2019年01月15日公開
2019年10月21日更新
ドンフリークスの正体はジンの父親?強さを徹底考察【ハンターハンター】
ハンターハンターは週刊少年ジャンプで1998年14号から連載を開始した長寿漫画です。物語の中には多くの伏線が張りめぐらされており、早く先の展開を知りたい読者から大人気の漫画です。今回はドンフリークスの正体と、ジンとの父親関係、強さ、そしてゴンとの関係などといった巷でも騒がれている内容にクローズアップしてみました。記事では主にドンフリークスについて考察してみます。
目次
ドンフリークスはハンターハンターのどんなキャラ?
ドンフリークスとは、フリークス族の祖先で暗黒大陸を調査した「新世界紀行」を書いた人物です。暗黒大陸は、若い頃のネテロや、そのネテロと互角の力を誇ったジギ=ゾルディックが足を踏み入れていますが、この二人ですら「暗黒大陸は足を踏み入れただけでビビりまくるほどの世界」と表現するほどの場所です。
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そんな暗黒大陸の半分を「たった一人」でくまなく探索し、それを上巻として内地で本にした人物。それがドンフリークスなのです。「新大陸紀行」は暗黒大陸の探検記で、具体的にはメビウス湖湾岸を300年前にくまなく探検した詳細が記されています。
こちらが上巻と呼ばれている「東版」となります。その本にはドンフリークスが歩んで来た足跡がくまなく記されており、謎の大陸、暗黒大陸を知るにはなくてはならない重要な本となっています。
実はこれまでにハンター協会などはドンフリークスが執筆したとされる「新大陸紀行」の情報を元に何度も暗黒大陸に足を運んでいますが、大半は失敗に終わっています。その事を踏まえて考えても、ドンフリークスという人物がどれほど凄いかというのがよくわかります。
この真実を聞いただけで、ドンフリークスがどれほどの強者で正体は何者なのかと思う方は多く、何者なんだ?という声がたくさん上がっています。したがってドンフリークスはハンターハンター ファンの中で一番謎の多い人物としてかなり多くの考察が出ています。
ハンターハンターの作品情報
ハンターハンターとは、週刊少年ジャンプで1998年14号から連載開始し、ONE PIECEに続く二番目の長期連載になっています。作品の内容としては、主人公の少年・ゴン=フリークスがまだ見ぬ父親のジンと会うために、父親と同じ職業ハンターとなり、仲間との絆を深める様子を描いた冒険活劇です。
しかし、ハンターハンターは最初の頃は少年誌としてもふさわしいゴン少年の成長物語だったのですが、回数を重ねる度にグロテスクな描写が増え、残酷で容赦のない展開が描かれるようになっています。
作者の冨樫先生曰く「主人公を殺すつもりで描いている」との事で、特に「キメラアント編」ではこれまで以上に過激な描写が描かれました。他にもハンターハンターの世界観やキャラクターが詳細に作り込まれており、少年漫画としては重たいストーリーとなっています。
ドンフリークスは新世界紀行の著者
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「新世界紀行」というのは暗黒大陸の事が記された本です。この本を書いたのは正体不明のドンフリークスという人物で、暗黒大陸を一人で散策して書き上げたのだといいます。暗黒大陸という場所は、ネテロやジギ=ゾルディックが足を踏み入れただけで怖さに戦慄した場所であり、200年前に近代5大陸は不可侵条約を締結しています。
つまり、200年前から暗黒大陸に人類が進出する事を許さないと条約であり、それが強く浸透している為、暗黒大陸の存在すら知らない人ばかりの状態なのです。しかも人類は暗黒大陸に進出しようと149回試みましたが、渡航から戻ってこれたのはわずかに5回という結果です。
こうして暗黒大陸の事を調べると「新世界紀行」の著者というドンフリークスという人物がどれほどすごいのかがよくわかります。そして正体が知りたくなります。ちなみに「新世界紀行」は現在は上巻のみしか存在しておらず、今もまだジンが下巻を探しているといわれています。そしてそのジン本人によると、ドンフリークスは今現在もまだ「書いている途中かもしれない」との事なのです。
ドンフリークスは300年以上生きている?
