2018年03月17日公開
2018年03月17日更新
鋼の錬金術師のホムンクルス・ラストの正体は?強さや色欲など徹底考察
『鋼の錬金術師』に登場するキャラクター『ラスト』。彼女敵キャラクターの1人としてエド達の前に立ちふさがりました。ラストは『鋼の錬金術師』という物語の中でもかなりの強敵。今回は『ホムンクルス』の中で『色欲』を冠する『ラスト』についてまとめてみました。
目次
『鋼の錬金術師』に登場するキャラクター『ラスト』
実写の鋼の錬金術師見てきた〜
— まえかわともやー@キミって言われたりする (@tonyar999) December 12, 2017
なんか色々原作と違ってたけど、一言だけ。「最初の偽賢者の石おかしくね?」あとホークアイかっこよかった(✽︎´ཫ`✽︎) pic.twitter.com/UFtu3BH9Od
『鋼の錬金術師』は『月刊少年ガンガン』で2001年から2010年まで連載された大人気漫画です。コミックスは全27巻。その人気は驚異的です。2003年と2009年に、2度に渡ってアニメ化し、さらに2003年と2009年でそれぞれアニメ映画が公開。2003年から2010年の間にゲーム11タイトル発表されており、そして2017年には実写映画にまでなりました。
ハガレンのアニメを
— WAONdog (@19980213n) March 7, 2018
一気に1話から64話みた!!
さすが人気のあるアニメだと
思った!!w
すげぇ面白かったし
途中泣きそうなった場面もあったし
とてもよかった!!!!!!!!
最高だった!!#ハガレン#鋼の錬金術師 #アニメ pic.twitter.com/qYFNi3x5xv
2005年にはUSJにて『鋼の錬金術師』の期間限定アトラクションも登場。USJクールジャパンの先駆けともなりました。そんな大人気作品『鋼の錬金術師』には魅力的な敵キャラクターも多数存在します。『ラスト』は、その『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターの1人です。
鋼の錬金術師「ラスト」 #知ってる人はRT #RTした人全員フォローする pic.twitter.com/eL9VMXyWT8
— のぶチョビット2世 (@now_mai666) January 23, 2014
『鋼の錬金術師』には『ホムンクルス』という黒幕とも呼べる敵キャラクターが存在します。ラストの正体は、その『ホムンクルス』の内の1人。『鋼の錬金術師』において強敵として主人公達の前に立ちふさがり、主人公達にとっては大きな障害となりました。『鋼の錬金術師』において、魅力的ながらも強力な敵キャラクターである『ラスト』ですが、今回は『ラスト』の強さや正体、そしてその最期についてまとめてみました。
【鋼の錬金術師】ラストの基本情報
『ホムンクルス』とは『鋼の錬金術師』という物語の中で、主人公達と敵対する存在です。冒頭でも紹介しました通り、『ラスト』の正体は『ホムンクルス』です。『鋼の錬金術師』に登場する『ホムンクルス』達は、七つの大罪に挙げられる罪の名前の1つ1つを、それぞれの名前として使用しています。『ラスト』とはその七つの大罪の1つ、「色欲」を意味しています。
仕事中「あ、これでラストです!」って返事してるとハガレンのラストが脳みそに浮かんでくる🙄色っぽいおねいさん🤘 pic.twitter.com/uHeQiNUi0k
— りお♡じゅん (@Rio_rio_Rio4) July 25, 2017
外見上ではウェーブのかかった長い黒髪と、整った容姿が特徴。「色欲」の名前にふさわしい外見と言えます。『鋼の錬金術師』ではホムンクルスの証とされる『ウロボロスの紋章』が胸元にあります。アニメ版第1期の設定では、身長はヒールを含めて170cm。『ホムンクルス』での固有の特殊能力として、指先を伸縮自在の鋭利な刃物に変化させることができる『最強の矛』を持っています。
【鋼の錬金術師】ラストの強さ
ラストの強さの象徴は、なんといってもその指先でしょう。基本情報の部分でも少し紹介しましたが、ラストは伸縮自在の指を鋭利な刃物に変化させ、武器として使用します。この能力は『鋼の錬金術師』の中で『最強の矛』と称されており、人の頭部程度なら簡単に貫通し、鎧であるアルフォンスの体をも切り裂きます(『鋼の錬金術師』コミックス第1巻、10巻)。
あと此処のラストお姐様が地味に凄く好きなんですよ……(謎の日本語)
