フェイトfateシリーズの順番は？アニメ作品一覧と放送順・おすすめ順まとめ

今尚新作が予定されている人気作品「fate(フェイト)」シリーズ。ゲームやアニメなど幅広く展開されており、知る機会も多く、これから追いかけてみたいという人も多いのではないでしょうか？しかし一言でfate(フェイト)シリーズと言っても実にたくさんの作品が製作、公開されており、内容を知らなければどれから見ればいいのか分かりにくいのが実情です。

ゲーム、アニメ、漫画、小説などなど作品数が多いfate(フェイト)シリーズですが、アニメ作品に絞ると実はその世界観を知るという意味で観るべき作品は限られています。そして世界観やキャラクターについて一番理解しやすいのもそれぞれに多くの話数で展開され、しっかりと描かれているアニメ作品です。なのでこれからfate(フェイト)シリーズに触れてみたいのであればまずはアニメ作品から触れてみるのがおすすめです。

今回は数多いfate(フェイト)シリーズの作品群の中でもfate（フェイト）シリーズのアニメ作品に絞り、アニメ作品を一覧として放送された順番に紹介しつつ、放送された順番とは異なるfate（フェイト）シリーズのアニメを「観るべき順番」、展開される物語の背景や作品自体の背景などについて紹介していきます。

fate(フェイト)シリーズの原作は2004年に発売されたノベルゲーム「Fate/stay night」です。作り込まれた世界観とアツいストーリーが話題を集め、元々はPCゲームとしてのみ発売していましたが、家庭用ゲーム機やスマートフォンなどに移植されるなどゲーム本編も今尚広がりを見せている作品です。特にスマートフォン版は後述する「セイバールート」が無料でプレイできると話題になりました。

またその世界観とキャラクター性からノベルゲームの枠を飛び出し、本作の世界観をベースにした格闘ゲーム「Fate/unlimited codes」や、本編とは違う歴史を辿った未来を描いたRPGシリーズ「Fate/EXTRA」シリーズなど、歴代シリーズキャラが多く出演するスマホ専用RPG「Fate/Grand Order」など本来のゲームジャンルとは異なるゲームも発売、運営されています。

さらには多数のスピンオフ漫画作品、小説作品も展開され、後述するようにそれらのスピンオフ作品がアニメ化した作品も多いのがfate(フェイト)シリーズの1つの特徴となっています。それだけ幅の広い作品群だけに全ての作品を把握するのが大変だとも言われるシリーズの1つです。もちろん漫画家、小説化された作品の中にもアニメ化されていない作品も複数存在します。

fate(フェイト)シリーズのアニメのほとんどは、このPCゲーム「Fate/stay night」をピックアップする形で展開されています。原作である「Fate/stay night」は選択肢を選んで読み進めるという使用上、登場するヒロインそれぞれに焦点を絞った「ルート分岐」が行われているのが特徴で、進むルートによって同じキャラクターで異なる物語の展開が行われます。

アニメでは当然そのような分岐は出来ないので、特定のルートをメインストーリーに据えた上で他ルートで語られる一部設定などを説明するなどする形で展開、それがfate（フェイト）シリーズのアニメ作品が増える１つの要因にもなっています。ゲームでは主にそのルートで活躍するヒロインの名前から「セイバールート」「凛ルート」「桜ルート」と呼ばれる分岐が行われています。

大元の原作であるPCゲーム「Fate/stay night」を発売したTYPE-MOONのシナリオ担当者だった那須きのこさんはその後、その立場から広がり続けるfate(フェイト)シリーズに関わり続けている内に、fate(フェイト)シリーズの原作者として扱われるようになりました。以下で紹介するアニメ作品一覧のほぼ全ての作品に関わり、設定やシナリオの監修、自らシナリオを手掛ける事もあります。

視聴するべき順番を後述するようにfate(フェイト)シリーズはその世界観を理解しやすくする為、観るべき順番こそありますがその味付けはほぼ全て那須きのこさんによって行われていると言っても過言ではなく、例えどの順番で観てもシナリオや世界観を気に入る事が出来るのであれば残りの作品も間違いなく楽しむ事が出来ると言えます。長く続くシリーズだけに根幹にあるものが変わっていない珍しいアニメシリーズだと言う事が出来ます。