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実はドンフリークスはまだ生きているのではないかという声が上がっており、ジン曰く「新世界紀行」の下巻を書いている途中なのではという情報があります。けれども200年前に暗黒大陸に足を踏み入れてはならない条約などができています。と、いうことはドンフリークスは200歳以上は生きているという事になります。どうやらドンフリークスの正体は全くわかっていないものの、300年以上生きているという噂があります。
けれども、普通の人間なら100年以上生きるのも大変です。それも暗黒大陸は人が生きれる場所ではなさそうですので、300年も生きているという事はかなり凄い事になりますし、人間ではないという見方ができます。けれどもドンフリークスの正体は人間です。フリークス一族の先祖なのでゴン達と一緒です。
では、何故ドンフリークスは300年も生きていられるのでしょうか?本当に正体は人間なのかと言いたくなります。けれど、300年生きる方法もあるのではという声もあります。
なぜなら、暗黒大陸には、不思議な長寿になれる食べ物「究極の長寿食ニトロ米」や、「不死の病ソバエ病」という普通では考えられない食べ物や病気があります。ドンフリークスがこの食べ物を食べていたり、病気にかかっている場合、300年生き続けていても不思議はないと考えられています。
ドンフリークスの正体はジンの父親?
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謎が多いために、様々な憶測が飛んでいるドンフリークスですが、どうやらジンの父親ではないかという説があるようなのです。ジンも謎の多い人物なのでその真相はまだまだ闇の中ですが、300歳という年齢の事を考えると、もしかすると父親というよりも祖父と考えた方が良いのかもしれません。それではドンフリークスがジンの父親説を下記より考えていきましょう。
ジンの父親説①名字が同じ
まずはフリークスという苗字が同じという事です。ドンフークスはファンの間では、ジンの父親ではないかという考察が沢山あります。苗字が同じというだけではすぐにドンフリークスとジンの関係が親子関係であると直結しませんが、そこに到るまでには色々な考察と情報があります。
もし父親でなかったとしてもフリークス一族の一員という事は確実なので、祖父という可能性もあります。どちらにしても「新世界紀行」という著書の作者であり、暗黒大陸を一人で調べて回り、上巻だけですが本を書いたというだけでも凄い人物なのは間違いありません。それではこれからジンの父親説がどういった経緯で出て来たのか調べてみます。
ジンの父親説②ジンの強さ
ドンフリークスがジンの父親説には、ジンの強さが関係しています。ジンですらまだまだ謎多き人物な上にあれだけ強いのですから親子関係かもという考察が出てくるのは当たり前だと思われます。
そして、ジンが猛者ばかりのハンターハンターの世界の中でもぶっ飛んで強いというのも、それがドンフリークスの息子であるという事であれば納得のいく話になります。そしてジンはゴンの事を息子と言っていますが、本当にジンの息子であるかはまだ明かされていない上に関係性は今は親子といわれていたり、兄弟ではないかといったように謎の一つとなっています。
ドンフリークスの正体はゴンの父親?
先ほどまではジンの父親がドンフリークスではないかと推測していましたが、ドンフリークスには実はゴンの父親ではないかという説もあります。その情報はゴンがもちろんフリークス一族である事が一番なのですが、実は初期でジンがくじら島のミトの元へと連れて帰った子供だからなのです。
そこで、ジンの姓を名乗らせ、ゴン=フリークスという名前がつけられているのです。ですので上記のようにジンの実の息子であるかは不明という事になります。ですが、フリークス一族だという事だけは変わりのない事実のようです。
そして実はゴンには、ゴンの正体がドンフリークスではないか?という噂もあります。どうして子供のゴンが300年生きているドンフリークスではないかという考察が出てくるのか不思議ですよね。それでは、下記からゴンが実はドンフリークスの息子なのではないか?という説に触れていきます。
ゴンの父親説①ゴンとジンが似ていない
まず、一番に言われているのが、大人に成長したゴンの姿と、父親であるはずのジンの姿が似ていないという事です。お話の中で大人に成長したゴン(ゴンさんと呼ばれている人物)は八頭身でモデルのようなムキムキマッチョな体系にも関わらず、ジンはどちらかというと愛嬌のある容姿です。漫画的な表現をすると必ず親子だからそっくりになるとは言い難いですが、それでもここまで違うものなのか?という事に色々な憶測が飛び交う要因となっています。
ゴンの父親説②ゴンの出生が不明
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ゴンの出生は不明です。くじら島にジンが赤ちゃんのゴンを連れてきた事以外は判明しておらず、例えばゴンの母親(ジンの奥さん)がどんな人物なのかは一切不明です。またジンが置いていったオーラで封じられていた「謎の箱」の本当の持ち主はドンフリークスでジンが預かっていたと考えるとどうでしょうか?
ですので、8巻でジンの顔が初めて描写された場面も実はドンフリークスが描かれていた可能性もあるのです。実際にジンと思われるキャラは普通の世界ではありえないほど大きな生物に乗っていました。こんな巨大生物は未だかつてこの生物以外にはハンターハンターに登場しておらず、暗黒大陸の生物なのではないかと言われています。
ゴンの父親説③ゴンのセリフ
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ゴンのセリフの中にも実はジンが父親である可能性が低いセリフが何度か出てきています。念が使えなくなったゴンはひとまずジンについて行く事をやめました。
その時に「やっぱりジンは父親っていうより噂に聞いていた親戚の凄い人って感じで」とミトに語っています。また、ジンの事を「名前で呼んだ方がしっくり来る気がするんだけれど」とも言っているのが引っかかるファンの方もいるようで、ゴンの父親はジンではない説が出ています。
ドンフリークスの正体はジン自身?
