2018年11月12日公開
2018年11月12日更新
ライナー・ブラウン(鎧の巨人)の過去と経歴!強さや死んだという説を考察
大人気作品である『進撃の巨人』は、アメリカのニューヨークタイムズのベストセラーコーナーにもランクインし、一躍日本を代表する作品となりました。今回は人気作品である『進撃の巨人』に登場する第104期訓練兵団卒業のライナー・ブラウンの過去や経歴についてまとめていきます。またライナー・ブラウンの強さや正体、そしてライナー・ブラウンの死んだ説についても考察していきたいと思います。
目次
ライナー・ブラウンの過去と正体や死んだ説を詳しく調査!
大人気作品である進撃の巨人に登場するライナー・ブラウンは、進撃の巨人の主人公エレン・イェ―ガーと同じ第104期訓練兵団の卒業生です。第104期訓練兵団時代のライナー・ブラウンは頼れる兄貴分として、皆から信頼されており、漫画やアニメファンにも大人気キャラクターです。今回はライナー・ブラウンの第104期訓練兵団の過去の出来事や、訓練兵団に入る前のライナー・ブラウン自身の過去について考察していきます。
更にライナー・ブラウン真の強さについてや、ライナー・ブラウンの本当の正体について詳しく、そして本当の正体である鎧の巨人を継承するまでの過去の出来事やライナー・ブラウンの思いについてもまとめて調査していきます。ライナー・ブラウンには死んだ説が一時期話題になりましたが、なぜ死んだ説が生まれたのかや現在の死んだ説についても詳細に検証していきます。
進撃の巨人の作品情報
『進撃の巨人』は、2009年10月号より『別冊少年マガジン』にて連載されている大人気作品です。作者である諌山創のデビュー作品であり、もともとは作者諌山創がデビュー前の当時19歳の時に編集部に読み切り作品として持ち込んだ作品でした。読み切り作品として『週刊少年マガジン』に掲載したところ、同編集部主催の2006年7月期マガジングランプリの新人賞に佳作として受賞しました。
その後、作者諌山創が考える進撃の巨人のコンセプトである『巨人が支配する世界で、人類を捕食する巨人たちに立ち向かっていく人間達の戦いを描がくダークファンタジーな物語』が、『別冊少年マガジン』のコンセプトと合っているという理由から『別冊少年マガジン』で連載されることになりました。掲載後は、2011年には第35回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、小説、映画やアニメ化にもなりました。
2018年7月までの単行本発行部数は、7600万部を突破しました。そして2013年と2015年アニメ化が放送され、更に2019年4月よりアニメ第3期目がNHK総合より放送されます。進撃の巨人は日本のみならず、韓国でも正式に翻訳出版されすでに35万部以上の売り上げています。更にはアメリカのニューヨークタイムズのベストセラーコーナーにも掲載され、2013年10月には進撃の巨人がベスト5に4作ランクインしました。
進撃の巨人の物語は、主人公エレン・イェーガー達人類が外の世界に住んでいる巨人から逃れるために3枚の壁の中で平和に生活をしていました。しかし壁が築かれて102年目のある日に、知性を持っている超大型巨人と鎧の巨人によって一番外側の壁ウォール・マリアが破られたのでした。主人公エレンが住んでいた、シガンシナ区は巨人たちの侵入で崩壊しエレンの母親も巨人に食べられて死んでしまうのでした。
エレンは死んだ母親の仇を取るために、巨人を駆逐することを心に決め、巨人を退治する兵士を育成する訓練兵団に幼馴染のミカサとアルミンと共に104期生として入団するのでした。そこでライナー・ブラウン、ベルトルト・フーバーやアニ・レオンハートなど多くの仲間と出会い、体術や巨人を倒すために必要な知識を身に着け『死に急ぎ野郎』と呼ばれながらも訓練兵団として成長していく行くのでした。
その後、訓練兵団を5位で卒業したエレンは、仲間たちと共に壁の外に出て巨人と戦う調査兵団に入団するのでした。しかし調査兵団に入団すぐに、再び超大型巨人に2番目の壁ウォール・ローゼが壊されてしまうのでした。初陣となったウィール・ローゼでの戦いで命を落としそうになるエレンでしたが、自身が巨人化できる能力で一命取り留めるのでした。駆逐するはずの巨人になれるエレンは、運命に立ち向かうのでした。
ライナー・ブラウンはどんな人物?訓練兵時代について
序盤では成績優秀で仲間からの信頼が厚い
ライナー・ブラウンは、8月1日生まれの金髪の短髪で、身長185㎝で体重95キロとういう大柄な少年です。進撃の巨人の主人公エレン・イェ―ガーと同じウォール・ローゼ南方の駐屯の訓練隊に入り、『故郷に帰ること』を目標に850年に第104期訓練生団卒業しました。ライナー・ブラウンが訓練生卒業時の年齢は17歳でした。104期訓練兵団を卒業後は、エレン達と共に調査兵団に入団しました。
