2019年02月15日公開
2019年02月15日更新
ハンターハンターのカストロの念能力と強さは?ヒソカに勝てなかった理由も考察
冨樫義博による大人気漫画作品「ハンターハンター」に登場するキャラクターのカストロの念能力やその強さについて紹介していきます。さらに、天空闘技場でのヒソカとの戦闘でカストロが自身の念能力「分身」をしてもなお勝つことが出来なかった理由や「ハンターハンター」に登場するマフィアンコミュニティー最強集団である十老頭「陰獣」4人のキャラクターとの強さの比較もして紹介していきます。
目次
ハンターハンターのカストロはどんなキャラ?
ハンターハンターの天空闘技場編に登場するカストロという念能力者について考察し、紹介していきます。ハンターハンターの天空闘技場編は、ゴンやキルア、視聴者全ての方に念能力がどのようなものなのかを説明しています。そこで、今回はハンターハンターのカストロについてどのようなキャラクターなのかを紹介していきます。
カストロのプロフィール
ハンターハンターの天空闘技場編で登場するカストロは、天空闘技場の200階クラスの闘士で強化系念能力者です。過去にヒソカに戦闘で敗れ洗礼を受けたことをきっかけに、打倒ヒソカを目指し日々鍛錬に励んでいます。容姿はサラサラの長髪で、性格は打倒ヒソカを目指し日々鍛錬に励んでいることから、真面目で努力家な性格だと思われます。
天空闘技場では最もフロアマスターに近い人物であると言われていました。カストロの実力を確かめるために楽屋に忍び込もうとしたキルアに、自身の念能力「分身(ダブル)」を行いキルアの背後を取り、それもキルアに気付かれることなくやり過ごすことが出来るほどの実力の持ち主です。
カストロとヒソカの初戦
カストロは200階クラスに上がり、念能力が覚醒していないにも関わらずヒソカ戦に挑みました。ヒソカは200階クラスでは今のところ敵なしな状態であり、カストロが敵うような相手ではありません。ですがヒソカは戦闘中に「カストロはこれから強くなる見込みがある」と判断し、命を奪うことはしませんでした。カストロはこのヒソカ戦で受けた洗礼によって、念能力に目覚めました。
カストロは独学で念能力を習得
カストロはヒソカとの対戦後に念能力に目覚め、そこから打倒ヒソカだけを目標に鍛錬に励んでいました。念能力の良い師に出会えなかったのか、それともカストロ自身が独学で習得しようと思ったのかはわかりませんが、カストロはヒソカを倒すことだけを目標に独学で念能力を習得しました。
カストロは強化系に属する念能力者ですが、強化系念能力者とはとても相性が悪いとされている具現化系と操作系と放出系の複合念能力「分身(ダブル)」を日々の鍛錬によって習得しました。ですが、独学で念能力を習得してしまったために、具現化系と操作系の複合念能力の「分身(ダブル)」を自身の念能力である強化系とは非常に相性の悪いと理解する機会がなかったと思われます。
ハンターハンターのカストロの念能力・分身などを紹介
ハンターハンターのカストロの念能力について紹介していきます。ハンターハンターでは様々な念能力者やそれぞれの特殊な念能力が描かれています。その中で、今回はハンターハンターで描かれているカストロが独学で習得した3つの念能力を紹介していきます。
カストロは打倒ヒソカを目指して日々の鍛錬によって、「分身(ダブル)」「虎咬拳」「虎咬真拳」の3つを習得しました。この3つの念能力をカストロはどのように使い、どのように攻撃をするのかなどを考察し紹介していきます。
カストロの念能力①分身(ダブル)
分身(ダブル)は、もう一人の自分を作り出す具現化系、作り出されたもう一人の自分を操る操作系、さらに分身(ダブル)を自身の肉体から完全に引き離す放出系の念能力です。分身(ダブル)は念能力によって作り出されたもう一人の自分であり、ドッペルゲンガーのようなものです。この念能力によって作り出された分身(ダブル)は操作系の念能力で操ることが出来、攻撃の威力も本体と変わりません。
さらに本体と連携をとることで不意をつくことや攻撃を防ぐための盾にするなどできますが、分身(ダブル)には本人さえも気付くことが出来なかった弱点がありました。それは自信が想像する姿しか再現出来ないということです。分身(ダブル)を作り出すのにはかなりの集中力が必要なため、戦闘中に出来てしまった傷や汚れまでは再現出来ないため、相手の方が一枚上手な場合見破られてしまいます。
