼の錬金術師一期でリザ・ホークアイ中尉を演じる声優は根谷美智子さんです。交響詩篇エウレカセブンやフルメタルパニックなどで主要キャラを担当しています。成人女性が中心ですが、少女役もこなす幅広さで活躍しています。母性のある芯の通った強い女性という印象のホークアイ中尉を演じられました。

エドワードやアルフォンスにとって、頼れる兄貴のような親近感があるのがジャン・ハボック少尉です。咥え煙草がトレードマークで、上下関係の厳しい軍属でありながら、上官の前でも構わず煙草を咥えています。とにかく女性運が悪く、振られてばかりの可愛そうなイケメンです。

鋼の錬金術師の一期でハボック少尉を演じる声優は松本保典さんです。主に青年役が多いようですが、サザエさんやドラえもんなどで主要なキャラを演じられています。飄々とした雰囲気の中にも頼れる兄貴のような優しさのあるハボックを演じられていました。

士官学校を首席で卒業するほどの頭脳明晰なハイマンス・ブレダ少尉です。犬嫌いで、犬恐怖症でもあります。子犬を拾ってきたフュリー曹長のおかげで、逃げ惑う姿はその風貌からはかけ離れている様子でした。明晰な頭脳で、ロイのサポートをしたり、行方不明の要人を探したり、行動力もあります。

鋼の錬金術師の一期でブレダ少尉を演じる声優は志村知幸さんです。主要キャラを演じる機会は少ないですが、吹き替えを中心に活動されています。説得力のある存在感と、知性溢れるブレダ少尉を演じられていました。

歩くデータベース、生き字引とでもいえるほどの記憶力の持ち主である、ヴァトー・ファルマン准尉です。軍人でありながら武闘派とは程遠いため、何かと苦労の多いキャラクターです。

鋼の錬金術師一期でファルマン順位を演じる声優は室園丈祐（むろぞのたけひろ）さんです。吹き替えを中心に活躍されています。渋くて耳障りのいい声で、ファルマン准尉の苦労性を隠してくれるような演技をされていました。

童顔で怖がりなケイン・フュリー曹長です。通信機器に関するスペシャリストでもあります。子犬（ブラックハヤテ号）を拾ってきて、救ってやろうという優しさもありますが、子犬が一騒動（ブレダ少尉を参照してください）を起こすとは思いもよらないことでした。

鋼の錬金術師一期でフュリー曹長を演じる声優は白鳥哲（しらとりてつ）さんです。少年役を中心に声優でも活躍されていますが、ドラマや映画などの映像作品に多数出演するほかに、映画監督としても高い評価を得ているマルチな活躍をされています。気の小さいフリー曹長を、熱演されていました。

ロイの親友で、妻と娘を溺愛するマース・フューズ中佐です。国を変えるために上を目指すロイのために、下から支える役目を買って出る親友想いのキャラクターです。妻を愛するがゆえに、妻の姿をしたエンヴィーに命を奪われてしまいます。

鋼の錬金術師一期でフューズ中佐を演じる声優は藤原啓治さんです。まるでフューズ中佐を演じるために生まれてきたかのような、似通った姿をしているのが印象的な方です。父親役を多く演じられていて、演じる父親はほとんどが理想とされる父親として人気が高いです。理想の父親であり、親友を支えるために尽力する素敵なフューズ中佐を演じられました。

国家錬金術師で、剛腕の二つ名を持つアレックス・ルイ・アームストロング少佐です。感動屋で涙もろく、軍人でありながら敵に対して冷徹になれない優しい人柄です。戦闘時には錬成陣の描かれた手甲で対象物を殴り、錬成をして矢のような形のものを飛ばしたり、地面にトゲのようなものを出現させて攻撃をします。

鋼の錬金術師一期でアームストロング少佐を演じる声優は内海賢二さんです。2013年6月13日に75歳で他界されましたが、様々なアニメや吹き替えなどで主要なキャラクターを多数演じられていました。暑苦しいアームストロング少佐を熱演されていました。

まだ大人の庇護を必要とする年齢でありながら、大人を頼ることをしないエルリック兄弟を厳しく叱りつける母性があります。左官相当の上官と同じ立場のエドワードを厳しく叱ることに躊躇はなかったものの、のちにその行為を叱責しなかったことを心底安堵する様子が見られます。

