僕のヒーローアカデミアのヴィラン連合メンバー！名前や個性・能力一覧

「僕のヒーローアカデミア」は2014年から週刊少年ジャンプで連載されているヒーロー漫画です。世界人口の8割が特異体質「個性」を持つようになった超人社会において、「無個性」である主人公の緑谷出久が平和の象徴であるヒーロー・オールマイトに憧れ、自身もヒーローになることを夢みます。そしてある日、オールマイトから個性“ワン・フォー・オール”を譲渡され「最高のヒーロー」になる道を歩み始めるのです。

僕のヒーローアカデミアは人口の約8割が超常能力を持ったことで様々な形態の人物が存在します。たとえば上のキャラはナンバー10プロヒーロー「ギャングオルカ」のように頭部が別の生き物だったりします。そしてそのような光景が「普通」な世界なのです。実績のあるヒーローは善良な人々から絶大な支持を得ます。この世界ではヒーローを目指したりしない限り「無個性」でも問題なく日常生活は送れます。

僕のヒーローアカデミアの主人公の緑谷出久（みどりやいずく）は、個性持ちの両親との間に生まれながらも個性が発現しなかった「無個性」の珍しいタイプです。小さい頃からテレビで見ていた平和の象徴的ナンバー1ヒーローであるオールマイトに憧れ、自分もオールマイトのようになりたいと夢みていました。ところがいつになっても個性は発現せず、病院での診断を受けた結果「無個性」であることが判明してしまい絶望します。

僕のヒーローアカデミアの主人公の緑谷出久は超常能力を持たない無個性だったためにヒーローになるのは絶望的だと思われていました。しかしそんなある日、出久はナンバーワンヒーローであるオールマイトと出会い、出久のヒーロー適性を見抜いたオールマイトから、個性「ワン・フォー・オール」を譲渡され憧れのヒーロー養成学校・雄英高校ヒーロー科に入学することができたのです。

僕のヒーローアカデミアの看板的存在にして平和の象徴。本名は八木俊典です。それがナンバーワンプロヒーロー・オールマイトです。個性「ワン・フォー・オール」は「個性を相手に与える」個性と「力をストックする」個性が混ざり合ったものです。他の追随を許さないほどの圧倒的なパワーと人気を誇るヒーローの象徴でありますが、5年前に負った傷が原因で日に日にその力は衰えていっています。

オール・フォー・ワンの本名は不明。個性「オール・フォー・ワン」は他者の個性を奪い他者に与える事のできる個性です。オールマイトが継承してきた力「ワン・フォー・オール」と深い因縁があります。オール・フォー・ワンが無個性だと思われていた自分の弟に与えた「力をストックする個性」と弟が持っていた「個性を与える個性」が混ざり合ってできた力が「ワン・フォー・オール」で、その八代目に当たるのがオールマイトです。

僕のヒーローアカデミアでも特に悪目立ちしている人物が上のキャラの爆豪勝己です。個性は「爆破」。汗腺からニトロのような物質を分泌して爆破させる派手で強力な個性です。自尊心の権化のような存在ですぐにキレる器の小さいキャラです。幼馴染みで「道端の石ころ」だと思っていた出久に個性が発現し、自分の道を妨げていることに特にキレまくります。出久同様オールマイトに憧れているため彼にだけは敬意を持って接します。

僕のヒーローアカデミアにおける主な障害が「敵（ヴィラン）」であり、そのヴィランが集まってできた組織が「ヴィラン連合」です。あくまでも「連合」なので、メンバー全員が誰かひとりを盲信している組織ではありません。それぞれが世間やヒーローに対してよく思っていない負の感情や、単に暴れたいために所属してるなど、キャラによって理由は様々です。初期メンバーは実質2人と少なく、追加されるメンバーの方が多いです。

本名は志村転弧。「僕のヒーローアカデミア」の最大の壁となる相手がヴィラン連合の筆頭で名前を死柄木弔（しがらきとむら）といいます。個性は「崩壊」。死柄木が触れた箇所を文字通り「崩壊」させる個性です。死柄木はヒーローを憎んでおりヒーローを根絶やしにしようと目論んでします。その根源にあるのはオールマイトで、彼が「助けられなかった者などいないかのように笑っているのが許せない」と語っています。

