【波よ聞いてくれ】ネタバレあらすじと感想！カレー屋店員がラジオDJとして開花？

漫画「波よ聞いてくれ」のあらすじのネタバレや、主要登場人物、面白い魅力や感想などについてネタバレする前に、「波よ聞いてくれ」の作品情報を紹介します。

• 作品名：波よ聞いてくれ（なみよきいてくれ）
• 原作：沙村広明（さむらひろあき）
• ジャンル：青年漫画
• 掲載誌：月刊アフタヌーン
• 発表期間：2014年7月〜

漫画「波よ聞いてくれ」は、北海道の札幌市を舞台にした沙村広明の青年漫画です。漫画「波よ聞いてくれ」は、「マンガ大賞2020」第4位に選出された人気作品で、2020年4月にアニメ化されました。アニメ化され注目を集めた「波よ聞いてくれ」は、2023年に小芝風花主演でドラマ化されたことでも人気を集めています。

漫画「波よ聞いてくれ」の作者は、沙村広明です。沙村広明は1970年2月17日生まれ・千葉県出身の漫画家兼イラストレーターです。多摩美術大学美術学部油絵学科の卒業生で、1993年に「無限の住人」で漫画家デビューを果たしました。

沙村広明の代表作

• 無限の住人
• ブラッドハーレーの馬車
• ハルシオン・ランチ
• 幻想ギネコクラシー
• ベアゲルター
• 春風のスネグラチカ

漫画「波よ聞いてくれ」のあらすじをネタバレします。まずは、漫画「波よ聞いてくれ」1巻〜3巻のあらすじをネタバレしていきましょう。主人公の鼓田ミナレは、北海道の札幌にある人気スープカレー店のVOYAGERで働く25歳の美女です。ミナレは、元彼に騙されて失恋。その後、バーで呑んでいましたが悪酔いしてしまい、バーにいた男性に自分の失恋トークを繰り広げてしまいます。

翌日、ミナレがカレー店で働いていると、自分の声がラジオで流れ始めます。実は、昨日ミナレが失恋話を繰り広げた相手は、ラジオ局に勤務するチーフディレクターの麻藤だったのです。ミナレの話を面白いと思い、「ラジオDJとしての才能がある」と感じた麻藤は、ミナレの失恋話を勝手に録音し、ラジオで流していたのです。

ミナレは、放送を辞めさせるために、慌ててラジオ局に乗り込みます。しかし、麻藤の策略にはめられてしまい、放送を中止させるどころか、ラジオDJデビューをしてしまいました。麻藤にラジオDJとしての才能を見出されたミナレは、カレー店の店員をしながら、ラジオDJもすることに。ある日、ラジオDJとして有名になり始めたミナレの元に、自分を騙した元彼の光雄が姿を現すのでした。

漫画「波よ聞いてくれ」4巻〜6巻のあらすじをネタバレします。ミナレは、光雄との関係にピリオドを打ち、DJとしての活動を続けていました。ミナレは、番組が軌道に乗ろうとしている中、先輩のまどかに呼び出されます。そして、ダメ出しをされた挙げ句、ラジオ業界の闇を聞かされ、落ち込んでしまいます。その上で、ミナレは、カレー店からもクビにされそうな危機的状況に追い込まれてしまうのでした。

ある日、ミナレはラジオ局で勤務するアシスタントディレクターの瑞穂と一緒に、構成作家の久連木の取材を手伝うことになりました。3人は、小説の取材のために北海道の僻村を訪れますが、怪しげな新興宗教団体に囚われてしまいます。彼らがミナレたちを誘拐した目的は、「ラジオで宗教の宣伝をしろ」というものでした。

ミナレたちは、絶体絶命のようにも思われましたが、久連木が機転をきかせたことで、状況は一変。相手の要求を聞いている素振りを見せて、相手の発言を録音しながらも、そのテープの中に「救助してほしい」というメッセージを仕込ませます。このことにラジオ局のメンバーが気付いたことで、ミナレたちは解放されるのでした。

漫画「波よ聞いてくれ」7巻〜9巻のあらすじをネタバレします。ミナレは、「DJとして成功しよう」と、ラジオの企画を製作していました。そうした中、北海道で大地震が起こってしまい、大規模停電に見舞われるなど、街は変わり果ててしまいます。ミナレは、ラジオ局のことが気になり、被災後すぐに局に向かいました。そして、ミナレは「波よ聞いてくれの緊急生放送をしろ」と命じられます。

