宝石の国のキャラに性別はある?年齢など登場人物の設定を一覧で紹介

「宝石の国」のキャラに性別はあるのだろうか。本記事では「宝石の国」登場キャラの性別・設定・年齢・硬度・性格を一覧で解説する。「宝石の国」は市川春子による人気漫画作品。また、それを原作としたテレビアニメ。2017年10月から12月までTOKYO MXほかで放送された。舞台は人類が存在しない未来の地球。不死身の鉱物の体を持つ「宝石たち」と、彼らを狙う月人たちとの激しい闘いを描く。本記事には「宝石の国」の展開ネタバレが含まれる。

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目次

  1. 宝石の国のキャラに性別はある?
  2. 宝石の国のキャラ設定一覧:フォスフォフィライト
  3. 宝石の国のキャラ設定一覧:シンシャ
  4. 宝石の国のキャラ設定一覧:ダイヤモンド
  5. 宝石の国のキャラ設定一覧:その他
  6. 宝石の国に関する感想や評価は?
  7. 宝石の国の登場人物の性別や年齢・硬度まとめ

宝石の国のキャラに性別はある?

宝石の国の作品情報

『宝石の国』は市川春子による漫画作品。『月刊アフタヌーン』にて2012年12月号から連載中。『宝石の国』はテレビアニメ化され、2017年10月から12月までMBS・TOKYO MXほかで放送された。かつて「にんげん」という生き物が存在したという伝説が残る、遠い未来の地球。不死身の体を持つ生物「宝石」たちと、彼らの体を奪おうと襲来する敵“月人”の戦いを描く。

宝石の国のキャラに性別はない

『宝石の国』に登場する宝石たちに性別はない。彼らに「性別はない」ことを作者が明言している。彼らの体は宝石で構成されており、上半身の性別は少年、下半身の性別は少女を意識して描かれている。それは「"鉱物の無機質無生殖"を表現するにはいちばん「色っぽい」のではと判断したため」と作者は2014年のインタビューで答えている。

『宝石の国』の宝石たちに性別はないが、互いを呼ぶ際は「彼」「兄ちゃん」「弟」など男性的な呼び方が使われることが多い。一人称は「俺」「僕」「私」など、宝石の個性によって様々な呼び方が使われる。宝石たちは揃って白いシャツに黒い上着とショートパンツの、制服のような衣装を身に着けている。夏服は上着がなくキュロットとサスペンダー姿になる。宝石たちは性別がなく中性的な魅力を持つ。

『宝石の国』の宝石たちの体内には微小生物「インクルージョン」が内在しており、生物としての彼らの体を繋ぎとめている。砕けても、破片を繋ぎ合わせれば「インクルージョン」の力で再生する。鉱物のため年をとらず非常に長寿。年齢は、最年長で約3600歳。体を構成している宝石を破損などで失うと、失った分だけ記憶を無くしてしまう性質がある。仲間の宝石同士で触れ合っても割れる。

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宝石の国のキャラ設定一覧:フォスフォフィライト

フォスフォフィライトの年齢

『宝石の国』の主人公フォスフォフィライトは、宝石たちの中では最年少。物語開始時の年齢は300歳。宝石たちからの愛称は「フォス」。連載が進むにつれ作中では402歳以上となり、後輩の宝石たちも生まれた。

フォスフォフィライトのモデルと硬度

『宝石の国』のフォスフォフィライトの体の硬度は3半で、計28人の宝石たちの中ではとても脆く壊れやすい。そのため初期は剣も持てず、何も仕事を与えられなかった。モデルは鉱物のフォスフォフィライト。現在ではほとんど産出されない希少性の高い美しい宝石で、収集家から高い評価を受けている。あまりにも割れやすいためジュエリーとしての加工には向かない。

