【まどマギ】美樹さやかが魔女化した理由と最後は？かわいいセリフや声優情報も紹介

通称「まどマギ」と呼ばれることも多い「魔法少女まどか☆マギカ」のヒロインの一人であり、「悲劇の魔法少女」にして「悲劇のヒロイン」のポジションでもある「美樹さやか」は哀しい運命の果てに「魔女化」の道を辿り、かわいい姿と正義を最後のセリフに悲しみと絶望に代えて「魔女化」してから最後を閉じました。かわいいセリフと魔女化の最後を遂げた「美樹さやか」について迫りますが、まず「まどマギ」について紹介します。

かわいいセリフと最期の哀しさに「魔女化」という絶望を辿るこの記事の主人公「美樹さやか」について迫る前に、「美樹さやか」が登場する本作、「まどマギ」通称、正式名称「魔法少女まどか☆マギカ」の基本的な情報についておさらいとして紹介していきます。「魔法少女まどか☆マギカ」の物語、通称「まどマギ」で親しまれることになるこの作品は、日本のアニメ制作会社「株式会社シャフト」によって制作されて生み出されました。

アニメ制作株式会社「シャフト」による「魔法少女まどか☆マギカ」通称「まどマギ」は、2011年の1月から4月にかけて、「毎日放送（ＭＢＳ）」の「深夜アニメ枠」で放映されました。「魔法少女まどマギ」のコミカルなタイトルとかわいいキャラクターデザインの中に展開されるのは「ダークファンタジー」というちょっと「異色の魔法少女もの」として紡ぎ出された物語が大きく反響を呼び「深夜アニメ枠」から飛び出していきます。

「まどマギ」で親しまれる「魔法少女まどか☆マギカ」は2011年の「深夜テレビアニメ枠」での放映から大きくメディア展開を広げ、ノベライズ、コミックス、ゲーム展開となされながら名前を広げていきます。2012年にアニメ総集編として、「魔法少女まどか☆マギカ始まりの物語前編」と「魔法少女まどか☆マギカ永遠の物語後編」で劇場上映、さらに「魔法少女まどか☆マギカ叛逆の物語」と完全な劇場オリジナルと展開を続けます。

「まどマギ」の物語はメディア展開に留まらず、「魔法少女まどか☆マギカ」の舞台と世界観をモティーフとしたカフェやグッズコラボ、文化庁による芸術祭受賞による展示などと続きました。2019年には「まどマギ」通称「魔法少女まどか☆マギカ」の物語は「スマホゲームアプリ」から展開したストーリーから、新たな展開となり、「テレビアニメ」として蘇り、「まどマギ」の舞台と物語の世界たちが帰ってくることも決定しています。

「まどマギ」の物語に登場する「美樹さやか」という一人のヒロインと「魔女化」への「最後」を辿るまでや、「さやか」が遺すことになる印象的なかわいいそして哀しいセリフなど、「まどマギ」の「さやか」についてを本記事で追って行く前に、「魔法少女まどか☆マギカ」、通称「まどマギ」の紡いだ物語とあらすじをザックリと紹介してみましょう。「魔法少女まどか☆マギカ」通称「まどマギ」は「本編」の時間枠から始まります。

「まどマギ」は「魔法少女まどか☆マギカ」の冠するタイトル通りに、「鹿目まどか」の名を持つ主人公と主要ヒロインたちで紡がれます。「鹿目まどか」と親友の「美樹さやか」がもう一人の友人の少女と平穏な生活を送る中学にまずは描いて展開され、まどかとさやかの前に「転校生」として現れた、さやかのセリフ曰く「謎めいた美少女」なる「暁美ほむら」は前日にまどかが遭遇した「不思議な世界の生き物」と対峙していました。

「かわいい見た目」をした「不思議な生き物」は自分と契約して「魔法少女」という特殊な能力を持ち、「魔女」と呼ぶものと戦って欲しいと告げました。まどかとさやかは中学の帰り道に特殊な空間に巻き込まれて、そこに「魔法少女」である「巴マミ」と出逢います。転校生の「暁美ほむら」のセリフは「魔法少女になってはいけない」と「警告しておく」というものでしたが、まどかと共にさやかの運命も既に大きく動き出していました。