逆に、fate(フェイト)シリーズがここ数年は毎年ペースとかなり速い頻度で何かしら映像化されている影響もあり、fate(フェイト)シリーズ以外に新作を手掛けると言った例はほぼないものの、アニメ化が頻繁に行われる事になる2010年以前には、「428 〜封鎖された渋谷で〜」のボーナスシナリオを手掛けたりするなど他作品にも関わっていた事があります。

fate(フェイト)シリーズはアニメに限ってみても2018年現在公開予定作まで含めると全16作品が製作・放送されています。そこでまずfate(フェイト)アニメシリーズを一覧にして紹介していきます。ただ羅列では分かりにくいのでここではfate(フェイト)のアニメシリーズをいくつかの段階に区切って放送順に紹介していきます。

1. 2006年放送：Fate/stay night
2. 2011年放送：Fate/Zero（1期）
3. 2012年放送：Fate/Zero（2期）
4. 2014年放送：Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS（1期）
5. 2015年放送：Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS（2期）

fate(フェイト)の地上波アニメ作品において、本編と言える作品は上記の全3作品です。それぞれの作品がそれぞれ2クール25話前後の作品になっていますが、Fate/ZeroとFate/stay night UNLIMITED BLADE WORKSは分割2クールとしてそれぞれ年を跨いで放送されました。詳しくは後述しますが、fate(フェイト)のアニメシリーズで真っ先に観るべき作品の一覧でもあります。

また後述しますが、Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKSに関しては同名の劇場版アニメとしても公開されていますが、地上波アニメ版の方が後に作られた作品であり、これから1からfate(フェイト)シリーズを視聴するならこちらを観る方がおすすめです。

1. 2013年放送：Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
2. 2014年放送：Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ！
3. 2015年放送：Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ！
4. 2016年放送：Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!
5. 2016年放送：Fate/Grand Order -First Order-
6. 2017年放送：Fate/Apocrypha
7. 2017年放送：衛宮さんちの今日のごはん
8. 2018年放送：Fate/EXTRA Last Encore

fate（フェイト）シリーズの視聴するべき順番を分かりにくくしているのが数多く展開されているこれらのスピンオフアニメです。2013年以降、何らかの形で必ずfate(フェイト)シリーズと呼べるアニメ作品が放送されています。スピンオフなので、本編世界観やシナリオを引き継いだシリアスな物から一転してコメディー色の強い物まで多種多様な作品が揃っている一覧とも言えます。

詳しくは後述しますが、それ自体がシリーズ作となっているFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤシリーズを除けば、本編を観てある程度世界観を理解出来ているのであればどの順番で観ても楽しむ事が出来る他、作品によってはシリーズの雰囲気を掴む入門アニメとして観る事も可能です。

1. 2010年公開：Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS劇場版
2. 2017年公開：Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い劇場版
3. 2017年公開：Fate/stay night -Heaven's Feel- 第一章劇場版
4. 2019年公開予定：Fate/stay night -Heaven's Feel- 第二章劇場版
5. 公開未定：Fate/stay night -Heaven's Feel- 第三章劇場版

fate(フェイト)シリーズはこれまであまり劇場版アニメにはなっていませんでしたが、Fate/stay night -Heaven's Feel-が3部作となって一気に作品数が増えました。とは言っても、Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKSに関しては別途アニメ化もされており、そちらの方がしっかり密度の濃い話が展開されているのでこれから見る作品数としては一番少なくて済みます。

ただし公開前に放送されている本編作品、シリーズ作品を既に視聴している前提の作品がほとんどなので、時間的に短くて済むからという理由で手始めに劇場版一覧の作品から視聴するというのはおすすめできない視聴の順番になります。

放送された順番で観て行ってもfate（フェイト）シリーズを楽しむ事は出来ますが、時系列の順番に観た方がやはり作品への理解度は深まります。ここからはfate(フェイト)シリーズの作品を観るべき順番に並べ替えて一覧の中で紹介していきます。観るべき理由を紹介する上で多少ネタバレ要素も含まれますのでご了承ください。

fate（フェイト）シリーズを観る上で1番最初に観るべき作品は「Fate/stay night」ではなく「fate/zero」です。上記でも触れたように原作ゲーム「Fate/stay night」では3つのルート分岐が行われますが、「fate/zero」はそのいずれのルートでもなく10年前の物語が展開されます。fate（フェイト）シリーズの根幹にあるものが語られるストーリーでもあるので本作から観ると一番分かりやすいです。

