SHAMAN KING THE SUPER STARはシャーマンキングの新章！あらすじをネタバレ

「SHAMAN KING THE SUPER STAR」は、漫画雑誌「少年マガジンエッジ」の2018年5月号から連載が開始された漫画作品です。原作者は武井宏之で、1998年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「シャーマンキング」の続きを描いている新章となっています。物語は後述のあらすじ見出しで詳しくネタバレしますが、前作で神となったハオが、同じく前作の主人公・麻倉葉に頼み事をするシーンから始まります。

「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の前作「シャーマンキング」は、「週刊少年ジャンプ」で1998年から連載が開始されて2004年で終了となりましたが、中途半端で腑に落ちないラストとなっています。これは、連載が「打ち切り」になった事が理由となっており、「シャーマンキング」の連載末期に人気が低迷した事によるものです。そのため、コミック版の「シャーマンキング」も同じ最終回となってしまっています。

しかし、連載終了から3年後の2007年、全27巻となる「シャーマンキング」の完全版が発売される事が発表されました。完全版の最終巻では、およそ380ページが追加されており、コミック版では描けなかった真の最終回を見る事が出来ます。この真の最終回によって「シャーマンキング」の物語は1つの完結を迎え、今回の「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の物語につながる事となっていきます。

「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の第1話は、14年前の「シャーマンファイト」で優勝し、神となったハオが麻倉葉を呼び出すところから始まります。ハオは神となったと言っても上には上がおり、ハオも含めて「シャーマンファイト」で優勝した歴代8人の神がいる事を葉に語ります。そしてハオは「倒したい神がいる」と告げ、葉に協力を求めてきました。

場面は移り変わり、バイクで長野のとある村までやって来たアルミ・ニウムバーチという少女が登場します。そんなアルミに森村仁という警察官が話しかけますが、アルミは「3代目イタコのアンナ」を名乗っており、村に住む青梅戒造という富豪が持つ「開かずの金庫」を手に入れるためにやって来たのだと言います。

「開かずの金庫」には神々の代理戦争「F.O.M(フラワー・オブ・メイズ)」で勝つための超級霊を仲間に出来る何かが入っているという事で、アルミは許嫁である麻倉葉の息子・花にその霊を託すために行動しているのでした。そして、アルミはバイクに乗ったままアポ無しで青梅戒造の豪邸に乗り込んだのでした。以上が「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の第1話のあらすじになります。

第1話で謎を残していた「F.O.M」ですが、第2話の初めにハオの口から詳しく語られます。ハオは歴代8人の神が自分も含めて「G8」と呼ばれている事と、神として何かをする時には8人の内5人の了承を得ないといけない事を葉に語ります。そして神同士の揉め事を解決するために、神の代理戦争として「F.O.M」を開催する事が決まりなのだと言います。

一方でアルミは森村と会話中です。森村は自分の亡き父・森村伴児が柔道5段で正義感に溢れていた事を語りました。その後、「開かずの金庫」を探られる事を危惧した青梅戒造によって、アルミと森村のもとに刺客が差し向けられます。突然の事に驚く森村でしたが、アルミは冷静に森村伴児を降霊し、「憑依合体」する事によって刺客であるチンピラを次々と投げ飛ばして撃退しました。

そしてアルミは「憑依合体」が得意な事が分かり、さらに「F.O.M」における「チームハオ」の総監督である事が語られました。以上が「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の第2話のあらすじになります。

森村は、父である森村伴児を「憑依合体」しているアルミに女の子1人も守る事の出来ない不甲斐なさを説教されていました。そしてどうやら森村伴児によると、青梅戒造は若い頃はしがない整備士で、お偉いさんの弱みを握った事で莫大な財産を手に入れるに至ったという事が分かります。さらに森村伴児は、青梅戒造の「開かずの金庫」に挑んでいる事を誇りに思っていると息子に告げて去っていきました。

そして泊まる所のないアルミは野宿をする事にします。心配する森村でしたが、アルミには野宿のプロでありバイクの運転手もしてもらっている元軍人の霊・ハンスがいたため、アルミは全く心配していません。以上が「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の第3話のあらすじになります。

アルミはハンスと共にキャンプをしていましたが、そこに森村がやって来て、青梅戒造が仕向けてきたチンピラ達が殺された事を伝えてきます。しかしそのチンピラ達は霊となってアルミと一緒にキャンプを楽しんでいたのでした。そしてアルミは、自分もチンピラ達と同じように消されてしまう事を危険に感じた事で本気を出す事を口にし、さらに青梅戒造が先代のアンナと同じく、邪念から生まれた鬼が憑いている事を語ります。

その頃ハオは、過去に人間達の戦争が行われた南米にいました。戦争で死んだ軍人達は、自分達が個人の資本によって死んだ事に気付いており、ハオはそんな彼らによる怒りや悲しみといった感情を含んだ多くの魂を死霊の軍勢へと変え、「F.O.M」に挑もうとしていたのです。そして空には零戦が飛び立つのでした。以上が「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の第4話のあらすじになります。

米軍は日本領海で、最新の戦闘機を軍人の訓練も兼ねて極秘に飛行させていました。そこにハオが復活させた軍人の霊が零戦に乗ってやって来て、日本領域に米軍がいる事を不審に思った事で最新の戦闘機に攻撃を始めました。米軍の戦闘機は反撃しますが、現代の最新の技術を搭載しているにも関わらず、零戦に全ての攻撃をかわされてしまいます。そのあまりに素晴らしい零戦の動きには米軍のアンダーソン准将も感動していました。

