【ワンピース】キングバームのキャラまとめ！焼き尽くされた後の復活を考察

ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプで連載されている間がで2019年2月現在91巻まで発売されている人気コミックです。数ある名作マンガを抑え日本一売れているマンガにも認定される程のマンガで日本はもちろん海外でも高い人気を集め、発行部数も記録続きで、2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されています。

メディアミックス展開も盛んに行われ、アニメ、映画、ゲーム共に高い人気を誇り、各メディアでそれぞれに賞を受賞、単独イベントも頻繁に開催されるなど漫画の枠を超えた世界観を構築している作品です。

そんなワンピースの物語において、今回紹介するキングバームは新世界の四皇、ビッグマム海賊団の本拠地であるホールケーキアイランド編にて登場しました。ホールケーキアイランドにある、自我を持った木々で構成されている森、誘惑の森の主としてサンジを奪還するべく侵入してきたルフィ達の行く手を遮るべく登場しました。

キングバームは誘惑の森を管轄していますが、ビッグマムの直接の部下というわけではなく、シャーロット家8女ブリュレの部下という立場です。しかし誘惑の森においては絶対的な存在で、まさに主として君臨していました。誘惑の森の他の木々や花達に指示を出し、ブリュレ達と合わせて「入ったら二度とでられない森」と言われていました。

そもそもキングバームは四皇であるビッグマムによって作り出された存在です。ここからはキングバームの生みの親であるビッグマムについても紹介していきます。

四皇の1人であるビッグマムは悪魔の実「ソルソルの実」の力をもっています。このソルソルの実は相手の魂を抜き出したり、その抜き出した魂を別の物に与える事ができます。この魂を与えられた存在をホーミーズと呼び、キングバームを初め、ホールケーキアイランドにはホーミーズがたくさんいます。チェスのような格好の汎用的な兵士のホーミーズからキングバームのようにそれぞれに個性を持ったホーミーズが登場しています。

ホーミーズは基本的にビッグマムの能力によって作られているのでビッグマムには逆らう事ができません。しかしそれぞれに自我を持って行動している為、時には反逆行為を行ってしまう事もあります。元の記憶があるような描写はありませんが、ビッグマムの魂でできたゼウスがビッグマムの命令よりも食欲を優先したりと僅かながらに元の魂に影響を受けているような描写もあります。

そんな非常に強力な能力を持っているビッグマムですが、そんなビッグマムには悪癖があります。それは食べたい物が食べられないとホーミーズはもちろん、息子、娘達でも止められない「食いわずらい」を持っている事です。この食いわずらいは食べたい物を食べるまで収まらず、ビッグマム海賊団はもちろん島の住民達もビッグマムの食いわずらいを恐れています。

実際に食いわずらいになり癇癪を起こしたビッグマムは自らの手で島を破壊し暴れまわります。さらに、ルフィ達の妨害で「ウェディングケーキ」が食べられずに起こした食いわずらいでは長時間食べられなかった故に急激にやせ細りました。その姿は家族である娘、息子を持ってしても初めて見る姿でしたが、サンジが作ったウェディングケーキを食べるとすっかり元に戻りました。

本来ビッグマムに逆らう事のできない存在であるキングバーム。しかしワンピースの作中ではナミによって奴隷のように働かされる事になってしまいます。その行為によって、ビッグマムを裏切る事になり、アマンドに頭を真っ二つにされてしまいます。幸いその時点では死亡しませんでしたが、恋人に治療を受けている最中に再びナミに見つかり、再度奴隷としてこき使われる事になってしまいます。

アマンドによって切り株のように頭半分ない状態のキングバームでしたが、麦わらの一味を乗せて逃げまくります。ナミの甘言と知りながらも恋人に再会するべく奮闘するのです。しかし最後には食いわずらいになって追いかけてきたビッグマム本人の命令でプロメテウスにより焼き尽くされ死亡してしまいます。まさに良いように使われてしまったキングバームは非常にかわいそうなキャラクターとして知られる事になります。

最後までナミに逆らう事ができなかったキングバーム。それはナミがスリラーバーグ編にてローラからもらったビブルカードが関係していました。そのビブルカードにはビッグマムの魂が宿っており、キングバームはそのビブルカードに良いように使われてしまうのです。その時点ではビッグマムはまだ誘惑の森から離れたホールケーキシャトーにいたので、遠くの本人よりも近くの魂を優先する事になってしまうのです。

キングバームを初めとする誘惑の森のホーミーズ達はナミの持つビブルカードに導かれるように散々に使われる事になります。当然ビッグマム海賊団から見れば明確な裏切り行為ですが、キングバームを含む誘惑の森のホーミーズ達はそれでもビッグマムのビブルカードに逆らう事ができなかったのです。ナミのその行為にキングバーム達も「悪魔か！」とツッコむ程でした。

ビッグマムの斬撃である威国で縦に割られてしまった上にプロメテウスに焼かれてしまったかわいそうなキングバーム。順当に見れば死亡したと考えるのが妥当ですが、実際の所はどうなのでしょうか？ここからはキングバームが復活する可能性を考察していきます。

キングバームの死亡シーンと言われているのが超巨大化したプロメテウスにのしかかられ燃やされたシーンです。キングバーム自体大木のホーミーズですし、周囲は森でもあるので間違いなく燃え上がったのは間違いありません。散々こき使ったナミでや麦わらの一味さえ心配するような描写がある程だったので、普通であれば死亡していると考えるのが妥当です。