では、ここまでハンターハンターのキャラや背景や色々な考察を交えながらドンフリークスの正体は何者なのかという事を考えてきました。そして、その中でドンフリークスの正体に関して読者の間で噂になっている説があります。それは、ドンフリークス=ジン説です。どうやってこの結論に至ったのか、更に色々な考察をしてみましょう。
ジン説①ジンとカイトの念能力
これには、ジンカイトというパワーストーンが関係しており、その石は「創造性」「個性」「復活」を象徴するという前提があります。実はカイトは一度死んでキメラアントの女の子(メルエムの双子の妹)として転生しました。そして、ジンはコミック32巻の中でゴンに対してこんなセリフを言っています。
- 「カイトに念能力を教えたのはオレだ!!技もな!!」
- 「あいつの気狂いピエロ(クレイジースロット)にはな」
- 「ぜってー死んでたまるかって」
- 「本気で思わねーと出ねー番号があり!!アイツが生きてんなら多分そーいう事だ!」
なぜジンはカイトが生きているとわかったのだという疑問が読者の間で言われています。そこでその答えとなる考察が、ジン自身がドンの転生した姿で、自分で一度何かの原因による死から念能力を使って復活・転生を遂げているのではないかと思ったとの事です。要するにジンはカイトに教えた能力を今から使うという設定ではなく、もう既に一度使って生まれ変わり、今のジンが存在しているという考察があります。
ジン説②暗黒大陸に詳しい
ジンがドンフリークスだと言われる要因の一つに、暗黒大陸に詳しすぎるからという説があります。コミック33巻の中であまりにもジンが暗黒大陸について詳しすぎるという事が載っています。しかも国際環境許可庁が非公開や非公認としている知識にも詳しいのです。
そして不思議な事に、ネテロは若いころに2回新世界(暗黒大陸)に足を踏み入れた訳ですが、その事をジンは何故か知っていたのです。ビヨンドの2度目の暗黒大陸への渡航計画は十二支んの最年長者であるホトバイが子供の頃から始まっていた可能性があるらしいので、その頃ジンはまだ生まれていません。
実はジンは暗黒大陸編にて「実は何度も暗黒大陸に行っている」と証言しています。そしてそれは誰もが初耳です。では、そういた情報を知っているのならば、もっと前に暗黒大陸について暴露しても良さそうなものなのに、なぜその正体を明かさなかったのでしょうか?これに関する考察として「暗黒大陸が恐ろしすぎて誰にもいわなかった」という説があります。
ジンの考えとしては、暗黒大陸は人類が進出するべき場所ではなく、放置するべき場所であり、拡張する必要は無いということです。ジンはその点を心に刻み、行くだけで人類は大きな損害を受けるに違いないと身を以て実感していたからです。
本来ならば伝えるべきではない、それどころか知っておく必要もない情報であると思ったジンは何も喋らなかったのではないかといわれています。ですが、カキン王国が暗黒大陸について喋るので仕方なくジンも知っている情報を提供したと、ネットでは考察されているそうです。
そんなジンですが、あまりにも暗黒大陸への知識があるのは、正体は実はドンフリークスであり、暗黒大陸へ行って「新大陸紀行」の上巻を書きあげた後、下巻を書いている途中に何かが起きて死んでしまい、そして能力を使って生き返ったという説を考えると辻褄も合いますし、ジン=ドンフリーク説も濃厚になるのです。
ジン説③No.2に拘る理由
ジンはNo.2に拘っているといるという説があります。コミック33巻の中で執拗にパリストンからNo.2の座を奪おうとしている事から、これは何かの伏線で何らかの意味があると考える方が多いようです。コミックの中ではパリストンから権力を奪う事に意味があるのか…という事が呟かれていたようですが、これはNo.2の数値を奪うという事でジンにとては権力よりも数字に関係があるようです。
その拘りがどこから来るのかというのは、ただの考察にすぎませんが、暗黒大陸への挑戦は2度目だというプライドからきているのではないかといわれています。もちろんビヨンドも2度目なのですが、ジンも2度目の挑戦をアピールしたかったのではないかという考察が読者の間で囁かれています。
ですが、上記に書いたように実はジンは何度も暗黒大陸へと足を運んでいます。ですので、暗黒大陸への挑戦は2度目だというプライドから来ている説は今の段階では成りたたなくなってしまいます。では、どうしてNo.2に拘るのでしょうか?そのあたりもドンフリークスの正体と関係しているのかもしれません。
ジン説④ゴンのセリフ
上記でもあげたように、ゴンはジンの事を父親と思っていないであろう会話が何度か出てきます。「ジンが小さかった頃の話!」や「名前で呼んだ方がしっくりする気がするんだけれど」「やっぱりジンは父親っていうより、噂に聞いていた親戚の凄い人って感じで」などと言っている事から何となくゴンと親子というには不自然な部分があります。
ですので、もしかするとジンとゴンはドンの息子であり、兄弟ではないのか?という説もあります。
ドンフリークスの強さを考察
それでは、ここまでドンフリークスの正体などの考察をしてきましたが、ここからは強さなどを考察していきます。まだまだ謎の多すぎる人物の為、読者の間で飛び交っている噂を元に考えてみました。
ドンフリークスの強さ①一族は最強?