フォスフォフィライトの性格

『宝石の国』のフォスフォフィライトは、初期は最年少らしい明るく楽天的で無鉄砲な性格だった。硬度は脆弱で特技がなく、何も仕事を任せてもらえなかったが、正直な性格のため博物誌の作成の仕事を任せられる。その後、冬の任務中にアンタークを拉致されたことにより、物憂げな様子が見られるようになった。欠損により他の鉱石を繋ぎ合わせた影響によっても性格に変化が現れた。

フォスフォフィライトのキャラソン

『宝石の国』のキャラソンが存在するのはフォスフォフィライトだけ。フォスフォフィライトのキャラソンは、声優を担当する黒沢ともよさんが歌う「liquescimus」。アニメ『宝石の国』第8話のエンディングテーマとして使用された。「liquescimus」はラテン語で「溶ける」の意味を持つ。第8話はフォスとアンタークとの別れが描かれており、歌詞も「白い影」などアンタークを連想させる言葉が散りばめられている。

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宝石の国のキャラ設定一覧:シンシャ

シンシャの年齢

『宝石の国』のシンシャの詳しい年齢は明らかになっていないが、ダイヤモンドと同じ年に生まれた。ボルツがダイヤモンドを「兄さん」と呼んでいるため、シンシャは最年少のフォスよりも大きく年が離れている可能性がある。

シンシャのモデルと硬度

『宝石の国』のシンシャは28人の中で最も低い硬度2。モデルとなった宝石は辰砂(しんしゃ)。辰砂は「龍の血」の意味を持つ赤い鉱物で、水銀体温計などの中身にも使われる硫化水銀で出来ている。辰砂を400–600 °Cに加熱し、冷却することで水銀を精製することができる。作中でシンシャが出す毒液は、この水銀の毒性がモデルになっている。

シンシャの性格

『宝石の国』のシンシャの性格は、作中では「聡明で思慮深い性格」と言われている。宝石を腐食するほど強い毒液を常に出しているため、仲間を傷つけないよう孤独に生きてきた。その猛毒のため金剛も適した仕事を見つけられず、自主的に一人で夜の見張り番をしている。寂しそうな表情を見せることが多い。

「月人に攫われるのを待っている」など、自分の存在を消し去りたいかのような発言をする。自分に積極的に近づいてくるフォスに対して鬱陶しそうに振舞っているが、フォスの約束の言葉を一言一句間違えず覚えているなど、実は気になっている様子。

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宝石の国のキャラ設定一覧:ダイヤモンド

ダイヤモンドの年齢

『宝石の国』のダイヤモンドの詳しい年齢は明らかになっていない。シンシャと同じ年に生まれた。コンビを組むボルツからは、時々「兄さん」と呼ばれている。

ダイヤモンドのモデルと硬度

『宝石の国』のダイヤモンドの硬度は、作中でも最も高いレベルの10。靭性は2級。モデルとなったのは宝石のダイヤモンド。地球上で最も硬い鉱物で、日光や酸の影響も受けない。しかし一定の方向からの力に弱いため、角度に気をつけて大きな衝撃を加えれば簡単に割れてしまう特徴を持つ。その美しさ、加工のしやすさ、豊富な色あいから、ジュエリーとして王道の人気を誇る宝石。

ダイヤモンドの性格

『宝石の国』のダイヤモンドの性格は、物腰柔らかで優しく、女性的な振舞いが多い。一人で悶々と悩んでしまう一面がある。光の反射で七色に輝く透明な体を持つ。恋愛話が好きで、宝石同士の関係をすぐ恋愛に絡めてしまうため、シンシャから「恋愛偏重主義」と呼ばれる。ボルツを「弟」と呼びコンビを組んでいたが、高い硬度を持つが一定の方向から割れやすい自身に比べ、靭性特級で割れにくいボルツに愛情と嫉妬を抱いている。

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宝石の国のキャラ設定一覧:その他

宝石の国のキャラ設定一覧:ボルツ

硬度10。靭性はただ一人の特級。モデルの宝石は、多結晶ダイヤモンドのカーボナード。年齢は明らかになっていないが、ダイヤに弟と呼ばれている。黒く長い髪が特徴的。その硬度と割れにくさから圧倒的な強さを誇る戦闘狂。戦闘マニアでもあり、他の宝石たちの戦い方のクセを分析して改善点を見つけることが出来る。その特技はダイヤモンドの自尊心を傷つけたが、フォスから学ぶべき点が多いと評価された。クラゲが好き。

