シャーマンキングの続編フラワーズが面白い!見所と主人公麻倉花を紹介

武井宏之先生作、シャーマンキング・フラワーズ。それは週刊少年ジャンプにて連載されていた、伝説のシャーマンバトル漫画、シャーマンキングの正統続編です。シャーマンキングファンが待ち望み、ついに連載された続編、シャーマンキング・フラワーズについて、武井宏之先生が描かれるシャーマンキングワールドの魅力を含めて、その見所と、前作主人公朝倉葉の息子、今作主人公である朝倉花について紹介させて頂きます。

シャーマンキングの続編フラワーズが面白い!見所と主人公麻倉花を紹介のイメージ

目次

  1. 迫力のシャーマンバトル漫画!シャーマンキングとは?
  2. ファンが待ち望んだ続編!シャーマンキング・フラワーズについて!
  3. 前作主人公・麻倉葉の息子!フラワーズ主人公である麻倉花を紹介!
  4. シャーマンキングといえば魅力的な持霊!麻倉花の持霊は?
  5. 2代目は天才?朝倉花のオーバーソウルがここに!
  6. ヒロインは3代目?イタコのアンナを名乗るアルミ・ニウムバーチ!
  7. シャーマンキング・フラワーズにて花の前に立ちふさがるライバル達!
  8. 今なお営業中!ふんばり温泉の現在について!
  9. 父と子の対決?葉と花の関係に迫る!
  10. ファン待望の傑作!シャーマンキング・フラワーズの魅力にも注目!

迫力のシャーマンバトル漫画!シャーマンキングとは?

前代未聞のシャーマンバトル漫画!シャーマンキングとは?

週刊少年ジャンプにて、1998年から2004年に連載されていた、シャーマンバトル漫画、それが『シャーマンキング』です。霊と共に生き、現世と霊界を繋ぐ役割を持つシャーマン達、そんな彼らがそれぞれの目的を持って、霊を武器として戦いあう姿を描いたバトル漫画であり、様々な魅力的な霊、シャーマン達、その卓越したデザインセンスにより、大人気となりました。

圧倒的デザイン力!作者である武井宏之先生について!

1994年に読み切り漫画『ITAKOのANNA』にて48回手塚賞を受賞し、1997年からの『仏ゾーン』連載を経て『シャーマンキング』を執筆した漫画家が武井宏之先生です。独特かつ魅力的な線を描く漫画家として有名で、特にロボット、武器等々のデザインが非常に高い評価を得ています。

その他週刊少年ジャンプにて『重機人間ユンボル』ジャンプスクエアにて、スタン・リーを原作とした『機巧童子ULTIMO』を発表、連載していました。『シャーマンキング』程の大ヒットとはなりませんでしたが、その魅力的なデザインは健在、ファンの間ではどれも名作との声が挙がっています。

ファンも作者も未練の残るシャーマンキングの結末とは?

シャーマンバトル漫画として大ムーブを巻き起こした『シャーマンキング』でしたが、週刊少年ジャンプのアンケート低調を理由に、2004年40号に惜しまれつつも完結。所謂打ち切りの扱いであり、紙面最後のコマにはみかんの絵が描かれています。作者が未完であることを表す為シャレで描いたものだと認めており、アンナ役の声優・林原めぐみさんのラジオにて、その無念が手紙を通じて伝えられました。

しかし、単行本を買い支えていたファンの声、その評価の高さから完全版として復活。2008年に1月2冊ずつ発刊され、コミックス版で描き切れなかった結末が、380ページもの大ボリュームにて描かれることになりました。そんなシャーマンキングの正統続編、それが『シャーマンキング・フラワーズ』です。

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ファンが待ち望んだ続編!シャーマンキング・フラワーズについて!

全世界のマンキンファン待望!シャーマンキング・フラワーズ!

