【葬送のフリーレン】タイムスリップ編をネタバレ!過去に戻った原因は女神様の石碑?

『葬送のフリーレン』には、フリーレンが過去に飛ばされるタイムスリップ編というエピソードがあります。このタイムスリップ編では、フリーレンがヒンメルたち勇者一行と再会しました。かつての仲間たちと再会したフリーレンは、未来へ戻る方法を探すために再び彼らと冒険をします。本記事では、葬送のフリーレンのタイムスリップ編のネタバレを紹介します。また、女神様の石碑の謎や、作中に登場した「フィアラトール」という魔法についても解説します。

【葬送のフリーレン】タイムスリップ編をネタバレ!過去に戻った原因は女神様の石碑?のイメージ

目次

  1. 葬送のフリーレンとは?
  2. 葬送のフリーレンのタイムスリップ編のはじまりをネタバレ
  3. 葬送のフリーレンのタイムスリップ編の結末やその後をネタバレ
  4. 葬送のフリーレンのタイムスリップ編の過去に戻った原因は女神様の石碑?
  5. 葬送のフリーレンのタイムスリップ編の登場人物一覧
  6. 葬送のフリーレンのタイムスリップ編の見どころ
  7. 葬送のフリーレンのタイムスリップ編に関する感想や評価
  8. 葬送のフリーレンのタイムスリップ編まとめ

葬送のフリーレンとは?

葬送のフリーレンの概要

葬送のフリーレンは、週刊少年サンデーで連載中のファンタジー漫画です。web漫画アプリのサンデーうぇぶりでも、本誌より一週遅れで配信されています。葬送のフリーレンは2022年にアニメ化され、2023年9月から連続2クールで放送されました。葬送のフリーレンはこれまでに、第14回マンガ大賞、第25回手塚治虫文化賞新生賞、第69回小学館漫画賞を受賞しています。

葬送のフリーレンのあらすじ

魔王を倒した勇者一行は、王都に凱旋してパーティーを解散します。エルフという長寿種である魔法使いのフリーレンは、それから50年もの間魔法収集の旅に出ます。50年後に再会したヒンメルは、すっかり歳を取っていました。フリーレンたちはそれからエーラ流星を見るための小さな冒険に出かけ、ヒンメルはその後息を引き取ります。ヒンメルの死に涙したフリーレンは、その涙の意味を知るために新たな旅に出るのでした。

葬送のフリーレン|BS日テレ

葬送のフリーレンのタイムスリップ編のはじまりをネタバレ

ネタバレ①女神の石碑の再調査へ

大陸の最北端を目指しているフリーレンたちは、北部高原を通って帝国領へと向かいました。帝国領へ入る関所は冒険者や商人で混雑しており、フリーレンたちはそこで3週間程度足止めを食らいます。ここに来るまでにフリーレンたちは、魔族のマハトの手から城塞都市ヴァイゼを救いました。ヴァイゼが正常に機能し始めたことで人の往来が増え、関所の手が足りなくなったのです。

何もない場所での暇つぶしを心配するシュタルクに、フリーレンは「行きたいところがある」と言いました。フリーレンの行きたいところとは、女神様の石碑がある場所でした。フリーレンは魔王討伐の旅の途中、ヒンメルたちと女神様の石碑がある場所へと行ったことがあります。フリーレンはじっくりと女神様の石碑の解析をしたかったのですが、ハイターやアイゼンたちに急かされて思うように調べることができなかったのです。

フリーレンはそのときのリベンジがしたいと思い、再び女神様の石碑を目指しました。フリーレンたちは三日三晩森の中を歩き続け、ようやく女神様の石碑のもとへとたどり着きます。以前フリーレンが来たとき、女神様の石碑はきれいな状態で残っていました。しかし、時間とともに劣化が進み、現在の女神様の石碑は半分ほど崩れていました。

フリーレンは女神様の石碑の下のほうに、以前にはなかった「フィアラトール」という文字が刻まれていることに気づきます。ハイターの影響で聖典に詳しいフェルンは、フィアラトールが聖典の中に出てくる言葉だとフリーレンに伝えました。聖典をあまり読まないフリーレンはフィアラトールについてよくわからず、考えることを諦めます。そして、再び女神様の石碑を調査すべく、解析魔法を使いました。

