東京グール（東京喰種）のスケアクロウの正体はヒデ？目的や強さを考察

東京喰種のタイトルの喰種とは、人と同じ顔や姿をしておりますが、食べ物は人が食する物とは違い人間を捕食して生きています。生きてる人を襲って食事をする目的の喰種や自殺者などの死人を食べる喰種。そして片親が喰種または人の半喰種の種族もいます。そして人も捕食されるだけでなく、喰種を狩る目的を持つ組織が存在し、更に喰種や人の組織の中では謎の目的で行動する者達もおります。複数の思惑するなか物語は出来ています。

東京グールは漫画や小説・アニメ・実写映画・ゲームと多数のジャンルで作られております。東京グール（第一期）東京グールJACK（番外編）東京グールJOKER（番外編）東京グールre（第二期）と作られております。時系列ではJACKが1番始めの物語なのですが、東京グールを知っている前提で作られておりますので、東京グールからみられる事をおススメします。東京グールJOKERは東京グールre後に見られる事をおススメします。

東京喰種JACKの主人公は無敗捜査官の有馬貴将です。そして有馬とは正反対の性格である富良大志と友となる切っ掛けも分かります。そして有馬の出自は白日庭で和修家（喰種の家系）の分家であり人工的に半人間として作られた事実や有馬が自害したのは既に半人間のリスクで老化スピードが速く既に寿命が残りわずかという状況での自害だと分かります。何故ハイセとしてカネキを生かしたかもこの物語をみると分かりやすいかもしれません。

東京喰種JOKERは東京喰種reのその後の未来版の話で主人公は、鈴屋汁造と阿原半兵衛のコンビの話です。鈴屋汁造は東京喰種reの時は二等捜査官で問題児でしたが、JOKERでは上等捜査官となり阿原半兵衛は二等捜査官となりCCG13区支部に努めています。喰種の犯罪があり、殺し方が綺麗で無駄の無い所から「スカルマスク」が事件の頭と汁造は確信し半兵衛と解決する物語です。汁造ファンの方におススメの作品です。

人間社会に紛れ人を捕食する喰種が蔓延する東京で、主人公のカネキはリゼという女性に好意を寄せていました。しかしリゼは大喰い喰種と異名を持つ者でした。リゼは捕食目的にデートをし襲われ瀕死となりますが、運よく鉄骨がリゼに落下し捕食から免れます。瀕死のカネキの治療にリゼの臓器を移植した事によりカネキは「半喰種」となってしまいます。人の心を捨てずに喰種として生きていく苦悩や戦いながら道を切り開いていきます。

スケアクロウは第二期の東京グールreで登場する新キャラクターです。見た目は「畑のかかし」そのものの姿をしております。帽子をかぶり「へのへのもへじ」の文字の書かれた袋が顔で着物を着ております。その見た目から強さは「オズの魔法使い」に出てくる「知恵の無いかかし」の様に強さなど感じられない頼りないイメージをしておりますが、重要なポイント場所には謎の行動をしている謎多きキャラクターです。

東京グールre漫画17話でスケアクロウは初登場します。「オークション掃討作戦」では、佐々木琲世（ハイセ）と言う名で記憶を無くしたカネキがCCGの隊員として人間オークションに潜入しています。会場の観客席でスケアクロウは人間を物色するのではなく他の何かを物色しているかの様に見えます。喰種レートCの弱い野良喰種スケアクロウが、何故人間オークション居るのか目的は他にあり目的が分かれば正体も分かるのではないでしょうか。

アニメのスケアクロウの初登場は、東京グールreの6話に登場します。漫画と同じく記憶を無くした主人公カネキがハイセとなってCCGの隊員として「オークション掃討作戦」に潜入している人間オークションで登場しますが、登場シーンが漫画とは違いオークション会場の観客席ではなく、モニター放送席な様な所に入っていくシーンで登場し、カネキを偶然なのか又は目的あっての意図的な行動なのかカネキを助かる切っ掛けを作ります。

