【ナルト】香燐はうずまき一族?サスケとのエピソードやサラダとの関係・能力も考察

ナルトのキャラクターの中でもその関係性が見えにくいキャラクターの1人と言われるのが香燐です。その特異な能力からサスケとの関係性、さらには接点が少ないように見えるサラダとの関係など他のキャラクターの関係性からうずまき一族なのではないかという説まであるキャラクターです。今回は香燐についてその能力から他のキャラクターとの関係性、うずまき一族説についてまで紹介していきます。

【ナルト】香燐はうずまき一族?サスケとのエピソードやサラダとの関係・能力も考察のイメージ

目次

  1. 香燐が登場するナルトとは?
  2. 香燐はうずまき一族?親類を考察
  3. 香燐とサスケのエピソード紹介
  4. 香燐とサラダの関係は?
  5. 香燐の能力とは?
  6. 香燐の声優が変わった?
  7. 香燐に関する感想や評価は?
  8. 香燐とサラダの関係や能力まとめ

香燐が登場するナルトとは?

ナルトの作品概要

ナルトは岸本斉史さんが手がけ、集英社の週刊少年ジャンプで連載された忍者を題材にした漫画です。基本的には忍術を駆使したバトル漫画でありながらその独創的な世界観とテーマ性の高さから高い人気を集めた作品です。

ナルトの漫画情報

漫画としてのナルトは1999年に連載を開始し、2014年まで連載、現在でも原作監修として岸本斉史さんが関わる最終回以降の物語を描くナルトの息子であるボルトが主人公の「BORUTO」が異例の月1連載されるなど人気を集めています。日本国内ではもちろんの事、忍者というテーマから海外での人気も高く、ドラゴンボールについで海外で人気が高い作品シリーズとして世界で幅広く展開されている作品でもあります。

ナルトのアニメ情報

そんな高い人気を受けて2002年からナルトは長期に渡ってアニメ化、原作における1期と2期の間、それ以外にもオリジナルエピソードなども展開する形で原作の連載が終了しても尚アニメが継続され結局2017年までをかけて原作全話に渡ってアニメ化される昨今では非常に珍しい作品となっています。

原作における2期に入る際にはその違いをより明確にする為に「NARUTO疾風伝」と改題しながらも合わせて720話にも及ぶ長期アニメになっています。もちろん海外でも放映され、アニメ放映国は80カ国以上、関連グッズ販売は90カ国以上で行われるなど原作はもちろんアニメでもその高い人気を獲得したと言える作品になっています。

『NARUTO-ナルト-』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

香燐はうずまき一族?親類を考察

ナルトとの関係はあまりない

うずまき一族といえばその筆頭は主人公であるナルトですが作中で見ていても血縁的な意味合いでもナルトと香燐の関係性はあまり強くないです。香燐のその立ち位置的にはサスケの下についている状態でもナルトとの接点が少ないです。そもそもナルトはうずまき一族ではありますが遺伝的にはどちらかと言えば父親であるミナトに似ている事もあって外見的な特徴も香燐とはあまり似ているとは言えません。

うずまき一族の末裔

それでも香燐がうずまき一族なのではないかと言われる理由の1つがうずまき一族自体が歩んだ歴史にあります。うずまき一族は元々は千手一族の遠縁に当たる一族で火の国の同盟国だった「渦の国」にあった渦潮隠れの里の忍一族でした。しかし戦乱の中で渦の国は滅亡し、うずまき一族は離散。流浪の民として生活を送る事になったのです。つまり極端に言えばどこにうずまき一族の末裔の者がいても不思議ではない土台があります。

そんなうずまき一族において比較的日の当たる生活をしているのがナルトら火の国に身を寄せたうずまき一族です。元々初代火影の千手柱間の妻としてうずまきミトが嫁いでいた事、そのミトが九尾の初代人柱力であった事などもあって良好な関係を築いていたからです。その証に木の葉の里の額当ての紋章は元々はうずまき一族のマークであった渦巻きが用いられている程です。

渦の国が滅びたのはつい最近という事ではなく少なくともナルトの母であるクシナの時代には既に流浪の民になっていた事も分かっています。難民であったうずまき一族は各地で過酷な生活をしていた事も分かっているので親子の離散なども多くなっていると言えます。そんな過酷な人生を歩んだ代表的な例と言えるのが長門、そして香燐だと言えます。

うずまきクシナは近親?

