まどかマギカをネタバレ考察!5人の役割やダブル主人公の演出・歌詞の伏線などまとめ

愛らしいキャラクターデザインにより多くのファンを生んだのが「魔法少女まどかマギカ」です。しかし、コミカルなデザインとはかけ離れたそのストーリーに多くのファンがトラウマを作ったと言われる作品でもあります。今回はどのまどかマギカの最終回についてネタバレも含めて考察していきたいと思います。作中に登場する重要キャラだけでなくOPの歌詞に隠された伏線などを紐解きながら最終回に込められた考えを考察します。

まどかマギカをネタバレ考察!5人の役割やダブル主人公の演出・歌詞の伏線などまとめのイメージ

目次

  1. まどかマギカとは?
  2. まどかマギカの5人の役割をネタバレ考察
  3. まどかマギカのダブル主人公などの演出をネタバレ考察
  4. まどかマギカのOPの歌詞の伏線をネタバレ考察
  5. まどかマギカの最終回をネタバレ考察
  6. まどかマギカに関する感想や評価は?
  7. まどかマギカのネタバレ考察まとめ

まどかマギカとは?

毎日放送などの放送局にて2011年1月7日に放送されたアニメ「魔法少女まどかマギカ」は、魔法少女と言う小さな子供でも楽しめるジャンルでありながら、ダークファンタジーという正反対の性質ジャンルを併せ持った異色の作品とも言われています。また、キャラクターのデザインも愛らしい少女たちであるにも関わらず、作品の内容には死や裏切りなどの様々なダークキーワードが含まれています。

ほの暗い森

ここではそんなまどかマギカの内容を最終回のネタバレや主題歌の歌詞に含まれる伏線などに注目して考察していきたいと思います。もちろん最終回のネタバレだけでなく、作品に重要になるキャラクターに隠された作品の伏線などもまとめていきます。

まどかマギカの作品情報

魔法少女まどかマギカは「荒川アンダーザブリッジ」を手掛けた新房昭之さん、「PSYCHO-PASS サイコパス」を手掛ける虚淵玄さん、「ひだまりスケッチ」のデザインを手掛ける蒼樹うめさんが制作している作品になります。愛らしいデザインでありながら、対照的とも言える内容となっているのは、PSYCHO-PASS サイコパスやFeta/Zeroで有名な虚淵玄さんが脚本を手掛けているからとされています。

その他にも人気の高いアニメ作品となっているため、アニメ放送の全12話以外にも劇場作が3作制作されているほどの愛されている作品になります。最近では魔法少女まどかマギカの世界観、設定をそのままにしたソーシャルゲーム「マギアレコード 魔法少女まどかマギカ外伝」やその世界観を舞台にした「マギアレコード 魔法少女まどか マギカ外伝」なども人気度の高い作品です。

まどかマギカのあらすじ

魔法少女まどかマギカは平凡な中学二年生の鹿目まどかを主人公とした魔法少女アニメとなります。親友ともいえる美樹さやか、志筑仁美と毎日平和に暮らしていたまどかでしたが、ある日廃墟にて助けを求める声を聞きその場所へと足を運びます。そこで目にしたのは逃げるキュゥべえとそれを追う暁美ほむらに出会います。

ほむらはキュゥべえを倒すためにまどかに受け渡すように伝えますが、その前に1人の魔法少女に助けられます。彼女の名前は巴マミでその正体はまどかやさやか達の学校の先輩でした。まどかとさやかはそこでキュゥべえの役割や魔法少女の正体を知り、自分達も契約する事ができると知ります。魔法少女になるか悩んでいるまどかの前にほむらは再度姿を現します。彼女はまどかに対して「魔法少女にはなってはいけない」と警告します。

ほむらの言葉を聞いたまどかですが、魔法少女として戦うマミやその姿に憧れていたさやか達の姿に魔法少女になろうというまどかの心は揺れ動きます。そんな時、まどかはマミが1人で魔法少女として戦っている事を知ります。そこで自分がマミの相棒になるという提案を伝えたまどかに、マミはこれまでの孤独を感じていたために嬉しく思います。しかし、その時の戦いでマミは命を落とす事になります。