訓練生時代のキース教官には、格闘術9点、行動力7点、協調性10点、頭脳戦7点で友人想い10点で総合評価A+ の評価で、組織のまとめ役の資質があり、年に見合わない肝の据わり方と評価されています。危険な作戦の前でも「もしくはこいつらを巨人のケツに突っ込む」と言い場を和ませることが出来るほどの肝の据わり方です。しかしこの発言で周りの仲間たちには「女性に興味あるように見えない」とホモ扱いされることになりました。
ホモ扱いを受けるライナー・ブラウンですが、訓練兵時代は体力を鍛える訓練で倒れそうなアルミンの荷物を代わりに持ち、アルミンを助けるなど兄貴分な存在を発揮していました。更に漫画39話では、仲間コニーを巨人から守るために、命を懸けて戦ったしており、漫画42話でもエレンに「ライナー・ブラウンは俺たちの兄貴みたいなやつ」と言われています。
訓練成績2位
同期104期生の中でも皆からの信頼があついライナー・ブラウンは、12歳ので第104期訓練兵団に入団し、訓練成績第2位で卒業しました。訓練生トップ10の中でも優秀な戦闘能力を誇っており、訓練兵団卒業後は調査兵団に入団しました。首席で訓練兵をミカサ・アッカーマンの陰に隠れがちですが、実は兵士としての戦闘力や実力はとても高く、危険な役回りを率先して引き受け身を挺して仲間を巨人から守っています。
更に調査兵団として壁の外に出る調査では、女型の巨人に捕まりそうだったアルミンを助けて、代わりに握り潰されそうになりましたが、その際も女型の巨人の指を切って脱出するという戦闘力を発揮しました。更にはウドガルド城跡での窮地で、右腕に負傷を追いながらもニコーを巨人から守り生き延びるなど、高い戦闘能力を発揮しています。
ライナー・ブラウンの正体は鎧の巨人!伏線も解説
ライナー・ブラウンが巨人と明かす前に伏線が!
実はライナー・ブラウンの正体は、5年前の過去に超大型巨人や女型の巨人と共にウォール・マリアの壁を壊して人類に衝撃をもたらした鎧の巨人の巨人化能力を持っている人物でした。超大型巨人であるベルトルトや女型の巨人の正体であるアニと共に祖国の『始祖の巨人奪還作戦』を遂行するために、壁内で『始祖の巨人』を探すために憲兵団に入るという目的でウォール・マリアの壁を壊し訓練兵団に入団したのでした。
出典: https://prcm.jp
ライナー・ブラウンの正体が鎧の巨人と明かす前の過去にはいくつかの伏線が存在しました。アニやベルトルトも巨人だと明かす前になりますが、まずアニメ第7話でアニが「ライナーどうする?」と質問すると、ライナーが「やるなら集まってからだ」と答えています。ここでは「集まって」が故郷の仲間なのか、人類なのかははっきりとは示されていませんが、ライナーとアニ、そしてベルトルトが仲間だということが暗示されています。
更に、アニメ9話で巨人化したエレンが他の巨人達に食べられそうになっている際に、ライナー・ブラウンはジャンに「巨人にこびりついている奴を排除して…とりあえずは延命させよう!」と提案します。普通に聞けばエレンを助けるために発言しているように聞こえますが、これはライナー・ブラウンはエレンの進撃の巨人の巨人化能力が、エレンを襲っている他の巨人に移動しないために提案したという伏線が存在します。
更に漫画15話では、エレンが調査兵団の仲間に超大型巨人と鎧の巨人の特徴を話シーンがありますが、その鎧の巨人の感想と言っているシーンでは会話の吹き出しの横にライナー・ブラウンのみが座っていました。更に調査兵団に入団後の外壁調査で、女型の巨人にアルミンが捕まえられそうになりますが、その際にライナー・ブラウンはアルミンの代わりに女型の巨人に握りつぶされそうになります。
しかし危機一髪のところを女型の指を切って脱出しました。一見アルミンを助けた頼れる兄貴分ですが、指をライナー・ブラウンに切られた女型の巨人は、女型の巨人はアルミンがエレンがいると推測し、ライナーに話した場所に一目散に走っていきました。これは指を切る際にライナー・ブラウンが女型の巨人であるアニに、アルミンの推測したエレンの場所を、手に書き示した=女型の巨人と仲間であることが示されています。
更に漫画66話『願い』で、エレンが硬質化能力を身に着けるために飲んだ巨人化の薬があります。その巨人化の薬が入っていたビンには『ヨロイ・ブラウン』と名前が書いてありました。この『ヨロイ・ブラウン』という巨人化の薬にも間違えなくライナー・ブラウンの正体が鎧の巨人だということと関りがあると伏線がはられていました。
正体を明かした理由とは?