血筋的に近いのではと言われているのがナルトの母であり先代九尾の人柱力であるうずまきクシナです。作中でも数少ないうずまき一族である事が確定しているキャラクターです。世代を考えると香燐から見ると叔母に当たる可能性があるのではないかと考えられています。

母親は小南?

そうなると気になるのは香燐の両親ですが、その候補として名前が上がったのが暁結成メンバーで自来也の弟子の一人、小南です。目の色など共通点も多く、その境遇もあった為です。しかし現在これは公式に否定されています。香燐の過去が語られるエピソードの中で戦火の中で村を焼かれ母と共に草隠れに流れ着いて、その特異な回復能力から母は奴隷のように酷使された事、そしてその酷使から母が死んでしまった事が明かされています。

父親はうずまき長門?

実はうずまき一族の末裔だという事が確定しているのが長門です。第四次忍界大戦の中カブトのセリフから香燐と共に明らかになっているキャラクターです。また男でうずまき一族だと確定しているキャラで唯一うずまき一族の特徴である赤い髪も引き継いでいます。世代的にもクシナと同世代である事もあって香燐の父親説があります。

この説に関しては現在の所、公式からも肯定も否定もされていない状態で憶測が読んでいる状態が続いています。明かされた香燐の過去の中でも父親についての描写はない事。そもそも長門がうずまき一族だと分かったのが長門が登場している時点でもない為、香燐の父親についての真相は不明です。

サクラ&サラダは親戚?

公式のネタにもなった事から多いに考察がされているのがサクラとサスケの間に生まれたサラダとの関係です。上記の小南が母親説がある頃からサクラと小南が親戚なのではないかという考察はあったものの前髪が似ているなどといった程度で根拠には乏しい状態になっています。しかしこれについては公式のエピソードになっているので詳しくは後述します。

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香燐とサスケのエピソード紹介

サスケ愛の強さがヤバイ

香燐と言えばサスケ愛の強さが際立っているキャラクターです。サスケが結成した「蛇/鷹」に香燐が同行したのもサスケへの好意あればこそであり、2人きりになるとベタバタと言い寄る姿も何度も描かれています。しかもその思いはサスケに殺されかけても、そして実際に殺される事になっても許せてしまえる程なのでその愛はまさに常軌を逸していると言えます。

サスケに一目惚れ?

そんな香燐ですが、原作初登場は第二部に入ってからで、サスケが蛇のメンバーとしてスカウトしにきた時ですが、実際に香燐がサスケと出会ったのはこの時ではないようです。なんと大蛇丸が木ノ葉崩しを敢行したあの中忍試験中に2人は出会っていたのです。当時香燐は草隠れの里の奴隷としてその能力故の回復要員として同行させられていましたが「死の森」でのサバイバルの際に足手まといとしておいていかれてしまったのです。

しかも運悪く一人きりになった香燐はそこで森に住む熊に襲われてしまいます。それを救ったのがなんと単独行動をしていたサスケ。まさに一目惚れだったと言えます。そして同時に香燐はその特異な能力から大蛇丸によってスカウトされる形で音隠れに移り奴隷生活に終止符をうち、形はどうあれ大蛇丸に師事したサスケと再会を果たす事になるのです。

ブロマイドのサスケと話す

そんな過去がある香燐ですが、それが明らかになるのはアニメでもかなり後半の事です。それまでの香燐の異常な程のサスケ愛は周囲から見れば狂っていると思われても仕方ないような状態である事を示すエピソードもあります。サスケに殺されかけた所をサクラによって救われた香燐は木ノ葉によって尋問を受ける事になります。サスケのブロマイドによって自分の都合の良いように返事をするサスケと話すような場面があったのです。

視聴者としてもこれまでの香燐の言動などからドン引きはしつつもあり得ると思っていたわけですがこれは香燐の作戦でもありました。なんと香燐はサスケのブロマイドの裏側にピッキング道具を忍ばせていたのです。そこは腐っても忍という事です。

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香燐とサラダの関係は?