「巴マミ」のセリフに「魔法少女」とはかわいい容姿の不思議の生き物が持ち掛けた「契約」という自分の願い事一つを叶えてもらうことへの対価として「魔女」なる「災い」と戦う使命を持つことであると説かれたまどかとさやかです。コミカルなタイトルに相応しく展開される中で2人の魔法少女たち、「巴マミ」と「暁美ほむら」のセリフは真逆を示し、マミは「魔法少女になる道」、ほむらは「決してなってはならない」と紡ぎました。

「まどマギ」の物語のなか、「魔女」なる「世界に災いをもたらすもの」と戦う「使命」を帯びた「魔法少女」の対価は「なんでも叶う一つの願いごと」と描かれたセリフに展開は急な様相で紡ぎ出されます。さやかとまどかが揺れる心を奏で始めたなかで、「巴マミ」が「魔女との戦い」で「最後」を遂げるのをさやかとまどかは目の前にします。一人の魔法少女の死と引き換えに「美樹さやか」が「新たな魔法少女」として誕生しました。

さやかが「魔法少女」としての「生」を帯びてから一気に展開した物語はかわいいキャラクターたちを裏切って、ダークファンタジーとしての「まどマギ」の神髄をみせていきます。さやかが「魔法少女」の道を選んだなか現れた「佐倉杏子」の名を持つ「魔法少女」と彼女との諍いのなかで明かされたのは「魔女」と「魔法少女」の持つ「真実」。「災いをもたらす魔女」とは「魔法少女が絶望した姿」であると物語は解き明かされてます。

「まどマギ」の物語、「魔法少女まどか☆マギカ」に揃ったヒロインたち、「鹿目まどか」と「美樹さやか」、「暁美ほむら」と「巴マミ」に「佐倉杏子」が揃い踏みしたところで明かされた「魔法少女」による「魔女化」の真実が「魔女」となった世界と「真実」を知っていたからのほむらのセリフだったと展開したなかに「魔法少女」が本当に「対価」としたものへとさやかが絶望して杏子やまどか、ほむらと全ての謎は明かされます。

「魔法少女まどか☆マギカ」に最初に登場した「魔法少女」は、「鹿目まどか」、「巴マミ」、「佐倉杏子」、「美樹さやか」の全ての主要ヒロインたちと主人公が「魔法少女」であった世界に「最後」に「魔法少女」となった世界が「暁美ほむら」の視点からの物語に解き明かされて、「まどか☆マギカ」の世界に投じられた謎かけと仕掛けは全て回収されることに繋がり、その前段階に「美樹さやか」の物語は大きく関わることになります。

「まどマギ」の物語の本編の時間枠のなかで「最初の悲劇」として描かれるのは「巴マミ」という「魔法少女」の「魔女との戦い」による「最後」とともに、「なんでも一つだけ願い事が叶えられるとしたら」という「セリフ」に何より動かされた「美樹さやか」の絶望による「魔女化」でした。さやかは何故、ほむらのセリフにあった忠告を無視してマミのセリフを望んで「魔法少女」の道を選び取ったのか。さやかの「魔女化」までとは？

「まどマギ」の物語のなかに紡がれる「魔法少女」の最初の定義のセリフは、「なんでも一つだけ叶えられる願い」の「対価」として「魔法少女」の「使命」を与えられて「魔女」なる「世界に災いをもたらすもの」と戦うことだと、かわいい容姿の不思議な生き物を連れた「魔法少女」は説きました。さやかには叶うのならと願うしかない「奇跡」が有りました。さやかの幼馴染は将来を約束された天才だった音楽少年でヴァイオリニスト。

ただし、それは過去の話であったと「まどマギ」はさやかの場面に紡ぎます。「事故」に見舞われた天才少年のヴァイオリンは「奇跡」や「魔法」にしか治せない世界で、さやかは幼馴染の大切な少年の絶望と嘆きをいつも受け止めながら、病室を訪れていました。マミの死を目の前に見せ付けられながらも、恐怖よりも「願い」を取った「魔法少女」の「対価」は、「幼馴染に起こす癒しの奇跡」で、彼の為に「魔法少女」の道を取ります。

「まどマギ」主人公でもある友人のまどかは「魔女との戦い」で「命」を散らせてしまった「巴マミ」の「最後」をさやかと一緒に見ていました。さやかを案じるまどかのセリフに応じるのは、「正義」を信じる「かわいい魔法少女」のものです。さやかという「魔法少女」の「対価」に「幼馴染の少年」は「奇跡」を約束されていました。天才少年と謳われるヴァイオリニストは復活し、幼馴染の少年、恭介は日常生活に戻ろうとしています。