鋼の錬金術師一期でマリア・ロス少尉を演じる声優は斎賀みつきさんです。演じられる役柄のほとんどが少年や男性であることから、声優に詳しくないファンには本人を男性であると思い込んでしまう人も多いといいます。男性役が多いとは思えないほど、強くてりりしくも優しいロス少尉を演じられました。

まじめな性格であるのに、ノリはとてもいいデニー・ブロッシュ軍曹です。他人の色恋に目ざといところがあり、エドワードからは「色ボケ軍曹」などと呼ばれています。秘かにロス少尉に思いを寄せているようです。

鋼の錬金術師一期でデニー・ブロッシュ軍曹を演じる声優は原田正夫さんです。活躍の場はまだまだ少ない方ですが、これからに期待したい声優の方です。ロス少尉とともにエドワードやアルフォンスのために奮闘する姿が印象的な素敵な演技をされていました。

読んだ本の内容は一期一句間違えることなく記憶にとどめる、素晴らしい記憶力の持ち主のシェスカです。国立中央図書館第一分間で働いていましたが、書物があるとつい読んでしまう悪癖でクビになってしまいました。その後記憶力のおかげでエルリック兄弟に貢献したことから、ヒューズ中佐の部下として働くことになります。

鋼の錬金術師一期でシェスカを演じたのは若林直美さんです。アイドルマスターの秋月律子として大活躍されています。自分に自信がない後ろ向きな印象のあるシェスカを熱演されていました。

ヒューズ中佐の妻で、アップルパイが得意なグレイシア・ヒューズです。軍人ではありませんが、ヒューズの妻として夫が軍人であるが故の苦悩を抱えています。しかしとても明るく優しい人物であり、料理上手としても知られています。

鋼の錬金術師一期でグレイシアを演じる声優は三石琴乃さんです。セーラームーンや、エヴァンゲリオンなど著名な作品で主要なキャラクターを演じています。ヒューズ中佐を支える軍人の妻であり、強い心を持った気丈な女性として熱演されていました。

鋼の錬金術師一期ではホムンクルスの扱いが原作とかなり異なります。そのため原作とはキャラクターや性格など様々な違いがあります。一期でのホムンクルスは、人体錬成の失敗作がもとになっています。そのため人間を深く憎んでいたり、憧れを抱いていたりと、人間臭さのあるキャラクターとして描かれています。

色欲のホムンクルス、ラストです。原作とは違い、元はイシュヴァール人であり、スカーの兄の恋人だったようで、幸せな記憶がよみがえるたびに人間へのあこがれが大きくなっていきます。敵役であったはずのホムンクルスではありましたが、エルリック兄弟に協力して人間になりたいと願う姿が印象的でした。

鋼の錬金術師一期でラストを演じる声優は佐藤ゆうこさんです。おっとりした性格ですが、アニメだけではなく吹替などでも活躍されています。色欲のホムンクルスのため、色気とけだるさを併せ持っていますが、人へのあこがれによって思い悩む姿を熱演されていました。

嫉妬のホムンクルス、エンヴィーです。原作とは違い、エンヴィーのもとになったのはエルリック兄弟の異母兄弟でした。父を憎み、恨み続けました。最後には父の手によって、真理の門へと錬成されました。

鋼の錬金術師一期でエンヴィーを演じる声優は山口眞弓さんです。豪快な役や少年役を中心に活躍されています。鋼の錬金術師のラジオ出演の際、声だけを聞くと男と間違われるといった悩みをは語られていました。えげつない性格のエンヴィーを豪快に熱演されていました。

暴食のホムンクルス、グラトニーです。「食べていい？」が口癖で、幼い子供のようで、ラストを母親のように慕っていましたが、失ったことで制御しにくくなります。その後グラトニーを作ったとされるダンテ（一期オリジナルキャラ）によって自我を奪われると、ダンテさえもわからなくなってしまいます。

鋼の錬金術師一期でグラトニーを演じる声優は戸高靖広さんです。セーラームーンや、ビックリマンなどで主要なキャラクターを演じられています。幼い子供のようなグラトニーと、怪物のようなグラトニーとふり幅の大きい演技をされていました。

強欲のホムンクルス、グリードです。原作とは違い、グリードを作ったとされるダンテを愛しており、彼女のために封印されてしまいます。強欲のホムンクルスというだけに、金も、名誉も、女も欲しいと何に対しても独占欲が強いのですが、すべてを守ってやるという仲間想いな一面もありました。