サラダから真の母だと誤解される

そんな香燐ですがサラダから本当は香燐こそが自分の母なのではないかと疑われた事があります。元々サラダは滅多に家に帰ってこないサスケ(大抵が極秘任務の為、サラダにも理由を知られていなかった)とそれを一切気にする素振りを見せないサクラから不安を感じていたのです。そんな状態でサスケと香燐、水月が一緒に写った昔の写真を見つけてしまうのでした。

しかもその写真の香燐はサラダ自身がかけているのによく似たメガネをかけているのです。サスケもサクラもメガネをかける様子はありません。そうしてサラダの不安はどんどん広がってしまうのでした。しかも事実を確認しようと行動を起こしたサラダに水月が余計な事をした為に話がさらにややこしくなってしまうのでした。香燐が持っていたへその緒を勝手にDNA鑑定、一致した事とサラダに伝えてしまうのです。

サラダが生まれた時の立会人

この事件のネタバレをするには第四次忍界大戦以降のサスケの行動から説明する必要があります。サスケはそれまでに数々の罪を犯してしまっていましたが、第四次忍界大戦での功績、さらには6代目火影となったカカシ、さらに7代目となるナルトの尽力もあって特赦を受ける事になります。そして特赦を受けたサスケは贖罪の旅をする事を決意したのです。

当初こそ木ノ葉の里に戻らなかったサスケでしたがとある出来事をきっかけに時折里に戻るようになります。そしてその旅にサクラが同行した事もあったようでその旅の中でサラダを妊娠。なんと旅の途中で生んでしまったのです。そしてその時サラダを取り上げたのが香燐。香燐はサラダが生まれた時の立会人になったのです。そして香燐は立会人の記念としてへその緒を受け取ったのでした。

見た目が似ている2人

そんな経緯があったわけですが2人の見た目が似ているという話があるというのも事実です。これに関してはもう作者岸本斉史さんが何かを連想させて意図したとしか言えない状態です。

メガネをプレゼント

余談ですが、サラダがかけているメガネが写真の香燐のものと似ていたのは当然で、香燐がプレゼントしたものだからです。サスケの幸せを願う香燐はサクラと結ばれた事を知って身を引き、サクラとも友達になっています。とは言っても香燐にとってもサラダに思い入れはあるようで血こそ繋がっていませんが、香燐にとってサラダは「親戚の子」のような気にかける存在になっているのも間違いありません。

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香燐の能力とは?

能力①封印術「金剛封鎖」

第四次忍界大戦のカブトのセリフの中でうずまき一族である事が確定した香燐ですが、うずまき一族の特徴と言える、強い生命力と封印術を得意としていた事も分かっています。かつてクシナがナルトの中の九尾を封印する為に使った封印術である「金剛封鎖」の術を香燐も発現しています。師事したわけではありませんが或いは「金剛封鎖」はうずまき一族の血継限界のようなものだったのではないかとも言われるシーンです。

能力②チャクラ感知能力

登場時、その特異性が目立つ同じ蛇のメンバーである水月と重吾に比べて目立たなかった香燐。判明していた香燐の能力としてはずば抜けて高いチャクラ感知能力がある事でした。また香燐自身のチャクラを完全に消して感知されなくしたり、チャクラの乱れから嘘を見破るなど香燐はこと情報戦においてはかなり厄介な能力を持っています。

能力③特殊な回復能力

香燐の個性とも言える程に際立っている能力が他のナルトのどのキャラと比較しても特異と言える特殊な回復能力にあります。香燐の身体を噛ませた相手を回復させるというものです。これは香燐自身にも効果があり、その能力故に香燐の上半身には多数の噛み跡が残っています。しかも作中では特にその能力の代償なども明かされていません。うずまき一族の末裔である事に起因する能力なのでしょうか?