悲しみに暮れるまどかとさやかですが、さやかの中ではマミが死んでしまったのはほむらのせいだという勘違いが生まれます。マミが死んでしまった戦いでほむらが姿を現したのがすべてが終わった後だったからです。しかしその原因を知っているまどかは何とか誤解を解こうとさせますが、その努力もむなしくさやかはキュゥべえと契約して魔法少女になります。

しかしそのタイミングでまどか達が住む地域に新しい魔法少女が現れます。その魔法少女は佐倉杏子と言い、マミとは全く違った性格の持ち主でした。その事もあり、魔法少女となったさやかと対立する形になりますが、まどかは何とか皆が仲良くなれる方法を探します。そんな時に事件が起こります。それは魔法少女の正体についてです。今まではほむらが魔法少女たちを騙すために嘘をついていると思われていました。

しかし、キュゥべえが契約して魔法少女になった少女たちは敵である魔女を倒せば倒すほど己自身の中に「絶望」と呼ばれる黒い感情を生み出してしまいます。この感情が一定値まで溜まってしまうと魔法少女は魔女へと姿を変えてしまいます。また、契約時に魔法少女になるアイテム・ソウルジェムは少女の魂により作られているため、ある一定距離を離れてしまうと肉体と魂が離れてしまい、肉体の方が死亡してしまう事が判明します。

この事に絶望していたさやかは、さらに恋心を抱いていた幼馴染と親友が付き合うという展開に魔法少女であり続ける事に疑問を持ち魔女へと変貌してしまいます。この戦いで反発しながらもさやかを認めていた杏子も死亡するという結末を迎えてしまい、まどかはどうしていいのか分からなくなってしまいます。そんな時にキュゥべえの真の目的を知ってしまったまどかは、自分に魔法少女になるなと言ったほむらの事を思い出します。

ほむらの言葉を聞くまどかは、今後訪れる最悪の魔女の事を知ります。ほむらは1人で戦うため絶対に魔法少女にはなるなとまどかに警告しますが、このままでは希望を持った魔法少女が絶望して魔女に変わるという流れが変わらない事に気付きます。この流れを変えるという願いを叶えるためにまどかは魔法少女になります。しかしその願いはあまりにも大きな願いだったために、まどかは魔法少女ではなく神と呼ばれる存在になります。

過去だけでなく未来からも鹿目まどかという存在が世界から消えてしまうという事でほむらは今までしてきた事が無意味だと泣いてしまいます。しかしまどかは目に見れなくなるだけで世界のどこにでもいると笑顔で伝えます。そしてこれまでの魔法少女が絶望の中で魔女になる瞬間に向かい、魔女になる前に消滅する手助けをしていきます。そして世界からまどかという存在は消えてしまいますが、魔法少女が絶望しない世界が完成します。

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まどかマギカの5人の役割をネタバレ考察

ここでは魔法少女まどかマギカでも重要となる5人の魔法少女についてネタバレを織り込みながら様々な考察を行っていきます。また、ネタバレ以外にも作品の中で彼女たちがそれぞれ抱えている「役割」についても詳しくまとめていきます。

まどかマギカの5人の役割①巴マミ

5人の魔法少女の中でも1番最初に犠牲となったのが巴マミです。元々は1人で魔女を退治する魔法少女でしたが、まどかとさやかに出会いまどかの「相棒になる」という言葉に喜びを感じていました。また、実は5人の魔法少女の中で唯一明確に「願い」が分かっていない少女でもあります。ファンの考察では巴マミの願いは「生きたい」というものではなかったかと言われています。

なぜ「生きたい」という願いかもしれないと考察されたのかと言うと、きゅうべぇとの契約のシーンに理由があります。マミがきゅうべぇと契約を交わす場面は、なんと瓦礫の中だったのです。また、作中で高級マンションに住んでいながらマミの両親に一切触れていなかった事から、マミは両親と共に何かしらの事故に巻き込まれてしまい、その際に生きたいという願いを伝え、その願いが叶った代償に魔法少女になったと考察できます。

