【ヒナまつり】ロックージョンとはなに?一発ネタではなく意外と重要?

ひょんなことから一緒に生活することになったサイキックの少女・ヒナと若手のインテリヤクザの日常を描いたギャグ・SF漫画「ヒナまつり」は、2018年4月にアニメ化が放送されるなど、人気急上昇の作品です。本文では、一発ネタと登場したロックージョンの持つ重要性と、未来の政府によって送られた天才・超能力者・ハルによるアツシとロックージョンによる40年後の未来について紹介します。

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目次

  1. ロックージョンが登場!ヒナまつりとは?
  2. ロックージョンの意味とは?
  3. ロックージョンは過去と未来で重要?
  4. ロックージョンを巡るキャラや組織
  5. ロックージョンに関する感想や評価
  6. ロックージョンの意味や未来との関係まとめ

ロックージョンが登場!ヒナまつりとは?

アニメ総選挙・2018年春の大賞に選ばれた「ヒナまつり」は、漫画家・大武政夫さんの人気ギャグ・SF漫画を原作とする作品で、若手のインテリヤクザ・新田の部屋に、楕円形のカプセルに包まれた超能力者・ヒナが現れたことで始まったヒナと新田の日常を描いています。今回は、漫画「ヒナまつり・15巻」で登場したロックージョンや、40年後に起こる惨劇、ヒナやアンズ・組織の正体について紹介します。

ヒナまつりの作品情報

漫画「ヒナまつり」は、エンターブレイン発行の「Fellows!」にて、2010年から連載されているギャグ・SF漫画作品です。2013年から年10回刊行の「ハルタ」にて毎号連載されています。漫画「ヒナまつり」の単行本は、2019年3月現在までに、出版社・KADOKAWA(ビームコミックス及びハルタコミックス)にて、既刊16巻が刊行されています。

ヒナまつりの原作者は?

漫画「ヒナまつり」は、原作者・大武政夫先生の初連載及び初単行本化作品、初アニメ化作品となり、2009年に「Fellows!」にて読み切りとして掲載された後に、正式に連載が開始された経緯を持っています。漫画「ヒナまつり」の原作者・大武先生は、タフシリーズで知られる漫画家・猿渡哲也先生のアシスタント出身でもあります。

ヒナまつりのアニメ情報

大武政夫さん初の連載漫画にて単行本作品となった「ヒナまつり」は、アニメ化も製作されており、2018年4月~6月にかけて、AT-XやTOKYO MXなどで放送されました。製作にあたり、監督・脚本・製作会社など、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」や「この美術部には問題がある!」の人気アニメの制作に携わったスタッフが集結しました。

TVアニメ『ヒナまつり』公式サイト

ロックージョンの意味とは?

ヒナまつりで、主人公・ヒナと彼女の手品(超能力)に惹かれたアツシを始めとするバンドメンバーによって生み出された「ロックージョン」。路上ライブでロックージョンを披露したアツシたち「CENTRAL PARK」は、その後、一躍有名になりました。以下では、ロックージョンの意味について紹介します。

ロック+イリュージョン

ロックージョーンとは、ロックとイリュージョンを組み合わせたパフォーマンスの造語で、主人公・ヒナの超能力と彼女が家出中に出会った路上バンド・CENTRAL PARKによって披露されました。ヒナの超能力によるイリュージョンで一躍有名になったCENTRAL PARKは、後に雑誌に紹介されるほどの人気ぶりを見せており、ヒナ脱退後も、手品の域を超えたイリュージョンの習得に奮闘を見せていました。

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ロックージョンは過去と未来で重要?

「ヒナまつり」にて登場したロックージョンは、当初、作品のギャクネタの1つに過ぎないと思われていました。ヒナによってロックージョンの基礎が浸透しつつある中、未来の政府から送られた謎の少年・ハルが突然表れ、彼によるロックージョンの過去改変が行われようとしていました。以下では、ロックージョンがもたらす未来やハルが現代に送られた目的等を紹介します。

ロックージョンを欲するアツシ

ヒナのバンド脱退を受けてたCENTRAL PARKのリーダー兼ボーカル担当のアツシは、イリュージョンを求めて中国へ渡り、超人拳法へ入門していました。そして追い打ちをかけるように、アツシが居ない3年間、バンド活動は行われなかったことなどを理由に、バンドは解散を迎えます。まだ、ロックージョンを欲するアツシでしたが、厳しい現実を知ったメンバー達は彼の元を去りました。

ロックージョンと40年後の未来

バンドの解散を受けて悲観に暮れるアツシの前に、ハルと名乗る謎の少年が手を差し伸べてきました。そして、アツシの他にヒナ・アンズ・マオ・瞳・新田を召集したハルは、急に40年後の未来について話始めました。そして、ハルによって集められた6人は、40年後の未来に存在する超能力者を生み出した組織・超人会の人間であることを発しました。

