ISLANDアニメ版のネタバレ考察と解説！原作ゲームとの違いとラストの結末は？

「ISLAND」は2016年に発売されたWindows用のゲームソフトだ。その後、プレイステーション用のソフトも販売され、アニメ化された。そんなISLANDのアニメ版のあらすじを、ネタバレ考察、解説も合わせて紹介していく。特に、ゲーム版とアニメ版のラストが違うと言われている理由や、本当にラストが違っているのかもネタバレ解説。魅力的なキャラクターとラストでわかる衝撃の事実など目が離せないあらすじにも注目だ。

ISLANDはの原作はゲーム。ゲームの人気が高かったのでアニメ化された作品だ。ネタバレになるが、ゲーム版とアニメ版ではラストなど少し違う点もあるようで、ゲーム版をした人も楽しめる作品になっている。ISLANDの世界は過去や未来、時空を超えるというような話の展開になっているのだが、本当の時間軸はどこにあるのか、が大きな焦点になってくる。ISLANDはかわいいキャラクターが出てくることでも有名だ。

ネタバレになってしまうが、話の流れを簡単に解説。ある日浦島に漂流した一人の男性。その人物は記憶を失っていたのだが、未来から来たという記憶が残っていた。そして自分の宿命はある少女を助けること。あいまいな自分の記憶を探りつつ、浦島に隠された秘密を解き明かしていく、そんなストーリーである。ネタバレ含むあらすじの詳しい解説は後ほど紹介していく。

ISLANDの主人公。浦島に漂流した彼は記憶を失っていた。しかし、自分が未来からきたこと、そしてある少女を助けることだけが自分に課せられた使命だと言う。浦島にいる人々と共に、自分の記憶を取り戻そうとするのだが、なかなか記憶は戻らない。浦島に伝わるある伝説に、自分を重ねており、何か大きな役目があると信じている。

ISLANDのヒロインの一人。日に当たると皮膚が溶けるという煤紋病を発症してしまうと怯えて、夜にしか外に出ることはなく、朝から夕方までに睡眠をとる生活をしている。彼女の目の前に突然、記憶を失った切那が現れ、彼女の生活は一変していく。切那は次第に凛音を愛おしいと思うようになるのだが、その思いにはある特別な理由が隠されていた。

ISLANDのヒロインの一人であり、浦島御三家の一つである伽藍堂家の唯一の跡取り。彼女は小さい頃に両親を火事で無くしており、一人ぼっちで生きていた。しかし、その火事は放火によるものだろうという仮説を立てている。彼女は過去にタイムスリップして、火事を防ぎたいと思っており、不思議な浦島伝説の謎を解決していくのだった。

ISLANDのヒロインの一人である夏蓮は紗羅と同じく浦島御三家の一人。彼女の母は小さい頃に夏蓮を捨てて本土に行ってしまった。どうしても母に会いたい夏蓮は、浦島から出て行こうと機会を見計らっていたのだった。彼女は男勝りな性格でサバサバしているのだが、本当は心優しくて、誰よりも常識のある人間なのである。

ISLANDで謎に満ちた人物。彼女は御原凛音の母親であるが、重大な秘密を抱えている。凛音と同じ病で日中は外に出歩かない。そして、彼女はほとんど言葉を発さず、いつも紙に文字を書いて切那と会話をしている。彼女はあまり話さない理由、彼女の持つ過去、そして彼女に待ち受ける結末とは一体。

ISLANDで重要な役割である第二の切那という人物。彼は凛音と恋人関係にあった人物。ある日彼は凛音と共に暴龍島に漂流してしまう。そして凛音を助けるために必死になっていると、その島である装置を見つけた。そのおかげで凛音は助かることができたのだが、彼はその場で亡くなってしまうのだった。

ISLANDの時間軸で途中から出てくる人物。御原凛音と全く同じ名前であるが、別人である。文明に関心をもっており、常になにかを発明したり機械いじりをしている。切那に思いを寄せている。明るく人懐っこい性格をしている。

ISLANDの時間軸で途中から出てくる人物。伽藍堂紗羅と全く同じ名前であるが、別人である。彼女は協会のシスターであり、祭司の娘。非常に優しい人物で、札を持っていない人々にも食料を与えたり優しく接するなど、全ての人を平等に扱おうとしている。

ISLANDの時間軸で途中から出てくる人物。枢都夏蓮と全く同じ名前であるが、別人である。札を持っていない人たちのリーダー。協会から食料を盗んだりしている。強気でリーダーシップのある女性。

ISLANDアニメ版のあらすじをネタバレ含めて一挙公開。主人公である三千界切那の無くした記憶に隠された重要なミッションが一体何なのか、そして気になるラストの結末までネタバレ解説していく。