またfate/zeroは他作品の10年前を描くという関係上、他の作品を先に観てしまうとfate/zeroのネタバレになる要素がふんだんに含まれています。世界観を理解する為には観るべき作品であるのは間違いない為、ネタバレされると観る気が無くなるという人は特にfate/zeroをシリーズ作の最初に観るのがおすすめです。

また本編と言えるシリーズの中で唯一、原作のPCゲームをそのままアニメ化した作品ではなく、スピンオフの小説作品として手掛けられた物をアニメ化した形になっています。ゲームやfate/zero以前に放送されていたアニメで断片的にのみ語られていたストーリーを集約した形で再構成した物語で、当初はあくまでもスピンオフ作品という事でしたが現在は本編作品の1つとして扱われています。

fate（フェイト）アニメ作品の一覧の中で2番目に観るべき作品が原作ゲームと同名の第1作アニメ「Fate/stay night」です。上記で触れた原作のルート分岐でいう「セイバールート」の物語が展開されます。fate（フェイト）シリーズを象徴するアツい物語で高い人気を誇る作品で、原作では必ず最初に読む事になるシナリオでもある為に、fate(フェイト)シリーズと言えば本作のシナリオが語られる事も多いです。

既にファンの人からすると別ルートである作品からおすすめする人もいますが、Fate/stay nightはアニメ一覧で観ても一番古い作品であり、どうしても他の作品に比べて演出面など、技術的な部分で見劣りする場面もあります。そういった意味合いでも徐々に作品の進化を感じ取るという意味で2番目に観る事をおすすめしたい作品です。

大元となる原作ゲームの仕様上、必ず読む事になる「セイバールート」を扱ったアニメである事、またスマホ移植版などではセイバールートのみ無料で遊べるなどという理由もあってfate(フェイト)シリーズを知っている人の中でも一番知られているシナリオを扱った作品でもあります。また上記で書いたようにあくまでも「セイバールート」を描く作品なので本作だけでは理解できない、説明されていないような世界観も複数見られます。

fate（フェイト）アニメ作品の一覧の中で3番目に観るべきなのが地上波アニメ版Fate/stay night Unlimited Blade Worksです。一度劇場版アニメにもなっていますが後に放送された地上波アニメ版の方がより深くシナリオを描けているので地上波アニメの方がおすすめです。ちなみにFate/stay night Unlimited Blade Worksは原作ゲームでいう所の「凛ルート」が展開されるアニメです。

Fate/stay nightから観て8年も経過してからアニメ化された作品という事もあってその映像美は圧倒的で、特にサーヴァントの召喚シーン、必殺技を使うシーンなどの演出には非常に力が入っている作品でもあります。fate(フェイト)シリーズの本編作品でも最後に放送されたアニメなのでシナリオ的にも演出的にもやはり最後に観るのがおすすめです。

一応分岐後の展開という意味ではFate/stay nightより先に観ても問題なく楽しめる作品である為、Fate/stay nightよりも先にFate/stay night Unlimited Blade Worksを観る事をおすすめする人がいる程に人気が高く面白い作品です。

「Fate/stay night」でセイバールート、「Fate/stay night Unlimited Blade Works」で凛ルートが描かれる中、最後まで映像化していないのが「桜ルート」でした。その桜ルートが始めてしっかり映像化されたのが劇場版アニメFate/stay night -Heaven's Feel-です。本作は3部作として描かれる事が発表されており、2018年11月現在は第1部が公開済み、2部以降は2019年以降に公開される事が発表されています。