— LEON@低浮上😭 (@DusknoirGrovyle) November 1, 2017
図書館でスカー襲撃してる場面なんですけど、目を( ✧Д✧)カッ!!っと開いてガチで殺しにきている感じがとっても好き……(ドM並の感想)
いやいやこんな美しいお姐様に殺して頂けるなんて我々の業界ではご褒美ですよ……殺して(率直) pic.twitter.com/Vll0eoZEe4
この指は『鋼の錬金術師』の中でも何度も使用されており、主人公達を追い詰めました。また、『鋼の錬金術師』に登場する『ウロボロス』にとって共通の能力として、1度や2度の致命傷では死なない体があります。ほぼ不死身ともいえる体ですので、敵からの攻撃回避をあまり考えずに攻撃に集中できます。事実『鋼の錬金術師』の中では、ラストが何度も傷を負いながら、それでも相手を追い詰めるシーンを何度か確認できます。
ハガレン読みたいやばいラスト様やばい pic.twitter.com/oM2GB8oOOb
— $$: KΔ!Τθ :$$ (@Vamvi729) August 2, 2013
さらに、ラストの強さは身体的なものだけではありません。一番の武器はその知性でしょう。『鋼の錬金術師』に登場する『ホムンクルス』の中では、切れ者とも言えます。能力にものを言わせて単純に攻撃にまわるだけでなく、裏方で計画を練ることもあれば、情報を引き出す為に主人公サイドの人間である「ハボック」の恋人として振る舞い、スパイのようなことをしていた時期がありました(『鋼の錬金術師コミックス第9巻)。
【鋼の錬金術師】ラストの正体『ホムンクルス』とは
『鋼の錬金術師』で主人公達の強敵となった『ホムンクルス』。その1人として『最強の矛』を持つラスト。では、そもそも『ホムンクルス』とは一体何なのでしょう。その正体は『鋼の錬金術師』における最大の謎でもありました。それ故、『ホムンクルス』の正体が分かったのは『鋼の錬金術師』の物語の最終局面にさしかかってからです。
鋼の錬金術師のフラスコの中の小人(お父様)って結局何者だったんだろうな https://t.co/V2w8398Gay pic.twitter.com/D5bLe9GzD6
— 日本オワタ速報 (@business_news3) January 21, 2018
『鋼の錬金術師』という物語で黒幕として登場したのは、ホムンクルス達から『お父様』と呼ばれる存在。そしてその『お父様』自身も実はホムンクルスだったのです。『お父様』と呼ばれたホムンクルスは、クセルクセス王国のとある錬金術師がホーエンハイムの血を用いて偶然に作り出した存在。この存在が『鋼の錬金術師』という物語の起源となったともいえます。
ハリーポッター
— カードキャプターもみ´・_・` (@Momi6T) May 22, 2015
賢者の石と言えば、ハガレン pic.twitter.com/qehSgXcTU5
やがてホムンクルスはクセルクセスの国民の命と引き換えに『ホーエンハイムそっくりの形をした賢者の石』となり、人間の体に近い形にります(『鋼の錬金術師』コミックス第19巻)。更にその後、『お父様』は自分の中にある「傲慢」「色欲」「怠惰」「強欲」「嫉妬」「暴食」「憤怒」を切り離し、それぞれに人の形を与えました。どれも、人間の七つの大罪です。その内の一体がラスト。
ハガレンはぶっちぎりで最強モードのホムンクルスが好きL(’ω’)┘三└(’ω’)」 pic.twitter.com/FFSdzwM6r1
— △なぎ△ (@mina_pad) October 19, 2015
「色欲」と言う名前を与えられていたことから察するに、『お父様』が七つの大罪の1つとして「色欲」を切り離したところから生まれたのがラストだったのでしょう。人の形をした賢者の石の一部。それがラストの正体です。ラスト自身も、自分が賢者の石を核として成り立っていると、敵対していたロイ・マスタングに語っていました(『鋼の錬金術師』コミックス第10巻)。
【鋼の錬金術師】ホムンクルス内でのラストの立ち位置
『お父様』から切り離された存在であるラストですが、ラストは『ホムンクルス』の中ではどういった立ち位置だったのでしょうか。ラストの姿は『鋼の錬金術師』の第1話から確認できます。『鋼の錬金術師』の1話で姿を確認できる『ホムンクルス』は『グラトニー(暴食)』『ラスト(色欲)』の2人です。
@momo_nimu セクシー、ホムンクルス、女性のところでもうラストが思い浮かんだかなー、属性はラストを倒したキャラ、その側近キャラが銃使ってるからなお一層ラストを想像した