2011年、ジャンプ改にて『シャーマンキング』の続編が連載されると発表。2012年より『シャーマンキング0-ZERO-』と呼ばれる読み切り連作の掲載を経てついに連載を開始したのが『シャーマンキング・フラワーズ』。『シャーマンキング』の主人公・麻倉葉の息子・麻倉花を主人公とした完全新作の続編です。

残念な話となりますが、実は現在この『シャーマンキング・フラワーズ』は未完のまま連載終了の形です。これは掲載誌であるジャンプ改が2014年10月に休刊となってしまった為でありますが、形は違えど前作である『シャーマンキング』と同じ未完の形となってしまった続編『シャーマンキング・フラワーズ』ですが、しかしその魅力はこの中にしっかりと詰まっています。

シャーマンキング・フラワーズと前作の関係は?

『シャーマンキング・フラワーズ』は、前作『シャーマンキング』から14年の月日が経過した、ふんばりが丘から始まります。『シャーマンキング』に登場していたキャラクター達が引き続き登場し、今作のメインキャラクター達の多くは彼らの息子、娘です。物語序盤の流れは『シャーマンキング』のまん太のような解説役こそ居ませんが、フラワーズは大筋として同じ流れとなっています。

前作主人公・麻倉葉の息子!フラワーズ主人公である麻倉花を紹介!

シャーマンキングの主人公とヒロインの息子!フラワーズ主人公の麻倉花について!

『シャーマンキング』の麻倉葉と麻倉アンナの間に生まれた子供が、『FROWERS』主人公の麻倉花です。両親の才能をしっかりと受け継ぎ、シャーマンとして高い能力を持っていますが、シャーマンファイトが無い時代の今作では持て余し気味。不良との喧嘩に明け暮れては、養母のたまもからお仕置きを受けています。「なるようになる」が口癖の葉と違い、どちらかと言えばアンナのような攻撃的な性格です。

シャーマンキングといえば魅力的な持霊!麻倉花の持霊は?

シャーマンキング主人公の持霊と言えば!

『シャーマンキング』と言えば魅力的な霊達ですが、麻倉花の持霊は父・麻倉葉から受け継いだ侍の霊・阿弥陀丸です。元々ふんばりが丘にて友を待ち続ける人間の霊でしたが、葉と出会いと、その数々の戦いを経て強力な刀の精霊と変化しています。葉は彼の剣技をトレースしていましたが、花は我流でアレンジを加える戦い方です。

しかし、花には隠された持霊が存在します。その体の内には、幼い頃命を落とした際、シャーマンキング・ハオより鬼の霊、闇鬼が仕込まれていおり、花の命の危機に反応して発動するのです。闇鬼が発動すると、その身を鬼の姿に変え暴走させてしまいます。

2代目は天才?朝倉花のオーバーソウルがここに!

シャーマンと霊の絆!オーバーソウルについて!

オーバーソウル(O・S)とは、『シャーマンキング』におけるシャーマンの極意です。持霊を自分ではなく媒介(通常その霊に深い関りを持つ品物)に憑依させることで、溢れた霊気が武器や生き物を形どらせ、人間としての力を遥かに超える性能を発揮させることを呼びます。『シャーマンキング』のシャーマンファイトはこの技術を持っていることが最低条件とされていました。

物語開始から既に習得?フラワーズで麻倉花が使うオーバーソウルを紹介!

『シャーマンキング』で主人公・麻倉葉は様々な試練を経てオーバーソウルを修得しましたが、『FLOWERS』の麻倉花は物語の始まった時点でオーバーソウルを見せています。葉が使っていたフツノミタマノツルギを媒介に、防御形態から攻撃形態への変化を見せる甲縛式オーバーソウル「鬼兜」が彼のオーバーソウルです。

ヒロインは3代目?イタコのアンナを名乗るアルミ・ニウムバーチ!

3代目イタコのアンナ!フラワーズのヒロインであるアルミ・ニウムバーチの素性は?

読み切り版『ITAKOのANNA』の初代イタコのアンナ、『シャーマンキング』の2代目イタコのアンナ・麻倉(旧姓・恐山)アンナ、そして『FLOWERS』にて、3代目イタコのアンナにしてヒロインであるアルミ・ニウムバーチが登場しました。彼女は『シャーマンキング』で麻倉葉のシャーマンファイト担当司祭・シルバの娘です。

フラワーズにおける麻倉花とアルミの関係について!

