暗殺教室の千葉龍之介の特技・特徴は？速水凛香との恋愛関係も考察

「暗殺教室」は、「週刊少年ジャンプ」で2012年～2016年に連載された松井優征先生の漫画です。ストーリーは、学校の落ちこぼれクラス・3年E組の生徒たちが、1年後の地球破壊を予言する超生物にしてクラスの担任「殺せんせー」を暗殺すべく奮闘するというもの。生徒たちは暗殺や殺せんせーの授業を通して様々なことを学びます。「暗殺教室」という怖そうなタイトルに反して、とてもハートフルな生徒たちの成長物語です。

画像は「暗殺教室」1巻のもの。全21巻で完結しています。「暗殺教室」は2015年にアニメ化されました。漫画版とアニメ版がほぼ同時期、同内容で終わりを迎えるという、ジャンプ漫画では異例のメディア展開がなされたことでも話題に。さらにはHey! Say! JUMPの山田涼介さん主演で実写映画化もされました。実写映画版は前後編で公開されており、画像は後編（卒業編）のDVDパッケージのものです。

千葉龍之介は、暗殺教室こと3年E組の生徒の一人。「暗殺教室」の作中では目立たないように見えますが、そのルックスから人気を集めている千葉。千葉の特技や特徴、気になる速水との恋愛関係など、画像を交えながらそのすべてを紹介します！

千葉龍之介は、暗殺教室こと3年E組15番の男子生徒のひとり。アニメ版の声優は、「とらドラ！」の主人公・高須竜児や「一週間フレンズ。」の井上を演じた間島淳司さん。実写映画版は大岡拓海さんが演じています。

次に千葉の基本プロフィールを見てみましょう。誕生日は5月20日、身長は172㎝、体重は58㎏。「暗殺教室」のクラス内での身長は平均的で、やや細身といったところでしょうか。得意教科は数学、苦手科目は生物。特に空間図形の問題が得意なようで、2学期期末には得意な数学はクラス2位、全体成績は学年で9位と好成績を収めています。好きな食べ物は固ゆで卵とのこと。

千葉の特徴といえば、目を覆い隠すほどの前髪。前髪の奥はクラスの誰も見たことがなく、謎に包まれているとか。実は目力が強く、それを気にして隠しているそう。夏休みの暗殺合宿の肝試しでは、同様した殺せんせーに「目がない！」と怖がられていますが、目を出した方が驚かれてしまうのかも知れません。千葉の最大の特徴は、長い前髪でなく、実はその奥に隠された目なのではないでしょうか。

そんな謎に包まれた千葉の目ですが、作中で全く描かれていないわけではなく、集中して銃を撃つシーンなどでは見えることも。画像は夏休みの暗殺合宿で殺し屋・ガストロとの戦いで、ターゲットに狙いを定めて撃とうとしているときのものです。貴重な千葉の“目がある”シーンの画像をご覧ください。

千葉の特技は射撃。射撃の成績は男子で一番です。特に得意とするのは遠距離射撃。遠い場所や不安定な場所から正確に撃って見せる腕前は相当なもので、暗殺や演習では毎回といっていいほど大活躍しています。夏休みの暗殺合宿では、すんでのところで外したものの、殺せんせーを追い詰めました。実は正確な射撃の秘密は前髪。髪の毛を区切って照準器代わりにしているとか。特徴的な髪形が思わぬところで役に立ったようです。

暗殺教室である3年E組で活躍する特技は射撃ですが、千葉のもう一つの特技は三角測量。三角測量を特技にする中学生はなかなかいませんが、彼の将来の夢は建築士だそう。それなら納得もできます。E組全員で保育施設「わかばパーク」を手伝う回では、施設のリフォームの設計図面の作成を千葉が担当。その結果、以前よりも空間を有効活用した上、強度も増すという劇的変化を遂げました。

速水凛香は、「暗殺教室」の生徒のひとり。出席番号19番の女子生徒です。キツめのつり目にツインテールがトレードマーク。クールな性格で、クラスメイト（主に男子）からは「ツンデレ」と評されることも。半面、猫には目がないらしく、満面の笑みでほおずりする姿を殺せんせーに激写されています。アニメ版の声優は「school days」西園寺世界などを演じる河原木志穂さん。映画版は田中日南乃さんが演じています。

速水の特技は千葉と同じく射撃。射撃成績は女子でトップです。千葉が遠距離射撃を得意とするのに対し、速水は手先の器用さと動体視力のバランスがよく、動く標的を仕留めることに長けています。その身体能力はすさまじく、細い木の枝から射撃を行うことも。クラスの2大スナイパーであることから、特に暗殺関係では一緒に行動することが多いようです。