カストロの念能力②虎咬拳
虎咬拳は、両手を虎の爪や牙などに模して攻撃をする技のひとつです。この技は達人級にもなれば、大木さえも容易く切り裂くことが出来るようになります。虎咬拳は両手にオーラを集めればさらに威力を増大します。ですがカストロは分身(ダブル)でかなりの念を消費していたために本来ある力全てを出し切ることが出来ませんでした。
カストロ自身は強化系に属する念能力なので、強化系を極めていれば更なる力を発揮できたと思われます。作中では実際に、ゴンとキルアの師匠であるウイングも「すばらしい威力」と高評価で強化系として極めれば随一の使い手になっていたと言っています。
カストロの念能力③虎咬真拳
虎咬真拳は、分身(ダブル)と虎咬拳の合わせ技であり、カストロ独自の拳法です。分身(ダブル)で攻撃を仕掛けて、その時に出来る死角から本体のカストロが攻撃を仕掛けるという自身と分身(ダブル)のコンビネーションを生かした技になっています。
ハンターハンターのカストロと陰獣の強さを比較
ハンターハンターに登場する陰獣4人との強さの比較をしていきます。ハンターハンターではほぼ念での戦いになるので、習得した念能力の強さや相性なども勝敗に大きく関わってくると思われます。なので今回は、ハンターハンターに登場する陰獣4人とカストロの強さを比較していきます。
今回カストロと強さの比較をする陰獣とは、ハンターハンターのヨークシン編で登場する世界中のマフィアを束ねている十老頭の実行部隊です。動物の名前がコードネームになっていて、全員が念能力者の集団です。ヨークシンシティの地下競売の護衛をしていたが、盗賊の幻影旅団によって全滅させられてしまいます。
強さ比較①カストロと蛭
蛭は体内に無数の蛭を飼っており、舌先から相手の体内に植え付ける能力を持っています。ですがこの能力は相手に直接舌先を触れなければなりません。蛭はウボォーギンとの戦闘で、神経毒が効いたのを確認してから攻撃をしていることから、蛭自身の戦闘力は高くないと思われます。なのでカストロが分身(ダブル)を使い、さらに接近戦に持ち込めばカストロの方が有利だと思われます。
強さ比較②カストロと病犬
病犬は陰獣の中で最も強いと思われます。ほぼ無敵に近いウボォーギンの肉体を噛み切る強さを持ち、牙に仕込んである神経毒で少しの傷でも相手の動きを封じることが出来ます。カストロは虎咬拳や分身(ダブル)を使った虎咬真拳で接近戦に持ち込めばいい勝負になりそうですが、少しでも傷を付けられてしまえば牙の神経毒で身動きが取れなくなってしまいます。ですが、分身(ダブル)で2対1に持ち込める分有利な気もします。
強さ比較③カストロと蚯蚓
蚯蚓は相手を地中に引きずり込むことが出来る能力者です。幻影旅団の中でも最も力自慢のウボォーギンでも抜け出せない程の力を持ち得ています。ですが、地中では地上の様子を察知することが出来ないため、分身(ダブル)を使ってもう一人のカストロが攻撃をしかければ、蚯蚓に致命傷を与えることが出来ると思われるのでカストロの方が有利だと思われます。
強さ比較④カストロと豪猪
豪猪の能力は、自身の体毛を自由自在に操り鋼のように硬い針のようにしたり、柔らかいクッションのようにして攻撃を受け止めることも出来ます。ですが所詮「毛」なので、致命傷にはならないような気がします。カストロの虎咬拳は、ヒソカの腕をいとも簡単に引きちぎることが出来る程の力があるので、豪猪の体毛もろとも引きちぎることは可能な気がします。
強さ比較⑤カストロと陰獣4人
1対1での戦闘なら陰獣の4人といい勝負になると思います。ですが、ウボォーギンに陰獣4人が同時に襲い掛かったようにカストロにも4人が同時に襲い掛かってきた場合は、カストロに勝ち目は無いと思います。分身(ダブル)をしても2対4で数的にも不利です。虎咬拳は近距離戦でしか使用出来ず、4人相手がいる中で1人に虎咬拳で攻撃をしている間は隙だらけです。なので同時4人相手はカストロには勝ち目は無いと思います。
ハンターハンターのカストロがヒソカに勝てなかった理由
ハンターハンターの天空闘技場編で描かれたカストロ対ヒソカ戦でカストロが敗れてしまった理由を考察します。ハンターハンターでは念能力が最も重要となっています。ですが、念能力が使えればいいというわけではありません。そのことを踏まえて、今回はハンターハンターの天空闘技場編でカストロがなぜヒソカに勝てなかったのかを紹介していきます。