僕のヒーローアカデミアの主な敵であるヴィラン連合の参謀的ポジションを担うキャラが黒霧です。個性は「ワープゲート」で名前の通り黒い霧のようなもので対象を空間転移させる個性です。攻撃にも使えますが基本的は潜入や奇襲時の移動手段として用いられます。しかし対象を転送してくる際、転送対象の座標を把握していなければ使えない弱点があります。性格は冷静沈着で感情で動きがちな死柄木弔のお目付役に徹しています。

僕のヒーローアカデミアで最初に立ちはだかった最たる脅威が上のキャラ・脳無（のうむ）です。ヴィラン連合の筆頭の死柄木弔を導く陰の存在であるオール・フォー・ワンの「個性を与える個性」により生み出された改造人間です。いくつもの個性を与えられた結果自我は崩壊しており本能的に破壊の限りを尽くす異形と化しています。脳無にも様々なタイプが存在し、最初に会った脳無は「衝撃吸収」と「超再生」を持っていました。

ヴィラン連合の追加メンバーを紹介する前に、重要な人物を1人紹介します。上のキャラはステインといい本当の名前を「赤黒血染（あかぐろちぞめ）」といいます。個性は「凝血」。相手の血液を取り込むことにより最大8分自由を奪います。O・A・AB・Bの順で解けるのが早いです。

元は彼もオールマイトに憧れヒーローを志したひとりだったのですが、ヒーロー社会に触れる中でその腐敗を感じてしまい退学。その後は単独で活動し「カネや名誉のためにヒーロー稼業を行う者を」偽物と断じ、歪んだ社会を正すためと称してヒーローを殺して回っている凶悪な思想犯です。

僕のヒーローアカデミアの主な敵のヴィラン連合に追加で入ってきたヴィランが“開闢（かいびゃく）行動隊”です。きっかけとなったのは先に紹介した“ヒーロー殺し・ステイン”が世間に発したメッセージです。“開闢行動隊”のメンバー全員がステインに感化されているわけではありませんが、少なくとも3人がステインに感化されて集まり、確実に1人はステインの意志を継ごうとする者が加わっています。

ヴィラン連合“開闢行動隊”を束ねるのが上のキャラの荼毘（だび）です。荼毘という名前は通り名で本当の名前は不明です。荼毘は炎が使える個性なので「死体を焼いて弔う／火葬」という意味の言葉をつけているとみられます。全身いたるところを継ぎ接ぎしたような状態で、これが自身の個性による火傷を治療した痕である可能性があります。彼がヴィラン連合に入るきっかけとなったのがヒーロー殺しのステインに触発されたからです。

上の画像の左のキャラは「轟焦凍（とどろきしょうと）」といって出久のクラスメイトでありナンバー2プロヒーロー・エンデヴァーの息子です。荼毘の特徴である「炎」「通り名」「轟を意識している」ことから轟焦凍の関係者、つまり兄弟ではないかと推察できます。ヴィラン連合に与し開闢行動隊を先導するに至った理由は定かではありませんが、もしかすると轟焦凍の父親のエンデヴァーが関係している可能性があります。

ヴィラン連合の紅一点である渡我被身子。基本的にはカタカナ表記されます。トガヒミコの個性の名前は「変身」です。能力は「血を飲んだ相手に変身」することができます。彼女もまたステインの共感者でステインが好きなあまり彼の血を飲んでステインになりたいという願望を持っています。

ヴィラン連合のTHE脳筋であるマスキュラー。本当の名前は不明です。個性はそのまま「筋力増強」で身体を筋繊維で覆ってとてつもないパワーを発揮することができます。攻撃力アップはもとより筋繊維を肉の壁のようにして防御にも使える攻防一体の個性です。マスキュラーがヴィラン連合に入った理由は「個性を好きに使いたい」からです。要は戦闘狂です。