さやかが信じた「正義」と「世界」を覆していく手始めは、さやかの語る「正義」を「甘い」と切り捨てる「魔法少女」とともに「まどマギ」に描かれていきます。日常生活にまで戻れるほどに復活した「幼馴染の少年」に対して、さやかが学校生活のなかでまどかとともに過ごしていた「友人」は突如と宣言しました。さやかの幼馴染である少年が好きだと告白するつもりだというセリフに、さやかが動揺を隠せないなかで残酷に展開します。

「まどマギ」のなかに新たに現れた「魔法少女」の「佐倉杏子」が関わって、なにかとさやかに突っかかり、杏子とさやかの諍いが絶えない中で、「魔法少女」の「能力」ゆえにただの喧嘩では済まず、殺し合いになってしまう。「まどマギ」主人公のまどかは始まったさやかと杏子の諍いを止めようと「魔法少女」のアイテムである「ソウルジェム」を放り投げました。それは「契約の証」でもあり、もっと大きな「意味と真実」があります。

まどかが放り投げたさやかの「ソウルジェム」にさやかに起こった異変に戸惑うのはまどかと杏子で、「まどマギ」は一気に「真実」を明るみにします。現れた「暁美ほむら」がすぐさま回収した「ソウルジェム」と、かわいい見た目の不思議の生き物が口にするセリフは、「魔法少女」とは「契約」の「対価」として人間としての魂を「ソウルジェム」に封じていて、それは「戦いに身を投じる魔法少女のため」だと初めて知らされました。

知らされて明るみになるのは、「まどマギ」のなかの「魔法少女」の「最後」の「真実」で、「魔法少女」が戦う「魔女」とは「魔法少女の最後」であり、「魔法少女」の「ソウルジェム」が「魂」でもある世界。さやかの「友人」が大切な幼馴染の少年に告白すると宣言と挑戦状を突き付けたなか、幼馴染の少年を救いたい願いに「魔法少女」に身を投じた「美樹さやか」は既に「人間」ではないと告げるかわいい生き物のセリフは残酷です。

宝石の中に「魂」を閉じ込められた「人形」に、大切な幼馴染で愛した少年の腕に飛び込めるはずがない。「まどマギ」の世界の「魔法少女」とは残酷で、さやかが信じた「正義」や世界を裏切っていくと描かれるなかで、さやかが悲鳴に叫んだセリフはさやかの最後と「魔女化」までのカウントダウンを刻み始めていました。なにもかも優しくはなかった世界でがむしゃらになり「魔女」との戦いに身を投じていくしか選べないと進みます。

信じた「正義」も優しくもなにもなかった世界だと我を忘れて「魔女」との戦いに身を投じる「魔法少女」は、「癒し」を対価にして生まれたのだから傷付くのを恐れる必要はないと振るわれる剣の戦い方をさやかは選び続けます。傷付けても対価によって癒される身体だと自分の身を投げ出した戦い方に興じ続け、さやかの戦い方を案じるまどかや杏子の言葉を拒絶するまま、絶望で染まったセリフにさやかは「魔女化」して魔女に堕ちます。

「まどマギ」が紡いださやかの物語は、愛した幼馴染の少年の身に起きた不幸に痛めた心と、知ってしまった奇跡の起こし方に優しさと正義を信じていたさやかの「魔法少女」でした。突き付けられた「真実」に、優しくもない世界で告げることさえ許されなかった悲鳴を耐える方法を知らないと、痛め続けた魔法少女は誰の言葉も受け入れられないでいた自分を責めるかのセリフに代え「魔女化」した「人魚の魔女」で最後を遂げていきます。

さやかが「人魚の魔女」と完全に堕ちる前に残した台詞は自分をバカだと断じる哀しいものでした。さやかと一触即発状態でいた杏子、「佐倉杏子」は「真実」を知らされた世界でさやかを案じていて、理解に努めて寄り添おうと態度を変えていました。さやかの最後のセリフも無茶な戦い方も見守る中で、「人魚の魔女」に堕ちたさやかを救う術を求めた杏子はさやかの親友のまどかを伴い、さやかの化身である「人魚の魔女」と対峙します。

