【葬送のフリーレン】ゼンゼは最後死亡する？強さ・魔法やかわいい魅力を解説

ゼンゼとは、『葬送のフリーレン』に登場する魔法使いの1人です。葬送のフリーレンは最初主要キャラの数が少なく、キャラの名前を覚えるのも簡単でした。しかし、一級魔法使い試験編で一気に登場キャラが増え、新たなキャラの把握に苦労した人も少なくありません。ゼンゼも一級魔法使い試験編から登場したキャラで、特に二次試験で大きく活躍しました。

ゼンゼは葬送のフリーレンのレギュラーキャラとして定着し、一級魔法使い試験が終わった後も再登場を果たしています。本記事では、ゼンゼのプロフィールやこれまでの活躍を解説するとともに、ゼンゼが死亡するかどうかを考察してまとめます。ゼンゼの死亡が気になる人は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。

葬送のフリーレンは、週間少年サンデーに掲載されているファンタジー漫画です。原作者の山田鐘人さんにとっては、2作目の原作担当作品となります。葬送のフリーレンでは、作画をアベツカサさんが担当しています。葬送のフリーレンは2024年4月現在でもまだ連載中で、単行本は13巻まで発売されています。2023年にテレビアニメが始まり、全28話が放送されました。

エルフのフリーレンは、勇者パーティーの魔法使いでした。魔王を倒してパーティーは解散となり、フリーレンは1人で魔法収集の旅に出かけます。フリーレンは50年後にかつての仲間たちと再会し、一緒に流星群を眺めました。それから間もなくして勇者ヒンメルが死亡し、フリーレンは彼のことを知ろうとしなかったことを後悔します。フリーレンは人を知るための旅に出て、新たな仲間とともに各地を巡ります。

葬送のフリーレンのゼンゼは、ゼーリエの弟子である一級魔法使いです。足元まで伸びた長い髪を持ち、まるで少女のような幼い見た目をしています。自称平和主義者で、試験ではなるべく死者を出さないように配慮しているようです。

ゼンゼはこれまで一級魔法使い試験の試験官を4回担当し、一度も合格者を出していません。しかし、死者は少なく、平和主義を貫いています。髪の毛を魔法で自在に操ることができ、普段はゼーリエのマントの着脱を手伝っています。

葬送のフリーレンのゼンゼは物語の途中から登場し、瞬く間に人気キャラとなりました。ゼンゼは一級魔法使いであるため、いつ何時大きな戦闘に巻き込まれるかわかりません。ゼンゼのファンの中には、ゼンゼが死亡するかどうか気になる人もいるでしょう。ここでは、ゼンゼの現在の状況や、今後死亡する可能性について詳しく解説します。

葬送のフリーレンのゼンゼが初めて登場したのは、原作4巻の37話です。ゼンゼは大陸魔法協会に所属する一級魔法使いで、一級魔法使い選抜試験の二次試験の試験官として登場しました。ゼンゼは二次試験では受験者たちの動向を見守っていただけで、危険な目には合っていません。一級魔法使い試験が終わった時点で死亡することはなく、死亡するような状況に陥ったこともありませんでした。

試験終了後、ゼンゼが再登場したのは、葬送のフリーレンの126話です。ゼンゼは一級魔法使いになったフェルンに、新たな任務を持ってきました。一緒にいたフリーレンは一級魔法使いではないにも関わらず、その任務を手伝わされることになります。126話でゼンゼが再登場したことで、ゼンゼが現在でも死亡せず元気に活動していることが明らかになりました。

2024年4月現在、ゼンゼは死亡していないことがわかりました。では、今後ゼンゼが死亡する可能性はあるのでしょうか？ゼンゼは126話で再登場し、フリーレンたちに新たな任務を持ちかけます。その任務とは、大陸魔法協会のトップであるゼーリエの護衛でした。その頃、帝国領の帝都アイスベルグでは、建国祭が行われていました。

建国祭では最終日に大規模な舞踏会が行われる予定で、ゼーリエはその舞踏会に出席することが決まっています。そのときにゼーリエが暗殺される可能性があると、帝国内に潜入している一級魔法使いが報告してきたのです。そこで、ゼンゼを含めた5名の一級魔法使いが、ゼーリエの護衛を受け持つことになりました。