ライナー・ブラウンは、若干12歳の時にベルトルトやアニと共に大陸マーレの戦士として壁を壊して潜入していました。過去の大陸マーレでの生活では、エルディア人は常にマーレ人に支配され迫害を受けていました。更にパラディ島に移住したエルディア人は、かつて巨人の力を使い世界を支配し、戦争の末にパラディ島に移住した世界を恐怖に貶める『悪魔の末裔』だと教育を受けて育ってきました。
しかし壁の中に潜入後は、『悪魔の末裔』と思っていた壁の中の人類たちについて知っていくのでした。そして憲兵団に入隊するために入団した104期訓練生としてエレンや他の仲間たちと過ごし、頼れる兄貴分として生活していくうちに兵士として被っていた仮面が、どんどんライナーに根付いていってしまいます。
更に責任感の強いライナー・ブラウンは兵士として生活する一方で、マーレの戦士として祖国のために今まで一緒に生活していた壁の中の人々を殺していくとに徐々に苦悩していきます。更にライナー・ブラウンを苦しめたのは、ライナー・ブラウンが正体の鎧の巨人で2回目に二枚目の壁ウォール・ローゼを崩壊し、調査兵団のエレンの巨人の力を使ってトロスト区を奪還作戦をする時です。
ライナー・ブラウンは過去にマーレの戦士として壁に潜入したベルトルトと共に、調査兵団のトロスト区奪還作戦と2人の正体をほのめか事を話していました。そこに同じ104期訓練兵団時代を共に過ごしたマルコ・ポーロが2人の話を聞いてしまうのでした。ライナー・ブラウンとベルトルトは冗談だと言ってごまかそうとしますが、マルコ・ポーロは巨人の正体について察し逃げ去ろうとします。
正体がバレてしまった事でマルコ・ポーロを口封じしなくてはいけないと思ったライナー・ブラウンとベルトルトは、そこに現れたアニと共にマルコ・ポーロの立体起動装置を外し、自分たちは巨人から立体起動装置で飛ぼ去っていくのでした。立体起動装置を外されたマルコ・ポーロは当然のように無知の巨人に食べられて死んだのでした。
巨人に食べられて死んだマルコを見て、今まで一緒に過ごした仲間を殺した罪悪感やマーレの戦士として使命を貫いた責任感がライナー・ブラウンを襲うのでした。もともと過去のライナー・ブラウンは気の弱く小心者の子供だったので、徐々にマーレの戦士と壁を守る兵士としての人格が分裂していき、二重人格のようになってしまいます。
そこにマーレから獣の巨人であるジークが現れたことで、ライナー・ブラウンは「マーレは自分たちには任せておけず、ジークが迎えに来た」と考えてしまいます。大陸エルディア人の地位向上やマーレで待っている母親への期待、そしてマーレの戦士としての責任や、壁の中で兵士として一緒に過ごした仲間を殺した罪悪感などから2重人格に陥っていた精神が限界を迎え、エレンにライナーとベルベルトの正体を明かしたのでした。
ライナー・ブラウンの過去とは?幼少時代について
家族と暮らす夢のためにマーレの戦士に志願
ライナー・ブラウンの過去は、マーレ人の父親と大陸に残ったエルディア人の母親の間に生まれたところから始まります。大陸に残っているエルディア人は、大陸を征服しているマーレ人の支配に置かれ迫害を受けていました。そのため大陸に住んでいるエルディア人である母親とその息子のライナー・ブラウンは、マーレ人の父親とは一緒に住むことは許されませんでした。更にマーレ人と子供を作るなどもっての外でした。
マーレ人はエルディア人には悪魔の血が流れており、パラディ島に住んでいるエルディア人は世界を恐怖する悪魔と、大陸に住んでいるエルディア人達に世代を超えた洗脳教育をしてきました。そのため大陸で育ったライナー・ブラウンはなんの疑問もなくパラディ島のエルディア人は悪魔だと信じて育ってきました。エルディア人の迫害から抜け出すには、マーレ戦士になり本人と親族は名誉マーレ人になれるのでした。
