2019年01月15日公開
2019年10月21日更新
ミザイストムの念能力・密室裁判(クロスゲーム)とは?名前の由来や声優は?
原作の漫画は累計発行部数7000万部を超えるほどの大人気アニメ「ハンターハンター」。この記事ではそんな「ハンターハンター」に登場する十二支んという組織の中のミザイストムの名前の由来や声を担当した声優までについてご紹介していきます。さらにはミザイストムの能力である密室裁判や系統、そしてミザイストムは裏切り者なのかについてもまとめてみました。是非最後までお楽しみください。
目次
ミザイストムはどんなキャラ?名前の由来も
漫画「ハンターハンター」は1998年より集英社で連載が開始され、現在では漫画「ワンピース」同様に週刊少年ジャンプの長期連載作品となりました。今回は、そんな漫画「ハンターハンター」に登場する十二支んという組織のメンバーであるミザイストムについてご紹介していきます。ミザイストムの名前の由来や能力の強さの紹介、また能力・密室裁判やその系統についても解説していきます。
さらにはアニメでミザイストムの声を担当している声優・大塚明夫さんの情報もご紹介していきます。さらにはミザイストムは裏切り者ではないかという読者の疑問についてもまとめてみました。その前にまずは、ミザイストムのプロフィールを解説していきます。
ミザイストムのプロフィール
ハンター協会の元会長ネテロが、才能や能力を認めた12人のハンターを「十二支ん」と名付けました。有事の際、「十二支ん」は会長ネテロに代わりハンター協会を運営する権力を持っています。また会長ネテロの遊び相手などもするので、ハンター協会の上層部に値するチームです。メンバーにはそれぞれ十二支に応じたコードネームが与えられ、メンバーによってはその動物のような服装をしたり、顔や体を整形したりしています。
ミザイストムの名前の由来
そして、そのメンバーの内の1人が今回ご紹介するミザイストムです。ミザイストムには「丑(うし)」のコードネームが与えられており、コードネームの通り服装は牛柄です。
ミザイストムは「クライムハンター」という犯罪を取り締まるハンターです。性格は正義感が強く、会長選挙で最終候補4人に選抜されたことから信頼性があることも分かります。さらには民間警備会社も経営するほど犯罪に対して厳しく取り締まるべきと考えています。その一方では、弁護士として犯罪者を守る立場でもあります。
ミルクは自分で用意
ちなみにミザイストムは、コーヒーに入れるミルクを自分で出せるようです。ミルクがどこから出るのかは不明ですが、漫画のワンシーンにもしっかりその様子が描かれています。ミザイストムは真面目そうなキャラクターなので、本当に「ミルクを出す能力」を使えるとしたら、急にギャグキャラになってしまいそうです。このくだりは本編よりも気になるとの声が多く上がっていました。
ミザイストムの念能力・密室裁判とは?
そんなミザイストムの念能力ですが、「密室裁判(クロスゲーム)」という能力であることが判明しました。ここからは作中で明らかになった能力「密室裁判(クロスゲーム)」の詳細を解説していきます。この能力は3色のカードを提示して、ミザイストムが口にした命令に反すると見えない念の檻に閉じ込め、相手の行動を制限することができます。
念能力・密室裁判①発動条件
まずは念応力・密室裁判の発動条件の詳細ですが、警告の宣言をさせなければ念応力・密室裁判を発揮できません。動こうとする相手に対して「動くな」という旨を伝え、「警告」だと宣言し、黄色の警告を意味するカードの表面(!)を提示します。その「警告」を聞かずに身動きをとろうとした場合、カードの裏面(×)を提示することで「拘束」が発動します。
この描写から、実際に発動条件が明記されている訳ではありませんがボマーのカウントダウンと同じで、警告の宣言を相手に聞かせることが発動条件で間違いないと言われています。
念能力・密室裁判②3色のカードの意味
ミザイストムは念応力・密室裁判を発動させる際に、3色(青、黄、赤色)のカードを提示して相手の行動を制限させます。ここではその3色のカードの意味を解説していきます。青色は入廷、黄色は拘束、赤色は退場を意味します。まずは青色の入廷を意味するカードですが、現時点では未登場であり詳細は不明です。 今後登場するシーンに多くの期待が寄せられています。
次に黄色の拘束を意味するカードは、念の檻のような格子状の立方体空間(「凝」で視認可能)に対象者を閉じ込め、相手の身動きを封じる事ができます。閉じ込められた者は手、足、首などは固まったままで動かせないが、話したり目を動かすなど行為は出来ます。また複数人に対して同時に使用することも可能です。 作中でミザイストムは「すぐに解けるよ」と言っており、実際にすぐに動けるようになっています。
最後に赤色の退席を意味するカードですが、ミザイストムは作中でノストラード組の男たちに対し、黄色の「拘束」のカードの後に提示し、再度「警告」をしていました。 相手が抵抗する限り何度でも行動不能にすると語ったが、詳細は不明です。
念能力・密室裁判③使用したシーン
ミザイストムが念応力・密室裁判を使用したシーンをご紹介していきます。クラピカを十二支んに勧誘するシーンで、ノストラードファミリーの下っ端たちに対して念能力・密室裁判を使っています。クラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」に少し似ている能力であると言えます。
ミザイストムの念能力・密室裁判の系統
念能力・密室裁判の詳細は明らかになりましたが、一体系統が何なのかまでミザイストムは語ってくれませんでした。ここからは、ミザイストムの念能力・密室裁判の系統を考察していきます。
密室裁判の系統①変化系?