浦島に漂流した記憶喪失の男。彼には記憶がなかったのだが、未来からきたこと、そしてある少女を助けることだけを覚えていた。そんな彼が倒れているのを夏蓮が見つけたのだ。夏蓮は彼のことを怪しんでいたが、ある日人だとは思っていなかった。夏蓮は浦島を出て生きたいと思っていたのだが、跡取りとして早く結婚するように父からうるさく言われており、うんざりしていた。

その日の夜、その男はある歌声にハッとする。そしてその少女にむかって「お前凛音か」と声をかける。その人確かに凛音だった。そして自分のことを「俺は切那」と言うのだった。その後凛音の家で住み込みでメイドをすることになった。そこに紗羅という一風変わった巫女がやってくる。紗羅は切那の命を奪おうとしてくる。また、凛音は日中に寝て夜に行動するのだが、その理由が明らかになる。

「日に当たると私は死ぬの」と話す凛音の言葉に切那は驚く。そこで浦島にある風土病である「バイモン病」の存在を知る。その風土病により、凛音は日にあたることを恐れていた。切那はバイモン病のことを調べ初めて行く。紗羅と夏蓮から話を聞いたことで、浦島がこの風土病により閉ざされた島になってしまっていることを知る。しかし凛音の母である玖音から「凛音はバイモン病ではない」という真実を告げられる。

そのことを知った切那は、凛音に真実を告げる。そして、一緒に海に行こうと誘う。しかし凛音はバイモン病ではないことを自分でも知っていたが、そのことを受け入れようとはしないのだった。そこにはある過去が関係していたのだが、凛音自身もそのことを覚えていない。

切那はなんとか凛音を外に連れ出そうと紛争する。様々な手段を使って、海にさそい出そうとして、夏蓮や紗羅にも協力してもらうが、なかなか凛音は出て来てくれない。しかし、ようやく凛音は外に出て来たのだ。しかし完全防御の服装。それを見てがっかりする切那だったが、砂浜に足をとられて凛音は転んでしまい、ヘルメットが取れてしまう。が、バイモン病は一切発表せず、ようやく切那は安心できた。

4人で楽しく遊んでいると、ある小さい古屋を見つける。夏蓮と紗羅は面白がってその古屋を開けようとするのだが、凛音は「やめて！」と叫んで気絶してしまうのだった。何かトラウマがあるということがわかった3人だが、凛音にそのことを聞き出すことはできなかった。少し落ち着いてから、凛音は切那に、「あの古屋で切那と遊んでいた。でもその切那があなたかはわからない」と話すのだった。

夏蓮は浦島から出たいという思いが強くなっていく。そして母に会えないのかとずっと悩み続けていたのだ。そんなある日、夏蓮は学校をサボって補習にもいかなかった。心配した切那は、夏蓮をしかるのだが、夏蓮はそんな切那を押し倒して「めちゃくちゃにして」と言うのだった。

お金が貯まったからいよいよ浦島を出て本土にいけることになったと喜ぶ夏蓮。その話を聞いて切那も同じく喜んでいた。そして決行する日は、夏蓮の結婚式。夏蓮は結婚式に家を飛び出し、船に乗って本土へ渡るのだった。兄に渡された母のいる場所の地図を元に、夏蓮と切那は歩き続ける。そしていよいよその場についた時、そこにあったものは、母のお墓だったのだ。

涙する夏蓮だったが、母がいつも夏蓮のことを気にかけており、そして会いたいという思いがあったことでせめてお墓は海の見える場所でと話していたことを知り、前向きになることができた。そして夏蓮は再び浦島に戻ることになった。紗羅は夏蓮の勇気ある行動を見て、自分は何も変われていないと思い始めるようになってしあい、17歳までもう時間がないと焦っていくのだった。

紗羅は刹那に対し運命を考えていた。自分は神の子として生まれたが、家が火事になってからその力がなくなってしまった。だから過去に戻って、自分自身を出産する、その相手として切那も一緒に過去にいくために、未来からきたのではないか、そう考えていたのだ。凛音はその仮定に反対するのだが、切那はとことん付き合うことを決める。しかし、凛音から、紗羅は神の子ではないことを聞かされる。

紗羅が神の子と言われる理由は、紗羅が生まれてから火事になるまで、一度もバイモン病を持った新生児が生まれなかったこと。しかし、それには驚くべき裏があった。実は子供が生まれた時に、新生児をすぐに日にあて、バイモン病と判断した子をその場で殺し、死産として親に報告していた。そのことに罪悪感を抱え、限界に達した両親が、自分たちで心中することを決めて火をつけたのだった。