本来ならマーレ人との間に子供を授かることは禁止されていたため、母親は「マーレ人ならば…」とライナー・ブラウンに泣いて話をするのでした。その時大陸マーレでは、パラディ島の壁の中にいる『始祖の巨人奪還』や『パラディ島の化石燃料』のために、大陸にいるエルディア人からマーレが保有する7つの巨人の継承のために5歳から7歳までのエルディア人の子供を募集したのでした。
ちょうどその年齢だったライナー・ブラウンは、母親と共に名誉マーレ人となりマーレ人の父親と共に暮らすために、そして英雄になるためにマーレの戦士を目指しました。その後マーレの戦士を目指して訓練を受けますが、体力、射撃、格闘術などのすべての試験で結果を残すことが出来なかったライナーでしたが、筆記試験でマーレへの忠誠心を書き戦士候補生に選ばれました。
鎧の巨人を継承
マーレが保有している巨人の任期が迫っている事と、数年後にはパラディ島のエルディア人に攻撃を仕掛けることが決定していたため、7人いる戦士候補生から6人が巨人を継承することが決定しました。7人の1人として戦士候補生に選ばれたライナー・ブラウンですが、過去のライナー・ブラウンは体力、射撃、格闘術などどの成績も著しくなく他の戦士候補生であるボルコに常に泣かされる弱い子供でした。
マーレへの忠誠心のみで戦士候補生に選ばれたライナー・ブラウンでしたが、同じ戦士候補で既に『顎の巨人』を継承したマルセル・ガリア―ドが、弟ボルコに巨人の任期が13年=寿命13年しかない巨人を継承させないようにするためにマーレ軍に印象操作を行いました。そのため本当は鎧の巨人を継ぐはずだったボルコの代わりに、ライナー・ブラウンが『鎧の巨人』を継承することになりました。
パラディ島へ潜入
マルセルのマーレ軍への印象操作のおかげで、念願の鎧の巨人を継承した過去のライナー・ブラウンは、共に戦士候補生で『顎の巨人』を継承したマルセルと、『超大型巨人』を継承したベルトルト、そして『女型の巨人』を継承したアニと共に、悪魔が住んでいると言われているパラディ島に潜入するメンバーに選ばれるのでした。
その悪魔の島パラディ島に潜入する目的は、パラディ島のエルディア人が保有している始祖の巨人奪還する『始祖奪還作戦』だったのです。その『始祖奪還作戦』に向かう前に馬車に乗りライナー、ベルトルト、アニそしてマルセルは街中を軍行するパレードに参加していました。そのパレードの最中ライナー・ブラウンの母親カリナは涙を浮かべて喜んでいましたが、そこで兵舎にいる1人の男性に目が留まるのでした。
その男性が自分の父親であると思ったライナー・ブラウンは、男性の後を追い父親かどうか確かめようとします。ライナー・ブラウンは名誉マーレ人になったことを伝えますが、父親はライナー・ブラウンに復讐しに来たのかと聞き、子供とは絶対に認めず、ライナー・ブラウンの親子を悪魔の親子と呼び、逃げ切る宣言をするのでした。ライナー・ブラウンは父親からの言葉に衝撃を受け、深く傷ついてしまうのでした。
しかしライナーは父親がいなくても実力で『鎧の巨人』を継承した戦士だから、パラディ島の悪魔を倒し英雄になることを夢見て、パラディ島へ向けて出発したのでした。ウォール・マリアの壁を崩壊する前日に共に作戦に来た皆で火を焚き休息していたところ、ライナー・ブラウンはマルセルから鎧の巨人継承は実はマルセルの印象操作の結果だったことを告げられるのでした。
実力で継承した鎧の巨人も、実はそうではなかったことにショックを受けるライナー・ブラウンでした。そのライナーの背後には夜は活動できないと聞いていた巨人が突然現れるのでした。食べらせそうになるライナー・ブラウンでしたが、仲間で頼れる兄貴分だったマルセルはライナーを庇い、巨人に捕食されてしまうのでした。