宝石の国のキャラ設定一覧:ルチル

硬度6。モデルとなった宝石はルチル。白衣と、紅色と金紅色に分かれた髪が特徴。宝石たちの医療担当で、割れたり砕けたりした宝石たちを修復している。「隠れナンバーワン美脚」と呼ばれている。生まれつき体にいくつもの穴が開いているパパラチアが相棒で、彼を修復するために医療の腕が上がった。何かにつけて実験や解剖をしたがるなどマッドサイエンティストな一面がある。

宝石の国のキャラ設定一覧:金剛先生

宝石たちを教育し束ねる指導者的存在。仏教僧のような装いをしている。宝石たちから「先生」と呼ばれ慕われている。身体の一部を砕き、破片を撃つことで月人を追い払う攻撃力を持つ。「昼寝」と呼ばれる定期的な睡眠状態に入り、その間は何が起きても目覚めない。年齢は不明だが、宝石たちよりも長い時間を生きている。

「にんげん」という言葉に反応したり、何か隠している素振りを見せるなど、頼りになりつつも謎に満ちた存在。宝石たちからの愛と信頼は厚く、本人も彼らに深い愛情を示す言動を見せている。

宝石の国のキャラ設定一覧:モルガナイト

硬度7半。モデルは、緑柱石(ベリル)の一種である宝石・モルガナイト。ピンク色でボリュームのある髪が特徴。時々ポニーテールにする。血の気が多くやんちゃな性格で、フォスとはからかい合うなど仲が良い。ゴーシェナイトとコンビを組み、見回りの任務をしている。

フォスが頭を失い意識不明の間にゴーシェナイトと共に月人に拉致され、新しいモルガナイトが産まれた。二代目のモルガナイトの性格はシャイで人見知りであり、先代とは正反対のものだった。二代目モルガナイトもフォスを慕っている。

宝石の国のキャラ設定一覧:ゴーシェナイト

硬度7半。モデルの宝石は、モルガナイトと同じベリルの一種・ゴーシェナイト。グレーがかった透明の体で、斜めに分けたショートカットの髪が特徴的。モルガナイトとコンビを組んでいて、二人で行動することが多い。優しく大人しい性格。

フォスが頭を失い意識不明の間に、モルガナイトと共に月人に拉致された。その後、新しいモルガナイトとともに、新しいゴーシェナイトが誕生した。二代目ゴーシェナイトは明るい性格で気が強く、月人にも好戦的な戦闘狂。

宝石の国のキャラ設定一覧:ジェード

硬度7。モデルの宝石は翡翠。リボン結びのように結った緑色の長い髪が特徴。靱性が高く「堅牢のジェード」と呼ばれている。議長を務める宝石たちのまとめ役。朝礼や金剛への報告を担当している。真面目すぎるあまり苦労性で、ほぼ雑用係となっている。問題児のフォスには特に振り回されている。書記であるユークと行動をともにすることが多い。

宝石の国のキャラ設定一覧:ユークレース

硬度7半。モデルは宝石のユークレース。愛称はユーク。青と透明のツートーンに分かれた髪と、太い下がり眉が特徴。書記を担当している。計算や予測が得意な頭脳派で、洞察力に富み様々なことに気付く。宝石たち全員の誕生日も記憶している。年齢は、2173年生きていることが明らかになっており、年長者の一人。

他の宝石たちより割れやすいことを不安がるなど、モデルとなった宝石同様、特定方向からの衝撃には弱い性質を持っている。髪の毛の色は時々入れ替わる。入れ替わりの途中を見ることが出来たら、その日は一日ラッキーとのこと。