米軍の海兵隊は、零戦の操縦者が幽霊だと気付いた事で仰天します。しかしアンダーソン准将は、自分もすぐにでも気絶したいが立場上この状況を見守らなければならないと意外と冷静です。そんなアンダーソン准将に、零戦の霊(デスゼロ)は地図が欲しいと要望し、アンダーソン准将も了承します。さらにアンダーソン准将は、零戦がこの空を飛行する公式の許可証まで作ると述べました。

デスゼロはそんなアンダーソン准将に敬意を称し、生前の人間の姿である桜井咲太郎少尉の姿になり、アンダーソン准将の祖父とは戦時中、戦闘機で凄まじい戦いを繰り広げた事を述べました。そして麻倉葉の息子・麻倉花が姿を見せたところで「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の第6話は終わります。

青梅戒造は過去に整備士であった事もあり、自宅にて汚職警部である蛇島夢路と戦艦について会話していました。また、青梅戒造はどうやら、過去に愛した女性の孫娘を自宅で働かせており、生い立ちなど詳しい事を知らないその孫娘には何も伝えていないようでした。

さらに、青梅戒造の中に憑いている鬼は「大和戦艦」の姿を模して姿を現し、アルミが父・シルバから受け継いだ「O.S.(オーバーソウル)」で対抗します。以上が第7話までの「SHAMAN KING THE SUPER STAR」のあらすじネタバレになります。

「シャーマンキング」の新章「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の主人公は、あらすじでネタバレしてきたように3代目のイタコのアンナことアルミ・ニウムバーチです。服装は前作「シャーマンキング」のヒロイン・恐山アンナを思わせるものとなっています。得意技は憑依合体で、「F.O.M」に出場する「チームハオ」の総監督です。2019年現在は、まだ正体は明らかになっていない「超級霊」を探す事を目的に旅をしています。

「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の主人公であるアルミ・ニウムバーチが3代目イタコのアンナであるという事はあらすじでネタバレしましたが、「シャーマンキング」に登場した恐山アンナの孫なのではないかと考察するファンもいました。しかし実は、恐山アンナは初代ではなく2代目で、原作者の武井宏之が「シャーマンキング」以前に連載していた漫画「仏ゾーン」に登場する恐山アンナが初代となっているのです。

「シャーマンキング」の新章となる「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の単行本1巻が2018年11月15日に発売されました。また、同時発売として、「シャーマンキング」のメインキャラクターである道蓮の姉・道潤を主人公とした「SHAMAN KING レッドクリムゾン」の単行本1巻も同時発売されました。

「シャーマンキング」の新章となる「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の単行本1巻は、同時に限定版も発売されました。限定版には特定ステッカー3枚と、1冊の小冊子が付録されています。

「シャーマンキング」は20年以上前に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始された漫画作品のため、まさかの続編の連載開始に当時の読者達による「懐かしい」という感想が多くあります。さらに「SHAMAN KING THE SUPER STAR」は新章となっている事もあり、主人公であるアルミをはじめ新キャラクターも登場しますが、麻倉葉やハオなど、当時のメインキャラクターも多く登場している事で、懐かしさを感じさせてくれています。

「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の連載発表以前から、「シャーマンキング」の新章を待ち望んでいたというファンの感想は多くありました。そして遂に連載が開始されると多くのファンが歓喜して感想をそれぞれの言葉でTwitterなどのSNSに投稿し、喜びを分かち合いました。また、あらすじで前述してきましたが、新章の主人公は女の子となっているので、ファン達は今までと違った展開を期待しています。

「シャーマンキング」の新章「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の連載を喜ぶファン達の感想が多い中で、完結までの連載を危惧するファンの感想も少なくありません。そんな読者からの心配する感想が出回るようになった原因は、やはり前作「シャーマンキング」が打ち切りとなってしまった事実からです。

原作者である武井宏之は、「面白い漫画を描くけど、途中から独りよがりの展開になって読みにくくなってしまう」といったような感想を多くの読者に言われてきています。ファン達は「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の連載開始を喜ぶ中で、「打ち切り」の危険を多少なりとも感じています。

芸能人の「シャーマンキング」ファンも少なくないようで、お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんも「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の単行本1巻を買ったそうです。クロちゃんも「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「シャーマンキング」のファンであった事を述べており、今回の新章はどんな展開になるのかを期待する感想をTwitterに投稿していました。

また、「SHAMAN KING THE SUPER STAR」には、クロちゃんに非常に似ているというキャラクターが登場した事で話題になりました。このキャラクターは、青梅戒造がアルミを抹殺するために派遣した刺客の1人で、「～しん」というクロちゃんがSNSで使い続けている口癖と一致しています。

クロちゃんが「シャーマンキング」のファンである事は前述しましたが、「好きな作品に登場出来るなんて羨ましい」などといった、芸能人を羨ましがるファンによる感想は少なくありませんでした。

「少年マガジンエッジ」で連載中の漫画「SHAMAN KING THE SUPER STAR」のあらすじをネタバレし、ファンによる感想なども紹介してきました。「シャーマンキング」の新章として連載が開始された今作ですが、前作のファンに懐かしさを感じさせてくれる魅力的な作品である事が分かります。今回のまとめを読んだ後に、「SHAMAN KING THE SUPER STAR」の1巻を読んでみるというのはいかがでしょうか?