マルセルを失ったことでアニとベルトルトは、『始祖奪還作戦』は成功することはないので帰ろうとします。しかしライナーは母親の言葉を思い出し、このまま帰っても巨人の力を次の戦士候補に継承し終わるだけだとアニとベルトルトに話し、このまま『始祖奪還作戦』を継続しようと説得するのでした。ライナー、アニそしてベルトルトは故郷に帰ることを目標に、そのまま作戦を継続するのことに決めたのでした。
ライナー・ブラウンのマーレ帰還後について
エレンに正体を明かし後は、エレンに同行を求めましたが調査兵団の追撃でエレンをマーレに連れて帰ることは出来ず、ベルトルトとユミルと共にシガンシナ区に逃亡しました。しかしシガンシナ区で調査兵団と戦った際に、共に過ごしてきた相棒のベルトルトは巨人化したアルミンに食べられ、ライナー・ブラウンは調査兵団の新兵器『雷槍』の攻撃を受け捕縛されてしまいました。
マーレの戦士である猿の巨人ジークと車力の巨人ピークによってライナー・ブラウンは救出されました。奇跡的に生き残り、祖国マーレに戻ったライナー・ブラウンは従妹のガビやファルコなどまだ小さな戦士候補生の面倒をよく見ていました。しかしライナーを庇って死んだマルセルの弟であるガリア―ドには、兄が死んだ責任を押し付けられ常にいびられていました。
マーレ帰国4年後にはライナー・ブラウンは、マーレ軍が中東連合軍との戦いで鎧の巨人としてその戦いに参戦します。ライナー・ブラウンは鎧の巨人の力で、中東連合の要塞に点在している『対巨人砲』を壊していきました。マーレ軍の無差別巨人の『質量爆弾』の攻撃や『対巨人砲弾』崩壊によって中東連合軍は壊滅状態になり、4年間に及んだマーレ軍と中東連合軍は講和条約を締結し、マーレ軍勝利で終結しました。
しかしライナー・ブラウンの精神はマーレ帰国後も衰弱している模様です。その原因にはライナー・ブラウンの母親が大きく関係します。ライナーがパラディ島での生活を振り返り話した際、ライナーは「パラディ島の人類も自分たちと変わらない」という事を遠回しに話していました。しかし弱弱しそうな母親カリナですが、まるでパラディ島を知っているかのようにパラディ島の人類を狂気で満ちた満ちた顔で誹謗していました。
故郷マーレに帰国しても精神が弱っていくライナー・ブラウンの前に、正体を隠してマーレに潜入してきたエレンと再会します。ライナーは正体を明かしたエレンにとても困惑し戸惑います。そのライナーの前で、エレンは正体である進撃の巨人に変身し、ダイバー家の当主を食べ、ミカサ達調査兵団と合流しマーレ軍に戦いを挑みます。
ライナーはもはや闘争心もなく立ち尽くしますが、ガビやファルコが助けを呼ぶ声を聞き、正体である鎧の巨人にエレン達に戦いを挑みます。しかし正体である鎧の巨人に変身したライナーですが、その鎧の巨人の姿は顔は硬質化されておらず、ライナー本人の顔そのままでした。
ライナー・ブラウンは死んだ説や強さ考察
ライナー・ブラウンの強さ
ライナー・ブラウンの強さについて考察していきます。まずライナー・ブラウンの過去でも述べましたが、ライナー・ブラウンが幼いころはマーレの戦士になるための適性訓練では、体力、射撃や格闘術などどれを取っても他のメンバーに劣っており常に最下位でした。しかし104期訓練兵団時代は、キース教官からも格闘術10点満点中9点と評価されており、次席で卒業するなど優秀な戦闘力や行動力を誇っていました。
更に正体である鎧の巨人は、人類から砲撃を受けても大丈夫な鉄壁の体をもっていることから呼ばれています。全身を硬質化することが出来、ウォール・マリアを壊した際は硬い体を活かしてシガンシナ区の内門をタックルで突破しました。瞬発力やスピードは女型の巨人に比べると遅いですが、調査兵団が使用する立体起動装置で斬撃や砲撃でも鎧の巨人の体を切る事出来なずディフェンス力は抜群です。