スケアクロウはセリフが記号の様に書かれており謎の言語として理解されないものが多く、スケッチブックに書いてコミュニケーションをとっています。顔は袋の被り物をし首は縄で縛っているので、声がくぐもっているのも原因の一つとは思いますが、大きな話せない原因はスケアクロウの正体と深いかかわりがあります。つまり口や声帯に問題がある人物がスケアクロウの正体と言えます。顔を出せず話せない事でヒデ説が浮上しました。

英語で「かかし」の事をスケアクロウと言います。アメリカでの意味は、「みすぼらしい人」「痩せ衰えた人」を表します。スケアクロウの顔や姿そのものが畑に居る「へのへのもへじの案山子」に似てます。そして首には縄で首を絞めてる姿はタロットカードの「つるされた男」にも似ています。タロットカードの占いの意味は献身（正位置）犠牲（逆位置）です。これはスケアクロウの正体を知る上で重要なキーワードになると言えます。

スケアクロウのレートは見た目がへのへのもへじ顔の案山子姿からCレートの野良喰種と認識されております。Cレートの野良喰種とは、喰種としての能力は使えませんが普通の人間と同じ食事もでき身体能力も通常の人間よりは優れてます。しかし寿命は通常の人間や喰種とは違い短命喰種になります。そのため脅威の存在とは思われておらず無害対象とされて居るので能力や所属する組織など詮索される事もない為に本当の強さは不明です。

スケアクロウの行動は単独隠密行動に見えます。物語に重要なポイントの所に必ず潜入しております。しかしその動きからスケアクロウがどこかに所属している様には見えません。個人として潜入し情報を集め時には、主人公を助けたり亜門を助けたりと喰種側とも人間側とも判断がつかない謎だらけの行動をします。しかし謎の行動の目的は危険を冒しても最終的に主人公を助ける為の様に見えると話題になりました。

スケアクロウの声優は、東京グールre公式HPにも紹介されたおりません。発生が上手く出来ず謎の言語の様な言葉では伝わらないので主にスケッチブックに書いてコミュニケーションをとっていました。その為、スケアクロウには声優が居らず機械音声なのかとも言われてますが、後にスケアクロウの正体がヒデと判明されましたので、ヒデの声優をされている豊永利行氏がされていたのかと思われます。画像は豊永氏を載せております。

顔を隠す理由のあるスケアクロウの正体について3つの説がありました。亜門説や万丈説とありましたが、一番たかい可能性を持っていたのは主人公カネキの親友ヒデこと永近秀良です。陰から見守りながら主人公の危機には己の危険を冒しながらも手助けをする行動は親友ヒデの自己犠牲の数々の行動と共通し最もスケアクロウの正体として濃厚です。

ヒデこと永近英良は、主人公カネキの無二の親友です。小学生の時にヒデから「俺と友達になってくんない？」と話しかけてからの付き合いです。カネキとは正反対な性格で人付き合いも良く活発な性格です。しかし大雑把なヒデには人並み外れた洞察力と情報収集の上手い能力を持っています。その為CCG局に認められ局員補佐のアルバイトをしますが、全てはカネキの為に自己犠牲を厭わない強い思いを持つ人物です。

スケアクロウの正体の３つ説に上がった亜門と万丈説が消えた事によりヒデ説が高くなりました。亜門説が消えた理由はスケアクロウ登場後にフードを被っている人物が亜門と判明し更にスケアクロウが亜門と会った事で亜門説が消えました。そしてSレート以上の強さを持つ喰種が多い中スケアクロウの弱さが万丈の弱さと重なりヒナミの呟きで万丈説が生まれましたが、コクリア侵入で万丈が登場し万丈説も消え残る説はヒデだけです。

漫画やアニメでもヒデは死んだ様な描写や設定をされていますが死んだとは言えないと状態です。漫画ではカネキを助ける為に自分を食べろと言い気付くとカネキの怪我は治りカネキも口の中に甘い血の味がしたと言いますが、ヒデの死んだ痕跡の血などは描写されておらず、ほんの一部を食べたとも考えられます。アニメではヒデは大量出血をして気を失いカネキと有馬の対面時にヒデは地面に置かれますがハッキリ死んだかは分かりません。

