ヒナまつりのマオは依存体質がすごい？その理由や瞳との関係などまとめ

ヒナまつりに登場する超能力を使えるキャラクターの内の1人であるマオ。ヒナまつりでは初めは出番が少なく、無人島での悲惨すぎる生活や中国拳法の極めたりして、なかなか日本にいけませんでした。ヒナまつりの10巻目にしてようやく日本にたどり着いたが、その変わりすぎている体質で瞳に対し異常すぎる依存体質を発揮しています。今回はヒナまつりのそんな依存体質の理由やマオと瞳の関係に迫ります。

ヒナまつりのマオは、アンズと同様にヒナを「処分」するために組織から派遣されてきた少女。ヒナとアンズのいたヒナまつりの組織の警備主任である、斑鳩 景（いかるが けい）に頼まれ転送してきたのですが、なぜか東南アジアの無人島に転送されてしまう所から、マオの物語が始まります。

ヒナまつりのストーリーでは、マオだけが日本ではなく不幸なことに誰もいない、東南アジアの無人島に転送されてしまいました。そこからの生活は悲惨なもので、携帯も服も何もない状態で少女1人の孤独な長い生活を余儀なくされてしまいます。そんな生活のなかで、マオはサバイバルをやってのけながらも、後に依存体質と呼ばれる基礎を作ってしまうのでした。

普通の少女だったら無人島での生活など出来そうもありませんが、ヒナまつりのマオは超能力を使い、魚を取りココナッツの実などで飢えを凌ぎ、葉っぱの寄せ集めで服を作りかなりの歳月を無人島で過ごしていました。任務も失敗してしまい、帰るための転送装置はどこかに行ってしまったので、ヒナとアンズのいる場所を探す為、無人島をイカダで脱出する準備をし始めます。

ヒナまつりでは、超能力でイカダを作り、無人島脱出を成功させたマオですが、たどり着いた場所が中国でした。路頭に迷っているところを中国拳法の師範に拾われ中国拳法を学ぶことになります。マオは超能力を使い、気功少女として常人にはできないような技を身に着け『超人拳』を会得し、中国拳法界でスターのような存在までになりました。

中国にイリュージョンを求め訪れていたCENTRAL PARK（セントラルパーク）のアツシと出会い、ヒナの情報を手に入れ、早速日本への出発という方向になりますが、超人拳で味を占めていた師範により無茶な試練を言い渡されてしまいます。ですが超能力の前にはその試練も歯が立たず、諦めるしかなかった師範は、超人拳の日本支部を立ち上げを理由に、日本に行くことを認めてくれました

ヒナまつりではかなり変わったキャラが多数存在していて、マオも他に負けずかなりの変わったキャラクターになっています。ですが、その変わった依存体質などを除くと普通の寂しがり屋の女の子です。ヒナまつりでは日常的におかしなことが多々起きるのですが、その光景に真顔で突っ込んだりしていて、ヒナまつりでは珍しい普通の感性の持ち主なのだということがわかります。

ヒナまつり作中での、無人島でのサバイバル。1人の少女が誰も頼ることのできない環境の中で、寂しさを紛らわすためにココナッツの実の様な物に装飾を施し、人形のヒナとアンズをつくりあげ、さらには会話をするために腹話術を使い始めました。ですが人形は人形。時にはその現実に心砕け、海に投げ捨てるも寂しさには勝てず、結局同じように人形たちと暮らし出します。

日本に着いてヒナとアンズに会い無事ハッピー、なんて事はヒナまつりと言う漫画では許してくれません。日本に着いてもなお、マオの不幸っぷりは存分に発揮させられます。顔を忘れられ誰なのかわかってくれなかったり、ヒナとアンズにも新しい生活があり、あまり相手にしてもらえず、さらに人形たちに対しての愛情が深まってしまいます。

無人島での孤独感や中国の男だらけの生活、さらには久しぶりに会ったヒナとアンズの態度の影響か、同世代で頼れる瞳という存在に依存し始めますが、その依存の仕方が異常すぎるのです。LIIINEと言うメッセージアプリでやり取りを始めるのですが、瞳が携帯を開いた時のメッセージ未読件数なんと293件！さらに文面もネガティブな事が多く、気味の悪い文面のあることからヒナまつりのマオの精神が不安定なのがより感じられます。