ヴィラン連合の頼れるオネエキャラのマグネ。本当の名前は引石健磁（ひきいしけんじ）。個性の名前は「磁力」。自身の半径4.5メートル以内の人物に磁力を付加して男がS極、女がN極となる能力です。磁力の調整も思いのままだが自分自身に磁力を付加することはできません。ヴィラン連合の一部のメンバーからは「マグ姉（ねえ）」と呼ばれ慕われている様子が窺えます。冷静で判断力があり人望もありますが犯罪者です。

本名は井口秀一。ヴィラン連合の中でも特にステインの思想に感化されている人物がスピナーです。そのことはステインの見た目を真似ていることからも推察できます。あくまでもステインの思想に感化されてヴィラン連合に加わっているので、根っからの悪人ではなさそうです。個性は名前も能力も不明ですが、様々な剣を束ねたような大剣を披露しています。ステイン信者なので今後のステインの動向次第では改心する可能性があります。

明確な年齢は明かされていませんが恐らく中学生です。雄英高校に個人的な恨みがありそれがヴィラン連合に加わった理由になっています。有毒ガスを発生させ操る個性を持っています。この個性は本人にも効いてしまうためマスタード自身ガスマスクを装着しています。ガス以外の戦闘力はないようで攻撃は主に拳銃に頼っています。彼もまた雄英に対する憎しみが消えればきっと改心してくれることでしょう。

脱獄囚ということ以外謎に包まれたキャラのムーンフィッシュ。口から鋭いブレードを出して操る個性を持っています。攻撃にはもちろん失った手の代わりに移動手段としても用いられます。彼がヴィラン連合に入った理由はマスキュラーと同じく満たされるため。つまり「人体を斬り刻んでその肉に興奮を覚えたい」からです。その強さは相当なものだと推察されますが初回登場時の戦闘では雄英生徒の暴走した個性の前に敗北しています。

本名は分倍河原仁。自身の個性「二倍」により増やした自分自身により「自分が誰か分からなくなって」しまい、多重人格ような言動をみせます。個性「二倍」は自分自身だけでなく他人も増やすことができます。増やした人物の強さは本体と同等という脅威的な能力です。彼がヴィラン連合に加わった理由は「イカれた人間はヒーローに救ってもらえないから」であり自分を受け入れてくれた連合の力になりたいと思っています。

本名は迫圧紘。拉致にも攻撃にも使える個性を持つキャラが上のMr.コンプレスです。個性名はお披露目されていませんが「圧縮」である可能性が高いです。発動条件は不明ですが狙った部分を球に圧縮して封じ込めることができます。これにより拉致活動では拉致対象を運びやすくなり、攻撃時には相手を圧縮して封じ込めたりできるこちらも攻防兼ね備えた個性です。本名や加入理由などは不明の謎の多いキャラです。

僕のヒーローアカデミアは現在3期まで続いています。1期目はUSJ（ウソの災害や事故ルーム）でのヴィラン襲撃まで。2期目は雄英体育祭からショッピングモールで死柄木弔に遭遇するまで。3期は林間合宿から現在ヴィランの襲撃を受けて爆豪が攫われるところまで放送されています。非常に丁寧に製作されていて、動く出久たちの多彩な個性を楽しむことができます。オリジナル回もあるので楽しめる内容になっています。

先に紹介したオール・フォー・ワンの弟が無個性だと思われていましたが、実は「個性を与える個性」を持っていたように、出久もまた「何かしらの気付き難い個性」を持っている可能性はゼロではありません。出久は個性が発現しやすい第5世代であり、両親ともに個性を持っている親の間に生まれた子供です。今までのストーリーの中にもしかしたら出久の「真の個性」に関わるヒントがあるかも知れないと言われています。

今回の僕のヒーローアカデミアの記事では主人公の出久たちの主な障害となるヴィラン連合を一覧で紹介しました。加入したきっかけも目的も様々な個性的なキャラが揃っています。このヴィラン連合、つまるところ死柄木弔が僕のヒーローアカデミアのラスボスとなるのでしょうか？今後の展開は見逃せないと話題です。未読の方はぜひこの機会に読んでみてください！