まどかマギカの5人の役割②美樹さやか

魔法少女まどか☆マギカにて魔法少女と魔女の関係性が分かる重要な部分にて関りを見せたのが美樹さやかです。主人公であるまどかとは同級生であり親友でもあります。明るく元気な女の子ですが、とても正義感が強いために、まどかと共に巴マミの行っている魔法少女としての責任に心が揺らいでいました。そんな時、先輩であり憧れになっていた巴マミの死をきっかけに魔法少女となります。

美樹さやかの魔法少女になるための願いは「幼馴染の手を治す」という事です。幼馴染が怪我によりバイオリンを弾く事ができなくなってしまったため、自分が魔法少女になる条件でその手を治してもらいました。しかし彼女が魔法少女である事を周りにバレるわけにはいかないからと幼馴染が完治した原因が自分にある事を伝える事ができませんでした。

また、その幼馴染と同じクラスの友人が恋仲になるかもしれないという真実と同時期にきゅうべぇとの契約により自分自身が人間ではないものになってしまった真実のせいで、魔法少女になるソウルジェムが真っ黒に染まります。唯一改善させる方法として魔女を倒した際に手に入れるグリーフシードに穢れを移さなくてはいけませんが、巴マミを失った時の勘違いが原因で頑なに穢れを移さなかった為に「人魚の魔女」へと姿を変えます。

まどかマギカの5人の役割③佐倉杏子

魔法少女まどかマギカの5人の中でも高い戦闘能力を持っていたのが佐倉杏子です。主人公のまどかやさやか達とは住んでいる地域も学校も異なる少女です。巴マミが死んだのちにマミの後釜として街に訪れた男勝りな少女で、魔法少女になっていなかったまどかに対しても命の保証がないと冷たく対応していました。また、マミの意志を継ぐと意気込んでいたさやかとは大きくぶつかり、魔法少女の姿で戦闘を行うほどでした。

元々は家族で幸せに暮らしていた少女ですが、ある日教会の神父をしていた父が元々ある教えとは別の当たり前を教えとして解き始めました。この事が周りからは怪しい宗教団体の勧誘と勘違いされてしまい、誰も父の話を聞かないという状態が出来上がってしまいます。杏子は何とか周りが父の話を聞いてくれるようにとその時に出会っていたきゅうべぇに「皆が父の話を聞くようになる」という願いを叶えさせます。

しかし父親にどうして信者が話を聞いてくれるようになったのかがバレてしまいます。この事で父親は杏子を「魔女」と罵ります。そして自分の力で信者が増えたのではないショックから杏子を残して妻と杏子の妹と共に無理心中を計り、杏子は家族を失う事になります。その事から「誰かのためにけして魔法を使わない」と決めながら自由に生きていきますが、同じ境遇で魔法少女になり魔女になったさやかのために、共に死ぬ道を選びます。

まどかマギカの5人の役割④暁美ほむら

魔法少女まどかマギカにて最重要人物と言えるのがこの暁美ほむらです。彼女は最初はまどかやさやかに魔法少女になる事を辞めろと言い続けていました。また、巴マミが家族のように共にいたきゅうべぇに容赦なく弾丸を叩き付けるなど、ファンの中でも敵ではないのかという考察がされていました。しかし実は彼女はこの世界とは全く違う過去から来た魔法少女でした。

その世界でまどかとマミに助けられますが、最悪の魔女と呼ばれた「ワルプルギスの夜」との戦いにより2人を目の前で失う結果になります。悲しみと絶望に打ち震えている際にきゅうべぇと契約し、「時間操作」の能力を持った魔法少女になります。この能力のおかげで時間を止めるというだけでなく、時間を巻き戻すという行動が可能となり、初めて自分がまどかと出会った時間へと戻る事にします。