ネタバレ②ヒンメルたちとの再会

女神様の石碑を解析しようとしてすぐ、フリーレンは異変に気づきます。半分崩れていた石碑は元に戻り、草しか生えていなかった周囲は一面の花畑に変わったのです。フリーレンが自分を呼ぶ声に振り向くと、そこには若い頃のヒンメルと、かつてともに旅したハイターやアイゼンがいました。フリーレンはヒンメルの顔に触れ、目の前の存在が実体であることを確認します。

そして、ヒンメルの年齢を尋ね、自分が過去にタイムスリップしたことを悟りました。ヒンメルたちとの唐突な再会に、フリーレンは今後の方針を考えあぐねます。また、未来への影響を危惧し、タイムスリップのことはヒンメルたちにも黙っていることにしました。一方のヒンメルたちは、フリーレンの様子がおかしいと気づきつつ、事情も訊かずに様子を見守ります。

ネタバレ③フリーレンたちを狙う魔族たち

フリーレンが再会したヒンメルたちと一緒に街道に出ると、そこには帝国軍の人間が変わり果てた姿で倒れていました。一行が目の前の状況に戸惑っていると、そこに突如として1人の魔族が出現します。その魔族は、女神様の石碑を監視していた残影のツァルトでした。

ツァルトは女神様の石碑で時空干渉が起きたことを察知し、現場にやって来たのです。また、大魔族のソリテールや七崩賢のグラオザームも、フリーレンたちを討伐すべく動き出します。フリーレンが過去へタイムスリップしたことで、事態は大きく動き出すのでした。

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葬送のフリーレンのタイムスリップ編の結末やその後をネタバレ

ネタバレ①ツァルトの襲撃

ヒンメルたちと再会したフリーレンは、残影のツァルトの襲撃を受けます。ツァルトはフリーレンをひと目見て、時空干渉の原因が彼女にあると見抜きました。ヒンメルはツァルトも感嘆するほどの速さで攻撃し、一瞬でいくつもの大木をなぎ倒します。しかし、そこにツァルトの姿はありませんでした。ツァルトは魔法でフリーレンの背後に瞬間移動すると、フリーレンを遥か上空へと転移させました。

飛行魔法を使えるフリーレンにとっては、上空への転移は何の脅威にもなりません。しかし、飛行魔法は比較的新しい魔法で、当時の人類はまだ空を飛ぶことができませんでした。フリーレンがここで飛行魔法を使うと、過去にタイムスリップしてきたことが露見してしまいます。そのため、フリーレンは飛行魔法を使わず、この局面を乗り切る方法を考えます。

一方のツァルトは、フリーレンを上空に転移させた時点で、勝ちを確信していました。ツァルトはフリーレンを人質に取り、彼女を助けたければ武器を捨てろとヒンメルたちに迫ります。ヒンメルたちはツァルトがどうせ全員殺すつもりだとわかっていながら、武器を地面に置きました。ところが、落下しながらフリーレンが攻撃魔法を撃ってきたことで、ヒンメルは武器を捨てるのをやめます。

フリーレンからの攻撃を、「戦闘続行」の意思表示だと受け取ったのです。フリーレンは攻撃魔法を地面に放ち、飛行魔法を使わずに無事着地してみせました。そして、ヒンメルを的確にサポートし、見事な連携でツァルトを追い詰めました。ヒンメルとアイゼンに斬られたツァルトは、巨大な岩塊を空に浮かべて彼らを押し潰そうとします。この時代の魔法では対抗できないと考えていたフリーレンは、やけに冷静なヒンメルたちを見て疑問に思います。

ヒンメルたちはフリーレンの様子から、彼女が何か打開策を持っていると勘づいていたのです。仲間たちから信用していると言われたフリーレンは、未来の魔法を使うことを決意します。そして、巨大な岩塊を魔法で打ち砕き、ツァルトを一撃で葬り去りました。消滅する寸前、ツァルトはフリーレンが過去へタイムスリップしてきたことを確信します。しかし、グラオザームに報告する間もなく、完全に消え去りました。