これから映画館で放映される事になる本作を観る為にも上記の3作は先に観ておくべきです。まだ第2作公開までは時間があるので、先に1作目を観てしまうよりも他の本編作品を視聴しておいた方がスムーズに観る事が出来るという意味でこの位置付けとなっています。もし公開前に本編に追いついたのなら先に派生作品を楽しんでおく事も出来ます。

fate(フェイト)シリーズを順番に観たいと考えるなら以上の4つを順番に見れば十分です。もちろん4作目のFate/stay night -Heaven's Feel-に関しては2018年11月現在では第1作までしか公開されていない為、実際にはFate/stay night Unlimited Blade Worksまで視聴していれば世界観を理解して派生作品を楽しむと言う事は出来るようになっています。派生作品に関して詳しくは後述します。

fate(フェイト)シリーズの派生作品はそれぞれの作品だけ観てもある程度は楽しめるようになっていますが、やはり本編作品の一覧で紹介した作品を視聴して世界観をある程度把握している事を前提とした作りになっている作品も多く、視聴する順番としてはどうしても後回しになります。ここからはfate（フェイト）シリーズの中でも派生作品を一覧にしてそれぞれの作品の特徴などを紹介していきます。

fate(フェイト)のアニメ派生作品共通の特徴として、原作ゲームのメディアミックス展開として行われている、他ジャンルゲームの展開や、小説化、漫画化した作品がそれぞれのさらなるメディアミックスとしてアニメ化されているケースが非常に多くなっています。なので本編を知っているのはもちろんですが、直接の原作となった作品についても知っている事が楽しむ上でのポイントになる事も多いです。

同時にそれぞれに独立してメディアミックスされた作品である為以下で紹介する作品は一覧であって視聴をおすすめする順番ではありません。本編を観た後で視聴した方が良いというのは共通していますが、この派生作品一覧の作品であれば気になったどの順番で観ても楽しむ事が出来ます。

fate（フェイト）シリーズの派生作品一覧の中で唯一複数作品が展開されているのが「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」シリーズです。全16作品あるフェイトアニメ一覧のうち、実に5作品が本シリーズとなっています。fate（フェイト）アニメ化作品の中でも本編を除けば唯一のシリーズ展開です。元々は「Fate/stay night」を原作とした漫画作品であり、その漫画作品をアニメする形でアニメが展開されています。

fate（フェイト）シリーズの登場人物の一人、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを主人公にした作品で、本編とは世界を異なる並行世界での物語となっています。その為、本質的な性格は同様ながらもその設定には少し違いがあります。基本的には放送された順番に見れば問題ありませんが、劇場版アニメである「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」は「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」の前日譚となります。

並行世界であるとはいえ、その世界観はfate(フェイト)シリーズをしっかりと継承しているので少なくとも本編作品で世界観を掴んだ上で視聴するのがおすすめです。また並行世界の物語であるという事を前提に観なければ辻褄が合わない本編世界との違いも多いので、どちらの設定だったかを忘れないようにする必要があります。また本シリーズだけでもシリーズ作が多いのでかなり楽しめる作品です。

fate(フェイト)アニメシリーズの中でも異彩を放っているのが「衛宮さんちの今日のごはん」です。基本的に聖杯を巡るバトルファンタジーであるfate(フェイト)において聖杯戦争が起きなかった場合の平和な日常の中で、fate(フェイト)シリーズの主人公衛宮士郎が料理を振舞うというパラレルストーリーが展開されています。本作もプリズマ☆イリヤシリーズと同じく漫画化された物がアニメ化される形で展開されています。

本編の強めのシリアス展開とは一線を介している上、世界観を理解していなくてもある程度楽しめるようになっていますが、あくまでもファンアニメという印象はやはり強く、少なくともfate(フェイト)シリーズに登場するキャラクターについてはある程度知っている必要があります。裏を返せば世界観を気にする事なくキャラクターの特性を知る事が出来るので入門編としても活用できるアニメです。

fate(フェイト)アニメシリーズの中でも本編と最も繋がりが薄いと言えるのが「Fate/Apocrypha」です。元々は小説として展開されたシリーズであり、fate(フェイト)本編とは再び並行世界の物語となっています。登場するキャラクターも多くは小説オリジナルであり、一部本編から登場するキャラクターも立ち位置などが大きく変わっている等、fate(フェイト)の最低限の世界観を知っていれば観る事が出来る作品です。
 

少しネタバレしてしまうと、fate(フェイト)本編で描かれる「第5次聖杯戦争」およびfate/zeroで描かれる「第4次聖杯戦争」以前に行われている｢第3次聖杯戦争｣にてとある選択を変えた世界が舞台となっています。この選択の変更により第4次聖杯戦争などの大規模な聖杯戦争が行われず、小規模な聖杯戦争が続けられている世界という設定です。その為、当然登場人物なども異なるわけです。

