【波よ聞いてくれ】カレー屋のモデルは新宿ドミニカ?その他の元ネタもまとめて紹介

沙村広明先生の漫画「波よ聞いてくれ」に登場するカレー屋のモデルは、東京都新宿区にある東京ドミニカがモデルと言われています。本文では、北海道・札幌を舞台にした漫画「波よ聞いてくれ」から、主人公・鼓田ミナレが勤務するスープカレー屋のモデルや、カレー屋「VOYAGER」の名前の元ネタ、「波よ聞いてくれ」のその他の元ネタ、作品の面白い魅力や感想・評価などを紹介します。

【波よ聞いてくれ】カレー屋のモデルは新宿ドミニカ?その他の元ネタもまとめて紹介のイメージ

目次

  1. 波よ聞いてくれとは?
  2. 波よ聞いてくれのスープカレー屋のモデルは新宿のドミニカ?
  3. 波よ聞いてくれのその他の元ネタの場所
  4. 波よ聞いてくれの面白い魅力
  5. 波よ聞いてくれに関する感想や評価
  6. 波よ聞いてくれのモデルまとめ

波よ聞いてくれとは?

「波よ聞いてくれ」のイメージ画像

漫画「波よ聞いてくれ」は、北海道・札幌のスープカレー屋に勤務する主人公が、ひょんなことからラジオDJとしてデビューし、奮闘していく姿を描いた作品です。以下では、漫画「波よ聞いてくれ」から、主人公・鼓田ミナレが勤務するスープカレー屋のモデルや、劇中に登場した建物や名所等のモデル、「波よ聞いてくれ」の面白い魅力、作品に関する感想や評価を紹介します。

波よ聞いてくれの概要

沙村広明先生の最新作「波よ聞いてくれ」は、2014年7月~2021年7月現在にかけて「月刊アフタヌーン」にて連載されている日常系漫画で、単行本は2020年10月時点で、計8巻が刊行されています。

波よ聞いてくれのあらすじ

北海道・札幌市のスープカレー屋に勤務する鼓田ミナレは、偶然知り合った地元のラジオ局のディレクター・麻藤兼嗣に、自身の失恋話を録音され、翌日のラジオ番組でその時の音源が流されてしまいます。放送を止めるべく、ラジオ局に向かったミナレでしたが、麻藤に言いくるめられ、アドリブトークを披露します。そして、深夜帯の冠番組を与えられたミナレは、「波よ聞いてくれ」のラジオDJとして活動を始めていきます。

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波よ聞いてくれのスープカレー屋のモデルは新宿のドミニカ?

波よ聞いてくれのスープカレー屋のモデルを調査・イメージ画像

「波よ聞いてくれ」のスープカレー屋・VOYAGERのモデルとなったお店は、東京都新宿区に存在し、漫画ではモデルとなったお店の外観はもちろん、内装も忠実に描かれています。以下では、「波よ聞いてくれ」のスープカレー屋のモデルとなった東京ドミニカや、ミナレが勤務するスープカレー屋の名前のモデルを紹介します。

東京ドミニカ(新宿)

「波よ聞いてくれ」に登場するスープカレーとパンのお店・VOYAGERのモデルとなったお店は、東京都新宿にある「札幌スープカリー 東京ドミニカ」です。VOYAGERのモデルとなった東京ドミニカは、新宿三丁目の雑居ビル・地下1階にあり、スープカレー屋の外観は勿論、カウンターやテーブル席に至るまで、漫画の世界そのものの雰囲気を味わうことができます。

札幌の本格スープカリーが味わえる東京ドミニカでは、カレーや辛さ、スープの色・追加トッピングを選ぶことができ、辛さは1~10倍まで可能です。スープは、あっさりした舌触りと辛さが特徴で、グリルした野菜の多さも、東京ドミニカのおすすめポイントです。また、スープカレー屋・東京ドミニカでは、一部商品のテイクアウト販売も行なっています。

VOYGER(北海道・札幌)

「波よ聞いてくれ」のスープカレー屋の名前の元ネタは、北海道・札幌市の老舗店「VOYAGE(ヴォイジュ)」と推測されています。元ネタとなったスープカレー屋は、2016年に閉店しましたが、札幌市内にある姉妹店の「PICANTE(ピカンティ)」で、その味を楽しめるでしょう。

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波よ聞いてくれのその他の元ネタの場所

「波よ聞いてくれ」のその他の元ネタの場所を紹介・イメージ画像

以下では、作者・沙村先生が漫画を描くために、2度の取材旅行に訪れた、「波よ聞いてくれ」のその他の元ネタ・モデルとなった場所を紹介します。

北の和菓子 第四代 嘉心

原作1巻にて、主人公・鼓田ミナレが、麻藤に要求した水まんじゅうのお店「北の和菓子 四代目 嘉心」は、札幌市中央区南の円山エリアに存在する和菓子屋が元ネタとなっています。モデルとなった和菓子屋・嘉心は、和三盆糖と黒ゴマの香ばしさがたまらない、「づくめ団子」が名物です。