ネタバレ②80年後の約束

フリーレンの未来の魔法を見たヒンメルたちは、彼女に事情を尋ねます。これ以上は隠しきれないと判断したフリーレンは、再会してから初めて、自分が過去へタイムスリップした存在であることを明かします。フリーレンの未来の魔法を見たヒンメルたちは、タイムスリップの話をすんなり信じました。そして、フリーレンを未来へ戻すため、女神様の石碑に関する文献を探し始めます。

ヒンメルたちはあちこちの集落や修道院などを周りますが、女神様に関する記述はなかなか見つかりませんでした。探索しながら魔物や竜などと戦う中で、フリーレンは改めてヒンメルや仲間たちのことを知っていきます。過去へのタイムスリップによる再会は、フリーレンにとってヒンメルたちを理解するいい機会となりました。幾度となく骨折り損を繰り返しながら、一行はようやく女神様の石碑に関する記述を見つけます。

そこには、聖典の時巡りの鳥の章に帰還魔法が記されていると書かれていました。ただ、聖典を解読するためには長い時間が必要となり、すぐに魔法を探し出すことは不可能でした。アイゼンは元いた時代まで待つという選択肢を提示しますが、フリーレンはこれを拒否します。ヒンメルたちと再会して過ごした時間は、フリーレンにとって大事な時間となったでしょう。

しかし、元いた時代でも、フリーレンはフェルンやシュタルクたちと大切な時を過ごしていたのです。さすがのフリーレンも、フェルンたちと過ごした時間が消えるのは嫌でした。フリーレンの想いを聞いたヒンメルは、魔王を討伐した後に時巡りの鳥の章の解読をすると宣言します。ヒンメルが「そうする」と決めたことで、帰還魔法が解読されるという未来が決定しました。

それにより、フリーレンは「フィアラトール」という石碑に刻まれていた言葉を思い出します。フィアラトールは、ヒンメルが未来のフリーレンのために刻んだ言葉だったのです。ただ、未来へ戻るためには、女神様の石碑に触れた状態で魔法を唱えなければなりませんでした。この時点でだいぶ離れた場所にいたヒンメルたちは、再び女神様の石碑がある場所へと戻ることになります。

ネタバレ③大魔族たちの襲撃

フリーレンたちが女神様の石碑を目指して移動を始めた頃、時空干渉を察知したソリテールやグラオザームら魔族が集結します。未来を見通すことができる全知のシュラハトはこの時点で死亡していますが、彼はフリーレンが過去へタイムスリップしてくることを予見していました。シュラハトからそのことを知らされていたソリテールやグラオザームは、フリーレンから未来の魔法を奪って始末しようと考えます。

戦いが好きな血塗られし軍神リヴァーレは、フリーレンの魔法には興味がありませんでした。ただ、戦えると聞いて、彼らに協力することにします。女神様の石碑の近くまで来ていたヒンメルたちは、先陣を切ったリヴァーレの襲撃を受けます。この攻撃をアイゼンが受け止め、1人でリヴァーレの相手を引き受けました。アイゼンがリヴァーレの足止めをしている間に、ヒンメルたちはフリーレンを連れて先を急ぎます。

しかし、いつの間にかその場にいたグラオザームにより、3人は強力な精神魔法をかけられました。ヒンメルとフリーレンは深い幻影に囚われますが、女神様の加護を受けているハイターは正気を取り戻します。そして、ヒンメルが立ち上がると信じながら、グラオザームの攻撃から2人を守りました。その頃、精神魔法にかかったヒンメルとフリーレンは、幻影の中で結婚式を挙げるところでした。

フリーレンより先にこれが幻影だと気づいたヒンメルは、フリーレンに打開策を尋ねます。フリーレンはヒンメルの手を取り、本来剣がある場所へと導きました。剣の感触を取り戻したヒンメルは、幻影に囚われながらグラオザームへの反撃を開始します。ハイターの援護もあり、ヒンメルはついにグラオザームに一撃を入れました。