その後何度か自分が過去から来た事を仲間に伝えますが信じてもらえません。また、何度か過去に戻る事で自力で魔法少女と魔女に関する関連性を知る事になり、それを仲間に伝えますがその事が原因で内部分裂を引き起こしてしまうなど最悪の状態を回避する事ができません。また、何とかワルプルギスの夜を倒せてもその後絶望によりソウルジェムを濁らせたまどかがそれ以上の魔女になってしまうという世界を知ってしまいます。

何とか全員が生き残る道を模索するもうまくいかず、とうとうほむら自身のソウルジェムも濁りきるといった時に、まどかにより穢れを回収されます。この時すでにまどかのソウルジェムも濁りきってしまい魔女となる一歩手前となっていました。この時に初めてまどかがほむらの言葉を信じ、過去できゅうべぇと契約してしまう馬鹿な自分を守ってあげてという願いと、魔女になる前に自分を殺してほしいという願いを伝えます。

この時まどかを自分自身の手で殺めたほむらは、二度とまどかを魔法少女にしないという決意を固めます。そして何度も時間を巻き戻り、まどかが魔法少女になる事を阻止しようとしたために、登場する5人の魔法少女の誰よりも魔女に詳しく戦闘に詳しい人物になってしまいます。

まどかマギカの5人の役割⑤鹿目まどか

魔法少女まどかマギカにて主人公であり最重要キャラとなるのが鹿目まどかです。他の5人と同じように魔法少女になる少女だが、作中で魔法少女として始動するのは最終回のみとなります。それまでは魔法少女としてではなく、人間として巴マミや美樹さやかのサポートをしていました。また、純粋にきゅうべぇの言葉を信じる少女でもあったために、そのきゅうべぇを殺害するほむらの事を警戒していました。

しかし実はほむらが魔法少女になる大きな原因となった少女でもあります。そのため、ほむらが今迄渡ってきた数多くの世界線すべてでまどかは魔法少女となります。魔法少女となり、魔女となる事で死ぬ運命にあったまどかですが、ほむらの数えきれないループによって最強と言える魔法少女の逸材になります。それと同時に最悪の魔女の逸材にもなりえてしまう存在になってしまいます。

最初こそきゅうべぇの言葉を信じ、ほむらの忠告を無視しようとしますが他の仲間達が死んでいく現実にようやくきゅうべぇが信じてはいけない存在と知ります。そしてほむらの言葉を信じて、過去の魔法少女達が抱いた希望が絶望に変わる世界を変えたいと願います。その願いを条件に魔法少女になりますが、願いが強すぎるあまり蓄積された力が魔法少女ではなく「神」という形に変化し、「円環の理」と呼ばれる存在へと進化します。

まどかの願いである「魔女となる前に消滅する」理に書き換えた代償として、鹿目まどかという存在が過去・未来から失われてしまいます。しかし、まどかが理を書き換える前に魔女となったさやかやベベには鹿目まどかという存在を認識する事ができます。また、これだけ大きな力を持った魔法少女になった事で強大な魔女になると思われていたまどかですが、「この願いが叶うなら絶望しない」という言葉の通り魔女になる事はありません。

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まどかマギカのダブル主人公などの演出をネタバレ考察

魔法少女まどかマギカでは魔法少女と呼ばれるジャンルの作品としては興をついた演出が数多くあります。最初は伏線として理解するのが難しい演出も、最終回に向かうにつれて今までの演出が結び付き、大きな意味を生み出す事になります。ここではそんな伏線が多いまどかマギカの演出をネタバレなど織り交ぜながら考察します。

ネタバレ考察①ダブル主人公の演出

魔法少女まどかマギカでは、通常の魔法少女アニメと異なる演出がされています。それは主人公と呼ばれる立ち位置にいる少女が2人存在するという点です。1人はまどかマギカのタイトルにも入っている鹿目まどかです。ではもう1人は誰かと言うと、まどかを守ろうとしていた少女・暁美ほむらになります。アニメ本編ではどちらかと言えば鹿目まどかと美樹さやかが主人公なのではないかと考察していたファンは多くいます。

