【葬送のフリーレン】血塗られし軍神リヴァーレは最強の大魔族！シュタルクとの因縁とは？

葬送のフリーレンの漫画には血塗られし軍神リヴァーレという魔族最強の戦士が登場します。読者からはシュタルクの故郷を滅ぼした魔族として注目されていました。そこで、ここからは血塗られし軍神リヴァーレの強さや能力をはじめ、シュタルクとの因縁やアイゼンとの関係、活躍をネタバレありで紹介していきます。それではまず、葬送のフリーレンの作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：葬送のフリーレン
• ジャンル：ファンタジー、少年漫画
• 原作：山田鐘人
• 作画：アベツカサ
• 掲載誌：週刊少年サンデー
• 発表号：2020年22・23合併号～
• 巻数：既刊12巻（2024年1月現在）
• アニメ情報：斎藤圭一郎（監督）、鈴木智尋（シリーズ構成）、長澤礼子（キャラクターデザイン）、Evan Call（音楽）、マッドハウス（アニメーション制作）、2023年9月29日～（放送期間）

『葬送のフリーレン』は週刊少年サンデーにて2020年4月28日より連載されているファンタジー漫画です。原作は山田鐘人先生、作画はアベツカサ先生がそれぞれ担当しています。単行本は2023年12月時点で12巻まで刊行。累計発行部数は1100万部を突破し、第14回マンガ大賞や第25回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど人気を博しています。

2022年9月にはアニメ化が発表され、2023年9月29日からアニメが放送中です。監督は斎藤圭一郎氏、シリーズ構成は鈴木智尋氏、キャラクターデザインは長澤礼子氏、アニメーション制作はマッドハウスがそれぞれ担当しています。また、2023年10月11日からは、YouTubeほかにて『葬送のフリーレン 〜●●の魔法〜』というタイトルのアニメも放送中です。

ここでは葬送のフリーレンの簡単なあらすじを紹介します。10年かけて魔王を倒し、世界を救った勇者一行。

その50年後、勇者ヒンメルはかつての仲間である僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンと再会し、50年に一度降るという「半世紀（エーラ）流星」を見た直後にその生涯を閉じました。フリーレンは1000年は軽く生きる長命種のエルフであるゆえに人間とあまり深く関わろうとしませんでしたが、10年間もの旅路をともにした仲間の死をきっかけに、人間を知るために旅に出ることを決めます。

葬送のフリーレンのの漫画に登場する血塗られし軍神リヴァーレは、人類側にもその名を広く知られた大魔族です。フリーレンがフェルンに対して、戦わずに逃げるべき人物として名を挙げられています。魔族としても非常に長命の人物で、数百年を生きる魔族たちを前に自身を「老いぼれ」と自称していました。戦闘狂的な気質の持ち主であり、魔法ではなく武芸に特化して技術を磨いています。

血塗られし軍神リヴァーレはアイゼンと戦士として真向勝負を楽しもうと彼と同じ戦斧を握りしめ、「お前の前に立ちはだかるのは、魔族最強の戦士だ」と口にしました。そのセリフからは高潔な気質が見て取れます。また、リヴァーレはシュタルクの故郷を滅ぼした魔族であり、シュタルクの因縁の相手でもありました。では、ここからリヴァーレとシュタルクの因縁やアイゼンとの関係について詳しく見ていきましょう。

葬送のフリーレンのの漫画に登場するアイゼンは、勇者パーティの戦士です。エルフと同様、長命種であるドワーフであるため、作中でヒンメルとハイターが寿命により死んだあとも生きています。しかし、確実に老いているため現役を退いて隠居生活を送っており、前衛として旅に同行して欲しいとフリーレンに請われた際は、「もう斧を振れる歳じゃない」と断り、旅に同行できない自分に代わって弟子のシュタルクを連れていくよう提案しました。