大規模停電が起こる非常事態の中、ミナレはなんとかしてリスナーを励まそうと一晩中生放送を続けていきます。非常事態の生放送を無事終えたことで、ミナレはDJとして徐々に認められていきます。ミナレがラジオDJとして充実した日々を送る中、ラジオ局に「波よ聞いてくれを取材したい」と1本の電話がかかってきます。しかし、取材したいという相手が名乗る雑誌は、既に休刊になっており、怪しさ満載です。

ラジオ局の一同は、この電話を不審に思い、相手の取材を受けようとはしません。しかし、瑞穂は「この取材はチャンスだ」と考え、周囲の意見を聞かずに、相手との約束の場所へ出向きます。出向いた結果、瑞穂は何者かによって監禁されてしまいました。この取材相手は、以前ミナレたちが捕まった宗教団体だったのです。ミナレは、先輩DJのまどかと共に、瑞穂の救出に向かうのでした。

漫画「波よ聞いてくれ」の面白い魅力についても、ネタバレしていきましょう。漫画「波よ聞いてくれ」の面白い魅力の1つ目が、「先の読めないストーリー」です。主人公のミナレは、元彼に騙されたことがきっかけで、ある日突然ラジオDJになってしまいます。このあらすじを見て、「主人公のシンデレラストーリーだ」といった感想をもつ人は、少なくありません。

しかし、「波よ聞いてくれ」のあらすじは、シンデレラストーリーのようなキラキラしたサクセスストーリーではありません。主人公のミナレはとにかく男運が無く、男に騙されたり、新興宗教団体に誘拐されたり、とにかく色々なハプニングに巻き込まれてしまいます。DJとして成長していく姿を描きながらも、どんなハプニングが起こるのか予想がつかない点が、面白い魅力の1つに挙げられています。

漫画「波よ聞いてくれ」の面白い魅力の2つ目が、「ミナレの語り」です。ミナレは、自分の周囲で起こった出来事を、自虐を交えながらラジオDJとして赤裸々に話していきます。ミナレは、今までに起こった出来事にツッコミを入れながら、面白おかしくラジオを展開していきます。リスナーからの質問にもテンポよく返しており、「漫画なのに、ミナレの声が聞こえる気がする」といった感想もあがっています。

その上で、ミナレの言葉のセンスも良く、「自分が言いたいことを、ミナレが代弁してくれている」・「見ているこちらまで、スカッとする」といった感想も多く、面白い魅力の1つに挙げられています。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の1人目が、鼓田ミナレ（こだミナレ）です。鼓田ミナレは、金のセミロングヘアをした25歳の女性で、「波よ聞いてくれ」の主人公です。鼓田ミナレは、人気スープカレー店のVOYAGER（ボイジャー）従業員でありながら、ラジオ局のMRSで冠番組をもっています。

鼓田ミナレは、裏表が無く、サバサバした性格をしていますが、短絡的に行動するため、失態を繰り返すことが多い登場人物です。一方で、DJとしては、素人離れした滑舌の持ち主で、頭の回転が良く、トークの高いアドリブ力を持ち合わせています。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の2人目が、麻藤兼嗣（まとうかねつぐ）です。麻藤兼嗣は、グレージュへアの長髪を後ろに束ねている強面の中年男性です。麻藤兼嗣は、MRSの制作部でチーフディレクターとして働いており、ミナレをラジオの世界に引き入れた張本人。福岡県出身で、テレビ局で働いていた過去があります。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の3人目が、南波瑞穂（なんばみずほ）です。南波瑞穂は、黒のセミロングヘアで、MRSで働いているアシスタントディレクターです。南波瑞穂は、面倒見が良く、几帳面な性格をしています。学生時代からラジオ業界を志していた女性で、ミナレを自分の家に居候させてあげる優しい性格の持ち主です。ミナレのことを応援しながら、久連木に好意を寄せています。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の4人目が、久連木克三（くれこかつみ）です。久連木克三は、口ひげが特徴的な中年男性で、MRSの雇われ構成作家です。MRSには欠かせない存在であり、急遽仕事を頼まれても、難なくこなしてしまいます。構成作家歴は長いですが、本職は「呉ひさき」という名前で活動している小説家です。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の5人目が、茅代まどか（ちしろまどか）です。茅代まどかは、黒のボブヘアの女性です。MRSの人気番組「SeptemberBlueMoon」のメインパーソナリティで、ミナレのことを面白いと思い、気にかけています。一方で、アドリブ力が高く、DJとしての才能があるミナレのことをライバル視もしている登場人物です。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の6人目が、甲本龍丞（こうもとりゅうすけ）です。甲本龍丞は、黒の短髪で、MRSのレコーディング・エンジニアをしています。無愛想で怖そうに見えますが、真面目な性格で、仕事に実直な登場人物です。南波に好意を抱いていますが、気持ちを伝えられずにいます。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の7人目が、中原忠也（なかはらちゅうや）です。中原忠也は、センター部分だけが金髪で、オールバックにした特徴的なヘアスタイルをしています。繊細で情に厚く、優しい性格の持ち主です。ミナレと同じVOYAGERで働く従業員で、店ではキッチンを担当しています。密かにミナレに好意を抱いていますが、同僚のマキエに好意を寄せられている登場人物です。