東京グールre138話でCCGの時のカネキの上司ウリエと黒磐が大ピンチの時に、スケアクロウと丸手そして生死不明だった和修と共に現れます。その時に顔こそは見せませんでしたが、スケアクロウはスケッチブックに自分はヒデと名乗りウリエに力を貸してくれと伝えます。これまで謎だったスケアクロウの正体がここで自ら名乗りを上げた事でヒデがスケアクロウと確定しました。

東京グールre164話で主人公とヒデが再開を果たした時に、カネキが「自分がやったことを見たい」とヒデに言います。ヒデはカネキの決意を受け入れ顔半分しか見せなかったマスクを外します。鼻のしたから首元までカネキの為に捧げて骨がむき身になっていました。しかしヒデの瞳は真っ直ぐカネキを見つめその瞳には一点の曇りもない清らかなものでした。カネキの為に失っても後悔のない意志の強さを感じるヒデの顔でした。

ヒデの強さの原点はどこから生まれているのか、顔を食われても揺るがないカネキへの想いの強さはスケアクロウの謎の行動からも強く感じられます。スケアクロウとして顔を隠しての行動やヒデの強さの原点は全てカネキの為だったと思われます。ここではスケアクロウの目的や行動がどの様にカネキの為だったかと何故ヒデはスケアクロウの姿で居たかを分かりやすく紹介いたします。

スケアクロウの目的は主人公カネキを陰から見守りカネキに起こりうる危険性を推測し情報収集し、陰からカネキをサポートする事だったと言えます。何故スケアクロウがカネキの為に自らを危険を起こしてもそして身を犠牲にしても守ろうとするかはスケアクロウの正体がヒデだったという事で納得されると思います。何故ならヒデは自らを犠牲にしてもカネキを守る強い意志があるからです。

顔を隠しスケアクロウの姿でいる事によって、正体もバレずにCレートの野良喰種としか思われず下手な詮索もされないで済みました。更にCレートの野良喰種に戦闘能力は期待されない為見逃され、本来の戦闘能力などを発揮する必要がないポジションで、隠密に目的を遂行させる為に顔を隠していたと思います。特にヒデは和修家から追われてい居たのでスケアクロウの姿でバレずに自由に活動できる一番の隠れ蓑に出来たと言えます。

「オークション掃討作戦」遂行に来ている主人公カネキを心配し、オークション会場に潜入し主人公カネキ（この時は記憶を失いハイセと呼ばれている）を助けてくれそうな人たちを見定めていた様です。そして実際主人公の危機を放送室で、滝澤の笑い声とやられてる主人公の悲鳴を大々的に放送して主人公の危機を館内に居るウタや才子ヒナミ達に知らせる行動をしています。

流島ではスケアクロウの姿で保険があるか見定めに行ってました。保険とはカネキに万が一の事態に備えての事です。実際にカネキは旧多によって竜にされてしまいクインクスではお手上げ状態。その時ヒデは「専門家に聞いてみますっか」と案を出します。ヒデは保険として竜の専門家を既に見つけていました。専門家とは嘉納の事でしたが亡くなっています。しかし助手貴未なら竜について何か知っているだろうと保険をかけていました。

148話では、CCGの知行博士の技術によってカネキに鼻から首にかけて食べられ口元もむき身で声をしっかりと発生出来なかったのが、「会話できる設備」が整いようやく喉に装置をつける事により話せる様になりました。しかしスケアクロウの姿では袋を被っているのでハッキリと言葉が聞こえません。ヒデの姿になってからは布で鼻から喉元を隠してますが、しっかりと会話が出来る様になりました。

東京グールreの主人公カネキは記憶を失いCCGの隊員となっており自分の名前は佐々木琲世（ハイセ）と思いこまされていました。その事を既にヒデは知っていたからカネキの前に現れなかったのではないでしょうか。カネキの好きな小説家のサインサイン会場に行き、主人公カネキのフルネームで書いて貰いそのサインと本を記憶の無くしたカネキにプレゼントとして送ったりなどして彼の記憶が戻る事を願っていたのかもしれません。

