2019年04月30日公開
2019年04月30日更新
【ヒロアカ】壊理(エリ)の個性は?年齢やオーバーホールとの関係も考察
ヒロアカの14巻で初めて登場した壊理(エリ)は、死穢八斎會に囚われている幼い少女です。初登場時はオーバーホールが自分の娘だと言っていましたが実際の関係性は異なり、壊理はオーバーホールから逃げ出そうとデクに助けを求めていました。この記事では、そんな謎の少女壊理とオーバーホールの関係やデクとの出会いを紹介します。また、壊理の個性や年齢などの詳しいプロフィールもまとめています。
目次
壊理(エリ)が登場するヒロアカとは?
ヒロアカの作品情報
「僕のヒーローアカデミア」通称ヒロアカは、ヒーローを題材にしたアクション漫画です。生まれながらに個性と呼ばれる能力を持つ人間が存在する、超人社会を描いています。ここではそんなヒロアカがどのような作品なのかを紹介します。
ヒロアカの概要
出典: https://thetv.jp
ヒロアカは堀越耕平が週刊少年ジャンプで連載しているヒーロー漫画です。連載開始から高い評価を得ており、少年ジャンプを代表する「ONE PIECE」や「ハイキュー!!」に並ぶ人気作品として仲間入りしました。2016年からはアニメ放送がスタートし、2018年には映画化も果たしました。
ヒロアカのあらすじ
特殊な能力である個性を持って生まれることが普通となりつつある超人社会では、その力を悪用するヴィランと呼ばれる犯罪者がいました。そんなヴィランを取り締まるべく、特別に「個性」の使用がされたヒーローという職業がありました。子どもたちの多くはヒーローに憧れており、主人公であるデク(緑谷出久)もまた幼いころからヒーローになりたいと思っていました。
しかし残酷なことに、両親とも「個性」を持っているにも関わらず、デクはなんと「無個性」だったのです。ヒーローになるためには力を持っていることが前提とも考えられていたため、デクにとってその夢を追いかけることは絶望的でした。しかし、中学3年生になってもやはりデクはヒーローになることを諦めきれませんでした。そんな時に、ナンバーワンヒーローであるオールマイトに偶然遭遇します。
オールマイトに「無個性でもヒーローになれますか?」と尋ねますが、オールマイトはそれを否定します。憧れの人にヒーローは諦めたほうがいいと言われてしまい、デクはショックを受けます。そんな時、幼馴染で優秀な「個性」を持つ、デクとは正反対の爆豪勝己がヴィランに襲われているところに遭遇します。しかしヴィランと相性が悪いヒーローしかおらず、なかなか助け出す事ができません。
近くにオールマイトもいましたが、体力の限界で満足に戦う事ができない状態でした。そんな状況の中、デクは周りの制止を聞かずにとっさに爆豪を助け出そうとしました。オールマイトは爆豪を助けようとするデクを見て、ヒーローの素質を持っていると確信します。その後オールマイトは改めてデクの前に現れ、先程のことを訂正し「君はヒーローになれる」と言いました。
オールマイトはデクを自分の個性である「ワン・フォー・オール」の後継者として選びました。個性を手に入れたデクは、オールマイトと修行を重ねて、多くのヒーローを排出してきた名門雄英高校へと入学することができました。デクは雄英高校で知り合った仲間たちと共にプロヒーローを目指します。
壊理(エリ)の個性
壊理(エリ)はヒロアカに登場するキャラクターで、死穢八斎會の若頭であるオーバーホールに囚われている少女でした。なぜ囚われていたのかというと、その理由は壊理の個性にありました。一体どんな個性を持っているのかを紹介します。
壊理の個性は巻き戻し
壊理の個性は巻き戻すことができる能力です。これは単純に時間が巻き戻るという個性ではありません。触れた対象のものを過去の構造に戻すという個性です。怪我をしたものに使えば怪我を直すことができます。しかし力を制御できないと個性を消失させたり、人一人を消してしまうこともあります。
壊理の個性が生んだ悲惨な過去
壊理はまだ幼く、その個性を制御することが出来ませんでした。そのため力が暴走してしまうと自分の意志とは無関係に、触れたものを消してしまうこともあるのです。その犠牲となってしまったのが壊理の父親でした。この能力を恐れた母親は育てる事ができないと思い、壊理を捨ててしまったのです。
壊理(エリ)の年齢や性格
壊理(エリ)は年齢がまだ幼いながらも、とても悲惨な人生を送ってきました。実際に物語登場時はどのくらいの年齢なのか、ここでは壊理のプロフィールについて紹介します。
壊理の年齢を予想
壊理の年齢は、インターン編に登場した当時は分かっていませんでした。父親を名乗るオーバーホールもかなり若い見た目をしているので、どのくらいの年齢なのか何度も考察されてきました。実際に壊理の年齢が公開されたのはインターン編が終結したヒロアカの19巻で、年齢は6歳と記載されていました。まだ6歳と年齢が幼いにも関わらず、とても悲惨な過去を歩んできていた事がわかります。
壊理の性格
壊理はずっと軟禁状態でオーバーホールに実験に利用されてきたので、救出された時はほとんど笑うことができなくなっていました。また日常的に脅迫もされており、洗脳を受けた状態となっていました。しかし壊理の性根はとても心優しく、自分が苦しい状態にも関わらず助け出してくれたヒーロー達の心配をしていました。
壊理(エリ)とオーバーホールの関係
オーバーホールは壊理(エリ)を虐待し、長い間軟禁生活を強いていました。そんなオーバーホールは本当に壊理の父親なのか、オーバーホールと壊理の関係性について紹介します。
壊理とオーバーホールの関係①親子ではない?