無事日本で超人拳もとい『超人フィットネス』を成功させることが出来たのですが、やはり有名になると付いてくるメディアの仕事。このメディアでの仕事で人間関係という大きな壁が立ちはだかります。当然そのような仕事に慣れていないマオはうまく仕事ができず共演者に罵られます。マオはこのアウェーな状況を変えたい、見返したいと強く願った結果、突如として頭の大きな一つ目の架空の瞳を作り上げ、助言をもらい始め出します。

転送された場所が無人島だったり、3年の月日がたち、やっとの思いで日本に到着したのはいいですが、誰にも相手されずに邪険に扱われる、なかなか悲惨な生活を送っています。ですが後に瞳と仲良くなり、これからの生活が幸せになるはずが、実は瞳と仲良くなったというのはマオの一方的な感情だけなのです。

瞳に会うまでも、度々依存体質の片鱗を見せていましたが、今までは誰にも頼ることの出来ない孤独な環境や不幸の連続に身を置いていたためか、瞳への依存体質は尋常じゃありません。友達になったとはいえ、たった一度しか会っていない瞳にメッセージを293件送ったり、普通じゃ嫌われてしまう可能性すらある行動を平気でやってのけます。そんなヒナまつりのマオに、瞳は依存界のトップランナーと表現しています。

ヒナまつりの中の若いキャラクターは、ほとんどが普通じゃ考えられないよう突出した人生を歩んでいます。中でも瞳は中学生でありながら、バー「Little Song」店長のうたこさんに脅され働かされていましたが、天性の包容力で客の社長連中を虜にし、あっという間にエリート街道まっしぐら。中学を卒業後には自身の会社を持つまでになりました。

日本について無事成功させた超人フィットネスの仕事で偶然にも瞳と出会い、年も近いことから友達になりたいと告げたことにより、日本に来てから初めての相談などを親身になって受けてくれる良い理解者が出来ました。以前の生活から打って変わり、同世代で相談に親身に乗ってくれる女の子の友達などいなく、今までの寂しさなどが爆発したのか、依存体質というより、瞳依存症のようになっていきます。

心配性であるマオの不安が減ればという理由で友達になってしまった瞳ですが、後にこれが間違いだったと気づかされることになります。マオの依存体質と言われる理由でも書いた通り、LIIINというメッセージアプリの連絡先を交換したその日の夜には新着メッセージが293件届いており、当然恐ろしさを感じた瞳でしたが「相手は顧客で私はロボット。ただポジティブ返信をする機械」と割り切って返信をしていました。

瞳と出会い、ちゃんとした会話をしてくれる存在が出来て依存の矛先が瞳に移ったことにより、人形へ執着が一気に薄れていきます。人形との会話も無くなり、忘れかけていた所に中国拳法の弟子が人形を見つけたと手渡されますが、無表情で悲しむそぶりを一切見せず、ただ黙って人形たちを押し入れに放り投げます。

人形たちとの関係も完全に無くなり、瞳への依存がさらに高まってきてしまい、ついには仕事の悩みの他に日常の過ごし方などありとあらゆるアドバイスを貰うまでになりました。瞳を友達と言うより、どこか宗教染みた洗脳のように崇拝し、瞳のアドバイスを実行していきます。もちろん瞳には洗脳をしようと言う思いなんて一切なく、マオの一方的な洗脳になっています。

今回はヒナまつりのメインキャラクターの1人であるマオを紹介してきました。無人島でのサバイバルや中国拳法の達人になったり、かなりハイスペックなキャラクターなのですが、実は寂しがり屋のとんでもない依存体質の持ち主だということがわかりました。依存体質の理由もかなり悲惨な出来事からきており、助けてあげたくなるようなキャラクターです。これからの瞳や瞳の化身との関係がどうなっていくのか。また、他のキャラクターとの絡みがまだ少ないので、ヒナまつりでのこれからの活躍を要チェックです！