ゼンゼは同僚のファルシュとともに、ゼーリエの身辺警護を担当する予定です。この先の展開次第では、激しい戦闘が行われる可能性もあります。ゼンゼが死亡する確率も、ゼロとは言い切れないでしょう。ただ、葬送のフリーレンではこれまで、魔族以外の主要キャラが戦闘で死亡したことはありません。もしゼーリエがゼンゼの護衛で重傷を負ったとしても、死亡せずに回復する可能性が高いと推察されます。

葬送のフリーレンは、自分の髪の毛を操る魔法を得意としています。ゼンゼは髪の毛に幾重にも魔法をかけ、防御と攻撃の両方を可能にしています。ゼンゼの長い髪の毛はまるで生き物のように動き、相手の防御魔法すら貫きます。アニメでは髪の毛が回転し、まるでドリルのように攻撃する描写が追加されました。ゼンゼはこの魔法を使うため、常に髪の毛を長く伸ばしています。

葬送のフリーレンのゼンゼは、2024年4月時点では戦闘シーンがほとんどありません。ただ、一級魔法使い試験の二次試験でゼンゼの複製体が出てきたため、複製体の動きでゼンゼの大体の強さがわかります。ゼンゼの複製体には、宮廷魔法使いのデンケンすら勝つイメージが持てませんでした。デンケンは軍出身の魔法使いで、戦いにも慣れています。

そのデンケンが勝てないと判断したということは、ゼンゼの強さは並外れているといえるでしょう。ゼンゼが126話に再登場したとき、ゼンゼは自分のことを「近接戦に特化している」と言いました。魔法使いは基本的に中・長距離攻撃が得意で、近接戦を苦手とすることが多いです。そのため、フリーレンのような強い相手でも、優れた戦士に近距離で不意打ちされると負けることがあります。

ところがゼンゼは近接戦が得意であるため、強力な戦士相手にも負けない強さがあると推察できます。また、ゼンゼは一級魔法使い試験の一次試験で、フリーレンがゼーリエの結界を解析していることをすぐに見抜きました。同僚のゲナウがまったく気づいていなかったことから、ゼンゼは魔力探知に関しても優れた能力を持っていると考察できます。

葬送のフリーレンの一級魔法使い試験の一次試験は、ゼンゼの同僚であるゲナウが担当しました。ゲナウは一次試験で、隕鉄鳥（シュティレ）を捕獲するという課題を出します。隕鉄鳥はほとんど魔力がないため、魔法使いにとって捜索が難しい鳥です。そのため、隕鉄鳥を巡って、対人戦が起こることは必須でした。

ゲナウは対人戦で受験者が死亡するのも止むなしと思っており、実際に受験者の中には死亡する者が何人も出ました。一方のゼンゼは自称平和主義者であり、受験者同士を戦わせるようなことはしませんでした。ゼンゼが考えた試験内容は、零落の王墓というダンジョンの攻略です。

この試験では受験者同士は争わず、協力してゴールを目指すことができます。しかし、零落の王墓は前人未到のダンジョンで、これまでに何人もの死者を出しています。そのため、零落の王墓の攻略が、本当に平和な内容であるとは言い切れません。しかし、ゼンゼは「ダンジョンを攻略すればいいだけ」と軽く言い、自分が平和主義者であることを強調しました。

葬送のフリーレンのゼンゼは、人外の強さを誇るといわれている一級魔法使いの1人です。一級魔法使い試験の受験者のほとんども、ゼンゼの強さには敵いませんでした。しかし、葬送のフリーレンの作中で、ゼンゼの複製体をあっさりと倒した人物がいます。それは、当時三級魔法使いだったユーベルです。ユーベルは一度二級魔法使い試験を受験したことがあり、そのときに試験官のブルグを殺しています。

ブルグは「不動の外套」という魔法で作ったマントを羽織っており、このマントにはいくつもの防御術式が組み込まれていました。ところがユーベルは、大体なんでも切る魔法（レイルザイデン）を使い、このマントごとブルグを切り裂いたのです。ゼンゼはこの試験を見学しており、ユーベルがブルグを殺す瞬間を見ていました。その後、ゼンゼはユーベルを個別に呼び出し、どうやってブルグの不動の外套を切り裂いたのか尋ねます。

