銀魂の山崎は死亡した？真選組の地味キャラの衝撃的な過去・画像も紹介

漫画家空知英明による初連載作品です。この作品は集英社の『週刊少年ジャンプ』2004年2号より連載を続けています。作風は人情コメディーストーリーですがSF時代劇を舞台としており、作者の空知英明はこの作品を『SF人情なんちゃって時代劇コメディー』と表現しています。単行本は72巻にも達しており、連載が14年以上続く長寿人気漫画です。

主として主人公坂田銀時率いる万事屋を軸にしたストーリーですが、その他の組織を主役にしたストーリーや万事屋が全く登場しないストーリーもあり、その世界のキャラクターが好き勝手生きている様が見て取れる作品です。登場人物はとても多いですが一人一人、キャラが濃いです。原作は漫画作品ですが、アニメ化・小説化・ゲーム化・映画化・実写映画化・実写ドラマ化と幅を広げている作品です。

江戸の治安を守るために設立された真選組という特殊警察に所属しています。監察方として密偵の仕事をこなしています。しかし、密偵の割には口が軽いです。趣味はバトミントンで、よく仕事中に素振りをして副長の土方に怒られています。一時、カバディにもはまっていました。「L4 YOU!」にハマっていた際には、張り込み中に見ていたのが土方にバレてしまい、激怒されていました。

誕生日は2月6日のみずがめ座。年齢は32歳であると、単行本60巻の質問コーナーで明かされました。以外にも局長・近藤より年上でファンもどよめきました。変人ぞろいの銀魂では数少ない「ツッコミ」キャラとして、貴重なポジションに立っています。剣の腕は、近藤・土方・沖田には及ばないようです。ただし、それなりに実力はある模様です。山崎の過去については、後述します。

山崎退といえば、『地味』です。その影の薄さ・地味さを利用し、敵の組織に潜入したり人質の中に紛れ込んだりと業務をこなしています。ストーリーでも影で活躍しており登場回も多いのですが、単行本の表紙には登場していません。『銀魂』作者の空知英明が「表紙になるような山崎は山崎じゃない」と考えているためです。ちなみに、アニメOPやEDでもよく見ると分かる場所にいたりします。

同じく『地味キャラ』として登場している万事屋の『志村新八』と意気投合しており、人気投票編等で共に行動する姿が見られます。第17巻147訓では、新八とテトリス勝負を繰り広げましたが、地味な試合の末勝利し「君と俺とじゃ地味の器が違う」という名台詞を残しました。

又、妙な上司を持つもの同士「お互い大変ですね～」などと声を掛け合っています。2人がそろうと、本当に地味なシーンなのですが、元来まともな2人なのでとても安心できるシーンとなります。

しかし、山崎が時折見せる派手な装いは、決して『地味』とは言えません。そして、この姿は過去に関係しているようです。このような『地味』とは言い難いシーンもあります。

ゲーム機購入のため、並んでいる際に、列から抜け出しカバディを始める山崎です。近藤に「山崎は？」と聞かれた沖田が「カバディやってる」と答えるシーンです。選ぶ種目はマイナーですが、この行動は『地味』とは言い難いです。

銀時の素性を探る、聞き込み調査中にバトミントンをしていて、こんな状況に陥ります。このシーンは地味とは言い難いです。

人気投票編の一コマです。結局は、上位陣を引き落とし、自分の順位を上げるための策略だったわけですが、この行動力は『地味』とは言い難いです。

真選組では、近藤・土方・沖田に次ぐ登場回数ですが、真選組隊士内でも『地味』なキャラとして確立されています。自身でも『全てに溶け込む圧倒的な地味さこれらをあわせもつのは真選組においてこの山崎退の他にいない』と認めています。そして、その『地味さ』があるからこそ、監察として密偵の仕事をこなせているようです。敵の組織への潜入捜査では、この『地味さ』がなくては務まらないようです。

基本的には『地味なツッコミ』として真選組では、ボケよりもツッコミ役に回ることの方が多いです。『銀魂』の周りのキャラクターがあまりにも派手でネジが外れた言動が多いので仕方ないことですが、時折山崎のキャラクターが崩壊する場面も登場します。