まず考えられる系統と言えば、変化系があげられます。例えばミザイストムが「オーラの性質を硬い鉄、そして形を檻にする」ことによって相手の動きに制限をかけているのであれば、系統は変化系であること言えます。オーラを変化しただけのものは一般人には視認できないので、リンセンだけが凝で見えたというのも辻褄が合います。
しかし、ミザイストムの性格を考慮した時、変化系は当てはまらなさそうです。ミザイストムは十二支ん同士の信頼強化のために念能力を全員の前で真っ先に明かしています。変化系のヒソカを思い浮かべば一目瞭然ですが、変化系は嘘つきです。なので、ミザイストムは性格的に当てはまらないのではないかと考えられます。
ただ、ミザイストムは実はビヨンド=ネテロのスパイではないかと怪しまれてもいますので、もしそうなら一気に変化系説が濃厚になりますね。
密室裁判の系統②放出系か操作系?
次に考えられる系統として、放出系と操作系があげられます。ミザイストムの念応力・密室裁判の「相手に命令を出し、それを破った場合能力が発動する」という点は、クラピカのジャッジメントチェーンに似ています。クラピカは作中でジャッジメントチェーンは「具現化、操作、放出を全て使っている」と語っています。なので密室裁判にはクラピカと同様に放出と操作の力が必要であると想定できます。
密室裁判の系統③変化系・放出系・操作系の併用
次に考えられる系統として、変化系・放出系・操作系の併用があげられます。この場合は放出、操作の能力で相手がミザイストムの命令を破った時に密室裁判が発動し、オーラを鉄の檻に変化させ相手を拘束するという流れになります。
しかし、操作系と変化系は対極にあり互いに苦手系統と言われています。本来であれば念の精度が落ちてしまいますが「カードと命令を提示して相手が破ったら能力が発動する」という”制約”によって、変化系の精度を上げているのではないかと考えらえれます。仮にミザイストムが変化系であるならば、オーラを鉄の檻に変化させて捉えられるので、ミザイストムは操作、または放出系で、変化系も冷えようしていると考えられます。
密室裁判の系統④特質系?
最後に考えられる系統は特質系です。ミザイストムのような複雑な能力は、何でもありの「特質系」に分類されることもあります。例えばクラピカのジャッジメントチェーンは、クラピカが特質系になることで操作、放出、具現化を使えるようになったから使えるようになったため、特質系ということになります。可能性としてミザイストムが特質系であることは十分にありえますが、上記の併用説を望む声が多く見られました。
ミザイストムのアニメ声優
ここからは、アニメ「ハンターハンター」でミザイストムの声を担当した声優の大塚明夫さんについてご紹介してきます。大塚明夫さんのプロフィールや代表作をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
ミザイストムの声優は大塚明夫
独特の低い声質が特徴の大塚明夫さんは、その声質を活かしたナレーションから映画の吹き替えをはじめとして、多くのアニメ・ゲームにも出演されています。デビュー作はOVA「あいうえおアニメ 世界名作童話全集」のシルバー役です。2017年1月9日にテレビ朝日にて放映された「人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!3時間SP」で、堂々の第10位に選ばれました。
大塚明夫のプロフィール
大塚明夫(おおつかあきお)さんは1959年11月24日生まれの、日本の声優・ナレーター・俳優です。マウスプロモーションに所属しています。趣味・特技は牽引免許、空手、茨城方面なまり、二輪免許、大型免許だそうです。
大塚明夫の他の出演作
大塚明夫さんの声優としての他の出演作をご紹介していきます。まずは出演したアニメの代表作一覧です。
- 「ブラック・ジャック」シリーズ(ブラック・ジャック)
- 「バキ」(範馬勇次郎)
- 「モブサイコ100」(エクボ)
- 「僕のヒーローアカデミア」(オール・フォー・ワン)
- 「デュラララ!!」シリーズ(岸谷森厳)
- 「BLEACH」シリーズ (京楽春水)
- 「今日からマ王!」シリーズ(フォンヴォルテール卿グウェンダル)
こちらは洋画の吹き替えを担当した作品の一覧です。大塚明夫さんはアニメだけでなく多くの洋画作品で吹き替えを担当されています。
- 「沈黙の要塞」(スティーブン・セガール)
- 「スパイキッズ」シリーズ(アントニオ・バンデラス)
- 「レオン」(ジャン・レノ)
- 「風と共に去りぬ」(レッド・バトラー役)
- 「パールハーバー」(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)
- 「ナショナル・トレジャー」(ニコラス・ケイジ)
ミザイストムの裏切り者説
ここまで正義感が強く誠実な印象ばかりでしたが、実はミザイストムが裏切り者なのではないかという噂が読者たちに囁かれていました。ここからはミザイストムが裏切り者と噂されるようになった経緯や、本当にミザイストムは裏切り者なのかを解説していきます。
ミザイストムは裏切り者?
