【ゴールデンカムイ】スチェンカ回が熱い！ネタバレあらすじと感想は？

「ゴールデンカムイ」は野田サトル先生の金塊を求めて繰り広げられる男たちのサバイバルバトル漫画で、明治時代末期の北海道・樺太を舞台に描かれています。また「ゴールデンカムイ」は集英社の「週刊ヤングジャンプ」で2014年から連載されており、2019年3月現在で17巻まで刊行されています。

さらに「ゴールデンカムイ」は2回アニメ化されており、TOKYO MXなどで第1期が2018年4月〜6月に放送され、第2期は2018年10月〜12月に放送されました。

一攫千金を狙う主人公の杉元は、出稼ぎのために北海道の地へ降り立ち、そこで偶然、アイヌ民族の埋蔵金の話を聞きます。その埋蔵金とは、のっぺらぼうに奪われたお宝がこの地に隠されたというものでした。この話にはさらに続きがあり、のっぺらぼうは捕えられますが、隠したお宝の場所を一切話さず、こっそりと外の世界にいる自分の仲間にメッセージを伝えます。

そして、身体に暗号を彫った囚人たちが脱獄するのに手を貸したというのです。この話を聞いた杉元ははじめは半信半疑でしたが、偶然出会った囚人の身体に刺青があったことから、のっぺらぼうが隠した埋蔵金の話は本当のことなのだと確信を持ちます。その後、杉元はアイヌ人の女の子、アシリパと出会い、杉元はアシリパの協力を得て、埋蔵金探しを始めます。しかし、彼ら2人の他にも埋蔵金を狙うものが現れます。

軍の上層部にバレないように隠密で埋蔵金探しを行う陸軍第七師団の鶴見とその部下たちや、のっぺらぼうに焚き付けられ、暗号を身体に彫られた囚人たち本人などです。こうして、3つのグループによって埋蔵金をめぐるバトルが繰り広げられることとなるのでした。

ゴールデンカムイに登場する「スチェンカ」とは、ロシアの伝統的な競技で、杉元たちはアシリパの行方を探している最中、この競技に誘われました。この「スチェンカ」という競技の意味は「壁対壁」、男性の鍛え上げられた身体を「壁」に例えています。

また、この競技の正式な名称は「スチェンカ・ナ・スチェンク」で、もともとはロシアの村同士が祭りの際の余興として、男たちの熱いバトルを行ってきました。アシリパの行方を探す杉元たちも、刺青人皮を獲得するためにこの競技への参加を決めます。次に「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回のあらすじをネタバレでご紹介していきます。

ここまで「ゴールデンカムイ」の作品情報やあらすじなどをご紹介してきました。次に、ここでは話題になった「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回のあらすじをネタバレでみていきます。

杉元たちはアシリパの行方を探して、ロシア人の集う酒場を訪れます。しかし、そこにいたのは横暴なロシア人でした。そのロシア人の態度に憤慨した杉元は、そのロシア人と出会い頭に殴り合いの喧嘩をするのでした。しかし、ある問題が発生します。それは、その横暴なロシア人がスチェンカに出場する予定の選手だったということです。

その横暴なロシア人は、杉元に殴られて出来た怪我のせいでスチェンカに出場できなくなったと訴えます。そして、杉元が代わりにスチェンカに出場するように迫るのでした。さらに、杉元たちは聞き込みの途中、犬ぞりの犬を奪われ、犬を返してほしいなら、スチェンカに出場するように、と脅されるのでした。

当初、杉元らはスチェンカに出場する気は全くありませんでしたが、様々な手段でスチェンカに出場するように迫られ、さらにはスチェンカに「刺青人皮の囚人」が出ることを聞きつけ、とうとう杉元らはスチェンカ出場を決めます。そして、杉元らはアシリパの行方と刺青囚人のヒントを得るため、熱い男たちの戦いに身を投じていくのでした。

スチェンカに臨む杉元の前に最強の敵、岩息舞治が現れます。岩息とは、人生の大半を監獄で生きてきた元囚人の男で、暴力こそ「自己表現」という信条を持っています。岩息は戦いに勝利した後に浴びる歓声に自己肯定感を感じるというのです。そして、そんな岩息が監獄から出た後に見つけた自己肯定感を満たせるものが「スチェンカ」なのでした。