そのようなアイゼンはヒンメルとともに旅をした頃、戦士としての絶頂期にあり、魔族の間でもその実力が知れ渡っていました。その実力は竜を昏倒させるほどの猛毒の矢を受けても平気でいるほどです。そして、アイゼンはヒンメル一行の討伐にやってきたリヴァーレと交戦します。彼の強さ生身で感じたリヴァーレは「これほどの猛者と戦えるとは」と歓喜。その後、アイゼンに敬意を表して彼と同じ斧で戦闘をおこなっています。

葬送のフリーレンのの漫画に登場するシュタルクは、アイゼンの弟子でありシュトルツの弟です。師匠と同じく斧使い。幼い頃にリヴァーレによって村を滅ぼされています。その頃は魔物とまともに戦えない失敗作だと父親から見下されていましたが、アイゼンに戦士として徹底的に鍛え上げられたことで、巨大な断崖に斧で亀裂を作るほどの強さを身につけました。

ただ、「村を見捨てた」という自責の念が強いため、自己評価が低いです。また、臆病で気弱な性格をしています。リヴァーレからすればシュタルクは「以前見逃してやった人間の子供」に過ぎません。しかし、シュタルクからすればリヴァーレは一族の仇という立場にあります。

葬送のフリーレンの漫画に登場するシュトルツは、シュタルクの兄です。大陸北部でその実力を広く知られた戦士の一族出身で、返り血どころか跳ねた泥にすら当たらず魔物を討伐するほどの技量を誇ることから、若くして”一族最強”と呼ばれています。

父の前ではシュタルクのことを愚弟と呼ぶなど一見横暴な態度を見せていましたが、実際はシュタルクをとてもかわいがっており、同時にその秘めた才能を高く評価しています。リヴァーレが村を襲撃した際は、「おそらく勝てないだろう」と判断し、シュタルクを逃がしました。その後の消息は不明となっています。

葬送のフリーレンの漫画に登場する血塗られし軍神リヴァーレは、名前がドイツ語の”ライバル”もしくは”好敵手”を意味する「Rivale（リヴァーレ）」という単語から取られたものとなっており、さらにはシュタルクの故郷を滅ぼした魔族であることから、「シュタルクにとっての宿敵になるのではないか」と読者の間で噂されています。

実際に血塗られし軍神リヴァーレは魔族最強の戦士であり、シュタルクはアイゼンから「俺の弟子はとんでもない戦士になる」とアイゼンに言わせるほどの戦士としての素質を持ちます。では、血塗られし軍神リヴァーレはどの程度の強さを誇るのでしょうか？ここからは血塗られし軍神リヴァーレの強さや能力について詳しく見ていきましょう。

リヴァーレは自身の戦闘狂的な気質を反映した戦闘スタイルを確立しています。強い戦士との戦いを何よりの愉悦としているリヴァーレは、強者と認めた相手との戦いでは相手と同じ武器を使うことをポリシーとしていました。戦闘ではさまざまな武器を使い、深い計算と経験に基づいた戦術を立てます。

リヴァーレは「魔族最強の戦士」を自負する実力者です。挨拶代わりとばかりに叩き込んだ鉄拳をアイゼンに受け止められた際に、「俺の拳を止められる者と出会ったのは1世紀ぶりだ」と語っていることから、挨拶代わりの鉄拳ですら受け止められる者はほとんどいないことがうかがえます。その強さは通常の魔族とは一線を画すものです。特にその速さと力は他のキャラクターと比べても際立っています。

ここまで葬送のフリーレンの漫画に登場する血塗られし軍神リヴァーレの強さや能力、シュタルクとの因縁やアイゼンとの関係を見てきました。では、血塗られし軍神リヴァーレは作中でどのような活躍を見せてくれるのでしょうか？ここからは血塗られし軍神リヴァーレの活躍をネタバレありで紹介していきます。

葬送のフリーレンの魔王は、1000年前に人類の歴史上に現れました。魔王は「人類との共存」を志していましたが、どういうわけか人類全体への戦争を開始します。その中でリヴァーレは「魔王に従えば人類側の強い戦士と戦える」と考え、大陸各地で延々と続く戦いに身を投じました。その後、人類側の戦士との戦いで魔族側にも少なくない犠牲が出る中、戦士として長く戦いの中に身を置き続けます。