千葉も速水も、言い訳をしない芯の強さを持つ半面、なかなか感情が顔に出ません。二人とも、言葉より行動で示して見せるタイプです。そこが「仕事人コンビ」といわれる所以。しかし、それがゆえに「何を考えているかわからない」と、親から理解されないこともありました。射撃の成績以外にも、似たところのある二人なのです。

夏休みの暗殺合宿では、二人はその射撃の腕から殺せんせー暗殺の要を担っていたにもかかわらず、本番への緊張から失敗してしまいます。一旦は落ち込みますが、直後のガストロ戦では、「自分一人でやらなきゃいけない」と気負わずに、仲間と一緒に戦うことを殺せんせーから教わります。画像はガストロに勝った瞬間の二人。信頼できる仲間と協力して勝ったことで自信をつけた二人は良い表情です。

そんな似た者同士の千葉と速水ですが、気になるのはその関係です。「暗殺教室」のクラス内でも話題になっているそう。お互い、恋愛感情はあるのでしょうか？

寡黙な千葉とクールな速水という口数の少ない二人なので、「暗殺教室」の作中での会話も多くはありません。しかし、夏休みの暗殺合宿の最終日の肝試しでペアになっていたり、夏祭りで一緒に射的を楽しんでいたりと、暗殺関係以外でも一緒にいる姿は多く描かれています。射撃が得意な二人は射的屋さんの景品を取りつくして出禁になりました。画像は「調子に乗った」と落ち込む二人。クールな二人の貴重で意外な描写です。

ファンブック「暗殺教室 公式キャラクターブック 名簿の時間」ではなんと、2回ほど二人で出かけたことが明かされています。どちらから誘ったのか、どこに行ったのかが気になるところです。ちなみに、二人で出かけたものの会話は続かなかったそう。そこはやはり中学生。年相応な一面が見えました。

「暗殺教室」原作第159話、アニメ第20話の「バレンタインの時間」では、何人かの恋愛方面での想いが明らかになりました。中学生らしい非常に甘酸っぱい回になっています。そんなバレンタイン回で、速水も千葉にチョコを渡す様子が描写されています。

しかし、その渡し方はとても独特。粒チョコを弾にして銃を撃ち、的に当たったらチョコを全部あげると約束していたらしく、見事に命中させた千葉はチョコをGETしました。なんとも「仕事人」コンビらしいチョコの渡し方ですが、こっそり覗き見していた茅野にも「本命か義理かもわかんない」と言われる始末。茅野と一緒に覗き見ていた中村の言葉を借りるなら、「二人の射程距離は独特」です。

速水はチョコを渡すときに「尊敬してる。これからもよろしくね。」と一言添えています。いつも一緒に暗殺教室で殺せんせーを殺ってきた同士としての言葉かもしれませんが、少なくとも、ただのクラスメイト以上の感情はあるように見えます。

そもそも、二人は中学生。チョコを渡すという行為自体が特別なはず。なんとも思っていない相手にはあげないのではないでしょうか。今はお互い尊敬する「仕事人コンビ」でも、これから恋愛に発展する余地は十分にあると言えるでしょう。

目立たないように見えて、遠距離スナイプという特技を持ち、特に暗殺においては第一線で活躍する千葉。普通の教室では発見されることのない、「暗殺教室」ならではの特技です。その素晴らしい射撃能力の高さは、建築士を目指していたことから培われたであろう空間把握能力と、彼最大の特徴である前髪から来ていました。

こうして見ると、千葉の特技、特徴がすべて繋がっていることがわかります。このキャラクターの作りこみ具合は、さすが「暗殺教室」の生みの親・松井先生です。

中学生らしい初々しい恋愛描写が豊富にあるのも、「暗殺教室」の魅力のひとつ。千葉と速水の関係は、まだ恋愛関係に発展はしていないものの、これからそうなる可能性は大いにあり得ます。「暗殺教室」の連載・放送は終わってしまったので、公式には明かされず終いだった二人の関係。どうなったのか気になるところです。

いかがだったでしょうか？「暗殺教室」の千葉の特徴や特技、速水との関係の考察をご紹介しました。キャラクター設定、物語の伏線の練りこみ具合が素晴らしい「暗殺教室」。千葉の魅力もまだまだたくさんあるはずです。ぜひ探してみてください。