Fateの英雄王ギルガメッシュの魅力・能力とは？かっこいい名言も紹介

Fateシリーズとは、元々はパソコン向けゲームソフトとして発表された作品です。発表と共に瞬く間に人気を集め、数々の続編やスピンオフ作品も派生していった人気シリーズです。Fateシリーズでは、願いを一つ叶えるという「聖杯」をめぐって、マスターとサーヴァントが戦いを繰り広げるという、「聖杯戦争」が描かれています。Fateシリーズには、様々な魅力的なマスターやサーヴァントが登場しています。

魅力的なサーヴァントが登場しているFateシリーズですが、ギルガメッシュもサーヴァントの一人です。ギルガメッシュは、Fateシリーズに最古の英雄王として登場しているキャラクターです。金髪に赤い目が特徴的な青年で、Fate原作ではアーチャーとして召喚されるキーキャラクターでもありました。

Fateの英雄王ギルガメッシュは、傍若無人な性格をしています。とても王らしい性格といえますが、この性格は彼の実力の現れです。Fate/staynightでは、ラスボス的な立場で登場し、主人公達を苦しめます。圧倒的な戦闘力を有しており、この自信が英雄王ギルガメッシュの威圧的な性格を作り出しているといえます。

Fateのギルガメッシュは、Fate/Zeroで描かれている第四次聖杯戦争で、遠坂時臣のサーヴァントとして召喚されました。しかし、ギルガメッシュの気高い性格の為、マスターとサーヴァントの主従関係が逆転しています。遠坂時臣の采配に不満を抱いていたギルガメッシュは、言峰綺礼に興味を移すと遠坂時臣を殺害してしまいます。

ギルガメッシュは、第四次聖杯戦争の聖杯降臨の場面でセイバーと対峙する事になります。圧倒的な力の差を見せつけるギルガメッシュでしたが、不意の攻撃で聖杯の中身を浴びてしまう事になりました。聖杯の呪詛により自我を失ってしまうはずでしたが、強靭な魂の強さを持つギルガメッシュは、逆に飲み干してしまいます。現世に留まれる身体を手に入れたギルガメッシュは、次の聖杯戦争までの10年間現世に留まる事になります。

英雄王ギルガメッシュの魅力の一つとして、子ギルが可愛いというところが挙げられます。子ギルとは、ギルガメッシュの子供の姿です。「プリズマ☆イリヤ」などに登場しています。子ギルは若返りの霊薬を使って、少年の姿まで若返ったギルガメッシュの姿です。子ギルのステータスはギルガメッシュに対しては低くなっていますが、弱点慢心がありません。また、子ギルは聖人君主な性格をしています。

子ギルは青年期の自分を「どうしてああなったのか理解できない」と嫌っています。子ギルの性格は、青年ギルガメッシュとはまるで正反対に描かれています。ギルガメッシュの金髪と赤い目はそのままに、可愛らしい顔立ちになっている子ギルは、人気のキャラクターとなっています。

ギルガメッシュの子ギルの姿は人気ですが、キャスター・ギルガメッシュも人気を集めています。キャスター・ギルガメッシュとは、ギルガメッシュのもしもの姿。キャスタークラスのギルガメッシュは、Fate/grandorderで登場しています。キャスター・ギルガメッシュは、古代都市ウルクの滅びの運命を知ったギルガメッシュが、豊富な知識や宝を執政につぎ込んだ場合の姿です。

キャスター・ギルガメッシュも、本来のギルガメッシュに比べて全く違った性格で描かれています。キャスター・ギルガメッシュは、賢王との相性を得る程、執政に取り組んでいます。また、キャスター・ギルガメッシュは、お茶目な一面も持っており、コミカルな描かれ方もしています。本来のギルガメッシュとはまた違った魅力があると、キャスター・ギルガメッシュは人気となっています。