ネタバレ④未来へと戻るフリーレン

ヒンメルの攻撃により、グラオザームの幻影が解けます。ヒンメルはグラオザームを牽制しながら、フリーレンに女神様の石碑まで急ぐように言いました。フリーレンは女神様の石碑まで走り、フィアラトールの魔法で未来へと戻ります。フリーレンが戻った後も、グラオザームはヒンメルとの決着をつけようとしました。しかし、潜伏していたソリテールが、もう戦う理由がないと止めます。

ヒンメルは魔族2人を逃がすつもりはありませんでしたが、ソリテールは「歴史が変わるほどに大暴れする」と脅しの言葉を口にします。フリーレンの未来を守るため、ヒンメルは魔族2人を見逃しました。アイゼンも何とかリヴァーレを退け、一行はその場から退却しました。その後、ヒンメルたちは落ち着ける場所へ野営をし、フリーレンが目を覚ますのを待ちます。

未来の自分に意識を乗っ取られた状態だったフリーレンは、その間の記憶がありませんでした。ボロボロになっている仲間の姿を訝しむフリーレンを見て、ヒンメルは未来のフリーレンが元いた時代へ帰ったことを確信します。魔王討伐後、ヒンメルたちは未来のフリーレンとの約束通り、時巡りの鳥の章の解読を進めます。

そして、ようやくフィアラトールという魔法を見つけ出し、年老いたヒンメルは1人で女神様の石碑へとやって来ました。その際、近くで暮らす若い戦士と出会い、ヒンメルはフリーレンのことを語ります。それから数十年後、戦士は女神様の石碑の近くでフリーレンと出会います。そこで、昔ヒンメルと出会ったことや、「きっと最後に会いに来てくれる」と語っていたことなどを伝えます。

過去へのタイムスリープ編で登場した魔族たちは、それぞれ別の道を歩み続けたようです。作中では現在の時間軸にソリテールが登場し、フリーレンとの戦いで死亡しました。グラオザームも現在の時間軸では、死亡したとされています。ただ、明確な死亡シーンはないため、死亡したふりをして潜伏している可能性もあります。

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葬送のフリーレンのタイムスリップ編の過去に戻った原因は女神様の石碑?

フリーレンがヒンメルたちと再会したタイムスリップ編では、女神様の石碑が大きな意味を持ってきます。フリーレンが過去でヒンメルたちと再会することになったのは、女神様の石碑に触れたせいです。では、女神様の石碑とは、一体どのようなものでしょうか?ここでは、葬送のフリーレンのタイムスリップ編で登場した女神様の石碑や、フィアラトールという魔法について解説します。

女神様とは?

まずは、葬送のフリーレンの作中における、女神様について見ていきましょう。葬送のフリーレンの女神様とは、世界を創り上げた天地創造の神です。女神様は全知全能といわれており、その存在は聖典の中に出てきます。女神様は神話の時代に生きていた存在で、神話の時代以外には実際に姿を現したことはありません。

そのため、女神様に関しては、聖典の中で情報を求めるしかない状態です。また、僧侶たちが使っている聖典は、1500年前に女神様からもたらされたものだということがわかっています。

女神様の石碑の謎

葬送のフリーレンのタイムスリップ編に登場する女神様の石碑は、女神様が自らの魔法を込めた石碑です。葬送のフリーレンの作中では、女神様の石碑は大陸全土に10個あるといわれています。ただ、女神様が何のために石碑を残したのか、どういう魔法が込められているかは明らかになっていません。

ただ、フリーレンが過去にタイムスリップしたことから、フリーレンが触った女神様の石碑には時空を捻じ曲げる魔法がかけられていたと推察されます。残る9個の石碑も、人類には理解できないような魔法が込められているのでしょう。

フィアラトールとフリーレンの関係

続いて、フィアラトールとフリーレンの関係について解説します。フィアラトールは、フリーレンが未来へ戻るために必要だった言葉です。フリーレンはフェルンたちと女神様の石碑へ行ったとき、フィアラトールという石碑に刻まれた文字に気づきます。このフィアラトールという文字は、ヒンメルが刻んだものだということが後に判明します。