ある時、リヴァーレは魔王軍幹部「七崩賢」の一員である奇跡のグラオザームにより、ヒンメル一行の討伐のため招集されます。ヒンメル一行の討伐はシュラハトの指示によるもので、「1000年先の魔族」のためのなんらかの思惑があるとされていました。しかし、リヴァーレは魔族のためというより、強い者と戦うためだけにヒンメル一行の討伐に赴くことにします。集められた魔族はリヴァーレのほか、トートとソリテールがいました。

しかし、トートは魔法の探求と明日の糧さえ困らなければいいと明言し、戦いには加わらずにその場を去ります。そこで、リヴァーレは残ったグラオザームとソリテールとともにヒンメル一行と戦うことにしました。先陣を切ってヒンメル一行に戦いを仕掛けたリヴァーレは、まずは挨拶とばかり叩き込んだ自分の鉄拳を、勇者パーティの戦士・アイゼンが真正面から受け止めたことに歓喜します。

リヴァーレは「俺の知る限り人類側最強の戦士」とアイゼンを絶賛しました。そして、足止めに残ったアイゼンに敬意を表し、自らも斧を創作して装備。その後、アイゼンの斧を顔面で受けても傷一つ付かないほどの強靭さを示します。閃天撃を正面から受けてようやく負傷しますが、笑顔で賛辞を贈り、ヒンメルの指示で撤退していくアイゼンを見送りました。

ここまで最強の大魔族・血塗られし軍神リヴァーレについて、シュタルクの因縁やアイゼンとの関係、強さや能力、活躍などの情報を交えて紹介しました。では、最後にリヴァーレに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

血塗られし軍神リヴァーレの活躍に関する声があがっています。こちらでは「戦士アイゼンVS魔族最強の戦士リヴァーレ」としてアイゼンとリヴァーレの戦いに注目されているようです。また、「やっぱり面白い」とのことで、アニメでの2人のバトルシーンに期待されています。

血塗られし軍神リヴァーレとシュタルクに関する声があがっています。こちらではリヴァーレという名前がドイツ語で「好敵手（ライバル）」を意味するとして、シュタルクが対峙するであろう相手になると予想されています。シュタルクはリヴァーレが敬意を表したアイゼンの弟子です。

さらにはシュタルクにとってリヴァーレは一族の仇でもあります。シュタルクは「俺の弟子はとんでもない戦士になる」とアイゼンに言わせるほどの素質を持つため、人類最強の戦士になる可能性が高いです。それを踏まえると、魔族最強の戦士リヴァーレVS人類最強の戦士シュタルクという構図が成り立つと言えるのではないでしょうか？

血塗られし軍神リヴァーレの強さに関する声があがっています。こちらではリヴァーレがシュタルクの故郷を滅ぼした魔族と知り重要視されるようになっているようです。

やはり武器に斧を使っているということが、シュタルクの故郷を滅ぼしたことに気づくきっかけとなっています。ほかの読者からはリヴァーレがシュタルクの故郷を滅ぼしたことの目的は、リヴァーレが斧を武器としていたことから、アイゼンを探していたからではないかと推察する声もあがっていました。

本記事では葬送のフリーレンの最強の大魔族・血塗られし軍神リヴァーレについて、強さや能力、活躍シーン、シュタルクの因縁やアイゼンとの関係などを交えて紹介しました。

血塗られし軍神リヴァーレはシュタルクの故郷を滅ぼした張本人であり、アイゼンを「人類最強の戦士」と敬意を表して彼と同じ戦斧を握りしめ戦った魔族でもあります。そのためシュタルクにとって血塗られし軍神リヴァーレは「一族の仇で師の宿敵」です。今後、シュタルクと血塗られし軍神リヴァーレは激戦を繰り広げることが予想されるため、彼らの動向に注目しておきましょう。