宝石の国のキャラ設定一覧:レッドベリル

硬度7半。モデルは非常に希少な鉱石のレッドベリル。ロングの赤い髪が特徴。宝石たちの服飾担当。美意識が強く、宝石たちが着る衣装には執着にも似たこだわりを持つ。自身も毎日髪型を変えている。冬眠の際は宝石一人ひとりにゴージャスなパジャマを用意したり、自分のデザインした服のイメージを崩されると激怒したりと、その情熱は強い。

宝石の国のキャラ設定一覧:アメシスト

硬度7。モデルは、紫水晶とも呼ばれる鉱石のアメシスト。サーティー・スリーとエイティ・フォーの双晶に分かれており、二人で一つの存在。斜めに分けられた編み込みの前髪が特徴的。瓜二つの二人だが、左目が隠れているのがエイティ・フォー、右目が隠れているのがサーティ・スリーである。

双晶のため互いに触れあっても割れない。アゲートと殻を合わせた足を接合して俊足を手に入れたフォスと、一時的にチームを組んだ。二人とものんびりとした穏やかな性格で、見回り中も子どものように遊んで時間を潰している。

宝石の国のキャラ設定一覧:ベニトアイト

硬度6半。モデルは宝石のベニトアイト。青いショートヘアが特徴。常識的で真面目な性格だが、少し毒舌な面がある。なぜか他の宝石たちより月人に狙われやすく運が無い。個性豊かな宝石たちの中で自身だけ普通であることを気にしている。ノイローゼと噂されるフォスをトランプに誘うなど、面倒見の良い所がある。寮ではシンシャの隣に住んでいるが、正直毒液を怖がっている。

宝石の国のキャラ設定一覧:ネプチュナイト

硬度5半。モデルは宝石のネプチュナイト。後頭部から伸びる細長いおさげの髪が特徴。愛称はネプちー。感情をあまり表に出さず、隠密行動が得意。たまに口を開くとハッキリと辛辣なことを言う。ベニトアイトと仲が良くコンビを組んでいるが、時々「あるんだか無いんだかわからない細目」などと毒舌を吐かれている。そのポーカーフェイスのおかげで冬眠前のまくら投げが強い。

宝石の国のキャラ設定一覧:ジルコン

硬度7半。モデルは鉱物のジルコン。年齢はフォスの次に若い。生真面目な性格で、年下のフォスにも敬語を使う。かつてはイエローダイヤモンドとコンビだったが、フォスの提案でボルツとコンビを組んだ。ボルツが髪の手入れをしていないことを気にして熱心にブラッシングを勧める。

宝石の国のキャラ設定一覧:オブシディアン

硬度5。モデルは黒曜石。黒いおかっぱ髪が特徴。自身の体から湧き出る黒曜石を使って、武器製作を務める。合金となったフォスの腕に直接剣を付けたがるなど、レッドベリルと同じように理想の仕事のために突飛な発想をすることも。業務内容の割に軽いノリな性格。

宝石の国のキャラ設定一覧:イエローダイヤモンド

硬度10。モデルは宝石のイエローダイヤモンド。年齢は宝石たちの中で最年長の3597歳。年少組からは「お兄さま」と慕われる。黄色いセンター分けのボブヘアが特徴。愛称はイエロー。過去に組んでいたグリーンダイヤモンド、ルビー、サファイア、ピンクトパーズが全員月人にさらわれた。ジルコンとコンビだったが、自分は身を引きボルツと組ませる。

宝石の国のキャラ設定一覧:アレキサンドライト

硬度8半。モデルは宝石のアレキサンドライト。水色の長い髪と斜めに流した前髪が特徴。愛称はアレキだが、本人はアレキちゃんと呼ばれたがっている。月人を見ると1/2の確率で髪の毛が赤色に変化し、性格も狂暴化する。その体質を克服するため月人を調査・分析している内に「月人研究マニア」と呼ばれるようになった。