山崎退のお葬式は銀魂の人気長編でもある、『真選組動乱編』で行われます。

真選組動乱編とは、高杉一派に結託し真選組を壊滅させるため真選組参謀・伊藤鴨太郎が起こした一連の騒動のことです。山崎退はこのお話で、いち早く伊藤鴨太郎の思惑を知り副長・土方のもとへ情報を持ち帰ろうとします。しかし、それを阻止しようとする河上万斉に行く手を阻まれ、瀕死の重傷を負わされます。

『動乱編』はなんとか真選組・万事屋で収めたものの、山崎退死亡の知らせが真選組中伝わっており、お葬式が執り行われていました。しかし、山崎退は生きており、事件終結まで入院していただけでした。

河上万斉により、瀕死の重傷を負っているにも関わらず『俺は土方さんについていかせてもらうわ最後まで』という、山崎なりの武士道を示すと万斉は気が変わり人生を歌になぞらえ『生き延びてその続きを聞かせてくれる日まで楽しみにしてるでござる。』という奇跡的な会話の上、生き延びることが出来たのでした。

山崎退の過去は『銀魂　第五百三十六訓』にて明かされます。過去に『マウンテン殺鬼(ザキ)』と名乗っていた頃です。真選組結成直前までマウンテン殺鬼(ザキ)という名前で武闘派チンピラとして一部のチンピラを従えていました。実力派あった模様で、七つの流派を倒したといいます。最後には、『芋』と呼んでいた近藤達の強さに恐れ、敵わないと知り真選組に入隊しました。

マウンテン殺鬼(ザキ)登場までに、何度か『モヒカン姿の山崎』が登場した回がありますので、ご紹介いたします。

寺門通OFC編でもモヒカン姿を披露していました。これは坂田銀時に『沖田がタクシーを使って不正をしていたこと』を口止めするためにモヒカンにさせられていました。なんとも不憫です。

イボによる感染のため登場人物が『二年後』の姿になった登場回では、真選組副長となっており、過去のマウンテン殺鬼のようにチンピラ風でした。もしかすると、過去の名残の姿だったのかもしれません。この登場回では語尾に「あん？」が付きます。

山崎退の恋の相手は『からくり家政婦・たま』です。このお話は、山崎登場回『監察の恋は観察から始まる』にて潜入捜査中に、出会ったたまの優しさに惚れてしまいます。きっかけは、いつものように「あんぱん」を買いに行ったお店でレジのバーコードリーダーが故障してしまったため、からくりの修理が出来るたまがからくりと優しく対話をしながら修理したのを目撃したためでした。

その後、山崎退登場回「結局親は誰が来ても気に食わない」で真選組と万事屋の間でお見合いの席が設けられますが、たまの料理と山崎の弱さに恋は失敗に終わります。

山崎退の登場回を少しですが、紹介します。主人公・坂田銀時が記憶喪失になるお話です。記憶喪失になった銀時が就職した工場では『ジャスタウェイ』が製作されていました。その『ジャスタウェイ』の危険性について潜入調査していた山崎は、記憶喪失になった銀時と真選組局長・近藤を見て愕然とします。最終的に、工場は真選組と万事屋の手によって破壊されますが、山崎のツッコミが冴えわたる回です。

長編・紅桜編後、真選組副長・土方の命で療養中の坂田銀時の内情を探ります。紅桜編で過去の仲間・桂小太郎と共闘した銀時の攘夷志士の可能性を調査していました。新八の姉、妙の用意周到な罠のせいで調査は困難を極めますが、最終的には『あの子（テツコ）の笑顔を守りたかったんだと思います。』という作文めいた報告書を提出し、「作文ンンンンン」と土方を怒らせます。

攘夷志士・桂小太郎率いる組織に潜入するために、試験を受ける話です。最初は面接から始まります。桂のボケっぷりに山崎のキレのあるツッコミが入りまくるお話です。試験に合格すると、桂と教官のジャッキーと次の試練へと移ります。山崎メインで桂と絡む珍しいお話ですが、ネジの外れたようなボケと安心できるツッコミのナイスコラボとなっています。