ギルガメッシュの声優は、関智一が務めています。アニメ好きの人なら必ず名前は聞いたことがあるといえるほど、様々な人気キャラクターを演じています。その演技力には定評があり、同じ人物が演じたとは信じられないほど、異なった声色のキャラクターを演じ分けています。ギルガメッシュの声優も、キャスター・ギルガメッシュの声優も同じく関智一です。

Fateのギルガメッシュの魅力はたくさんあります。その中でも、彼の性格がよく表れている傍若無人な立ち振る舞いは、ギルガメッシュの魅力の最大のポイントです。絶対的な自信があるからこそのその振る舞いは、王の中の王というに相応しい態度です。この世のすべてのものが自分の所有物であるとも発言している、まさに傍若無人な人物です。

Fateのギルガメッシュの魅力に、とにかく強い所も挙げられます。サーヴァント達が束になってかかっても制圧されてしまう程、圧倒的な強さを誇っているキャラクターです。ステータスの高さもラスボス級ですが、その能力の凄さもギルガメッシュの強さの理由となっています。

Ｆギルガメッシュのどこか抜けている部分といえば、キャスター・ギルガメッシュです。キャスター・ギルガメッシュは本来のギルガメッシュとは全く違った性格で描かれています。コミカルな部分が強く出ているキャスター・ギルガメッシュは忙しすぎて死んでしまうなど、抜けている部分も強調されています。

Fateのギルガメッシュは各ルートで違った立ち位置になっています。そのため、様々なギルガメッシュを見ることが出来るのです。staynightでは、士郎とセイバーと対峙するラスボス的立ち位置でした。ダークヒーローとしての立ち位置でも描かれました。その一方で、ExtraCCCなどでは、ニュートラルなサーヴァントとしてのギルガメッシュが描かれています。

ギルガメッシュの能力で、彼の代名詞と言われるものが「王の財宝（ゲート・オブ・バビロン）」です。ゲート・オブ・バビロンは、生前地上のすべてのものを手中に収めたギルガメッシュが、あらゆる武器をしまってある宝物庫です。空中に無数の宝具を展開させ、雨のように打ち込むことが出来ます。もはや反則のような能力です。

ゲート・オブ・バビロンには、英雄の命を救った聖剣も収められていれば、命を奪った魔剣も収められています。ギルガメッシュのステータス自体はセイバーたちに及ばないながらも、ゲート・オブ・バビロンに収められている宝具は対英霊用であるため、最強の存在となっているのです。

Fateのギルガメッシュの能力には「天の鎖（エルキドゥ）」があります。出現範囲は全方向で四角がないという、ギルガメッシュと闘うものにとっては非常に厄介な能力です。空中に出現した鎖を自由自在に操り、敵を捕縛してしまうという強力な能力です。戦況が不利になりそうになると、この天の鎖を出現させることが多いです。

天地乖離す開闢の星（エヌマ・エリシュ）は、Fateのギルガメッシュの切り札ともいえる能力です。ギルガメッシュにとって最大出力の大技で、空間を切り裂くことが出来る剣宝具です。EXランクの対界宝具で、神造兵装で、その破壊力は群を抜いています。

ギルガメッシュは身体能力こそ高いのですが、その能力の強さは大量の宝具を打ち出すことによるごり押しによるものなので、技量は低いと言わざるを得ません。せっかく宝具を大量に宝物庫に内包していても、上手く扱うことが出来ないのです。ただ、宝具を扱うことはできなくても、ほとんどの敵を圧倒的物量で押しつぶすことが出来るので、出番はあまりないともいえます。

ギルガメッシュの能力の弱点には慢心も挙げられます。慢心はもはやギルガメッシュの一部といえる要素なのですが、慢心しているギルガメッシュは自分が認めた相手ではないと必殺の「エヌマ・エリシュ」を使用しません。この慢心が仇となって、本編では敗北してしまいました。

この名言は、絶対的な王であるギルガメッシュに最後の最後まで抗い続けるセイバーに言ったセリフです。ギルガメッシュはセイバーを認めるようになりますが、このセリフを放つギルガメッシュは特にカッコいいと評価を集めました。