キングバームはそのかわいそうな境遇もあって同じくホールケーキアイランド編で死亡したペドロと同じく復活を望む声が多いキャラクターです。キングバームの復活の可能性があるとすればやはりキングバームがホーミーズであるという点が一番可能性としては高いです。そもそもホーミーズに人間の死亡と同じような概念があるのかも不明です。実際ワンピースの中でホーミーズが死亡したといえる描写は他にはありません。

キングバームに関してもアマンドに頭を切られて真っ二つになってもビッグマムの威国を食らって身体が半分になっても動く事ができるような状態でした。ホーミーズという存在である事もあり、肉体的な死がそのまま死亡といえるのか疑問が残る部分であります。それはその他のホーミーズでも同様です。

ホーミーズはある種魂の存在でブルッグが魂を抜き出すという倒し方をしていましたが、そもそも抜け出した魂がどこに行くのかも不明です。キングバームの場合も体である大木こそプロメテウスに燃やされてしまいましたが魂が抜けてしまうような描写はありません。ビッグマムの能力に近いと言われるゲッコー・モリアのカゲカゲの実のように持ち主の元に戻るような可能性も考えられます。

大木の体に関してはあのプロメテウスの炎なので元に戻る可能性は低いです。そもそも魂の格が違う特別なホーミーズであるプロメテウスなのでその点を考慮してもホーミーズだから身体も無事という事はないでしょう。まだまだビッグマムの持つソルソルの実の能力には不明点も多いので今後判明する能力次第な部分ではありますが、キングバームが別の形で復活する可能性は十分にありえます。

ただ誘惑の森の主として君臨したホールケーキアイランド編で描かれたキングバームの姿で復活する可能性は非常に考えにくいです。同じく仮に復活したとしても再び誘惑の森の主という立場に置かれる可能性も低いのではないでしょうか。ビッグマム海賊団としてはホーミーズの扱いを変える可能性すらある重要な裏切り行為を行ってしまっているので許すはずがないとも思われます。

そう考えるとキングバームが復活する可能性としては実はプロメテウスの火で完全に息絶えてはおらず、ビッグマム海賊団の目を逃れている場合です。キングバームが焼かれたタイミングではビッグマム海賊団の目は麦わらの一味に集中していたのは間違いないので逃げおおせているという可能性にも期待したい所です。

ここからはキングバームに関して触れている感想などを紹介していきます。総じて言えるのはホールケーキアイランド編でもっともかわいそうなキャラクターと言われるキングバームだけに、復活を望む声が非常に多いです。同時に同じくホールケーキアイランド編で命を落としたペドロと共に再登場する事を期待されています。

ワンピースではこれまでにも行われてきた手法として、扉絵を使ってルフィ達麦わらの一味が去った後の出来事を描いて別の形で再登場するパターンや、生存を知らせるパターンが何度も使われています。その為、キングバームに関してももし復活するとすればまずは扉絵で描かれるのではないかと考えている人が多く、扉絵で描いてほしいとする声が非常に多いです。

もちろんこれはキングバームに限った話ではなくほぼ死亡が確定的なペドロや、消息が不明なジンベエら太陽の海賊団にも同じ事が言われています。ワンピースにおいて扉絵の重要性はファンなら多くが知っているだけに注目が大きいポイントです。

キングバームがかわいそうと言われる一方でホールケーキアイランド編にて株を落としたのがキングバームをかわいそうな目に合わせた張本人であるナミです。ナミ自身は結果論とはいえ、ビッグマムの魂を持つホーミーズであるゼウスを配下に加えていますが、キングバームに関してあまりにも扱いが酷いのではないかと避難の声が集まっています。

特に原作ではナミがキングバームが焼かれてしまうのを見ての反応がそこまで悲しそうにも見えなかったという声が多く、該当シーンがアニメ化された際にはより心配しているようなシーンが追加されていました。利用できるものは利用するナミですし、ビッグマムのビブルカードという最強とも言える手札を使わないわけがありませんがそれにしてももう少し違った対応があったのではないかとする声も目立ちます。

そのようなかわいそうな死に方をしてしまったからこそ、キングバームの復活を望む声は同じタイミングで死亡しているといえるペドロよりも多くなっているとさえ言えます。

キングバームはビッグマムのソルソルの実の能力で命を与えられたホーミーズにしてブリュレの元で誘惑の森の主として島に侵入する者達を食い止める役割を担っていました。しかしナミがビッグマムのビブルカードを持っていたが故に従わざるを得なくなり、結果的にビッグマム海賊団を裏切らされてしまったワンピースの中でも稀に見るかわいそうなキャラクターです。

プロメテウスによって死亡する前にもアマンドによって頭を切られ、ビッグマムの威国によってさらに縦に真っ二つにされるなど登場してからずっとかわいそうな目にあい続けたキャラクターです。ワンピースにおいても非常に珍しいキャラクターなので復活を望む声が多いキャラクターとして人気を集めています。

既にワンピース全体の物語としてはホールケーキアイランド編が終わり次の物語に以降しているので仮にキングバームの復活が描かれるとすればその可能性が一番高いのはワンピースにおいて少なくない意味を持つ扉絵連載です。ワンピース自体を楽しみながら扉絵連載に注目し、キングバームの復活を待ちわびてはいかがでしょうか？