フリーレンが過去にタイムスリップしてヒンメルと再会したとき、ヒンメルは女神様の石碑について何も知らない状態でした。しかし、フリーレンが過去へタイムスリップしてきたことを知り、フリーレンを未来へ返すための方法を探すことを決意します。

そして、長い時をかけて聖典を解読し、フィアラトールという帰還魔法を見つけ出したのです。フィアラトールは他の人にとっては、聖典に登場するひとつの魔法に過ぎません。しかし、フリーレンにとってフィアラトールは、過去と未来をつなぐ大事な言葉であるといえるでしょう。

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葬送のフリーレンのタイムスリップ編の登場人物一覧

登場人物①フリーレン

葬送のフリーレンの主人公であるフリーレンは、1000年以上生きているエルフの魔法使いです。昔はエルフの集落で仲間たちと暮らしていましたが、魔族に集落を滅ぼされます。集落で最も強かったフリーレンは何とか魔族を倒しましたが、仲間は皆殺しにされました。フリーレンはたまたま通りかかったフランメに助けられ、彼女の弟子となります。

フリーレンはフランメのもとで魔力制御の技を磨き、魔族との戦い方を学びました。それからフリーレンは多くの魔族を滅ぼし、「葬送のフリーレン」と呼ばれるようになります。フランメの死後は1人で暮らしていたフリーレンでしたが、ある日勇者ヒンメルから魔王討伐の旅に誘われます。フリーレンは勇者パーティーの一員となり、仲間たちとともに魔王を討ち果たしました。

ヒンメルたちとの旅は10年にも及びましたが、フリーレンにとっては人生の中のほんの一瞬の時間でした。しかし、その10年間でフリーレンは多くのことを学び、彼女の人生は確実に変わりました。ただ、当時のフリーレンはそのことに気づかず、仲間たちともあっさり別れます。フリーレンがヒンメルたちと過ごした時間の大切さに気づいたのは、ヒンメルが死亡した後でした。

フリーレンは勇者一行として旅した道を再びたどることで、ヒンメルたちのことを改めて知るようになります。フリーレンはもともと感情が薄く、周りのことは気にしない性格でした。ところが、フェルンやシュタルクと旅をするようになってから、徐々に感情が豊かになっていきます。過去にタイムスリップしてかつての仲間と再会したとき、ヒンメルたちはすぐにフリーレンの違いに気づきました。

それほどまでに、フリーレンの変化は大きかったといえるでしょう。フリーレンはヒンメルたちと再会し、かつてのような下らなくて楽しい冒険をします。再会してからたったの一週間という短い冒険でしたが、フリーレンにとって忘れられない冒険になったでしょう。

登場人物②ヒンメル

葬送のフリーレンのヒンメルは、人間の勇者です。きれいな水色の髪と、左目の下にある泣きぼくろが特徴です。ヒンメルは周りが呆れるほどのナルシストで、自分の美しい姿を残すべく各地で銅像を作らせています。しかし、ヒンメルが銅像を作る理由は、単に自分の姿を残したいという理由だけではありませんでした。ヒンメルは自分たちが死んだ後、フリーレンが未来で孤独にならないように銅像を作っていたのです。

ヒンメルは幼い頃にフリーレンに会ったことがあり、ずっとフリーレンのことを忘れずにいました。そして、魔王討伐の旅に出る際、フリーレンを捜し出して仲間に加えます。ヒンメルは正義感溢れた優しい青年で、困っている人がいたらすぐに手を差し伸べます。ヒンメルの意志は多くの人々に引き継がれ、世界を少しずつ変えています。

登場人物③ハイター

葬送のフリーレンのハイターは、勇者パーティーの僧侶です。ハイターはヒンメルと同じ孤児院で育った幼なじみで、孤児院ではまとめ役のような存在でした。ハイターはヒンメルから勇者になると聞かされたとき、「勇者になれるはずがない」と言いました。しかし、ヒンメルはハイターが無理だと思うことをことごとく成し遂げ、本物の勇者になります。