しかし、アニメと連動して作られている映画「魔法少女まどかマギカ[新編] 叛逆の物語」では鹿目まどかを主人公とした視点でありながら、ストーリーの本関に関わってくるのは暁美ほむらとなります。主人公を守るために繰り返していた日々と存在を失った存在となった鹿目まどかを覚えていながら同じく神と呼ばれる存在にまでなりえてしまった存在だからこそ、ダブル主人公として注目されています。

ネタバレ考察②3話のマミるシーンの演出

魔法少女まどかマギカの演出の中でも多くの人の心にトラウマを生み出してしまったのがマミが魔女により消滅してしまったシーンです。ファンの間では「マミる」という言葉が生まれてしまうほどでした。元々巴マミはとても注意力が高く、1人でも多くの魔女と戦う魔法少女としての実力を持っていました。しかしこの時鹿目まどかが相棒になってくれるという希望を抱いていたがゆえに、魔女との戦いで気が抜けていたと考察されます。

また、この時の戦闘では巴マミの中では完全に暁美ほむらが敵という認識を持ってしまっていたために、マミの意志で拘束してしまうという形を取ってしまいます。その事もあり、完全にマミが死亡してしまうまで助けも来ませんでした。そして何より衝撃的だったのが、死の描写が印象的なものでした。巴マミはその最たるもので、首から上を食われるという現象から「マミる」という言葉が生まれました。

ネタバレ考察③魔法少女ものの枠を越えたストーリー

魔法少女まどかマギカは、登場するキャラクターが可愛らしいデザインなのにも関わらず、ストーリー性は魔法少女と言うジャンルに収まる作りにはなっていません。その大きな原因というのが、魔法少女だけでなく戦隊ものなどでも重要になってくる「仲間」に関してです。この手のストーリー展開では仲間の「死」が禁句となります。しかし、まどかマギカではストーリー展開上そのタブーが重要視されます。

また、まどかマギカでは他の魔法少女ジャンルでは触れられない「成長」を色濃く描きます。魔法少女はその名前の通り「少女」が題材となっている作品になります。そのため、外見はもちろん内面の大きな成長は描かれません。友情を育むなどの成長と違い、大人としての成長を果たしてしまうと少女ではなく女性としての描かれ方になるからです。

しかしこういった魔法少女ジャンルではタブーと言われているキーワードもまどかマギカでは重要になります。その事から積極的に少女たちの成長や死について描かれている作品となっています。

ネタバレ考察④魔女の意味

魔法少女まどかマギカでも重要な意味を持つのが魔女になります。魔法少女の敵として描かれる魔女は様々なデザインが描かれています。しかし、そのデザインは独特でありながら魔女となった女性の気持ちが反映されたデザインとなっていました。例としてあげればマミを食べた魔女です。彼女の特性は「執着」となっており、お菓子に執着したデザインの「お菓子の魔女」となっています。

そんな執着が強い魔女ですが、唯一好物のチーズを作り出す事ができないため、チーズを求めて人間を襲う流れが出来上がります。その他にも様々なデザインの魔女がいますが、それらの魔女も個性が強く出てきます。ではこの魔女はどうして誕生するのかと言うと、実は元々魔法少女だった少女たちが魔女になります。魔法少女が持つソウルジェムが絶望で濁る時、突然変異でグリーフシードに変わります。

この濁りを解消させるには魔女を倒して手に入れるグリーフシードにソウルジェムの絶望を移し替える必要があります。この方法がきちんと行われないと魔女になるペースが早くなってしまう事から魔法少女は魔女を倒した報酬としてグリーフシードを入手するのです。

ネタバレ考察⑤親の愛情を受けて育ったまどか

魔法少女まどかマギカの主人公であるまどかは、珍しく平凡なキャラクターとして描かれています。しかし、そんな彼女でも幸せな場面が多く描かれているのはなにも友人に恵まれているだけではないのです。まどかの家族もまた、彼女が幸せであると考察されます。また、まどかの母親はまどかの担任の先生と古くからの友人と言う事もあり、まどかの悩みなどを先生から相談されるという図も出来上がります。