この名言には、ギルガメッシュの王としての人格が良く表れています。この世のすべてを背負っていると強く自負しているギルガメッシュのその自信こそ、彼の全てを象徴しているのです。こんなにスケールの大きな名言を放つことが出来るのは、最古の英雄王ギルガメッシュだけとも言えます。

この名言は、去り際にセイバーに向けて放った言葉です。どや顔で愉しかったと言い放つギルガメッシュは、自分の認めたものにだけ興味を向けているのです。

ギルガメッシュにとって、興味のない人間は「雑種」と呼ばれ取るに足らない存在と扱われています。ギルガメッシュは地獄の中ですら生き延びられるモノに価値があると話しています。冬木大火災の炎を「あの程度の火」と言い放つドSっぷりを発揮している名言です。

この名言は、聖杯戦争を勝ち抜いてきた士郎に放った言葉です。容赦のない残酷なセリフですが、綺麗事を一切許さない厳しい王らしいセリフでもあります。誰も傷つかず幸福を保つ世界はないとも言っており、理想論だけではない、厳しい現実を思い起こさせるギルガメッシュらしい言葉です。

第四次聖杯戦争では、最強のチートキャラクターだったギルガメッシュですが、第五次聖杯戦争では、ラスボスとして倒されています。この「おのれ」を連呼する名言は、ギルガメッシュが敗北した時に放った、冷静さを失った英雄王らしからぬセリフです。最強のギルガメッシュが破れる時の印象深い名言でもあります。

士郎との戦いで敗北しそうになり、最後の最後までギルガメッシュは往生際の悪さを見せています。第五次聖杯戦争ではラスボス的な立ち位置だったギルガメッシュですが、いざ負けるとなると潔くない姿を晒しています。

この名言は、staynightで、セラとリーゼットに言い放った言葉です。ギルガメッシュにとって、人間はあくまでも下等な生物です。人間は愚かだと考えているギルガメッシュは、そんな人間たちに忠誠を誓っている彼女たちを憐れんでいるのです。

ギルガメッシュは傲慢で傍若無人な人物です。しかし、自分が心から認めた存在に対しては、敬意を表する事を忘れません。この名言は、天敵バーサーカーが自身の天の鎖を破ったことに対していった言葉です。興味がないものには容赦がありませんが、自分が認めたものにはしっかりと敬意を示すギルガメッシュの姿は、潔いと人気を呼んでいます。

ギルガメッシュは、第四次聖杯戦争で言峰綺礼と共に愉悦を求めて行動しています。この名言は言峰綺礼に対して言った名言で、ギルガメッシュの考える「愉悦」とは何かを言い表した言葉です。

Fateのギルガメッシュに対しての感想では、その圧倒的な強さと傲慢な性格、生き様がカッコいいという意見が多いです。王道のセイバールートでのギルガメッシュは、散り際までもカッコいいと評価されています。最古の英雄王としての器の大きさの伺える、スケールの大きな名言とセイバーにかけた名言がみられるセイバールートのギルガメッシュは高い人気を誇っています。

ギルガメッシュに対しての感想では、傍若無人な性格から傲慢に見えがちな行動が、実は英霊としての在り方で好きだという意見も聞かれます。ギルガメッシュは聖杯戦争にも興味を示さなかったり、人間を愚かだと見下し雑種と呼んだり、自分の愉悦の為に行動している節があります。しかし、英雄王としての生き方と信念を貫いているキャラクターだと人気を集めています。

ここでは、Fateの英雄王ギルガメッシュについてまとめてみました。ギルガメッシュには様々な魅力があり、子ギルやキャスター・ギルガメッシュなど違った一面も見せています。反則級の能力も数多く持つ最強の存在でありながら、弱点もあるという面白みに溢れたキャラクターです。是非Fateシリーズをチェックして、英雄王ギルガメッシュの活躍に注目してみてください。