ハルの話によると、未来のアツシは超人会のトップとして逮捕されたこと、研究所ではマオの唾から採取されたDNAを元に超能力を持つクローン人間の開発の成功、続いてアンズやヒナも作られました。そして、超人会最高傑作と言われたヒナが、暴走を起こしたことにより、街1つが壊滅状態に陥り、政府と超人会の間で内戦が勃発したという最悪な未来を聞かされます。

ロックージョンと流れた月日

ロックージョンが引き起こす未来の惨劇を、ハルから聞かされたアツシでしたが、これまでロックージョンと共に月日が流れていたアツシに、ロックージョンを諦めることは、不可能な選択でした。そして、自身の選択によって未来が変わることをハルに警告されても、アツシはロックージョンにこだわり続けていました。

ロックージョンを「する」ハル

アツシのロックージョンに懸ける情熱は凄まじく、「ロックは世界に反抗するもの」と屁理屈をこねては、周囲をドン引きさせていました。そのような光景を目の当たりにしたハルは、ハル自身がロックジョーンを行ない、ハル以外の人間がアツシを手伝わないようにお願いします。

謎の少年・ハルは、40年後の未来で起こるヒナの暴走による最悪な事態を変えようとする目的で、アツシとロックージョンするために、未来からやってきました。事態を避けるために、取りあえずアツシにロックージョンをさせて満足させることにしましたが、そのような方法は面倒に思われたため、ロックージョンに関係しそうな人間全員に、アツシに関わらせない方法に変更されました。

ロックージョンのきっかけ

「ヒナまつり」では。当初、ギャクネタの1つに思われていた「ロックージョン」でしたが、未来の政府から現代世界に送られてきた少年・ハルの目的や40年後の未来に関わる話を聞いて、ロックージョンの壮大な過去改変が行われようとしていることが、明かされました。しかし、未来では大事になってしまったロックージョンが登場するきっかけは、新田に勘当されたヒナの家出によって始まりました。

新田の家を出たヒナがたどり着いた先が、路上ライブを行なっていたロックバンド・CENTRAL PARKでした。その後、ヒナが披露した手品(超能力)を見込んだアツシとバンドメンバーによって作り出された路上パフォーマンスが、ロックージョンのきっかけとなりました。

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ロックージョンを巡るキャラや組織

ヒナまつりでは、些細な一言がきっかけで生まれたため、ギャグネタの1つと思われてきたロックージョンでしたが、漫画「ヒナまつり・15巻」にて、ロックージョンがもたらす未来や、ヒナたちの謎について明かされました。以下では、ロックージョンを巡るキャラや組織について紹介します。

ロックージョンバンド「CENTRAL PARK」

ロックージョンバンド「CENTRAL PARK」は、ヒナが新田の勘当を受けて家出した時、辿り着いた先で出会った路上バンドグループでした。ヒナの超能力(イリュージョン)と彼らの音楽(ロック)を組み合わせたロックージョンという新たなパフォーマンスを披露し、一躍有名バンドになりました。

ヒナのバンド脱退後も、ロックージョンを極めるため、イリュージョンパフォーマンスの本場・アメリカに3年間留学するなど、目まぐるしい努力を見せるも、手品の域を超えたパフォーマンスを生み出すことが出来ず、結果、バンドは解散の道を辿りました。

変わらないアツシ

ロックージョンを求めるCENTRAL PARKのボーカル・アツシは、ネットで気功を使う少女・マオを見つけます。そして、アツシは、彼女に会うために中国へ渡航、超人拳法などを教わった後、マオを連れて日本へ帰国しました。しかし、バンド内では、ロックとイリュージョンの2つを得ることの難しさを悟り、ロックージョンを極めようとするアツシとは、大きな隔たりが生じてしまいます。

謎の少年・ハルの正体

アツシやヒナたちの前に表れた謎の少年・ハルは、ロックージョンをする目的のために未来の政府から送られてきたことを明かしました。同時に、40年後の未来で勃発したロックージョンによる悲劇や、ヒナ・アンズを作り出した組織の存在や、政府と超人フィットネスとの内戦なども、組織のトップとなるアツシに警告を促しました。

ロックージョンをするために未来から訪れたハルでしたが、ヒナまつりの時代は、ヒナが作り上げたロックージョンの基礎が徐々に浸透しているころでした。また、未来から送られたハルについて、ロックージョンを「学ぶ」ではなく「する」目的で送られたことから、政府はハルをロックージョンの立役者にしたいと考えており、過去のヒナの存在が、政府にとって不都合な事柄が隠されているとも考察されています。

超能力少女・マオ

作中では、超能力を気功として見せる超人拳法の少女として登場したマオは、未来から刺客として送られた超能力者で、ヒナまつりの登場キャラクター・ヒナ・アンズとは顔見知りです。東南アジアの無人島に飛ばされた後、中国へ渡った先で中国拳法をやっている格闘家に拾われた経緯を持っていました。後に超人拳法日本支部として日本に訪れます。