「聖杯」「聖杯戦争」など重要なワードは共通ながらもこれまで描かれてきたのとは全く違う形の物語が展開されるので、「新しいfate(フェイト)」シリーズと位置づけられる事もある作品なので、本編を観て世界観が気に入ったら観てみる事をおすすめします。反面他の派生作品と違い本編のネタバレになる要素がある作品でもある為、本作を入り口としてfate(フェイト)シリーズを観るのはあまりおすすめできません。

今回紹介しているアニメシリーズはもちろん、数多くのシリーズ作品を生んでいるfate(フェイト)シリーズ。並行世界として新キャラを出す場合も多く原作から比較しても実に多くのキャラクターが追加されています。そんなfateシリーズのキャラクターが総出演するスマホRPGがFate/Grand Orderであり、Fate/Grand Order -First Order-はそのFate/Grand Orderのシナリオをアニメ化する形で製作されたアニメです。

複数のシリーズのキャラクターが登場する性質上、世界観が再構築されている上にゲーム専用の新規キャラクターも多いので他のアニメを知っているというよりもスマホRPG「Fate/Grand Order」を遊んでいるかどうかが本作を楽しめるかどうかを決定づけるポイントになっています。もちろんその世界観などは原作からの設定も多いので知っているにこした事はありません。

本編との直接的な繋がりは薄いものの、元々のゲームもアニメに関してもfate(フェイト)シリーズのシナリオを担当している那須きのこさんが担当しているので、fate(フェイト)シリーズのシナリオが面白かったと言えるのであれば間違いなく楽しむ事が出来ます。また本作のシナリオが楽しめるならfate(フェイト)シリーズは間違いなく楽しめるので試金石としてならシリーズ全体で最初に観る事をおすすめできるアニメでもあります。

こちらもゲームを原作としたアニメ作品で、大元原作のFate/stay nightの世界観を元にしたRPGシリーズ「Fate/EXTRA」シリーズを原作としたアニメです。ノベルゲームからRPGにジャンルを変更する為に「Fate/EXTRA」シリーズ用にシナリオが改変・設定の変更などが行われていましたがアニメ化に際してさらに変更などが行われています。

それらの改変・変更作業は全てスタッフとして関わる那須きのこさんの「アニメ化するに当たってベースは変えないまでも肉付けは変えなければゲームの劣化版にしかならないのではないか？」という思想の元に那須このこさん自身によって行われています。その為、原作ファンにも楽しめるアニメになっている作品と言えます。

元々の原作RPGが他の派生作品とは違って並行世界という扱いなどはしていない為、原作に登場する多くのキャラクターが登場しますがゲームでは主人公が変更されている為にその点は引き継がれています。なのでRPGシリーズとしての「Fate/EXTRA」シリーズが好きなら楽しめる作品であると同時に、派生作品の一覧の中でも一番原作に近い形の世界観をしている派生作品でもあります。

fate（フェイト）シリーズは関連作品が非常に多く、アニメ作品に限っても全作品をリスト化すると膨大な作品数がありますが、その実リメイクされている作品や派生作品も多く、これから観ようと考える人がまず観るべき本編と言える作品はそこまで多くはありません。近年fate（フェイト）のように幅広く展開されているシリーズの中では比較的踏み込みやすい作品になっています。

同時に近年では毎年のように何らかの形でfate（フェイト）シリーズに関わる作品がアニメ化されており、今後もそうなる事が予想されます。目下判明しているだけでも本編シリーズと言える劇場版アニメFate/stay night -Heaven's Feel-が残り2作公開を控えている状態です。シリーズの完結は未だに見えないのでこれからゆっくり追いかけても長い時間楽しむ事が出来ます。

いきなりシリーズ作品全部を順番に観ようと考えると大変ですが、本編だけならその数を一気に絞る事が出来るので、まずは本編一覧の作品を順番に視聴しつつ、気になった派生作品を視聴する形でもfate(フェイト)シリーズを楽しむ事ができます。その上でさらに関連作品に手を出せばいいのではないでしょうか。ぜひまずはfate（フェイト）シリーズ本編作品から触れてみてはいかがでしょうか？