漫画「ハンターハンター」30巻の表紙には、後ろを向いて立っている十二支んのメンバーがいます。一見何の変哲もないイラストですが、よく見ると「パリストン」と「サイユウ」さけ後ろで手を組んでいます。30巻は2012年4月4日に発売されましたが、それ以来この表紙のイラストは伏線であると読者の間で噂されてきました。
「この二人が裏で手を組んでいるということを暗示しているのではないか」という仮説は読者の間でささやかれる有名な伏線の一つとも言えます。さらには「ジン」、「カンザイ」、「ミザイストム」の3人がポケットに手を入れている事を怪しむ読者も多く見られました。手の内を見せない3人なだけに何か裏があるのではないかと考えられています。その結果、ミザイストムは裏切り者なのではないかと噂されるようになりました。
ミザイストムは特別捜査権を得ているクライムハンターで、その性格は正義感が強く誠実であると考えられます。そんな彼だけに、物語が進む中で十二支んに内通者がいると判明した際に、「正義感が強いミザイストムが実は黒幕だったら面白い」という読者の意見が多く見られました。
ミザイストム裏切り者説の可能性は低い
休載期間を経て2014年に発売された週間少年ジャンプにて、十二支んの中のサイユウが内通者であることを発見するシーンが登場しました。十二支んの中に内通者がいると怪しんだクラピカが、ダウンジングの結果サイユウがクロであると言い切っています。さらに裏切り者ではないかと怪しまれていたミザイストムが同ページでシロであると言い切手いるので、ミザイストムは裏切り者ではないと言えます。
ミザイストムに関する感想や評価は?
ミザイストムに対する読者の感想や評価をご紹介していきます。正義感が強く真面目なキャラクターは賛否が分かれやすい要素ですが、ミザイストムを絶賛する声が多く見られたのでまとめてみました。
確かに。ミザイストムも十二支んでありながら初登場時全然強そうに見えませんでしたが、所々で別格さを感じさせますよね。 pic.twitter.com/4NdHMA48lD
— トラキア勢【HARU】おぢタン♪ (@SniperHARU99) November 5, 2018
ミザイストムは、初登場時にはあまり魅力を感じるキャラクターではなかったけれど、話が進む毎に魅力が増していると評判です。
ミザイストムさん人の扱い方知ってるな... クラピカが欲しがる情報をちらつかせその情報を提供する代わりのリスク(条件)を提示 その条件は自身にとってローリスクハイリターンなもの 完全に十二支ん側が物を言える立場なのに敢えて「それでも」という言葉を使う事で下に出ている
— 由貴/유키 (@yuki_qlkr) June 17, 2014
正義感が強いだけでなく頭がキレて、人の扱い方がうまいという声も見られました。交渉時の立ち振る舞いや言葉選びも絶賛されています。
ミザイストムさんはさすが十二支んの良心だと言われるだけあって、とても紳士だと思います
— 翔 (@cakeru404) November 26, 2017
さらには十二支んの良心だと言われているミザイストムの紳士的な態度を絶賛する声も見られました。
ミザイストムの念能力・密室裁判まとめ
この記事では大人気アニメ「ハンターハンター」の登場人物・十二支んのミザイストムについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ミザイストムのプロフィールから、念能力・密室裁判の詳細や系統、そして裏切り者という噂の検証まで盛りだくさんの情報をお届けしました。
「ハンターハンター」は長い間読者に愛されてきた漫画で、単行本の表紙などの至る所に隠されている伏線を見返しながら、考察すればするほど楽しめると評判の作品です。まだ明かされていない念応力の系統や、今後のストーリー展開など考察することが盛りだくさんです。この記事を読んで興味が出た方は、ぜひ原作やアニメをチェックしてみてください!