— 線の人 (@__________man) January 7, 2015
ちなみにラストさんはこんなの↓ pic.twitter.com/XEf9d1Lw1A
この時点で『ホムンクルス』としては古株のイメージがつきました。そして実際ラストは『プライド』に続いて『お父様』から生まれた2番目の『ホムンクルス』であることが後々明かされます。同じ『ホムンクルス』である『グラトニー』に対して指示を出していたり、『エンヴィー』と『お父様』の計画について相談を受けていたところからも考えて、ホムンクルスの仲間内でも信頼される立場に立っていたと考えられます。
【鋼の錬金術師】ラストの魅力
ラストは『鋼の錬金術師』の中では敵キャラクターながら、とても魅力的なキャラクターです。強さや容姿による魅力はもちろんですが、『鋼の錬金術師』に登場するホムンクルスのメンバーにおいて、ただ1人の女性であることも重要なポイントといえるでしょう。
伊野尾さんがホムンクルス(人造人間)だったらラスト(色欲)がいい。口から血を流しながら、艶っぽい笑み浮かべてこの台詞言ってほしい。その矛で貫いてくれ〜〜😭 pic.twitter.com/yYqi9JGWG9
— 🐶🐭とぅー🐱🐰 (@conypippi) January 22, 2017
ラスト(色欲)という名にふさわしく、妖艶な姿をしています。更に、ラストは少し嗜虐的な性格であることが窺えます。残酷ながら、どこか艶っぽいというキャラクターは『鋼の錬金術師』という作品では、おそらくラストただ1人でしょう。
【鋼の錬金術師】ハガレンで一番好きなホムンクルスwwwwwwwwwww
— まんが好きまとめ2ch (@book54ew) May 22, 2016
⇒https://t.co/tiTfgazBGY pic.twitter.com/Uwh76w06AM
また、その知性からか人間を憐れむような発言が多々見られます。『鋼の錬金術師』コミックス第2巻では「何度繰り返しても学ぶことを知らない」「人間は愚かで悲しい生き物だわ」と漏らしています。敵キャラクターながら、どこか陰のあるところもラストの魅力でしょう。
【鋼の錬金術師】アニメ1期と2期でのラストは別人?
『鋼の錬金術師』の魅力溢れる敵キャラクター『ラスト』ですが、アニメ版第1期『鋼の錬金術師』では、原作版・アニメ版第2期『鋼の錬金術師』とは少し異なる点があります。アニメ版第1期『鋼の錬金術師』が放映されたのは2003年です。この時点では原作版『鋼の錬金術師』はまだ完結していませんでした。
#アニメと漫画でかなり違う作品
— ひろてぃーん@R2完走!無印に突入! (@0523Skd) March 18, 2017
第1期のハガレン pic.twitter.com/jAQe2BEyLW
その為、当時放映されたアニメ版『鋼の錬金術師』に出てくるホムンクルスは原作とは違う設定になっていたのです。アニメ版第1期『鋼の錬金術師』において、『最強の矛』を持つホムンクルスであるという、ラスト固有強さについては原作と同じでした。しかし、アニメ版第1期『鋼の錬金術師』に登場するラストには更に他の設定が存在しました。
そういえば…『鋼の錬金術師』のラスト姐さんも好きでした。
— よしたか (@tukiyonohunade) August 10, 2015
個人的には、アニメのFAでない方に特に…
「人間になりたかった」「死にたかったんだ」っていう言葉…つくりものの不死を与えられた存在の想いを感じさせました。 pic.twitter.com/JXerbB8HvR
それは『鋼の錬金術師』に登場する『傷の男(スカー)』の兄の恋人をベースとして誕生したホムンクルスだった、という設定です。アニメ版第1期ではホムンクルスは『死亡した人間をベースに生まれた存在』と設定されています。ラストはスカーの兄にとって、死別した恋人だったのです。スカーの兄の手によって、ラストはホムンクルスとして誕生しましたが、生前の記憶は持っていませんでした。
アニメ一期のスカーとラスト姐さんがめっちゃ好きなんやけど同志様いないかな…。 pic.twitter.com/DQUoAjrYqZ
— りゅか (@ryu_ka_i) September 27, 2017
ホムンクルスとして生まれてから日が浅く、仲間内でも若輩者扱いされるという立場にあったことも原作版『鋼の錬金術師』とは異なる点です。最終的には人間だった頃の記憶を取り戻し、主人公達の味方となりました。アニメ版第1期『鋼の錬金術師』と原作版『鋼の錬金術師』とはストーリーもかなり異なります。それぞれ違った良さがあるので、気になった方はアニメ版第1期『鋼の錬金術師』をDVD等で観てみてください。