そのことを知った紗羅は、自分の血に絶望し、自殺するために再度家に火をつけたのだった。しかし切那が助けに入り、そして御神体の玉手箱に入り難を逃れた。実は紗羅の親も心中しようとしたものの、紗羅を殺すことだけはできず、玉手箱に入れて守っていたのだった。生きる意味がなくなってしまったと話す紗羅だったが、村の人たちは心優しい紗羅の回復を心待ちにしていた。

紗羅の件が終わり、凛音は切那に次は私の力になってと話す。そして切那は凛音とはじえてデートをすることになる。仲良く2人が出て行く姿を見た時、凛音の母である玖音は、ぎりっと歯を噛みしめるような表情になるのだった。ボーリングに行ったりしながら楽しく時間は過ぎていく。そのこと知った夏蓮と紗羅は少しヤキモチを妬くのだった。

デートが終わった時、凛音は古屋に切那と行くことになった。そして凛音はここで切那という少年にあっていたが、それは目の前にいる切那ではないとはっきり伝える。その切那は凛音と恋愛関係にあり、そのことを知った父が発狂して崖から突き落としてしまう。そして追いかけるように凛音も海に飛び込んだ。父はバイモン病で、、日に当たって死んでしまったのだ。

 過去はもう気にしないと話す2人だが、凛音の恐ろしい過去がどんどん明らかになっていく。切那も凛音に隠された秘密を知ってどんどん訳が分からなくなっていく。凛音は17の時に遭難して、行方不明になっていたのだが、5年後に見つかった時、容姿は一切変わっておらず17才のままだったのだ。そのことに疑問を持ちながらも普通に接する切那。

凛音が切那と、かき氷屋に行った時、そこのおばあちゃんに懐かしいね、いつも男の子と一緒に来てたね、と言われ、凛音の記憶がどんどん回復していった。凛音は運命の切那はあなたではない、昔会っていた切那だ。そして彼を助けにいかないといけない。嵐の日にしか出ないという暴龍島に行かなくてはと言い出す。そして嵐の日に切那の反対を押し切って一人で船を出すのだった。

嵐の中必死に凛音を追いかける切那。嵐にのまれてしまった2人だが、目覚めると青空の下で暴龍島の砂浜に打ち上げられていた。凛音は目を冷ますとすぐに切那を探しに走り回る。そして第二の切那と共に過ごしていた洞窟を見つける。切那は凛音を追いかけ、少し休むように伝え、自分が第二の切那を探してくると言う。暴龍島を探し歩いていると、ある部屋を見つけた。そこには近代技術を駆使したような装置があった。

そこに白骨化した男性の遺体を見つける。その遺体の手元にあったノートを見てみると、凛音のことが記されていた。この白骨化した遺体が、凛音の言う第二の切那であることを知る。切那は凛音にそのことを伝え、凛音は浦島に帰ることにした。切那が目覚めると、凛音のお葬式の日だった。なんと帰りに海に落ちて死んでいたのだ。ショックを受けた切那は過去に戻ることを決意する切那だった。

ISLANDは氷河期となっており、人々は地下シェルターに住んでいた。その世界には札ありと札なしの2種類の人種がおり、札なしの人は迫害を受けていた。切那はリンネと共に暮らしていたのだが、刹那には昔の記憶がない。切那とリンネが協会に食料をもらいにいくとそこで札なしのカレンたちがテロを起こし食料を盗んでいた。サラはシスターでありながら、そんな札なしのカレンたちを助けていた。

指名手配になったカレンは、仲間全員殺されてしまう。そして数々の罪を着せられたリンネ以外の3人は死刑を宣告される。しかし、その場に発明家で色々な研究をしているリンネが助けにきてくれた。一度は逃げ出すことができた4人だが、サラは敵に受けた傷により命を落とし、カレンはバイモン病が発病して死んでしまった。

そしてそんな過去を変えるためにリンネが開発したタイムスリップの機械で過去に行くことを決めた切那。切那はリンネに特別な感情を抱いており、必ず戻ってくると約束し、手作りの婚約指輪を渡した。そして2人は体を重ね合わせた。

目が覚めた時、切那が初めて浦島に到着した時とおなじ状況だった。記憶はあるが、ISLAND氷河期の記憶は曖昧だった。しかし結婚指輪ははまったままの切那。切那は夏蓮や紗羅や凛音とも出会うが、今までとは少しずつ話が違っていく。切那は凛音に特別な思いを抱いていた。実際に切那は凛音にキスをしようとするのだが、あるリオンとの記憶がで留まるのだった。