漫画「波よ聞いてくれ」の登場人物一覧の8人目が、城華マキエ（たちばなマキエ）です。城華マキエは、過保護な兄を持つ黒のロングヘアの女性です。兄が交通事故でVOYAGERのマスターに怪我を負わせたことに責任感を感じ、店で働くようになりました。真面目な性格をしていますが、考え込みやすく、重く考えすぎな傾向がある女性。中原のことが好きなため、ミナレには辛辣な登場人物です。

実写ドラマ「波よ聞いてくれ」で、鼓田ミナレを演じたキャストが小芝風花（こしばふうか）です。小芝風花は、1997年4月16日生まれの女優で、オスカープロモーションに所属しています。小芝風花は、2011年に「イオン✕オスカープロモーションガールズオーディション2011」でグランプリを獲得したことがきっかけで、女優デビューを果たしました。

小芝風花の出演代表作

• ドラマ「ふたりのキャンバス」：柳井里保役
• ドラマ「トクサツガガガ」：中村叶役
• ドラマ「妖怪シェアハウス」：目黒澪役
• ドラマ「彼女はキレイだった」：佐藤愛役
• ドラマ「フェルマーの料理」：赤松蘭菜役
• ドラマ「大奥」：五十宮倫子役
• 映画「魔女の宅急便」：キキ役
• 映画「天使のいる図書館」：吉井さくら役
• 映画「貞子DX」：一条文華役
• 映画「レディ加賀」：樋口由香役

実写ドラマ「波よ聞いてくれ」で、麻藤兼嗣を演じたキャストが北村一輝（きたむらかずき）です。北村一輝は、1969年7月17日生まれの俳優で、株式会社PANDAに所属しています。北村一輝は、映画「海の征服者」がきっかけで俳優を志すようになり、1991年に俳優デビュー。1999年の映画「皆月」で注目を集め、多くの作品に出演している人気俳優です。

北村一輝の出演代表作

• ドラマ「天地人」：上杉景勝役
• ドラマ「夜王〜YAOH〜」：聖也役
• ドラマ「医龍-TeamMedicalDragon-」：霧島軍司役
• ドラマ「ガリレオ」：草薙俊平役
• ドラマ「破門」：桑原保彦役
• ドラマ「テッパチ！」：八女純一役
• 映画「皆月」：アキラ役
• 映画「弱虫（チンピラ）」：北爪修役
• 映画「猫侍」：斑目久太郎役
• 映画「シグナル長期未解決事件捜査班」：大山剛志役

実写ドラマ「波よ聞いてくれ」で、南波瑞穂を演じたキャストが原菜乃華（はらなのか）です。原菜乃華は、2003年8月26日生まれの女優兼声優、元子役で、トライストーン・エンタテインメントに所属しています。原菜乃華は、2009年にオーディションに合格し、芸能界デビュー。2024年には「ミステリと言う勿れ」で日本アカデミー賞新人賞を獲得しています。

原菜乃華の出演代表作

• ドラマ「ナイト・ドクター」：深澤心美役
• ドラマ「真犯人フラグ」：相良光莉役
• ドラマ「ナンバMG5」：難破吟子役
• ドラマ「泥濘の食卓」：尾崎ちふゆ役
• ドラマ「どうする家康」：千姫役
• 映画「Lieland」：アリス役
• 映画「3月のライオン」：幸田香子（少女時代）役
• 映画「はらはらなのか。」：原ナノカ役
• 映画「ヘルドッグス」：間宮比呂美役
• 映画「ミステリと言う勿れ」：狩集汐路役

実写ドラマ「波よ聞いてくれ」で、箱坂富美を演じたキャストが井頭愛海（いがしらまなみ）です。井頭愛海は、2001年3月15日生まれのファッションモデル兼女優で、オスカープロモーションに所属しています。井頭愛海は、2012年に「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞したことがきっかけで芸能界デビューを果たしました。