ハンターハンターの世界で現在一番の謎の人物とされていドンフリークスですが、「新大陸紀行」という暗黒大陸を調べて回り書かれた本の著者という事で、一族のみならず、おそらくハンターハンターの世界では最強だと思われます。そしてドンのいるフリークス一族は数ある一族の中でも最強なのではないかといわれています。
ドンフリークスの強さ②神に近い?
出典: https://ciatr.jp
ドンフリークスの強さや念力については全く情報がありませんので憶測しかできないのですが、おそらく強さとしては「神に近い強さ」だと言われています。
ドンフリークスの強さ③念能力は強化系?
ドンフリークスの念力を想像してみたのですが、ゴンと同じ一族だと考えると、隔世遺伝の事を考えて「強化系」が一番有力な候補となります。そして、特別な念についても正直全くわかっていません。ゴンはジャンケンですが、今後ドンフリークスが登場した際にどんな強化系能力を使うのか楽しみになってくる要素ですね。
ドンフリークスに関する感想や評価は?
なんだかハンターハンターがワンピースみたいになってきた。十二支んの雰囲気もワンピースっぽいし、冒険の感じもそう。さらにたぶんジンの親父かおじいちゃんか先祖のドンフリークスの名前。まあ冨樫義博がワンピースをモチーフにマンガ描いたらそりゃめっちゃおもしろいよね。
— はかせ (@hackase) June 25, 2014
あらゆる場所でやはり考察されています。皆考える事は同じようでやはりドンフリークスの正体はジンの父か祖父という風に考える方が多いようです。
てかハンターハンターのDハンターってあるじゃん?あれの著者も、ゴンの先祖じゃね?っておもう!
— りんご@相互チャンネル登録 (@applemanga513) March 12, 2015
ドンフリークスのD!
Dの意思を次ぐてきな!ワンピースやねwwけどあたってそうな気がする!
この方は0巻のハンターハンターのDハンターの事に触れています。確かにあの本の著者の正体もゴンの祖先のフリークス一族だと考えると更にお話が広がりますね。
そー言えばハンターハンター見ててジンの父親って漁に出たまま行方不明って扱いなのにジンの父親のドンフリークスが暗黒大陸重要キャラになってるよなぁ…
— 隊長 (@taityoaioria) June 5, 2017
この方はジンの父親がドンフリークスだと言っています。確かにジンの父親は漁に出たまま行方不明になっているとの事ですが、今いる世界の周りに暗黒大陸が広がっているということは、漁に出たまま行方不明というのもあながち間違ってはいないのではないでしょうか?
ハンターハンターの考察やっぱおもろい
— たくみ (@takumin_____) March 1, 2018
特にドンフリークス=ゴンの説とかなかなか
この方も色々な方のハンターハンターの考察を読まれているようです。確かに、ドンフリークスの正体は実はゴン説とかはとても読者からすると興味深い内容です。
ドンフリークスの正体まとめ
それではここまでドンフリークスの正体や強さなどをハンターハンターのキャラとあらすじを通してまとめて来ました。結局まだ本編にちゃんと登場していないキャラクターだけに、強さなども考察する事しかできませんでしたが、かなりの強さ、いや、ハンターハンターの世界で一番の強さではないかという事がかなり濃厚になりました。
他にもゴンの父親説、ジンの父親説、ドンフリークスの正体がゴンであるなど、たくさんの憶測が飛び交っています。ハンターハンターは作者の冨樫先生の体調不良などで何回も休載しては再開を繰り返しています。その長い年月の中でお話を書き続けるにはあまりにも複雑に絡み合った伏線と正体などを考える時間が必要だと思います。
ファンとしては暗黒大陸が一体どう言った場所で、ドンフリークスの正体や強さが早く知りたいところがですが、まだまだ解決しない問題のようです。正体がはっきりとわかるまでハンターハンターをまた1巻から再読するとまた新たな発見があるかもしれませんね。