この日も、スチェンカの試合を楽しむ岩息は、日本人のスチェンカチームの勇ましい戦いぶりを満足げに眺めます。そして試合終了後、杉元と握手して再会の約束をします。その後、2人の再会のときがやって来ました。岩息は日本人のスチェンカチームとの戦いで、鍛え上げられた身体を披露します。このとき、杉元らは刺青人皮の主人が岩息であることに気づきますが、このときの杉元にとってはそれは二の次でした。

そう、杉元も岩息と同じで強者との戦いを望んでいたのでした。杉元と岩息のチーム同士の戦いは岩息の雄叫びをきっかけに始まりました。チーム同士の戦いとはいえ、それは事実上、2人の戦いでした。杉元が別の人間を殴ろうものなら、嫉妬した岩息が杉元に「私を見ろ！」と杉元に怒声を浴びせるのでした。

そして、杉元はあることに気づきます。乙女チックな仕草をする岩息から放たれるパンチはとてつもない破壊力を持っており、その威力と熱気に杉元は圧倒されるのでした。

日本人のスチェンカチームの活躍により、岩息のチームのメンバーは岩息一人のみになります。しかし、岩息は全く動じず「4人同時に殴ってこい」と言い放つのでした。観客は4人相手でも一切ひけをとらない岩息の圧倒的な強さに熱狂します。

完全に岩息に流れを持っていかれている中、杉元が暴走を始めます。杉元は殴られ過ぎたことにより、すでに自制心をなくしており、仲間の制止を振りきり、敵味方関係なく殴りかかり大暴れするのでした。

そして、杉元のパンチはそのスピードの早さから無数の手からパンチが繰り出されているように見えるのでした。そんな暴走を続ける杉元の暴走は止まることを知らず、さらには観客まで巻き込んで第乱闘に発展するのでした。自制心を失い、大暴走を続ける杉元はボソリと「金塊」と呟くのでした。その言葉を聞いた岩息は、杉元らが自分の刺青が目当てで自分との戦いに臨んでいることを知り、大きなショックを受けます。

そして、岩息は恋に破れた乙女のごとく走りだし、その場から立ち去ってしまうのでした。月島と谷垣、鯉登の3人は岩息を追いかけ、グズリに襲われている岩息を救います。そして、3人は岩息を連れて、近くの小屋に避難します。しかし、小屋だと思って逃げ込んだその場所は、ロシア式のサウナ「バーニャ」でした。岩息はこんなに暑くては長居はできないと思いつつも、外にはグズリが待ち構えているため外に出るのは危険です。

岩息は自分の刺青を狙っていることが分かった3人を追い出そうと考えます。そして、水蒸気を使って湿度の上昇と「ヴェニク」という白樺の葉で作られた道具で彼らの身体を叩き、体感温度の上昇を図ります。こうして、裸の男たちでお互いを葉っぱで叩き合うという怪しげな第2の戦いが勃発するのでした。

この第2の戦いはチカパシが銃を持ってやった来て、谷垣がグズリを仕留めたため、あっさりと終了します。そして、改めて、杉元と岩息の一対一の戦いが始まります。岩息は殴り合いの戦いでしか自己表現できない悲しい男ですが、杉元も戦争から生還したものの戦死した友の遺言を果たすこともできず、アシリパに何もしてあげられない自分の無力さを痛感しているのでした。戦闘中、杉元は意識を失いかけてしまいます。

その際、杉元は絞り出すような声で「俺は役立たず」だとつぶやきます。岩息は杉元の悲しい心の声を受け止め、優しく声をかけるのでした。

しかし、そのとき杉元と岩息が踏みしめている地表の氷が割れ、2人が戦闘を続けるのが困難となってしまいます。結局、杉元と岩息の戦いに決着がつくことはなく、スチェンカは終了するのでした。しかし、この回で杉元の悲しい過去とそれに対する岩息の悲痛な想いが明らかになりました。

ここまで「ゴールデンカムイ」の作品情報やあらすじなどをご紹介し、話題になった「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回のあらすじについてもネタバレでご紹介してきました。