まどかマギカのOPの歌詞の伏線をネタバレ考察

魔法少女まどかマギカで流れる主題歌ですが、実はその歌詞の中に多くの伏線が隠されていると言われています。その大きな理由はOPの歌詞が暁美ほむらの心情を描いていると考察されているからです。ここではその考察などを紐解いてまとめていきます。

OPの歌詞の伏線①ほむらの心情

魔法少女まどかマギカのOPであるコネクトですが、この歌詞はダブル主人公と言われている暁美ほむらの心情が描かているとされています。まずはコネクトの歌詞を確認してみましょう。

交わした約束忘れないよ
目を閉じ確かめる
押し寄せた闇 振り払って進むよ

 

いつになったらなくした未来を
私ここでまた見ることできるの?

溢れ出した不安の影を何度でも裂いて
この世界歩んでこう

とめどなく刻まれた 時は今始まり告げ
変わらない思いをのせ
閉ざされた扉開けよう

目覚めた心は走り出した未来を描くため
難しい道で立ち止まっても
空はきれいな青さでいつも待っててくれる
だから怖くない
もう何があっても挫けない

振り返れば仲間がいて
気がつけば優しく包まれてた

何もかもが歪んだ世界で
唯一信じれるここが救いだった

喜びも悲しみもわけあえば強まる想い
この声が届くのなら
きっと奇跡はおこせるだろう

このように歌詞を見てみるとまずは最初に、「交わした約束忘れないよ」というのがまどかとほむらの約束になると言われます。その後どれだけ絶望的な闇を見つけても目を閉じながらほむらは過去に戻るという一連の流れが出来上がります。また「唯一信じれるここが救いだった」というのは、どれだけ周りが自分自身を信じなくてもまどかが生きているという真実が救いとなっていたのです。

また、後半の「目覚めた心は走り出した未来を描くため」は何度同じ時で目覚めてもその中で描くのは「鹿目まどかが生き残る未来」を信じて、その軌跡を作り上げようとする道を走り抜けるほむらの心情が強く描かれている歌詞といえます。

OPの歌詞の伏線②黒猫の正体

まどかマギカのOPで不思議なのがまどかが泣きながら抱き上げている黒猫になります。ファンの間ではこの猫が何かの伏線になっているのではと考えられていました。実はこの黒猫には「エイミー」という名前があります。ではどこでこの黒猫が登場したのかと言うと、鹿目ほむらが「一番最初に魔法少女になった」時間に登場します。

黒の子猫

このネタバレが出てくるのは本作の10話となるため、初回ではなんの伏線であるのかがわかりません。しかし、まどかにとってはとても重要な猫となるため、OPでも描かれています。また、ほむらにとってもキーとなる存在で、ワルプルギスの夜が襲撃した際にまだ魔法少女になっていないほむらをまどかの元へと導いた存在でもあります。

OPの歌詞の伏線③10話で全て判明

まどかマギカのネタバレや伏線が多い歌詞のOPですが、実は10話だけエンディングにもOPと同じ曲が採用されています。その理由は、今まで歌詞の中に含まれていた伏線がすべて判明されるからです。例えばまどかがOPで抱き上げた黒猫ですが、この猫はまどかが初めて魔法少女になった際に初めて助けた命になります。その時からまどかとは大の仲良しですが、この登場はほむらが魔法少女になった時間のため、作中では登場しません。

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まどかマギカの最終回をネタバレ考察

衝撃とされている魔法少女まどかマギカの最終回は、ファンの間では「幸せなバッドエンド」という言葉を生み出しました。ここではその最終回についてネタバレも含めてまとめていきます。

まどかマギカの最終回のあらすじ

まどかマギカの最終回ではようやくまどかが魔法少女になります。しかし、この前の回でも説明されていたようにほむらが何度もやり直してしまったせいでまどかの体にまとわりつく因縁はとても深いものとなってしまいます。その事もあり、たとえワルプルギスの夜を倒す事が出来ても次はまどかが最悪の魔女になってしまう未来になります。しかし、この時まどかが願った願いは1人の人間が描くにはあまりにも大きすぎる願いでした。