オーバーホールと壊理は親子関係ではありません。デクに父親と言っていたのはウソでした。壊理は死穢八斎會の組長の娘の子供です。つまり組長の孫に当たるため、オーバーホールとは血縁関係にありませんでした。
壊理とオーバーホールの関係②個性に執着
あらゆるヤクザが解体されていく中、オーバーホールは死穢八斎會を存続させるためには今までの考え方ではダメだと思っていました。そんな時、オーバーホールは組長から壊理の世話を任されます。壊理の能力を知ったオーバーホールは、壊理の肉体原料とした「個性を消失させる薬」を作ろうとしました。
これには死穢八斎會の組長も反対しますが、オーバーホールは絶対に組を存続させると決意して組長を植物状態にしました。オーバーホールの目的は「個性を消失させる薬」とその「血清」の市場を独占して、死穢八斎會を裏社会の頂点にするというものでした。壊理の個性に執着していたのは、この計画を成功させるには壊理の個性が必要不可欠だったからです。
オーバーホールは実験のために壊理の身体を切り刻みました。壊理の力が暴走するとオーバーホールは自分の個性を使って壊理の身体を分解し、強制的に個性を停止させました。また、壊理が逃げ出そうと思わないように、問題を起こせば壊理の眼の前で人を殺し、それを壊理のせいだと洗脳させていました。
壊理(エリ)を救出!その後は?
壊理(エリ)はオーバーホールによって強い洗脳を受けた状態でしたが、一度脱走をしようと施設を抜け出しました。ヒロアカでは、脱走した壊理とデクが出会うところから物語が始まります。壊理は一体どうなってしまうのか、物語のあらすじを簡単に紹介します。
壊理の救出①ミリオとデクとの出会い
壊理が死穢八斎會の施設から脱走している時、ちょうどインターンでパトロールをしていたデクとミリオに出会います。父親を名乗るオーバーホールは、それとなくウソをついて壊理を連れ戻そうとしました。しかし何かに怯えているような姿に、デクは壊理を見捨てることはできません。ミリオは相手が死穢八斎會だということに気づいており、深追いするのは危険だと思いました。
虐待を疑われたオーバーホールは、ひと目につかないところで話し合おうと提案します。そこでオーバーホールがつけていた手袋を外そうとした時、壊理はオーバーホールの元へ戻っていってしまったのです。デクは呆然とし、すぐに追いかけようとしますがミリオはそれを止めます。ミリオは壊理が殺気で脅されていたのだと言いました。
壊理の救出②個性発動し融合解除
デク達は壊理を救出するために死穢八斎會に乗り込みます。途中で死穢八斎會とヴィラン連合が立ちはだかりますが、ミリオは単独行動に移って二分でオーバーホールに追いつくことができました。ミリオは能力を駆使して壊理を奪取します。しかし、個性を消す薬を撃たれてしまい、能力が使えなくなってしまいました。
それでもミリオはヒーローとして無個性のまま、2対1と不利な状況で5分もの間壊理を守ってみせました。そこにデクやナイトアイが駆けつけます。オーバーホールは焦り、仲間である音本を分解して自分に融合させました。力を増したオーバーホールに、ナイトアイでさえ圧倒されます。そこにリューキュウ達がやってきて応戦します。
しかし、隙きをついてオーバーホールは壊理を奪います。その瞬間、壊理の個性が無意識に発動します。ちょうど壊理を抱えていたオーバーホールは、融合が解除され音本と融合する前の状態になってしまいました。
壊理の救出③デクと共闘
オーバーホールの融合が解除された瞬間に解放された壊理を、デクは保護します。デクは壊理を抱えたままオーバーホールに攻撃を仕掛けました。デクは個性を使うたびに身体を壊してしまうことが難点で、そのせいで本来の力を出す事ができずにいました。しかし、壊理の個性が発動している状態でデクが個性を使うと、ノーリスクで本来の力を引き出せることができたのです。
しかし、このまま壊理が力を制御出来ずにいると、デクそのものが消失してしまう可能性もあります。それでもデクは壊理を抱えたまま、再び仲間と融合したオーバーホールと戦うことを決意します。そしてワン・フォー・オールの力を100%出して、オーバーホールを倒す事ができました。