杏子はかわいい見た目で残酷な言葉を紡ぐ契約者から、「魔女化」した「魔法少女」を救う手立てはあるのかを問い掛けていて、「人魚の魔女」に身をやつして「魔女化」したさやかを救うべく一縷の望みに縋って、魔女化したさやかの化身である「人魚の魔女」と対峙します。さやかの信じた正義と「魔法少女」がどこかに残っているなら「魔女化」した彼女に親友のまどかの呼びかけが届くはずだと信じての戦いで、救うためのものでした。

「魔女化」したさやかの化身の「人魚の魔女」は狂ったオーケストラを奏でる魔女の姿で現れます。対峙する「魔法少女」の杏子の目的はさやかを救い出すことで、伴なったまどかにさやかへの呼び掛けを促しながら、防戦一方の戦いを最後まで貫く意思を見せていました。「人魚の魔女」を倒すのではなく、さやかを取り戻すことを望んでの戦いで、「人魚の魔女」が広げる攻撃を防ぎながら杏子は挑発してさやかに最後まで呼び掛けます。

「まどマギ」主人公である鹿目まどかは親友のさやかちゃんに必死に最後まで呼び掛けます。さやかちゃんは「魔法少女」を「正義の味方」だと言っていた、まどかだよと呼び掛け続けるまどかを守りながら、さやかの意志に比べたら「人魚の魔女」の攻撃なんてと挑発しながら呼び掛ける杏子です。さやかと出逢ってからを振り返りながら対峙する佐倉杏子がさやかの最後を見て取るのは通じない呼び掛けに「人魚の魔女」が攻撃したまどか。

さやかの化身となる「人魚の魔女」が攻撃を加えてしまったまどかは倒れたなかで、現れた「暁美ほむら」にまどかを託して、杏子は再びさやかと対峙しました。「人魚の魔女」と「魔女化」したさやかの最後は、一縷の望みにかけてさやかを取り戻そうとした杏子が自分の魂となる「ソウルジェム」とともに貫いた一撃に心中の形で遂げられたと、「まどマギ」本編の時間枠に「さやかの最後」は描かれてさやかの物語は最後を紡ぎ終えます。

美樹さやかに「まどマギ」の物語を辿ると、まどかの隣で転校生の「魔法少女」である「暁美ほむら」との出逢いと同じく「魔法少女」の「巴マミ」との遭遇します。かわいい不思議の生き物と出逢って、「魔法少女」の存在を知ると同時に「対価」や「厳しさ」を知り、「幼馴染の恭介」を浮かべて逡巡して葛藤してしまう一人の少女が、憧れた「正義の味方」の死と同時に投げ付けられた「絶望」に「魔法少女」への切符を手に取ります。

さやかが自ら手にした「魔法少女」の切符は新たな魔法少女を呼び寄せ、「佐倉杏子」が出揃い、それぞれが信じるものに戦いを見出すなかで、「魔法少女」の「対価」の「真実」が突き付けられ、さやかの願いに「奇跡」を得た少年に対する友人からのさやかへの挑戦状は既にさやかに応えられるものではない。対価とした「癒し」が皮肉にもさやかの戦い方を決定づけ、さやかに挑んだ杏子がさやかを救うためと絶望に寄り添った最後。

この記事の中でさやかの担当声優として紹介していきます声優さんが紡いだ「魔法少女まどか☆マギカ」通称「まどマギ」のなかに「美樹さやか」が残すのは、かわいいさやかのキャラクターそのものをあらわすようなセリフと、「まどマギ」のなかに紡がれる「美樹さやか」の行く末をあらわすような不幸としか見えないセリフ。日常的な場面に「魔法少女」の場面、幼馴染の恭介を絡めて、さやかの絶望や純粋さをあらわしてと紡がれます。

「可愛い奴め！　でも男子にモテようなんて許さんぞー！　まどかは私の嫁になるのだー！」とは、物語第一話に、友人のまどかがリボンを新たに降ろして登校したのをからかって遊ぶかわいい女の子たちのじゃれ合いで、さやかが発した言葉でした。まどかのリボンを誉めたり、まどかの母を羨ましがったりしながら友人三人組のなかでじゃれ合いに興じて、もう一人の友人であるお嬢様育ちの美少女を出しながら笑っていたさやかのもの。