アメリカの映画で、正反対な性格の男二人が偶然ヒッチハイクで出会います。友情を深め人生のかけがえのない存在となり共に二人で生きていこういうロードムービーです。この映画のスケアクロウは「みすぼらしい人」「笑われ者」といった意味で使われています。この映画と東京グールのスケアクロウの関連を思わせるのは、正反対の性格の男二人が友情を深め掛けがえのない存在として共に同じ道を歩む姿なのかもしれません。

東京喰種reの最終回では、スケアクロウの正体はヒデと確定し竜と化した主人公カネキを救うためにCCG～TSCの経験を活かして「協同戦線」の交渉をし無事に竜の中に取り込まれたカネキを救出します。そしてカネキと再会を果たします。更にヒデの過去などその後の二人も描かれています。ヒデの過去に何があってヒデにとってカネキとの出会いはどの様な意味があったのか等が窺われます。

ヒデの父親は喰種捜査官だった事が判明します。ヒデの情報収集や隠密活動そして分析能力の高さや強さは父親ゆずりかと思われます。ヒデが小学生の時に父親は亡くなってしまい施設で暮らして居たようです。養父に引き取られその後に主人公カネキと出会います。そしてヒデから積極的にカネキに友達になろうと行動をし、今お互いに唯一無二の親友となりました。

幼少期父親が亡くなった時に施設に入るという事は、母親が既に居なかった事になります。ヒデの謎に「喰種説」「半人間説」が有りました。喰種説は未だに回復されていない顔で喰種説は消えました。しかし母親が喰種なら「半人間」と考えが浮かびましたが、逆に触れてない事が「半人間説」はないと考えられます。父親の話はヒデの能力やヒデが既に喰種を知っていた等の疑問に対する回答と考えられます。

最終回では6年後の事が描かれてました。カネキの家（トーカと子供に四方叔父さんが一緒に住んでる）にヒデと仲間たちが訪れる平和なシーンが描かれています。そしてヒデの顔も治療のおかげで隠す範囲がマスク程度まで良くなっています。

首は綺麗に治ってました。今後のヒデは、カネキ達と共に生きていける平和な世界を目的として生きていくのではないでしょうか。とても絆の強さを感じる物語で良い締め括りで嬉しかったというファンも多かったようです。

東京グールの読者の皆様はスケアクロウについてどの様に思われていたのか、スケアクロウの目的は何なのか分からない謎の行動や強さの感じられないCレートの野良喰種としてのスケアクロウに対する評価はどの様にされていたのか、またスケアクロウの正体がヒデと確定してからのスケアクロウへの感想や評価をまとめてみました。

スケアクロウは何時も何を話しているのか分からないのは何か重要な事を表しているのか。顔の「へのへのもへじ」で顔無しのイメージが強く、スケアクロウはピエロの王の分離赫子なのか。顔を隠しているピエロの仮面の集団の王なのではと考えられていた方々も居られました。重要な所で出現するスケアクロウの存在は、この物語にとってカギとなる存在と高く評価されていました。

正体がヒデと確定してからの読者の皆様のスケアクロウの謎の行動や強さとなる隠密捜査や情報収集の高さは、ヒデという事で納得され解析や感想が多かったです。謎の行動は、ヒデと知る事によりスケアクロウの目的がハッキリとし、CCGの動きやカネキ達の事に詳しく常に先を読む事が出来たスケアクロウに納得されていました。更に和修から追わる中でもカネキの為に野良喰種に変装して見守るカネキへの強い想いに感動されていました。

東京グールの主人公にとって重要な存在は親友ヒデと言えるでしょう。主人公カネキが人間性を捨てそうになった時や失望のどん底に落ちた時も常にヒデの存在に救われていました。心の中には常にヒデがおり語り掛け助けてくれる存在が死んだままは悲しいと思われていた方々も多かったと思います。東京グールreに現れた謎のスケアクロウ「ヒデ生存説」が生まれ正体がヒデと判明した事により読者の心も救われたと思います。