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香燐の声優が変わった?

香燐の声優①東條加那子

香燐の声優は都合1度変更されています。最初に香燐の声優を務めたのが東條加那子さんです。

東條加那子のプロフィール

東條加那子さんは2006年に声優デビューを果たした声優さんです。デビューして翌年の2007年から香燐役を演じていました。ちなみにNARUTOでは兼役で他にもモブキャラの声を演じていたりしますがアニメ作品よりも海外作品の吹き替えを多く行っていた声優さんです。

東條加那子の出演作品

東條加那子さんがこれまでに出演した作品としては「テイルズオブジアビス」のジョゼット役、「機動戦士ガンダムAGE」のナディア役、「新世界より」の朝比奈覚役、「毎度!浦安鉄筋家族」の大沢木順子役などがあります。また吹き替えでは、エミリー・ブラントさん、ゾーイ・サルダナさん、ナタリー・ドーマーさん、ミーハン・フォックスさんを担当するなどしています。

海外生活が原因で降板

デビュー以来着実に仕事を増やしていた東條加那子さんでしたが2016年に結婚を発表。結婚相手の仕事の都合で海外拠点での生活になる事も合わせて発表しました。その為、持ち役となっていたNARUTOでの香燐や「THE FLASH」のケイトリン・スノー役を降板する事になっています。

香燐の声優②行成とあ

そんな東條加那子さんの事情を受けてその後を継いで香燐役を務めたのが声優の行成とあさんです。

行成とあのプロフィール

2007年にデビューした声優さんで、東條加那子さんと同じく主に海外作品の吹き替えを仕事としていた声優さんです。

行成とあの出演作品

行成とあさんは元々NARUTOでもモブキャラを何人か演じた経験があり、香燐役も引き継ぐ事になった他、「ベルセルク」でのキャスカ役、「ぐらんぶる」での浜岡梓役、「魔法少女特殊戦あすか」のジュリア役などに出演しています。

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香燐に関する感想や評価は?

ここからは既にNARUTOを読んで人の香燐の感想などを紹介していきます。香燐個人としての評価もそうですが、うずまき一族という物語の核となる部分に関与している事に触れる感想も多いです。

香燐は元々うずまき一族である事を全面に押し出したキャラクターではなく、後出し的な形でうずまき一族の末裔である事が分かったキャラクターです。同時期にうずまき一族がどういう一族なのかが分かった事もあってその細かな設定を好意的に受け取った人は非常に多いです。

当初この能力が他の関連キャラに比べて薄いと言われた香燐ですが、最終的に判明した能力はかなりの汎用力を持っているキャラクターであり、もっと活躍させられたのではとする感想もある程です。封印術と感知、回復いずれもハイスペックな事を考えると確かに作中での活躍が却って少なく感じる程にしっかりとした能力持ちと言えます。

またその容姿や特徴などからナルトの母であるクシナが生きていたらと感じた人も多く、実際にその表現からクシナとナルトの関係性を連想したという人も多い程です。現在連載中のBORUTOでも世代こそ変わっていますが既に登場しているので或いは何か活躍があるのではと期待する声も多いです。

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香燐とサラダの関係や能力まとめ

香燐は大蛇丸の、そしてサスケの部下として登場したキャラクターですがその特異な能力とうずまき一族特有の見た目などから様々な考察がされてきたキャラクターです。特にBORUTOでも登場しているサラダとの共通点も多く憶測を呼ぶことになっています。

NARUTOのキャラクターには裏設定なども多く、現時点で全てが明らかになっているとは言えませんがわざわざ公式がエピソードにしたのにはそれだけの理由があるのだと思われます。今後もNARUTOの様々な考察を行いながら、原作として岸本斉史さんが関わっているBORUTOで今後何か新しい展開がないかにも注目してみてはいかがでしょうか?

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