ユーベルは自分の感覚に従って魔法を使う魔法使いで、「布は切れる」というイメージだけで不動の外套を破ったのです。布が切れるということは、もちろん誰にもわかることです。しかし、通常の魔法使いであれば、不動の外套を見ただけでその防御力に打ちのめされます。ユーベルは不動の外套にかけられた魔法を確認しながら、布が切れるという自分の感覚だけで不動の外套を破ったのです。

ゼンゼはユーベルの精神状態を異常と判断し、自分と相性が悪いことを悟ります。ゼンゼの武器は魔法をかけた髪の毛であり、ユーベルにとっては髪の毛も「切れるもの」であるからです。ユーベルと面談した時点で、ゼンゼはユーベルに勝てるイメージを持てなくなりました。ユーベルが自分の複製体と対峙したことを知ったゼンゼは、おそらく複製体は勝てないだろうと予想します。その予想通り、ユーベルはゼンゼの複製体に圧勝しました。

葬送のフリーレンのゼンゼは、強さとかわいさを兼ね備えた魔法使いです。ゼンゼは読者からもかわいいと評判で、多くのファンが存在します。では、ゼンゼのかわいい魅力とはどこにあるのか、詳しく見ていきましょう。また、ゼンゼのかわいい魅力とあわせて、年齢や名前の意味なども解説します。

ゼンゼのかわいい魅力ひとつ目は、幼い見た目です。ゼンゼはまるで少女のような、愛らしい姿をしています。長い前髪で顔を半分隠しているところも、かわいいポイントです。強さとかわいい見た目とのギャップが、ゼンゼの大きな魅力のひとつだといえるでしょう。

葬送のフリーレンのゼンゼは、クールで物静かな性格です。表情はほとんど変わらず、喋り方も淡々としています。考え込むときに「うーむ」と唸る癖があり、年寄りのような言い方がかわいいと人気です。また、都合が悪くなると黙り込む癖や、髪の手入れが地獄だと冷静につぶやく姿もかわいいといわれています。

ゼンゼのかわいい魅力に続き、ゼンゼの年齢について見ていきましょう。ゼンゼは一見すると、10代の少女のように見えます。ただ、一級魔法使いになっていることから、それなりの年齢には達していると推察されます。ゼンゼの年齢は明かされておらず、何歳であるかはわかりません。

作中で三級魔法使いの最年少記録を持っているフェルンは、14歳から15歳程度で合格しています。フェルンが最少年記録保持者だということは、ゼンゼが三級魔法使いになったのは16歳以上だったと考察できます。さらに、ゼンゼは一級魔法使いになってから、過去に4回試験官を担当しています。

今回の試験でも試験官を務めているため、今回で試験官を担当するのは5回目となります。一級魔法使い試験が行われるのは、3年ごとです。そのため、ゼンゼが一級魔法使いになってから、少なくとも15年は経過している計算になります。ゼンゼが10代後半で一級魔法使いになったとしても、すでに30歳は過ぎていると考察されます。見た目は幼くかわいいゼンゼですが、実年齢はかなり上のようです。

葬送のフリーレンでは、ドイツ語を参考にキャラの名前や地名が設定されています。一級魔法使いのゼンゼも、ドイツ語由来の名前です。ゼンゼはドイツ語で表記すると「Sense」となり、大鎌やくさり鎌という意味になります。ゼンゼの髪の毛が攻撃するときの鎌のようになることから、この名前がつけられたのでしょう。

葬送のフリーレンのヴィアベルは、一級魔法使い試験を受けに来た受験者です。ゼンゼとヴィアベルは試験官と受験者の関係で、作中では会話を交わしたこともありません。しかし、読者の間で、ゼンゼとヴァイベルには何らかの関係があると噂されることがあります。では、　なぜそのような噂が流れるのでしょうか？ヴィアベルは葬送のフリーレンの作中で、自分が魔族と戦っている理由を語っています。