それからハイターはヒンメルのことを誰よりも信じるようになり、魔王討伐の旅にもついていきました。魔王討伐後はヒンメルの意志を継ぎ、戦災孤児のフェルンを引き取って育てます。そして、フェルンが魔法使いとして一人前になった頃、フェルンをフリーレンに託して亡くなりました。ハイターは無類の酒好きで、作中では頻繁に二日酔いになっています。タイムスリップ編でフリーレンと再会した後も、相変わらず酒を飲む姿が多く見られました。

登場人物④アイゼン

葬送のフリーレンのアイゼンは、勇者パーティーの前衛として活躍したドワーフの戦士です。人間よりも寿命が長く、ヒンメルやハイターの死後も生き続けています。魔王討伐後、アイゼンは故郷の村でシュタルクという少年を弟子にします。そして、自分の技を叩き込み、戦士として育てました。

ところが、些細な誤解から2人は喧嘩となり、シュタルクは出ていってしまいます。それから数年後、アイゼンのもとへフリーレンがやって来ます。アイゼンはフリーレンにフランメの手記を探す手伝いを頼み、彼女に魂の眠る地(オレオール)に行くよう言います。

アイゼンは生前のハイターと文通をしており、何とかフリーレンとヒンメルを再会させたいと話し合っていました。そして、フランメの手記に出てくる魂の眠る地に、可能性を賭けたのです。特に目指す場所もなかったフリーレンは、魂の眠る地を目指すことになります。こうして、ヒンメルとの再会を目指し、フリーレンの新たな旅が始まったのでした。

アイゼンは人類最強とも呼ばれていた戦士で、タイムスリップ編ではその強さを魔族のリヴァーレが認めています。また、人並外れた頑強な体の持ち主で、回想シーンでアイゼンの頑丈さがわかるシーンがたびたび登場しました。タイムスリップ編では、アイゼンの体が槍をも通さないほど頑強であることが判明しました。

登場人物⑤奇跡のグラオザーム

葬送のフリーレンの奇跡のグラオザームは七崩賢の1人です。精神魔法を得意としており、その素顔を見た者は誰もいません。同じ七崩賢である全知のシュラハトを信頼しているようで、これまでもシュラハトの計画通りに動いてきました。グラオザームは過去にタイムスリップしたフリーレンから、未来の記憶を奪おうとします。しかし、ヒンメルの常軌を逸した攻撃に押され、撤退を余儀なくされました。

登場人物⑥残影のツァルト

葬送のフリーレンの残影のツァルトは、奇跡のグラオザームの配下です。ツァルトは自分が瞬間移動できるだけでなく、触れたものを好きな場所へ転移させることもできます。当時の飛行魔法を使えない人類相手であれば、空へ転移させただけで勝利が確定します。しかし、未来から来たフリーレン相手には通用せず、未来の魔法で一蹴されました。

登場人物⑦血塗られし軍神リヴァーレ

葬送のフリーレンの血塗られし軍人リヴァーレは、戦いが好きな魔族の将軍です。グラオザームやソリテールの計略には興味がなく、「戦える」という理由だけでフリーレンたちを襲撃します。タイムスリップ編でリヴァーレはアイゼンと対戦し、戦いを楽しみました。

最後はアイゼンの閃天撃を受けて崖から落ちますが、致命傷ではなかったようです。傷を負いながらも「楽しい戦いだった」と言い、アイゼンの武勇に敬意を評しました。リヴァーレはタイムスリップ編以外に出番はありませんが、シュタルクの村を滅ぼした魔族がリヴァーレだと考察されることがあります。

登場人物⑧ソリテール

葬送のフリーレンのソリテールは、人類の記録に名前が残っていない大魔族です。黄金郷のマハト編で初めて登場し、フェルンやフリーレンたちと戦いました。ソリテールは人間に興味がある魔族で、人間の魔法や習性などを研究しています。狡猾で慎重な性格で、タイムスリップ編ではヒンメルたちの前に姿を出さず、グラオザームのサポートに徹しました。

登場人物⑨終極の聖女トート

葬送のフリーレンの終極の聖女トートは、魔王軍に属する大魔族です。しかし、魔王や魔族の存亡などには興味がなく、魔法の探求と明日のご飯だけを気にしています。トートは戦いが嫌いな臆病者で、ヒンメルたちとの戦闘には加わりませんでした。トートはまだ謎が多い魔族で、得意魔法や能力などはわかっていません。