山崎は居酒屋の女主人の弟が悪の組織に追われて逃げ込んでくるという情報を掴んだため張り込みをしていました。張り込みに、牛乳とあんぱんはかかせません。この回から、山崎の「あんぱんキャラ」が定着していきます。「あんぱん」の銀魂初登場回といってもいいかも知れません。

ちなみに、あんぱん生活が長く続き、精神に異常をきたしつつある山崎は、あんぱん生活22日目には天空に向けて、23日目にはスーパーのバイトに、24日目にはコンビニのバイトに、25日目には副長に向けてスパーキングしています。

見回り組初登場の長編です。見廻組と真選組の対立、土方の過去を描いているエピソードです。山崎はこの回でも地味ですが、ちょこちょこ登場しますので、ぜひご確認ください。

真選組隊士の鍛練中に、副長・土方の小姓・佐々木が仲間とバスケを始めてしまい、最終的に隊士全員でバスケをすることになった場面です。山崎が地味すぎて、『一人黒子のバスケ』状態になってしまっています。

バラガキ編でも、逃げ惑う攘夷集団をスパーキングしています。このほかにも、ポケットにカレーを入れられたり、地味に登場しています！

実写映画『銀魂』は2017年7月に公開されました。その実写映画には山崎は登場しません。その実写映画のスタッフが終結し、作成された実写ドラマ『ミツバ編』に実写版山崎が登場します。

実写ドラマ『銀魂』の山崎退の実写版キャストは戸塚純貴さんです。戸塚さんは、もともと銀魂そして山崎のファンだったようです。実写ドラマは、『ミツバ編』を題材としており、ストーリーの序盤から山崎はアフロになるため今回のドラマでもアフロ姿を大いに披露されています。

近藤達の故郷、武州のとある田舎から沖田の姉、ミツバが江戸にやってきます。沖田や近藤達と再会するためでもありますが、自身の結婚のためでもありました。また、体の弱いミツバの治療のためでもありました。結婚ということで、祝福ムードの真選組の中、土方と山崎だけは違いました。ミツバの婚約者に天人とつながる黒いうわさがあった為です。

ミツバの婚約者は「真選組一番対隊長沖田総悟の縁者である沖田ミツバに取り入れば商売がうまく回るだろう」という考えのようです。土方は山崎にきつく口止めしミツバの婚約者を探り、山崎は秘密裏にミツバを張り込み事情を探ることとなりました。ミツバと武州時代からの知り合いである土方に山崎は「会いに行かなくていいのか」と詰め寄りますが、土方は理由を付けて断ります。

ミツバの婚約者の思惑と、土方の思いはどのように解決されるのか、ぜひ皆様の目で確かめてください。

山崎退初登場シーンです。隣にいるのは原田右之助です。どちらもなんともいえないクオリティーの高さです。そして、山崎のこの髪形は数秒だけしか見れません。とても貴重なシーンです。

近藤から非番をもらうことが出来た沖田は、ミツバを江戸の街へ連れ出します。ファミレスで食事をとりつつ、仲睦まじくお話をしている二人の奥の席に見えるアフロは山崎です。

上のシーンから、少し前はこの顔です。この時、沖田に食らわされたバズーカの煤で顔が汚れ、髪の毛もちりちりのアフロになってしまいました。アフロはミツバ編の最後まで引きずります。そして素晴らしいなんとも言えない表情です。

ミツバの病室に張り込んでいたことを銀時に知られた山崎は、病院の屋上で銀時に事情を説明します。土方に口止めをされているのにかかわらず、口の軽い山崎です。そして、またしても何とも言えないこの表情は素晴らしいと話題になっています。

ミツバと再会した土方は、ミツバの婚約者の家で沖田に詰め寄られます。それを仲裁しようとする山崎。そして口止めしようとして土方に蹴りを入れられ、引きずられながら去っていきます。

いかがでしたでしょうか。銀魂の山崎退についてまとめてみました。銀魂で『地味』の代名詞である山崎退ですが、なかなかにいい仕事をしています。監察方として密偵の仕事をこなしている山崎も、『地味』といじられている山崎も、ちょっとキャラが崩壊している山崎もとてもいい味を出していますので、これからも彼を見守っていきましょう！