しかし、壊理は本格的に個性が暴走し始めており、このままではデクが危険な状態になってしまいました。デクを救おうにも、近づくことができません。そんな時、個性を消す能力を持つ相澤が壊理を見て一時的に個性を消したことで、事態は収束を迎えました。
壊理の救出④オーバーホールからの開放
壊理はオーバーホールから開放され、病院で意識を取り戻しました。落ち着いてはいるものの、長い間虐待をされ続けていたせいで精神的に不安定な状態で、またいつ個性が暴走するか分からない状態でした。そのため、落ち着くまでデク達は壊理とはしばらく会うことが出来ませんでした。
しかし壊理が入院してしばらくすると、壊理はデクとミリオに会いたいと言いました。これは、入院して初めて言った要望でした。壊理は一度デクを危険な目に合わせているので、精神的に負担がかかった時の暴走が懸念されていましたが、もうそれも問題ないと判断されました。壊理はお見舞いにきたミリオやデクに、「自分のせいで苦しい思いをさせてごめんなさい」と謝ります。
そんな壊理にミリオは「皆君の笑顔が見たくて戦ったんだよ」と言います。しかし、ずっと虐待を受けていた壊理には、笑うことは難しいことでした。壊理を救出さえできたものの、まだその心は解放されていませんでした。そこでデクは壊理を文化祭に招待することを提案しました。
壊理はミリオと一緒に文化祭で、デクのステージの出番を待っていました。デク達はバンドとダンスでショーをします。個性を使ったデク達らしいステージに、会場は一気に盛り上がりました。そして、ミリオに抱っこされていた壊理もまた、自然と笑顔がこぼれていたのです。その様子にはもう、オーバーホールの影は残っていませんでした。
壊理の救出⑤その後の心境変化
壊理はデク達のステージをきっかけによく笑うようになります。ステージでショーを終えたデクが壊理に感想を聞くと、子供らしく興奮した様子でステージのことを楽しげに話しました。その後、デクからサプライズで大好きなりんご飴を渡され、満面の笑みを浮かべました。
壊理(エリ)に関する感想や評価は?
積んでたヒロアカ20巻を電車の中で読んでたんだけど、エリちゃんのわあぁ!って泣きそう!目うるっちゃう!やばい!我慢だ!ここは電車だ!
— 常に帰りたいちまめ (@chimamedayo) April 28, 2019
壊理が本来の性格を取り戻していくシーンは、思わず泣いてしまったという方がたくさんいました。長い間辛い境遇だったこともあり、本当に良かったと感想を寄せている方もいました。
デクの100%フルカウルついに登場や〜
— Newdaiki (@Newdaiki3) February 2, 2018
強すぎワロタ卍 pic.twitter.com/WcIA27yoFz
デクのフルカウル100%はとても強力で、読者も驚いていました。今後個性をコントロールすることが出来た壊理が、デクに協力する日が来るかもしれません。デクと壊理のコンビがもう一度見たいという方もいました。
ヒロアカのマンガ話きついね。
— 赤羽業が大好きな女です(分からなくていいよ)🌙☪︎⋆。˚✩ (@46diWMkarum) April 21, 2019
エリちゃん編きついね…………\('ω')/ウオアアアアアア!!!ぉぉぉぉ
インターン編はとても内容が暗く、オーバーホールも容赦ない性格をしていたために読んでいるだけで辛くなったという読者が大勢いました。作者もインターン編は書いていて辛かったと言っているほどです。
壊理(エリ)の個性や年齢まとめ
壊理は巻き戻す個性を持っていることから、死穢八斎會のオーバーホールに利用されてしまい、長い間虐待されて育ってきました。そのため、救出後もずっと笑う事ができずにいたのですが、文化祭でのデク達を見て自然に笑うことができるようになりました。壊理は今後雄英高校で暮らしていくので、まだまだ登場する可能性は高いと思われます。これからの壊理の活躍に注目です。