現在だけでなく過去・未来の理すらも変えてしまう願いだったために、まどかは魔法少女ではなく「神」と呼ばれる存在へと成り上ります。しかし、たとえそれでも魔女になるであろうと考えていたキュゥべえとほむらでしたが、まどかは「願いが叶うなら絶望する必要はない」という言葉と共に本当に宇宙の一部となります。

そのため、鹿目まどかという存在は世界から消え去ってしまいますが、同じ並行世界を何度も繰り返したほむらまもまた、まどかと同じほどの因果によりまどかの存在を忘れる事はありませんでした。その事にほむらは悲しむが、まどかのずっとそばにいるという言葉を信じてまどかのいない世界で魔法少女として生きていく未来を進みます。

最終回をネタバレ考察①まどかの願い

最終回でようやくまどかの願いを知る事が出来ましたが、中学生の少女らしくまどかは様々な願いに悩んでいました。しかし成長する際でまどかは大人の考えが生まれるようになりました。確かにどれだけ願いを叶えても人間は絶望してしまう生き物ですが、まどかはそんな希望にあふれて魔法少女になったにも関わらず世界に絶望して魔女となってしまう世界が許せませんでした。

そのため、世界で生まれている魔法少女が絶望して魔女になるという悲しい理を変えるという願いにたどり着きます。もちろん宇宙の理を変更する事になるため、爆発的なエネルギーを必要とする願いになりますが、これまでほむらが繰り返した並行世界のまどかの因果が力を貸してくれたために、まどかが望んだ願いを叶える事ができました。

最終回をネタバレ考察②ほむらは幸せなのか?

最終回でファンが重要視したのはまどかだけではありません。まどかを助けようとしていた「ほむら」の存在もあります。ほむらはまどかが生き残る未来を信じて何度も過去をやり直してきました。しかし、最終回でまどかは宇宙の一部となってしまったために、未来だけでなく過去からもその存在を失われてしまいます。そのため、たとえ過去に戻ったとしても鹿目まどかという存在がいなくなるため、ほむらの希望が失われたとも言えます。

しかしまどかはほむらに伝えます。これまでほむらが自分を助けるために行ってきた事を今迄の自分は知る事ができなかったのだと、しかし理として今の姿になったからこそこれまでのほむらの苦労を知る事ができたのだと伝えます。友達として自分を支えてくれた感謝を伝え、これからは目に見えないだけでほむらのそばにいると微笑みながら伝えます。

その後まどかがいなくなった世界で、まどかが守った世界を守るという意思を抱きながらほむらはまどかからもらった赤いリボンを身に着けて戦う覚悟を抱いていきます。この最終回では「幸せなバッドエンド」「不幸なハッピーエンド」という言葉を作り出しました。

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まどかマギカに関する感想や評価は?

いまだに人気の高い魔法少女まどかマギカはSNSでもたびたび評価や感想を見つける事ができる作品となります。

魔法少女と言うジャンルでありながら、考えさせられるシナリオとなっているためにただ「面白い」というだけでなく奥が深いと考えるファンも多くいます。しかし最終回が納得できないと考えるファンも多くいるため、どうしても次回作に期待が膨らみます。

また、最終回を迎えて数年経ちますが現在も神アニメと言われるほどの作品となり、放送されたアニメだけでなくその続編や新編の映画なども、人気が高く愛されている作品となっています。

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まどかマギカのネタバレ考察まとめ

魔法少女まどかマギカに関して様々な視点から考察してみましたがいかがだったでしょうか。最終回などのネタバレだけでなく、OPの歌詞の中にも伏線が紛れているまどかマギカですが、最終回を迎えても人気度は高いままです。現在も次回作を楽しみにしているファンが多い作品でもありますので、これからの動きにも注目する事ができる作品です。

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