鋼の錬金術師一期でグリードを演じる声優は諏訪部順一さんです。様々なアニメで主要キャラクターを演じる大人気な方です。強欲で傲慢な口ぶりでありながら、冷酷にはなれない優しさのあるグリードを演じられていました。

鋼の錬金術師一期オリジナルのキャラクターで、怠惰のホムンクルス、スロウスです。スロウスのもとになったのはエルリック兄弟の母親です。そのためエルリック兄弟の心を乱す存在ではありますが、母親としてエルリック兄弟と接した記憶がよみがえり、苦悩しながらも最後には母として封印されます。

鋼の錬金術師一期でスロウスを演じる声優は鷹森淑乃さんです。成人女性の役を中心に活躍されています。包み込む暖かく優しい母と、敵役であるスロウスの板挟みに悩みながらも最後まで敵役に徹する冷酷な面もありますが、最後にはやはり母の顔を見せる優しい演技をされていました。

鋼の錬金術師一期のオリジナルのキャラクターで、憤怒のホムンクルス、ラースです。もとになったのはイズミの亡くした子供です。母を求める幼さと、冷酷さを併せ持つキャラクターです。

鋼の錬金術師一期でラースを演じる声優は水樹奈々さんです。少女役や女性役の多い方で、少年役もこなしていますが、少年役はこの当時では珍しい役柄でした。声優業の傍ら、アーティスト業にも力を入れて精力的に活動されています。かわいいのに冷酷なラースを演じられていました。

アメストリス軍大総統キング・ブラッドレイでありながら、傲慢のホムンクルス、プライドです。大総統としては飄々とした気のいいおじさん風の人物ですが、ホムンクルスとしては冷酷な人物です。原作では憤怒のラースですが、一期ではプライドとなりました。

鋼の錬金術師一期で大総統キング・ブラッドレイであり、傲慢のホムンクルスプライドを演じる声優は柴田秀勝さんです。悪役や地位の高い役を中心に活躍されています。軍の最高位である貫禄と、優しいおじさん、冷酷なホムンクルスを熱演されました。

鋼の錬金術師二期では、スタッフもそうですが、声優が大幅に変更になっています。はっきりとした発表があったわけではないのですが、変更があったキャラクターに関しては、成長、存在感、周りの環境が鋼の錬金術師一期とはかなり変わってくるので、変更したのではないかと憶測が飛び交いました。

鋼の錬金術師二期ではエルリック兄弟は変更にはならず、エドワードは一期同様に朴璐美さん、アルフォンスは一期同様に釘宮理恵さんが続投されました。一期と同じく、猪突猛進の兄エドワードと、おっとりだけどしっかり者の弟アルフォンスを熱演されました。

鋼の錬金術師二期では一期よりもエルリック兄弟を支える人々はさらに増えていくのですが、ここでは一期と二期で共通した、声優が変更となったキャラクターのみ紹介していきます。

二期でウィンリィを演じる声優は、高本めぐみさんです。一期の豊口めぐみさんから変更になりました。活発で明るい印象ばかりが目立っていたように見られがちだった一期のウィンリィに比べて、少々大人っぽい印象を与えるウィンリィを演じられました。

鋼の錬金術師二期ではマスタング組の声優は大幅に変更されました。それぞれのキャラクターのつながりは変わりませんが、成長や支え合う形に変化があるため、変更されたのではないかと推測されています。

二期でロイを演じる声優は、三木眞一郎さんです。一期の大川透さんから変更になりました。どっしりとした貫禄があり、渋くてかっこいいことが強調されていた一期に比べ、若造であることが前面に押し出されている印象の二期では、貫禄のある声よりも若さが感じられる声の三木眞一郎さんの方が重宝されたようです。

二期でホークアイ中尉を演じる声優は、折笠富美子さんです。一期の根谷美智子さんから変更になりました。様々なアニメで主要キャラをされています。一期の芯の通った強い女性が持つ貫禄のようなものは排除され、より女性らしさが強調されていた二期では、やわらかい印象の折笠富美子さんの声の方が合っていたのでしょう。