井頭愛海の出演代表作

• ドラマ「大阪環状線Part3ひと駅ごとのスマイル」：桃役
• ドラマ「結婚できないにはワケがある。」：谷村鉄子役
• ドラマ「サムライカアサン」：小川こずえ役
• ドラマ「わたしの一番最悪なともだち」：石川光莉役
• ドラマ「フェルマーの料理」：黒崎麗子役
• 映画「おしん」：八代加代役
• 映画「鬼ガール！！」：鬼瓦ももか役
• 映画「妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-」：篠原小梅役
• 映画「メイヘムガールズ」：大森あかね役

実写ドラマ「波よ聞いてくれ」で、久連木克三を演じたキャストが小市慢太郎（こいちまんたろう）です。小市慢太郎は、1969年2月15日生まれの俳優で、Saiに所属しています。小市慢太郎は、大学卒業後にマキノノゾミの劇団M.O.Pに参加し、1990年に俳優デビュー。演技力が高く、バイプレイヤーとして人気を獲得しており、多くの作品に出演しています。

小市慢太郎の出演代表作

• ドラマ「八つ墓村」：磯川警部役
• ドラマ「イノセンス冤罪弁護士」：指宿林太郎役
• ドラマ「救命病棟24時第3シリーズ」：日比谷学役
• ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」：長岡征治役
• ドラマ「真夏のシンデレラ」：水島創一役
• ドラマ「誘拐法廷〜セブンデイズ〜」：棚橋幸夫役
• 映画「るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編」：川路利良役
• 映画「パーフェクトワールド君といる奇跡」：川奈元久役
• 映画「Fukushima50」：原子力安全委員会委員長役
• 映画「決戦は日曜日」：濱口祐介役

実写ドラマ「波よ聞いてくれ」で、茅代まどかを演じたキャストが平野綾（ひらのあや）です。平野綾は、1987年10月8日生まれの声優兼女優、歌手、アイドル、タレント、ラジオパーソナリティ。1998年に女優デビューを果たし、2001年に声優としての活動をスタートさせました。2006年には音楽活動もスタートさせており、幅広く活動しています。

茅代まどかの出演代表作

• ドラマ「ミューズの鏡」：彩吹うらら役
• ドラマ「こんなのアイドルじゃナイン！？」：権田麻理役
• 映画「タイガーマスク」：マキ役
• アニメ「アイシールド21」：姉崎まもり役
• アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」：涼宮ハルヒ役
• アニメ「NANA」：芹澤レイラ役
• アニメ「それいけ！アンパンマン」：コキンちゃん役他
• アニメ「絶対可憐チルドレン」：明石薫役
• アニメ「君に届け」：胡桃沢梅役
• アニメ「FAIRY TAIL」：ルーシィ・ハートフィリア役

「波よ聞いてくれ」は、「あらすじはもちろん、会話の掛け合いシーンが面白い漫画」といった感想が多い人気漫画です。「波よ聞いてくれの日常シーンが好き」・「今まで見てきた漫画の会話シーンで、一番面白い漫画」といった感想も。「キャラの会話を、見ているのではなく、本当に聞いているように感じる漫画」といった声もあり、会話シーンに注目が集まっています。

漫画「波よ聞いてくれ」は、「会話シーンが面白い漫画」といった感想が多く、「実際にキャラが会話しているシーンを見たいので、アニメ化や実写化してほしい」といった感想も上がっていました。ドラマ化されると、「漫画とは少し違うもの、ドラマも面白い」・「ドラマを面白いと思った人は、漫画も見てほしい」・「漫画を見てからドラマを見てほしい」といった感想が上がっています。

漫画「波よ聞いてくれ」は、「会話シーンが面白い」と人気を獲得していますが、主人公の鼓田ミナレの言葉のチョイスを支持するファンも多いです。「鼓田ミナレの言葉選びが好き」・「ミナレの発言に元気づけられることが多い漫画」といった感想も。「名言が多い漫画」・「ミナレの発言にスカッとする漫画」といった感想も多く、人気を獲得しています。

「波よ聞いてくれ」は、アニメ化・ドラマ化されたことでも話題を集めている沙村広明の人気青年漫画です。「会話シーンが面白い」といった感想や、「先の読めない展開が面白い」といった感想が多くあがっています。そんな「波よ聞いてくれ」のあらすじのネタバレや、主要登場人物、ドラマのキャストなどを見て気になった方は、一度「波よ聞いてくれ」を見てみてはいかがでしょうか？