杉元が居酒屋でロシア人と殴り合いの喧嘩になり、負傷させたことで杉元らのスチェンカ出場が決まったこと。その競技で、杉元は暴力こそが自己表現で考えている最強の敵・岩息と出会いますが’、結局、足元の氷が割れて最終的に2人の戦いの決着はつかなかったことなどが分かりました。次に、ここでは「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回の出場メンバー4人をご紹介していきます。

スチェンカの出場メンバー1人目は、杉元佐一です。杉元は顔に大きな傷を持つ男で、元陸軍の軍人です。杉元の傷は顔だけでなく身体にも無数のあり、それは数々の激戦をくぐり抜けてきた勇者の証だと言われているそうです。また、普通の人間なら命を落としてしまうような深い傷を負っても、杉元の場合、翌日には綺麗に治ってしまう伝説を持つことから「不死身の杉元」と呼ばれています。

スチェンカ出場メンバー2人目は、谷垣源次郎です。谷垣は鍛え上げられた胸筋に生えた雄々しい胸毛が特徴的です。谷垣の胸毛の濃さは彼の優しくて誠実な情の深さを表しているそうで「セクシーマタギ」と呼ばれているそうです。

スチェンカ出場メンバー3人目は、月島基です、月島は鶴見中尉の部下を務める男で、第7師団に所属する軍人です。小柄で静かなイメージの月島は一見、クールですが、心の中に燃える闘志を秘めているそうです。また、月島はロシア語がペラペラであるため、通訳として重宝されています。

スチェンカ出場メンバー4つ目は、鯉登音之進です。鯉登も月島と同じく、鶴見中尉の部下で第7師団に所属する軍人ですが、階級は少尉なのでエリートです。浅黒い肌にユニークな形に整えられた眉が特徴的です。「ゴールデンカムイ」の世界では、イケメンとして認められており、性格は超がつくほどの自信家だと言われています。

また、鯉のぼりは上司の鶴見のことを慕っており、鶴見中尉の方でも鯉登のことがお気に入りのようで「鶴見中尉のお気に入りの薩摩隼人」という異名が持っています。そのため、鯉登は洗浄でも鶴見中尉の期待に添い、異名に恥じない戦いぶりを見せます。

ここまで「ゴールデンカムイ」の作品情報やあらすじなどをご紹介し、話題になったスチェンカ回のあらすじをネタバレでみてきました。また、スチェンカに出場した杉元ら日本人チームのメンバー4人についてもご紹介してきました。杉元は元陸軍の軍人で「不死身の杉元」と呼ばれていること。谷垣は逞しい胸毛が印象的で「セクシーマタギ」と呼ばれていること。月島と鯉登はともに鶴見中尉の部下であることなどをご紹介してきました。

次に、ここでは話題の「ゴールデンカムイ」スチェンカ回の魅力について、いくつかご紹介していきます。

スチェンカ回の魅力1つ目は、負けず嫌いの男たちです。杉元らのスチェンカへの出場は、杉元がロシア人を殴り合いの喧嘩になり、怪我をさせてしまったことがきっかけとなりました。このとき、スチェンカ出場を迫られたのは杉元だけでしたが、男気溢れる杉元でも心細いのか「やるしかねえのか、俺達で」と言って谷垣ら仲間を巻き込もうとするのでした。

谷垣らは連帯責任で皆で出場しようとする杉元に猛抗議しますが、ロシア人のある一言を聞いて谷垣らの態度は一変します。

薄ら笑み浮かべたロシア人からの挑発に、負けず嫌いな男たち（杉元や谷垣ら）は「もう日露戦争を忘れたのか！」と奮起します。こうして、杉元、谷垣、月島、鯉登は日本人チームとして、結束してスチェンカへの出場を決めたのでした。

スチェンカ回の魅力2つ目は、初登場の囚人が変態ということです。「ゴールデンカムイ」に登場する囚人は高確率で「変態」だと言われています。今回のスチェンカで初登場した囚人、岩息もまたこれまでの囚人たちよりはレベルは低いながらも「変態」だと言われているそうです。

杉元が「変態」だと言われるのは、乙女チックな仕草なのに、鍛え上げられた肉体と圧倒的な強さを誇ること、暴力だけが自己表現する唯一の手段と言い放つことが理由だと言われています。