ただ、タイムスリップ編で、トートが自分たちの暮らす星に呪いをかけていることが明らかになりました。トートは作中で、「100年もすれば呪いが星を覆い尽くす」と語っています。現在のフリーレンたちは、タイムスリップ編から80年ほど経った未来で暮らしています。そのため、今後トートの呪いによる影響が出てくる可能性が高いでしょう。

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葬送のフリーレンのタイムスリップ編の見どころ

見どころ①勇者一行のかっこいいバトルシーン

葬送のフリーレンは、勇者一行が魔王を倒したところから始まる物語です。そのため、勇者一行による戦いは、回想シーンでしか見ることができません。回想での戦闘シーンは1コマで終わることが多く、これまで勇者一行のバトルシーンは想像で補うしかありませんでした。

しかし、タイムスリップ編では本編に勇者一行が登場したため、ヒンメルたちの迫力のあるバトルシーンが楽しめます。タイムスリップ編のバトルシーンにより、勇者一行の強さが桁外れであることがわかりました。

見どころ②ヒンメルの「決して叶わないと諦めた夢」

葬送のフリーレンのタイムスリップ編では、ヒンメルとフリーレンがグラオザームの精神魔法にかかります。グラオザームによる幻影の中では、ヒンメルとフリーレンの結婚式が行われました。このときグラオザームは自分の魔法に対して、「決して叶わないと諦めた夢でも実現できる」と言いました。

このセリフにより、ヒンメルの「決して叶わないと諦めた夢」が、フリーレンとの結婚だったことが明らかになります。これまでにも、ヒンメルに対するフリーレンへの想いが仄めかされる描写はいくつかありました。しかし、ここまではっきりとヒンメルの想いが描かれたのは、タイムスリップ編が初めてです。ヒンメルとフリーレンの結婚式のシーンには、読者から大きな反響が寄せられました。

見どころ③魔族達の意味深なセリフ

葬送のフリーレンのタイムスリップ編は、強力な魔族たちの活躍が楽しめるエピソードでもあります。タイムスリップ編にはさまざまな魔族が登場し、今後の伏線になるような意味深なセリフをいくつも残しています。今後の展開に大きく関わってきそうな魔族たちのセリフも、見どころのひとつだといえるでしょう。

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葬送のフリーレンのタイムスリップ編に関する感想や評価

葬送のフリーレンのタイムスリップ編には、「アニメ化してほしい」とのコメントが多く見られます。葬送のフリーレンのアニメは、2024年4月時点で一級魔法使い試験編まで放送されています。続編はまだ制作が未定で、タイムスリップ編までアニメが続くかどうかもわかりません。それでも、タイムスリップ編のアニメ化を期待する声は多く、人気が高いエピソードであることがわかります。

葬送のフリーレンのタイムスリップ編では、グラオザームの魔法のおかげでヒンメルとフリーレンの結婚式が見られました。ヒンメルとフリーレンのカップルを推しているファンからは、グラオザームに感謝する声が上がっています。

ヒンメルはフリーレンを未来へ帰すため、人生のほとんどの時間を使ってフィアラトールの魔法を探し出しました。人生をかけてフィアラトールの文字を刻んだヒンメルには、「尊い」「イケメンが過ぎる」といった感想が上がっています。

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葬送のフリーレンのタイムスリップ編まとめ

葬送のフリーレンのタイムスリップ編とはどういった話か、内容のネタバレや見どころをまとめました。タイムスリップ編ではフリーレンが過去に戻り、かつての仲間たちと再会する話が描かれています。ヒンメルはフリーレンのために生涯をかけて聖典を解読し、ついに「フィアラトール」という帰還魔法を見つけました。

タイムスリップ編ではヒンメルのフリーレンへの強い想いと、勇者一行の深い絆が描かれています。勇者一行の活躍を見たい人は、ぜひ葬送のフリーレンのタイムスリップ編を読んでみてください。

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