40年後の未来では、現在にいるマオの唾液からDVAを採取し、アツシら超人会によって生み出された最初のクローンであることが明かされます。未来でのマオの作成は、超人会による超能力開発の第一歩となり、最終的にアンズとヒナも生み出されました。

瞳と超人フィットネス

作中で、大盛況を見せる瞳の超人フィットネスは、未来でも世界規模で大流行をみせていました。しかし、自身が超人になることを夢見ていたアツシには、いつまでたっても超能力が身につかず、後に超人会を結成して超能力者の開発に発展しました。その時、組織に派遣された科学者は、瞳の会社の人間であり、瞳も間接的に組織立上げに関与してしまったことが明かされます。

また、未来の瞳は、総理に民間協力を要請されて、内戦を終わらせた国の英雄となり、結果、壮大なマッチポンプになっていたことも知らされます。その後の瞳は、ハルから聞かされた未来を回避するべく、行動を始めました。

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ロックージョンに関する感想や評価

ロックージョンに関する感想や評価を調査・イメージ画像

アニメ作品の影響で、漫画作品を読むようになったファンも多い人気作品「ヒナまつり」にて、ロックージョンが登場した漫画・ヒナまつり15巻では、主人公・ヒナや主要キャラクター達の正体や40年後の未来が明かされるなど、シリアスなエピソードが多く描かれました。以下では、ヒナまつり・ロックージョンに関する感想や評価について紹介します。

感想1:笑いあり涙もありの面白いギャク漫画

サイキックの少女・ヒナとインテリヤクザ・新田が織りなすハートフルコメディ漫画で、幅広い世代に親しまれている人気漫画作品です。原作者・大武政夫先生のユニークなギャクセンスに、毎回お腹を抱えて吹き出してしまうほどの面白さが人気の一方で、「ヒナまつり・15巻」では、ロックージョンや、ヒナたちの謎の解明など、時折、涙を誘うエピソードも存在します。

感想2:アニメ化の人気も急上昇

異色のギャグ漫画とも呼べる「ヒナまつり」は、近年、熱狂的な人気を誇るアニメ界でも、高い評価を得ています。そして、アニメ作品の視聴をきっかけに、原作である漫画も読み始めた「ヒナまつり」ファンも圧倒的に多く、アニメで描かれなかったエピソードを知りたくて手に取るファンが多く見られます。また、他のアニメ作品にはない面白さから、新作アニメの放送を待ちわびる声も多く寄せられています。

感想3:主人公たちの成長にほっこり

「ヒナまつり」の主人公・ヒナは、未来から飛ばされてきたサイキックの少女で、以前いた場所(組織)では、彼女の能力に目を付けた大人たちによっていいように扱われていた過去を持っていました。登場初期は、無口かつ無表情で、世話になっている新田の意図を読まない自由気ままな生活が強調されていました。しかし、回を追うごとに見せるヒナの精神的な成長は、読者の心をほっこりさせてくれるでしょう。

ヒナちゃんかなり精神的に成長したよなあ。ちょっと前のヒナなら海にまで行ってなかったと思う。そして、未来の詳細が明かされましたね。ここでもまさか瞳さんが大きな助けになっているとは果たして未来を変えることはできるのか?

感想4:登場人物たちの未来が描かれたシリアスな回

ロックージョンについて詳細が明かされた「ヒナまつり・15巻」では、ロックージョンや未来から飛ばされたヒナたちが放った組織の正体、40年後の未来に起こる惨劇などが明らかにされる一方、主要キャラクター達の未来の姿についても言及されていました。特に、40年後の瞳の躍進ぶりには、読者だけでなく、その話を聞かされた瞳本人も恐ろしさを感じさせるエピソードでしょう。

瞳ちゃんが坂道を転がるように上りつめていくのも恐ろしい。その分新田の影が薄い。サブはどこにもいない。そしてまさかのロックージョン。あいつが導師様だったとは。予想外過ぎてほんと面白いわー。

感想5:ギャグ漫画に馴染みが無い方にもおすすめ

誰でも楽しめるギャグ漫画・イメージ画像

ギャグ・SFジャンルの漫画作品である「ヒナまつり」は、アニメ作品の視聴の影響で、漫画作品に触れたファンも多く見られます。一方、アニメ化の影響は、ギャグ漫画をあまり読まない方でも、漫画「ヒナまつり」を手に取る方も急増しており、アニメ・漫画のセットで「ヒナまつり」の世界を楽しむファンも多く登場しました。

普段ギャグ漫画って読まないのですが、この漫画は読もうかいつも迷っていたやつなので、アニメとセットで読めて良かったです。

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ロックージョンの意味や未来との関係まとめ

漫画「ヒナまつり」のロックージョンの意味や謎の少年・ハルによって語られた40年後の未来との関係について紹介しました。アニメ化放送で本作品のファンになった方も、アニメでは描かれなかったエピソードが満載の漫画「ヒナまつり」も読んでみませんか。

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