『シャーマンキング』で恐山アンナが麻倉葉の許嫁を名乗って登場したのと同じように、『FLOWERS』でアルミは麻倉花の許嫁を名乗っています。花が忘れてしまっている過去で、アルミを後に紹介する鴨川羊介の手から救ったのがきっかけのようです。

シャーマンキング・フラワーズにて花の前に立ちふさがるライバル達!

裏朝倉からの刺客!麻倉葉羽!

『FLOWERS』にて麻倉花に初めに襲いかかってくるシャーマンが麻倉葉羽(ヨハネ)です。前作において最大の敵であった麻倉葉王の正統な子孫であると主張している裏・麻倉の人間であり、本家である麻倉花を害する為ふんばりが丘にやって来ました。阿弥陀丸と同じ精霊化した侍の霊、朧大凶を持霊とし、傘を媒介とした巨大な鉾のオーバーソウル月詠鉾(ツクヨミ)を使用します。

秋田の不良少年!伊吹ガッコ!

『シャーマンキング』にシャーマンファイトがあったように、『FLOWERS』での最大のイベントとして語られるフラワーオブメイズ。現シャーマンキングであるハオが、麻倉花をリーダーとして結成するチーム、チームハオの一員として派遣してきたのが伊吹ガッコです。なまはげ少女の霊・ナマハを持霊としており、全身に鬼と戦うことに特化した甲縛式オーバーソウル・オーガハンターを纏います。

ライバルの息子!道蓮の実子・道黽!

『シャーマンキング』で葉のライバルを務めた道・蓮(タオ・レン)、彼と作中強大な力を振るっていた少女・アイアンメイデンジャンヌとの間に生まれた子が、道・黽(タオ・メン)です。両親をそれぞれ足したような髪形をしており、麻倉花よりも7歳年下です。しかし年齢こそまだまだ幼いものの、父親の持霊・馬孫と母親の持霊である神クラスの精霊・シャマシュを同時に使用するほどの圧倒的な才能を見せています。

謎多き青年!最大の敵・鴨川羊介!

現シャーマンキング・ハオを最大に敵視する勢力、チームヤービスとして、作中暗躍を見せているのが鴨川羊介です。彼の目的、能力はまだまだ謎が多く、20歳前後の見た目からは想像もできませんが、花と同じ年齢ということです。連れているヤービスと呼ばれる存在が持霊のように見えますが、実はそうではないように仄めかされており、元々シャーマンですらないようです。

実は『FLOWERS』連載前の読み切り漫画『ヤハべえ』の主人公であり、その頃は花と同じ位の年齢に見えました。性格もかなり違っているようにも見えますが、同一人物のようです。このように武井先生の作品はお互いにリンクしているものも非常に多い為、『シャーマンキング』が好きな方は読み切りを含めた武井先生の作品を追いかけるのもおすすめです。

今なお営業中!ふんばり温泉の現在について!

シャーマンキングにて葉とアンナの暮らしたふんばり温泉とは?

『シャーマンキング』にて葉とアンナが暮らしていたのがふんばり温泉と呼ばれる施設です。元々閉館していた旅館でしたが、アンナが作中でもう一度開くことを宣言していました。『シャーマンキング』の物語が終了した後実際に温泉旅館として営業を開始したようです。

美しき女将は元引っ込み思案少女!女将代理の玉村たまお!

女将はアンナですが、彼女は葉と共に世界を飛び回っていました。その間代理としてふんばり温泉を守るのが、花の養母でもある玉村たまおです。彼女は『シャーマンキング』でも登場しており、麻倉家に弟子として仕える引っ込み思案な少女でした。しかし葉とアンナがいない頃荒れていた時期があり、性格が大分変っています。今はその優しさと逞しさを持って、ふんばり温泉と花を守っています。

頼れるリーゼント兄貴!木刀の竜・梅宮竜之介!