スチェンカ回の魅力3つ目は、谷垣のオチです。スチェンカ回でも谷垣がオチとして重宝されているそうです。それは谷垣のインタビューシーンで、猪木・坂口対橋本・蝶野の戦いの前に行われた橋本真也さんのインタビューでのセリフがパロディとなっているそうです。

橋本真也さんのこのセリフは、プロレス情報に疎い人でも知っているような有名なものだそうです。そのため、スチェンカ回で谷垣が、橋本真也さんを元ネタにしたセリフを言ったシーンは、読者を喜ばせたそうです。

ここまで「ゴールデンカムイ」の作品情報やあらすじなどをご紹介し、話題になったスチェンカ回のあらすじをネタバレでみてきました。また、スチェンカ回に出場した杉元ら日本人チームのメンバーや、杉元らのスチェンカ回の魅力についてご紹介していきました。

スチェンカ回では、スチェンカに参加することになった男たちの負けず嫌いさが魅力だと言われており、またも現れた囚人が変態（岩息）であることや、谷垣が橋本真也さんのインタビューのパロディになっているというオチも評価されていることが分かりました。次に、ここではスチェンカ回の競技についてみていきます。

ロシアでは「マースレニツァ」という祭りがあり、その祭りで「スチェンカ」という競技が行われるそうです。「マースレニツァ」は、古来から行われてきた伝統的なスラヴの祭りです。この祭りでは、スラヴの最も勇猛な者たちの祝い事として、5つのアグレッシブな競技が催され、男たちは5つのいずれかの競技に参加し、自身の男らしさを示すそうです。

その5つの競技のうちの一つに、壁対壁という意味の「スチェンカ」こと「スチェンカ・ナ・スチェンク」という競技があり、「スチェンカ」は5つの競技の中で最も激しいバトルが、繰り広げられることで知られています。この競技では6人〜100人の男たちが集まり、2列になって対面し、激戦においてそれぞれが自身の勇猛さを誇示します。

あくまで、娯楽の一環なので過度な暴力性は排除し、参加者間の友情を確かめることが目的となっています。上の動画は、ロシアの伝統的な祭り「マースレニツァ」を楽しむ人々が、催しを楽しむ様子です。残念ながら「スチェンカ」の様子は観られませんが、上記の5つの競技のうちの一つ「雪の城壁占領」ゲームを観ることが出来ます。

こちらのツイートは「ゴールデンカムイ」のスチェンカに関する感想です。スチェンカ回の話が良いので、何度も読み返しているそうです。

こちらのツイートは「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回に関する感想です。スチェンカは何度見ても面白くて、好きなのだという感想を抱いたそうです。

こちらのツイートも「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回に関する感想です。スチェンカ回が収録されている「ゴールデンカムイ」の漫画15巻で、杉元が殴られすぎて「俺俺俺俺俺俺俺」と叫んでいるところが面白いという感想を抱いたそうです。また「スチェンカ」を面白く描いている漫画「ゴールデンカムイ」のことも評価しています。

こちらのツイートは「ゴールデンカムイ」のスチェンカに関する感想です。スチェンカで披露された出場者の筋肉が凄い迫力だったという感想で、岩息の変態で乙女チックなところも好きだという感想を抱いたそうです。

こちらのツイートも「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回に関する感想です。谷垣がインタビューで「時は来た、それだけだ」と言っているときの顔がとても好きだという感想を抱いたそうです。

いかがでしたか？話題になった「ゴールデンカムイ」のスチェンカ回について、あらすじをネタバレでご紹介し、出場メンバーや魅力をみてきました。杉元らがスチェンカに参加することになったのは、杉元がロシア人を殴って怪我をさせたことがきっかけで、杉元の目の前に刺青人皮の元囚人の岩息が最強の敵として現れました。結局、杉元と岩息の対決に決着はつきませんでしたが、杉元の悲しい過去と想いが明らかになりました。

また、スチェンカ回は杉元らの負けず嫌いなところが魅力だと言われており、現れた囚人の岩息が変態であることや谷垣のオチも評価されていることが分かりました。さらに、スチェンカはロシアに実在する競技であることや、スチェンカ回の感想や評価についてもご紹介してきました。そして、スチェンカ回は何度も読み返す人がいるほど人気のお話であることが分かりました。皆さんも興味があればぜひ、スチェンカ回をお楽しみください！