【鋼の錬金術師】ラストの最期
ラストは『鋼の錬金術師』においてとても魅力的なキャラクター。しかしながら、残念なことに物語中盤で退場してしまいます。ラストの最期は原作版『鋼の錬金術師』コミックス第10巻。ホムンクルスの1人『グラトニー』がロイ・マスタングの部下であるリザ・ホークアイと交戦し、その後逃走。その後を追ってきたロイ・マスタングと、ラストは相対することとなります。
ハガレン実写さぁ!大佐とハボックがラストと戦った結果ハボックが復帰できないくらいの重症を負って大佐も怪我を負い発火布も使えない状態だったけど自分の血で錬成陣を書いてハボックのライターを火種にして自分の傷を焼いてふさいでラストと戦うシーンがないんだよおおお!! pic.twitter.com/egtaos0N7y
— みっちゃん (@Mii_3_ao) December 9, 2017
このラストVSロイマスタング戦は『鋼の錬金術師』という作品の見所のひとつ。ラストは『鋼の錬金術師』の中でも屈指の戦闘力を誇るロイ・マスタングを一時戦闘不能に追いやりました。しかし、ロイ・マスタングはラストから受けた脇腹の傷を焼いてふさぎ、ラストに再び挑みます。
最近、鋼の錬金術師を今更ながら見たんだけど、マスタング大佐が格好良すぎて困る…あとアルフォンスの声が釘宮さん、ラストの声が井上喜久子さんって事にビックリ!
— tomo (@Tomo0302Me) July 9, 2017
あー格好いい😄 pic.twitter.com/8rgXzj2xzi
ロイ・マスタングからの猛攻を受けたラスト。ラストはほぼ不死身の体を持っていました。しかしながら、ロイ・マスタングから連続で攻撃を受け続け、ついに賢者の石による命を全て使い切り、体を修復することができなくなりました。『鋼の錬金術師』ではほぼ不死身とされていたホムンクルスが、完全なる不死ではないと証明された場面です。
#RTされた数だけ普段は呟かない好きなキャラ
— さすらい (@hisui07) August 3, 2015
ラスト(鋼の錬金術師)
最初に消滅したホムンクルスだが、その後に復活したりしなかったのが逆によかった
ホムンクルスを1人倒したという出来事は敵味方ともに結構大きな影響を与えた結構大物キャラ pic.twitter.com/hV7dsy0uG0
最期は灰となったラスト。ロイ・マスタングに対し、最期の言葉として「その目が苦悩に歪む日は………すぐ……そこ……」と予言めいたセリフを残します。そして、その言葉通り『鋼の錬金術師』の物語は、ここから更に過酷なものとなっていきました。
私、ハガレンは
— sHiKi▶御用の際はLINEかDMへ (@shieeeki) April 24, 2015
1期?のが好きかも。
このメンツ揃ったら泣く。
暴食はアレだけどさ…
憤怒怠惰強欲とかね…。 pic.twitter.com/LfpEiQqFp0
ちなみに、ラストの最期は原作版『鋼の錬金術師』とアニメ版第1期『鋼の錬金術師』で異なります。原作版では、ラストは敵としてロイ・マスタングに倒され最期を迎えます。一方、アニメ版第1期『鋼の錬金術師』では、人間だった頃の記憶を取り戻し、人間として最期を迎えることとなります。ラストの最期は原作版・アニメ版第1期ともに『鋼の錬金術師』の見所となっています。
【鋼の錬金術師】ラストまとめ
『鋼の錬金術師』にホムンクルスとして登場する『ラスト』の正体や強さ、そしてその魅力についてまとめてみました。いかがだったでしょうか。良い作品では大抵、魅力的な敵キャラクターが登場するものです。『鋼の錬金術師』という作品には敵キャラクターとして、多数の人物が登場します。
鋼錬コラボ 『ラスト』は運極にして他は適当にw ホムンクルスの統括者である『お父様』は出番無しでもスカーが登場しないのは残念(;´∀`) pic.twitter.com/TWO7o6vyl2
— zebra (@zebramst) July 12, 2017
そんな中でもラストは特別目立っていました。ラストは『鋼の錬金術師』の物語中盤で退場してしまいましたが、物語において欠かせないキャラクターです。既に連載は終了していますが、『鋼の錬金術師』はまさに傑作と言える作品です。今一度『鋼の錬金術師』を読み返してはいかがでしょうか。