『シャーマンキング』で葉と共に戦った元不良・梅宮竜之介。木刀の竜と恐れられた彼は、葉との出会いを経てシャーマンに目覚め、葉を旦那として慕うようになりました。『FLOWERS』でのそんな彼は、前作での宣言通りふんばり温泉の板前長として活躍中です。その男気と人情の厚さから皆の相談役の立場にあり、花の兄貴分でもあります。

父と子の対決?葉と花の関係に迫る!

シャーマンキング・フラワーズでの朝倉葉と朝倉アンナの現在は?

『FLOWERS』での葉とアンナは世界を回る旅に出ているようでした。武装勢力に襲われた際、花を守って死亡したような描写もありますが、確実なことは作中語られておらず、両名とも消息不明の扱いです。『FLOWERS』での葉は阿弥陀丸を花に譲り、前作終盤でも使用していた大精霊・スピリットオブアースを持霊としています。

完成された主人公・葉と未完成の主人公・花を徹底比較!

『シャーマンキング』連載開始時点から葉の精神は既に完成されていたと言えます。一見無気力、しかしその芯の強さはストーリーの端々から伺え、柳にも例えられるその心は、読者にも非常に魅力的に映りました。当然、話が進むにつれ成長はしますが、そのほとんどがシャーマンとしての成長であり、その精神を支える強さを得ていくのです。

しかし息子の花の精神は、物語開始時点において稚拙であるとしか言いようがありません。目標が無いままに修行し、その力を向ける先も知らず、半ば八つ当たりにしか見えない行動ばかりです。端々に葉を思い起こす優しさは多少見受けられますが、基本的に衝動のままに動いています。この描かれ方から、花はまだ未完成の主人公であると言えるでしょう。『FLOWERS』は花が精神の成長をする物語です。

あの世での対峙!朝倉葉VS朝倉花!

『FLOWERS』ストーリー中、花は霊界のような場所で、叔父に当たる現シャーマンキング・ハオと対面します。そこで様々な経緯を語られたのち、『シャーマンキング』時代の父親・朝倉葉と対決させられました。その心の強さ、深さを思い知った花、やり場のない苛立ちを周囲に向けるしかなかった彼は、その姿を見て変わろうとしています。花の成長が『FLOWERS』で最後まで見届けられなかったことは非常に残念です。

ファン待望の傑作!シャーマンキング・フラワーズの魅力にも注目!

尚惜しまれるシャーマンキング・フラワーズ!

前作『シャーマンキング』の流れを踏襲しつつ、続編『シャーマンキング・フラワーズ』では前作のキャラクターと今作のキャラクター、共に非常に魅力的な立ち回りを見せており、更にデザインが洗練されていく霊、オーバーソウルのデザイン。シャーマンキングの続きとしての続編を出す漫画、アニメ、ドラマ等数々ありますが、ここまで続編として完璧なものも少ないでしょう。

しかし奇しくも前作『シャーマンキング』と同じ未完の結末を迎えてしまった続編『シャーマンキング・フラワーズ』。ストーリーが動き出し、広がりを見せ始めたところであった為非常に残念です。ファンの間からもどうにかしてフラワーズの続きを見せて欲しい、との声が強く上がっていました。

蘇るシャーマンキング・ワールドのこれからについて!

しかし、武井先生が『猫ヶ原』の連載を行っている少年マガジンエッジにて、2018年1月『シャーマンキング』連載20周年プロジェクトとして、『シャーマンキング』続編の新連載が発表されました。『FLOWERS』の時と同じように、読み切りを数本掲載後、2018年5月より同誌にて連載されるとのことです。

未完で終わった『シャーマンキング』が完全版として、更に続編『シャーマンキング・フラワーズ』として蘇ったように、未練を残す形で連載が中断されてしまった『FLOWERS』も蘇る時が来たのでしょうか。新連載が『FLOWERS』の続き、花の物語なのはまだ分かりません。しかし1つだけ言えることは、シャーマンキングワールドはまだまだ目が離せないということでしょう。

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