「ええ！！　何それ？　文武両道で才色兼備かと思いきや実はサイコな電波さん。くー！　どこまでキャラ立てすりゃあ気が済むんだ？　あの転校生は！？　萌えか？　そこが萌えなのかぁ！？」は、転校当初のなにも知らない「暁美ほむら」を指していたセリフでした。「いやー、やっぱマミさんってかっこいいねぇ！」と、「魔法少女」の「巴マミ」を純粋に尊敬したセリフは、マミから話を聞かされて悩んでいた当時のさやかです。

「願い事、見つけたんだもの。命懸けで戦うハメになったって構わないって、そう思えるだけの理由があったの。そう気付くのが遅すぎたっていうのがちょっと悔しいだけでさ。だから、引け目なんて感じなくていいんだよ。まどかは魔法少女にならずに済んだっていう、ただそれだけのことなんだから」。このセリフは前後して「奇跡も魔法もあるんだよ」と幼馴染の恭介の傍ら絶望で自棄になった彼に告げたものに繋がり意味を成します。

「こんな身体になっちゃって、私、どんな顔して恭介に会えばいいのかな」とソウルジェムの秘密を知ってしまったさやかのセリフは、かわいいだけのはずだったセリフを一転させました。「それで、話って何？」と告げた言葉は友人からの恭介への告白に、「あはは、まさか仁美がねぇ。あ、なーんだ、恭介の奴、隅に置けないなぁ」と返し、「あ、あたしは」と友人から恭介へのさやかの心を問われても答えられないセリフへと成します。

「仁美に恭介を取られちゃうよ。でも私、何も出来ない。だって私、もう死んでるもん。ゾンビだもん。こんな身体で抱き締めてなんて言えない。キスしてなんて言えないよ」。「あははは、ほんとだ。その気になれば痛みなんて、あはは。完全に消しちゃえるんだ」。「私の為に何かしようっていうなら、まず私と同じ立場になってみなさいよ」とぶつけた言葉は、「馬鹿だよ私、なんてこと言ってんのよ、もう救いようがないよ」。

「どうしてかな。ただ、なんとなくわかっちゃうんだよね、あんたが嘘吐きだってこと」。「ねぇ、その人のこと聞かせてよ、今アンタたちが話してた女の人のこともっとよく聞かせてよ」。「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにいられない。私たち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね」。「あたしって、ほんとバカ」。人魚の魔女と堕ちて化す前のさやかの最後のセリフは「あたしって、ほんとバカ」という涙でした。

さやかを担当した声優さんを紹介です。美樹さやかの声優として「魔法少女まどか☆マギカ」の物語を担当したのは喜多村英梨さん。日本の女性声優でタレント歌手シンガーソングライターでもある喜多村英梨さんは、声優としては「クールな女性役」を得意とされると紹介されています。声優としての来歴は2003年からになり2011年にアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」で美樹さやかの声優を担当、現在も声優として活動されます。

「魔法少女まどか☆マギカ」通称「まどマギ」の「美樹さやか」の担当声優である喜多村英梨さんは、女性声優としての来歴の他に、シンガーソングライター、タレントなどの顔を持ちますが、幼少期よりアニメや声優の世界に馴染みが深く当初より声優としての芸能界入りを目指されたなかで子役タレントなどを経験し、2003年に一般公募とオーディション形式をとった声優募集のオーディションでグランプリ受賞で声優デビューされます。

「魔法少女まどか☆マギカ」通称「まどマギ」から、「美樹さやか」の視点で描く物語で紹介してきたこの記事ですが、ここで「美樹さやか」、さやかのキャラクターについても紹介していきましょう。「魔法少女まどか☆マギカ」の主人公である「鹿目まどか」の親友であり、物語当初から存在する彼女は「まどマギ」の世界が描かれる舞台である見滝原という市に住む中学生でした。同じ中学に通うまどかのクラスメートとして登場します。

ショートカットの青い髪色に青い瞳、幼馴染に天才と将来を嘱望されていたヴァイオリニストの少年、上条恭介を持ち、一途な心を捧げ、正義感や使命感に溢れたなかで、お調子者のムードメーカー的な役割を担うさやかは、さやかの担当声優である声優の喜多村英梨さんやビジュアルを担当した「まどマギ制作者」に曰く、理想と自分の現実との葛藤や自分に悩むどこにでもいる中学生のリアルな女の子に近いと「美樹さやか」を語ります。