宝石の国のキャラ設定一覧:ペリドット

硬度6半。モデルは宝石のペリドット。紙製作を担当する。黄緑色の短髪が特徴。スフェンとコンビを組んでいて、知的で落ち着いた性格。年齢は不明だが年長者で、スフェンとともに「チームセクシー」と評される。紙への情熱が熱く、引かれることもしばしば。ヘミモルファイトに憧れられている。

宝石の国のキャラ設定一覧:スフェン

硬度5。モデルは宝石のスフェン(チタン石)。緑の入り混じったオレンジのおさげが特徴。工芸意匠を担当。見回りではペリドットと組んでいる。女性的な外見に反して荒っぽい話し方をする。年齢は不明だが、ペリドットと同じく年長者。かつて組んでいたトパーズは、ペリドットの相棒だったブルーゾイサイトと共に月人にさらわれてしまった。そのため、同じ痛みを持つペリドットと意気投合した。

宝石の国のキャラ設定一覧:ウォーターメロントルマリン

硬度7半。モデルはトルマリンの一種である宝石のウォーターメロントルマリン。メロンのような緑色の髪と、ピンクの頭頂部が特徴で、愛称はメロン。穏やかな性格だが、怒ったり動揺すると電気を発する。モデルとなった実際の宝石も熱を加えると帯電する性質を持っている。ヘミモルファイトとコンビを組んでいる。

宝石の国のキャラ設定一覧:ヘミモルファイト

硬度5。モデルは宝石のヘミモルファイト。青緑色の髪にぱっつん前髪が特徴。愛称はヘミモル。ウォーターメロントルマリンと組んでいて、二人で仲良く花冠を作ったりしている。フォスより少し年上で、どの先輩を目標にするか検討している。ペリドットの「知的クール」な雰囲気に憧れている。

宝石の国のキャラ設定一覧:アンタークチサイト

硬度3。モデルは、1963年に日本の探検家が南極で発見した鉱物・アンタークチサイト。体は無色透明だが、髪の色は白く描かれている。全身を白い服に包んでいる。通常は液体状だが、気温が下がると結晶化して人型になる。そのため、通常は液体化して眠って過ごし、冬になると冬眠する宝石たちの替わりに見回りを任されている。モデルとなったアンタークチサイトも約25℃で溶けてしまう珍しい鉱物である。

愛称はアンターク。冬の見回りは金剛と二人きりで行われるが、人型化したあと金剛に抱きしめてもらうことを例年の習慣としている。金剛の記憶を失うことを恐れ、自分の破片を奪おうとする月人に激怒するなど彼を慕う気持ちが非常に強い。冬になっても眠れないフォスと共に見回りを任される。 

宝石の国のキャラ設定一覧:パパラチア

硬度9。モデルは宝石のパパラチアサファイア。オレンジレッドのふさふさした髪が特徴。年齢はイエローと同世代。生まれつき体に多数の穴が開いている体質で、適合する鉱物で塞がなければ活動できない。年々適合率の高い鉱物が少なくなり、通常は活動停止して医務室に寝かされている。ルチルとコンビを組んでおり、彼はパパラチアを目覚めさせるために医療技術を向上させた。年長組の一人で、兄貴気質。

宝石の国のキャラ設定一覧:ゴーストクォーツ

硬度7。モデルは鉱物のファントムクォーツ。銀色のショートヘアに、二箇所に部分的に長く伸びた髪を持つ。図書室管理兼、長期療養所担当。体が多層になっていて、内側の黒い宝石を「中の子」と呼ぶ。かつてはラピスラズリと組んでいたが、ラピスの頭部を付けたフォスとコンビを組むことを志願する。月人との戦闘中、フォスを助けようとしたため左腕が砕かれ体の表層部分が剥がれ落ち、月人に回収された。

存在感が薄くおっとりした性格だが、「中の子」が勝手に行動するため困っている。その反面、頼りにしているような言動も見せる。モデルとなったファントムクォーツも、水晶が成長していく過程で他の物質を中に取り込み、まるで幻影のように中身が透けて見える宝石である。