鋼の錬金術師二期でハボック少尉を演じ声優は、うえだゆうじさんです。一期の松本保典さんから変更になりました。様々なアニメで主要キャラを演じられています。身体が不自由になるという悲劇が襲うので、イメージを変えたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でブレダ少尉を演じる声優は、佐藤美一（さとうびいち）さんです。一期の志村知幸さんから変更になりました。出演作は多くはありませんが、様々なアニメで幅広く活躍されています。一期ではキャラクターの雰囲気に合うキャスティングで、年齢がマスタング大佐に近い雰囲気でしたが、二期では少し部下らしく若い感じに印象を変えたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でファルマン准尉を演じる声優は、浜田賢司さんです。一期の室園丈祐さんから変更になりました。様々なアニメで主要なキャラを演じられています。こちらもブレダ少尉同様に、部下らしく年齢が若く感じるキャスティングになったのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でフュリー曹長を演じる声優は、柿原徹也さんです。一期の白鳥哲さんから変更になりました。少年役が多く、多数のアニメで主要キャラを演じています。フュリー曹長は少年ではありませんが、気が弱く幼い顔立ちに見合ったキャスティングとなったのではないでしょうか。

鋼の錬金術師二期でロス少尉を演じる声優は名塚佳織さんです。一期の斎賀みつきさんから変更になりました。様々なアニメで主要キャラを演じられています。はじめから強くりりしい雰囲気の一期のロス少尉に比べて、次第に強くりりしくなっていくので、かわいらしさが求められたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でブロッシュ軍曹を演じる声優は、早志勇紀さんです。一期の原田正夫さんから変更になりました。ブロッシュ軍曹も次第に成長していくので、一期よりも若い声が求められたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でシェスカを演じる声優は、藤村知可さんです。一期の若林直美さんから変更になりました。若林さんはより若く幼いシェスカ、といった雰囲気でしたが、社会人としてすでに働いているので、若さだけではない落ち着きを求められての変更ではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期では、一期と比べて全体的に声の若いキャストに変更されました。初期から成長しきった感じの一期に比べ、二期ではストーリーの経過とともにキャラクターが大きく成長していくためではないかと推測されていました。

鋼の錬金術師二期でグレイシアを演じる声優は、半場友恵さんです。一期の三石琴乃さんから変更になりました。様々なアニメやゲームで2つ以上の役柄を担当することもある幅広い声音で活躍しています。二期でのグレイシアはより母性を求められるため、若さのある三石琴乃さんよりも落ち着きのある声を求められたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期では、原作通りのホムンクルスの設定と、キャラクターとなっています。声優が変更したわけではなく一期とは全く違うキャラクターも存在しています。

鋼の錬金術師二期でラストを演じる声優は井上喜久子さんです。一期の佐藤ゆうこさんから変更になりました。少女から成人女性まで幅広く活躍しています。色欲のホムンクルスなので、より色気が求められての変更ではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でエンヴィーを演じる声優は、高山みなみさんです。一期の山口眞弓さんから変更になりました。コナン役として知られる高山みなみさんですが、えげつない性格であり、あどけない少年臭さもあるエンヴィーの、少年臭さを引き出すための変更ではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でグラトニーを演じる声優は白鳥哲さんです。一期の戸高靖広さんから変更になりました。グラトニーは前半は幼い言動が多く、ゆるキャラのような風貌からかわいらしい声を想像しがちですが、実際は敵役であるため、狂暴な面もあります。そのため、グラトニーの特徴を表現するために変更されたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でグリードを演じる声優は、中村悠一さんです。一期の諏訪部順一さんから変更になりました。様々なアニメで主要キャラを演じられています。大きくストーリーに関わってくるので、一期とは印象を変えるために変更されたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師二期でスロウスを演じる声優は、立木文彦さんです。一期には存在しないキャラクターですが、スロウスとしてでは鷹森淑乃さんから変更になっています。「めんどくせぇ」が口癖の怠惰を体現したホムンクルスです。国土錬成陣のために穴を掘り続けていました。

鋼の錬金術師二期でラースを演じる声優は柴田秀勝さんです。キング・ブラッドレイ役としては続投となりますが、ラースとしてでは一期の水樹奈々さんからの変更という形になります。

鋼の錬金術師二期でプライドを演じる声優は三瓶由布子さんです。一期では姿は同じですが、全くの別人で、普通の人間として登場したセリム・ブラッドレイですが、一期では津村まことさんが演じられていました。プライドとしては柴田秀勝さんからの変更ということになります。かわいらしさと冷徹さを併せ持つプライドなので、変更されたのではないかと思われます。

鋼の錬金術師、一期はオリジナル展開、二期は原作準拠と違いはありますが、それぞれ鋼の錬金術師である以上とても魅力的な作品です。原作の終了した現在でも根強い人気の作品なので、まだ見たことがないという方はぜひ鋼の錬金術師の魅力を感じてみてください。