正義感が強く活発で明るいお調子者のムードメーカー的な一面と、自らの力で積極的に物事に関わって解決していこうとする行動力の持ち主のようでありながら、実際には突き詰めて自分を追い込むほど思い悩んでの行動にでる不器用さや意固地さ、一つの物事を信じると他を見えないままで突っ走ってしまう一面で誰よりストレスを溜め込むキャラクターでもあると紹介されます。声優の喜多村さんによると思春期の少女をあらわしたキャラ。

「魔法少女」としての「対価」は「癒し」であり、魔法少女のさやかの装備はファンタジー世界チックな「剣士」をイメージしたもの。剣による「接近戦」を主体として用いる「魔法少女」で、ビスチェをイメージさせたトップスとアシメトリーデザインのスカートにマントの「魔法少女」。その「対価」として「癒し」を願ったことから強力な治癒能力を持ち、劇中に置いてはそれを利用して防御を無視した戦法をも取る「魔法少女」です。

「魔法少女まどか☆マギカ」のネットの感想から「美樹さやか」、さやかに対する感想や評価を抜粋して紹介してみましょう。まずは、さやかの立ち位置に当初はストーリー展開で騙されたという「まどマギ」のさやかのポジションに触れる意見があります。そのなかで「まどマギ制作者」たちが述べるように「いたってどこにでもいる普通の女の子」であるさやかの「等身大さ」に「感情移入」させられるキャラクターだと紹介する評価です。

さやかの最後や「人魚の魔女」としての「魔女化」に言及し、「等身大さ」に「感情移入」させられるキャラクターだからこそ、さやかが「魔女」と堕ちた「理由」にも「普通の女の子」が見えて、さやかを悲しい幸せになってほしい女の子であったと感想が続きます。さやかの選んだ「自己犠牲」に触れる分析なども見受けられました。仁美と恭介に絡めて、恋愛事情に触れる意見もさやかの感想や評価としては外せないと見られます。

2011年の1月から4月と「深夜アニメ枠」放映に飛び出した、日本のアニメ制作会社「株式会社シャフト」による「異色の魔法もの」なる「魔法少女」を奏でた「魔法少女まどか☆マギカ」通称「まどマギ」の物語から、「美樹さやか」に焦点を当てて本記事ではご紹介してきました。本記事の主人公である「さやか」の「まどマギ」での立ち位置やポジションから、キャラクター設計、さやかを担当された声優さんと続けて紹介してきました。

「まどマギ」が紡いだ「美樹さやか」の物語に、さやかが選んだ「魔法少女」への道とはなぜだったか、「正義の味方」に憧れた彼女が突き付けられていく世界、さやかの「魔女化」した果てである「人魚の魔女」とさやかの最後に触れて紹介したなか、「美樹さやか」と「佐倉杏子」、「暁美ほむら」と「巴マミ」がそれぞれにどのように関わって、さやかの「魔女化」は遂げられてしまったのか、幼馴染の恭介と友人の仁美との関係など。

さやかの「魔女化」までの道筋とあらすじ、「魔女」と化したさやかである「人魚の魔女（オクターヴィア）」が演奏した「狂ったオーケストラ」に、さやかの最後はどう描かれたかなどを順に追って紹介しながら、さやかのキャラクターやかわいい一面を魅せるセリフと不幸を見せるセリフなども触れて本記事は「まどマギ」主要ヒロインである「美樹さやか」の「最後」と「魔女化」について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？

「魔法少女まどか☆マギカ」アニメ本編で描かれた「美樹さやかの魔女化と最後」までのあらすじと道筋をメインでさやかを紹介してきた本記事ですが、「さやかの最後」や「人魚の魔女（オクターヴィア）」の奏でた物語と切っては話せない「幼馴染の上条恭介」と「友人の仁美」についても触れて「美樹さやか」について紡いできました。「異色の魔法少女」として世に送り出された「まどマギ」の展開したさやかの物語と最後の自己犠牲。

2011年の「深夜アニメ枠放映」から飛び出し、「劇場版」でも描かれ、アニメのその後を「劇場版オリジナル」と展開した「魔法少女まどか☆マギカ」は、2019年に再び「アニメ」として戻ってきます。ご覧になられた方もまだご覧になったことのなかった方にも再び戻って紡ぎ出される「まどマギ」の物語とともに、かつて描かれた「まどマギ」も強くおススメしたい作品ですとさやかの紹介からご紹介します。