ライナー・ブラウンの正体である鎧の巨人の状態で、進撃の巨人化したエレンと2回戦いをしています。しかしそのどちらとも進撃の巨人であるエレンに押されて負けていました。正体である巨人の状態だと、鎧の巨人は進撃の巨人であるエレンより弱いことになります。巨人化したエレンは、正体を明かした巨人化アニに負けていますので巨人の状態だと、女型の巨人→進撃の巨人→鎧の巨人をいう強さになります。
ライナー・ブラウンの死んだ説
ライナー・ブラウンの死んだ説について考察していきます。ウォール・マリア最終奪還作戦で、ライナー・ブラウンは正体の進撃の巨人化したエレンや調査兵団と戦います。鎧の巨人の最大の特徴である硬質化ですが、エレンは進撃の巨人で硬質化が出来るようになっていました。更に、調査兵団は最新兵器である『雷槍』を酷使し、鎧の巨人に目やうなじ目掛けて総攻撃を仕掛けました。
調査兵団の新兵器『雷槍』は、鎧の巨人のうなじや目で激しく爆発を起こし鎧の巨人の体は壊滅的なダメージを受けました。正体の鎧の巨人のうなじから出てきたライナー・ブラウンは、頭部が損傷している状態でした。この戦いでライナー・ブラウン頭部を吹き飛ばられたの出た、ライナー・ブラウンは死んだ説が生まれたのです。しかしライナー・ブラウンは全身神経網に意識を移行させることで、奇跡的に助かりました。
死んだ説から奇跡的に生還し、マーレの帰国したライナー・ブラウンでしたが、漫画77話では猿の巨人ジーク戦士長にライナーは「次負けたらその『鎧』は他の戦士に譲ってもらう」と言われていました。更にマーレの戦士は巨人を継承してから任期は13年と決まっており、ライナー・ブラウンに残された鎧の巨人としての任期は残り2年でした。
巨人の能力の継承は、次の候補者に捕食されて継承されるので、この13年の任期というのは実に命のリミットでもあります。ライナー・ブラウン帰国後のマーレでは、既に次の鎧の巨人の後継者選定が進んでおり、ライナー・ブラウン自身も、過去の始祖奪還作戦の失敗責任と1人だけ生還したことでの罪悪感で、身を挺して艦砲射撃を防いだりと命を投げ出す戦いをしていました。
現在はライナー・ブラウンの過去にあった死んだ説は奇跡的に生還したことでなくなりましたが、罪悪感と失敗責任などを背負い心が安定していないライナー・ブラウンには、また死んだ説がいつ出てもおかしくない状況です。
ライナー・ブラウン(鎧の巨人)は死んだ?過去や正体まとめ
大人気作品である『進撃の巨人』に登場するライナー・ブラウンは、主人公エレン・イェーガー等と共に第104期訓練兵団を卒業しました。訓練兵団時代は皆の頼れる兄貴分として慕われ、更に第2位で卒業するなど体力、実力共にリーダー的存在でした。今回はそんな頼れる存在のライナー・ブラウンの訓練兵団の出来事や過去や強さについて考察してみました。
実は敵国マーレの戦士として壁の中にきた鎧の巨人だったライナー・ブラウンについての今まであった正体鎧の巨人への伏線や、正体を明かした理由についてもまとめてみました。更にライナー・ブラウンが本国の故郷マーレに帰還後のことや死んだ説についても詳細に検証しました。
過去のライナー・ブラウンは精神的にも弱かったために、祖国マーレの戦士として、そして壁を守る兵士としての性格が出来てしまい2重人格のようになってしまいました。色々複雑だったライナー・ブラウンでしたが、今後どのようにライナー・ブラウンが主人公エレン・イェーガーたちと関係していくのか楽しみなキャラクターです。この冬に進撃の巨人の漫画やアニメを見直して、アニメ3期開始を楽しみにしてはいかがでしょうか?