ある日紗羅の家でアルバムを見ていると、凛音の昔の頃の写真を見つけた。しかしその時の切那は、玖音の姿を見て自分と同じ指輪がはまっていることに気づくのだ。

切那は玖音の指輪について、そして初めて会っていた時に歌っていた歌のことを聞く。玖音は切那がきてから指輪を外したこと、歌は玖音が歌っていたことを知る。実は、玖音はリンネ自身であった。切那がタイムスリップの機械に入った時、コールドスリープだと気づいた玖音は、自分も同じ機械に入ったのだ。しかし玖音は切那よりも早く目覚めてしまう。玖音は切那との子供をお腹に宿しており、目覚めてから妊娠が発覚し出産したのだ。

玖音は自分のリンネという名前を捨てて、御原家に入ることを決めた。そして自分のリンネという名前を娘につけたのだった。玖音は切那を見た時、すぐにわかったのだが、彼が記憶がないことを知り、全てを忘れようと決めたのだった。そのことを知った切那は玖音に結婚しようと伝え、凛音にも自分が父親であることを伝えた。切那は時を超えてリンネとめでたく結ばれたのであった。

ISLANDでは「未来から来た」や「過去に帰る」など時空を超える話がよく出てくる。しかし、最終的に明らかになるのだが、実際に過去に帰ったり、未来に行くというタイムスリップは存在していないのだ。実はコールドスリープという装置で、その中だけ時間を止めて何万年後でも年をとることなく再生できるというもの。それを活用しているだけであり、実は、時空を行き来しているわけではなかった。

そしてもう一つ。実は浦島は何万円も超えて、常に同じ世界を繰り返しているということ。誕生して滅びて、また同じ世界が誕生するというものだった。なので、未来から来たという切那は、本当はコールドスリープで寝ていただけで、目が冷めたのは、何万年後かにできていた全く同じ世界だということだ。

このアニメで出てくるコールドスリープは、入って装置のスイッチを入れると、その中だけ時間が止まるというもの。タイムスリップするわけではなく、その中にいれば、身体が老いることもなく、劣化することもなく時を止めることができるのだ。

切那と凛音は地の繋がった親子なのだ。凛音の母である玖音は、切那と結ばれた別の時代のリンネ・オハラだったのだ。リンネ・オハラが切那を同じくコールドスリープに入っていたのだが、先に目覚めてしまったことで、切那よりも年上になってしまっていたのだ。

紗羅の胸元には母と同じアザがある。彼女はそのことに気づき、17才で過去にいき、自分自身を産んでいる、なので母は自分であるという仮説を立てていたが、それは全く違った。実は生まれた時に神の子として代々焼印をいれられていたのだ。

浦島だけにある風土病で、陽の光に当たると、皮膚が溶けてしまい、最終的に死んでしまうというものだ。軽度のものであれば皮膚が溶けることもないのだが、身体中にあざのようなものが浮き上がってくる。薬を飲んで抑えているが、完治する方法は見つかっていない。

浦島は、煤紋病になった患者を集めて閉鎖していた島だったのだ。他の地域で発症したら浦島に連れてこられて幽閉されていた。またひどい人は殺されたりもしていたのだ。そのため、浦島にだけ煤紋病は残り続け、他の地域では煤紋病自体なくなっていった。そのため風土病になってしまったのだった。

ISLANDゲーム版とアニメの内容は、違うという意見が多く上がっているようだ。まずゲーム版に関しては、様々なラストのエンディングが用意されており、ラストシーンは攻略方法で変わってきてしまう。もちろんそのことを前提にラストの違いについて解説していく。まずなぜ違うと言われているのか考察してみると、やはりラストのエンディングが複数あるので、あれ？と疑問に思った人が多かったと言われている。

アニメ版ではオリジナルも含まれているようで、本当のラストエンディングはどれなのか、という考察を元に意見が飛び交っているのだ。結果的に言うと、ゲームのネタバレ解説になってしまうが、アニメのラストは完全にオリジナルになっており、ゲームにはアニメのラストと同じエンディングは存在しない。一言で言うと、アニメのラストは玖音（凛音の母）と結婚するが、そのようなラストはゲームにはないのだ。

その点から考察すると、結果的にアニメとゲームのラストは異なるということではないだろうか？ゲームをしていた人もアニメを見て驚いたという声もあり、アニメではオリジナル演出としてラストを変更しているのだと指摘するファンもいる。

ISLANDアニメ版のネタバレ考察では、ラストにようやく全ての話が繋がるようになっていることがわかる。ネタバレ後にもう一度1から見てみるとキャラクターが言っていた意味がわかるという声もあるように、何度も繰り返しみる人もいるようだ。ゲーム版をした人もしていない人も、ぜひ一度ISLANDアニメ版をご覧あれ。