ヒソカに勝てなかった理由①容量の無駄使い
カストロは強化系に属する念能力者にも関わらず、強化系とはとても相性が悪い具現化系、操作系、放出系の念能力の高度な合わせ技である分身(ダブル)を習得しヒソカ戦へ挑みました。ですが、ヒソカに分身(ダブル)をあっさりと見破られ倒れました。ヒソカはカストロの敗因を本来の能力ではない能力に容量を使用し過ぎたことによる「容量(メモリ)の無駄遣い」と評しました。
ヒソカに勝てなかった理由②実戦での経験不足
ヒソカは百戦錬磨の使い手だが、カストロは天空闘技場という小さな土俵の闘士でしかありません。打倒ヒソカを目標に鍛錬に励んでおり、今回ヒソカと戦うまでは一度も全力を出していないとカストロは語っていました。ですがそれらの戦いは天空闘技場でのルールありの戦いであり、一度も全力で戦える状況にありつけなかったことによる「実戦での経験不足」も今回の敗因のひとつです。
ヒソカに勝てなかった理由③過去に固執
自分が倒すことが出来なかったヒソカを倒すということしか考えておらず、ヒソカに全力を出させることに固執し過ぎてしまっていました。ヒソカとの初戦ではまだ念能力に目覚めていませんでしたが、一度ヒソカに戦闘で敗れたということがカストロに大きな影響を与えたのだと思われます。
ヒソカに勝てなかった理由④ヒソカへの認識
一度戦っているにも関わらず、ヒソカの人間性や性格、戦闘スタイルなどを見誤って認識していたのも敗因のひとつです。実戦経験が極端に少ないがために、戦闘中に相手のことを冷静に観察し分析、判断することが出来なかったのだと思われます。
ハンターハンターのカストロに関する感想や評価は?
ハンターハンターに登場するカストロについてどのような評価がされているのか、ハンターハンターを見た方のカストロに関する感想などを紹介していきます。ハンターハンターを見た方はカストロをどのように評価しているのでしょうか。
天空闘技場にいたカストロさん。あの人、本当はめっちゃ強いよね?相手(ヒソカ)と能力が問題だったけど。師匠なしの独学で修行したんかな?だって師匠いたら、あんな相性の悪い能力わざわざ身につけないっしょ?
— ごれいぬ (@okinawa_hunter) April 26, 2012
カストロは独学で念能力を習得してしまったために、相性の悪い能力を習得してしまいました。「カストロは本当は強い」「師匠の教えがあればわざわざ相性の悪い能力を習得しなかった」などの感想、意見が多く見られました。
最近のヒソカの無双っぷり見てると天空闘技場で片腕落とすくらいに善戦したカストロはメモリの無駄遣いやなんやと言われてるけど実は相当強い使い手だったんじゃなかろうか
— ミルキィホームズは最高 (@ikasohmen) December 18, 2011
「ヒソカが桁外れに強い」「念能力なしでヒソカに認められた」などの評価の中に、「容量のムダ遣いと言われているが実は相当な使い手」などと、カストロを高く評価する感想が数多く見られます。ヒソカの両腕を虎咬拳や虎咬真拳で切断したこともあり、「本当は強い」と思われているようです。
ハンターハンターのカストロの強さまとめ
こちらの記事では、ハンターハンターに登場するカストロについて紹介しました。ご覧になっていかがだったでしょうか?ハンターハンターに登場するカストロの強さや念能力、天空闘技場でヒソカに敗れた原因など紹介しました。さらに、ハンターハンターに登場する陰獣4人との強さの比較をして紹介しました。
ハンターハンターに登場するカストロは、確かに実力のある念能力者でした。ですが念能力にも得手不得手がある中で、カストロ自身の能力である強化系とは相性の悪い念能力を習得してしまったために本来ある力を出し切れないという結果になってしまいました。ヒソカ戦での敗因はやはり、自身の能力を理解しきれていないということでした。
陰獣との強さの比較では、直接対決をしたわけではないので言い切れませんが、1人1人の念能力を生かした戦闘をしても近距離戦ならカストロの虎咬拳よ分身(ダブル)による虎咬真拳の方が威力が強く、圧倒的に有利だと思われます。ですが、4人同時に相手をする場合は、攻撃を防ぎきれずに身動きが取れなくなってしまい勝ち目はほぼなくなります。是非、ハンターハンターご覧になってみてください。