宝石の国のキャラ設定一覧:カンゴーム

硬度7。モデルは水晶の一種であるスモーキークォーツ。カンゴームは、スコットランドのカンゴーム山脈で採取されるスモーキークォーツを指す。黒い体と白い短髪が特徴。ゴーストクォーツの中にいた存在。月人との戦いによりゴーストが剥がれ落ちたため、姿を現した。

当初はゴーストがさらわれる原因を作ったフォスを殴るなど反発していたが、徐々に打ち解け合い、コンビを組むようになった。頭部を失ったフォスに、かつての相棒だったラピスラズリの頭部を提供した。

宝石の国のキャラ設定一覧:ヘリオドール

モデルはベリルの一種の宝石・ヘリオドール。物語開始より以前に月人にさらわれた。月人によって加工され、矢尻に使われた。

宝石の国のキャラ設定一覧:ラピスラズリ

硬度5。モデルは宝石のラピスラズリ。愛称はラピス。青いストレートの髪が特徴で、ところどころに含有する宝石がきらめいている。以前はゴーストとコンビを組んでおり、ゴーストの「中の子(カンゴーム)」もラピスラズリの言うことは聞いていた。高い知能と慎重な性格を持つ。片手で髪をかきあげる癖がある。

体を月人に回収され、頭部だけの状態で残されていたが、頭部を失ったフォスに接合された。フォスは自我を保ったが、ラピスラズリの卓越した頭の良さや記憶力、計算高さを受け継いだ。ユークレースからは、賢くて優しいが、自分の知的好奇心を何より優先させるような危うい所があったと評されている。フォスが目を覚ましてからは、時々夢に現れ助言を与える。

Thumb宝石の国のボルツはどんなキャラ?ダイヤモンドとの関係やかわいい魅力を紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

宝石の国に関する感想や評価は?

ここまで『宝石の国』登場キャラクターに性別はないことや、彼らの設定や硬度、性格についてご紹介した。ここからは『宝石の国』を観た視聴者から寄せられた感想を一部ご紹介する。

アニメ『宝石の国』は「面白い」「素晴らしかった」など好評な感想が多かった。また、主人公フォスが破損と修復を繰り返し心身ともに変化していくため、フォスの成長物語として楽しむ声も多く見られた。

『宝石の国』の宝石たちは性別を持たないため、放送前は「性別がないのに声を当てて平気なの?」「全員女性声優なのか」と驚く声が多かったが、放送後は声優の配役も素晴らしかったという声が多く見られた。

また、『宝石の国』の宝石たちは中性的なルックスを持つため、やはり彼らの性別について考察する感想も多かった。また、『宝石の国』のキャラクターを見てハッキリした女性または男性の性別があると考える視聴者もいたため、「性別はありませんよ」と周知するファンも見られた。

また、『宝石の国』は登場人物が月人に拉致されて脱落したり、意識不明になったり、体の一部だけ残されるなど衝撃的な展開が多いため、阿鼻叫喚の感想も多かった。

また、一期で物語が完結しなかったため、『宝石の国』の二期や劇場版公開を望む声も多かった。

宝石の国の登場人物の性別や年齢・硬度まとめ

ここまで『宝石の国』登場キャラの性別・設定・年齢・硬度・性格を一覧で解説した。『宝石の国』に登場する宝石たちには性別はなく、それは作者が「鉱物の無機質無生殖」を表現するにはいちばん「色っぽい」のでは、と判断したためだった。また、宝石たちに性別はないが、上半身は少年、下半身は少女を意識して描かれていた。

『宝石の国』の宝石たちには、それぞれモデルになった実在の宝石があり、それぞれの宝石の特徴がキャラクターに反映されていた。『宝石の国』の宝石たちは割れても内在するインクルージョンの力でつなぎ合わせることができる。不死身の体のため長寿で、最年長で約3600歳の宝石も存在する。ミステリアスで魅力的な『宝石の国』の世界を是非堪能してみてはいかがでしょうか。

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