ヴィアベルは小さい頃村に好きな女の子がいて、その女の子に「魔族を倒してやる」と約束をしました。その女の子との約束を守るため、ヴァイベルは北部魔法隊隊長として今でも魔族と戦い続けているのです。その思い出話の回想シーンには、ヴィアベルが好きだった女の子が登場しました。

その女の子の容姿がゼンゼに似ていたため、ヴィアベルの初恋の少女はゼンゼではないかといわれるようになりました。ヴィアベルの年齢は30歳前半であるため、年齢的にはゼンゼがヴィアベルの初恋の少女であってもおかしくありません。ただ、2人が一級魔法使い試験で顔を合わせたとき、お互いに何の反応もしませんでした。そのため、ヴィアベルの初恋の少女がゼンゼである可能性は、低いといえるでしょう。

葬送のフリーレンはアニメとなり、一級魔法使い試験編まで放送されました。アニメにはゼンゼも登場し、イメージ通りのかわいい声にファンから喜びの声が上がっています。アニメ版の葬送のフリーレンでゼンゼ役を担当したのは、声優の照井春佳さんです。照井春佳さんは2009年から声優活動を始め、これまでにさまざまな作品に出演してきました。ここでは、ゼンゼ役の照井春佳さんのプロフィールや、過去の出演作品などをまとめます。

照井春佳さんの生年月日は1987年3月7日で、出身地は岩手県です。照井春佳さんは小学生時代に声優の林原めぐみさんの演技に感銘を受け、自分も声優になることを決意します。その後、A＆Gアカデミーに入り、ラジオ番組のアシスタントで声優デビューを果たしました。照井春佳さんは囲碁が趣味で、2021年8月から半年ほど、NHKの『囲碁フォーカス』で聞き手を務めました。2021年3月には、囲碁棋士の平田智也さんと結婚しています。

照井春佳さんがこれまでに出演した作品や担当キャラは、『未確認で進行形』の夜ノ森小紅、『ハイキュー!!』のユウコ、『結城友奈は勇者である』の結城友奈、『アイドルマスターシンデレラガールズ劇場』の櫻井桃華などです。その他、『灰と幻想のグリムガル』のシホル、『ブレイブウィッチーズ』のジョーゼット・ルマール、『ガンダムビルドファイターズ』のサラなども演じています。

葬送のフリーレンの原作では、2024年4月現在新たな長編エピソードが始まっています。このエピソードにはゼンゼが再登場し、ゼーリエの護衛を務めることになりました。この新エピソードでの描写が、ゼンゼの死亡フラグだと感じた人もいるようです。新エピソードでは影の戦士という新たな敵が登場し、激しい戦いが描かれると推察されます。そのため、ゼンゼが死亡しないかと心配する声が上がっていました。

葬送のフリーレンでは、ユーベルとゼンゼが対談するシーンがあります。そこでブルグを倒した方法を訊かれたユーベルは、故郷の姉との思い出話をします。ユーベルの姉は再訪が得意で、ユーベルは彼女がハサミで布を切る音が好きだと語りました。

このときアニメでは、ユーベルがゼンゼの影の上でハサミを滑らせる描写が追加されています。このシーンが、ユーベルがゼンゼを殺せるという暗喩になっていると感じた人もいました。ゼンゼは強い魔法使いですが、ユーベル相手では即死するだろうと考える人が大勢います。

葬送のフリーレンのゼンゼの強さに関しては、フリーレンも認めています。戦闘シーンがほとんどないゼンゼですが、強さは相当なものであると推察できます。ゼンゼの強さを理解している読者からは、「死亡する状況は考えづらい」というコメントが上がっていました。

葬送のフリーレンに登場するゼンゼの死亡の可能性やこれまでの活躍、かわいい魅力などをまとめました。ゼンゼは一級魔法使い試験編では試験官として登場し、戦闘などには参加していません。そのため、死亡する要素もなく、無傷のまま出番を終えました。その後、しばらく出番はありませんでしたが、帝国領内での新エピソードにて久しぶりに姿を現します。

2024年4月時点では、まだゼンゼの本格的な戦闘シーンはありません。ただ、ゼーリエの護衛という任に就いていることから、戦闘シーンが描かれる日は遠くはないと推察されます。一級魔法使いのゼンゼの運命はどうなるか、今後の展開に注目しましょう。