喫茶 森彦

喫茶 森彦のイメージ画像

単行本1巻の扉絵で登場した喫茶店は、札幌市中央区南の円山エリアに本店を構える「喫茶 森彦」がモデルです。建物は、木造民家を活用した味わい深い喫茶店で、森彦で提供されるコーヒーは、「森彦オンラインショップ」から購入することができます。

さっぽろ夏祭り大通りビアガーデン

1巻で登場した「大通公園のビール祭」は、7月中旬~8月上旬にかけて、札幌市大通公園で実施される「さっぽろ夏祭り大通りビアガーデン」が元ネタです。

円山公園

酔いが回ったミナレ・中原・茅代まどかが訪れた公園とベンチは、札幌市中央区宮ヶ丘にある円山公園がモデルです。「波よ聞いてくれ」では、すすきのエリアから円山エリアへ歩いて向かった設定ですが、実際はかなり距離が離れており、夜道にかつ酔いが回った状態で行くことは危険と言われています。

また、円山公園は、地下鉄東西線・円山公園駅から徒歩五分と、交通機関のアクセスが良く、春はジンギスカンと花見、正月は北海道神宮への参詣で盛り上がる人気スポットです。

ジャスマックプラザホテル

札幌市中央区南に位置するジャスマックプラザホテルは、劇中では、ミナレと中原がバイト探しの際に、麻藤に電話をかけた場所であり、すすきのエリアの有名スポットです。

中村記念病院

中村記念病院のイメージ画像

中村病院は、「波よ聞いてくれ」にて、宝田先生の入院先の病院の外観のモデルになった病院で、劇中では「中島」と表記されています。札幌市中央区南に位置し、札幌市民なら誰もが知る大病院です。

旭山記念公園

旭山記念公園は、札幌市中央区界川にある、藻岩山・円山エリアに隣接した自然豊かな公園です。「波よ聞いてくれ」では、ここの展望台にて、ミナレと中原がある約束を交わした場所のモデルとなっています。ちなみに、旭川市の旭川動物園とは関係がありません。

札幌もいわ山ロープウェイ山麓駅

単行本2巻にて、ミナレと光雄の待ち合わせ場所に使用された、札幌もいわ山口ロープウェイ山麓駅は、札幌市中央区伏見にあり、札幌市の外れに位置します。ロープウェイと表記されているものの、山麓駅には、無料シャトルバスを経由して向かうことが必須で、もいわ山麓駅~もいわ中腹駅~もいわ山頂駅までロープウェイを乗り継いで登ります。

「波よ聞いてくれ」で登場した次世代ケーブルカーは、中腹~山頂駅に向かうもーりすカーを元ネタとしています。また、もいわ中腹駅のお店では、展望台用の「愛の南京錠」が販売されており、鍵にメッセージを書き、展望台頂上にある「幸せの鍵」付近にかけるデートプランが、カップルに人気です。

札幌市電「電車事業所前」

単行本2巻にて、食事を終え帰宅するミナレ・光雄が乗った市電駅は、札幌市中央区南にある「札幌市電・電車事業所前」がモデルです。夏期は、7~8分間隔で電車が来ますが、冬期は雪の影響で到着が遅れる場合があります。

さっぽろオータムフェスト

単行本2巻に登場した「さっぽろオータムフェスト」は、札幌市中央区大通公園を舞台に、9月頃から1ヶ月にわたって開催されるお祭りです。「波よ聞いてくれ」では、ミナレ・光雄がデートに訪れた場所で、ワインをお供に美味しいものが食べられる、人気イベントです。

ユナイテッドシネマ札幌

大通りから東に歩いて10分の距離にあるユナイテッドシネマ札幌は、札幌市中央区北1条東にあるサッポロファクトリー一条館2Fにあり、観光施設としても人気のあるスポットです。

観覧車・商業施設「ノルべサ」

ビル街でひと際目を引く、観覧車・商業施設「ノルべサ」は、札幌市中央区南にある商業施設が元ネタで、ミナレ達が乗った観覧車・ノリアは、ビルの最上階・7階から乗車します。また、観覧車のある商業施設「ノベルサ」は、漫画・アニメグッズ専門店が入っており、札幌のオタクの聖地と呼べる場所でしょう。

セイコーマート

セイコーマートは、北海道内で展開されるローカルコンビニエンスストアで、「セコマ」の通称と、オレンジ―が特徴です。道内各地に店舗が存在するものの、一部の利用者からは「サービスの不十分さ」や「自社ブランド品が美味しくない」など、厳しい声が寄せられており、道内では評価が分かれやすいコンビニでしょう。また、「波よ聞いてくれ」に登場したセコマの唐揚げは、店内調理のホットシェフが元ネタとされています。

佐藤洋菓子店

単行本3巻にて、久連木の差し入れケーキのモデルとなった佐藤洋菓子店は、札幌市南区に位置する、バケツプリンが人気のお店です。地下鉄南北線・自衛隊前から徒歩数分の距離にあり、交通アクセスが良い一方、札幌市南区は、熊の出没地区としても知られ、訪れる際には、熊との遭遇に気を付けたいでしょう。

北海道大学

道内トップクラスの頭脳を誇る北海道大学は、札幌市北区に位置する総合大学で、「波よ聞いてくれ」では、茅代まどかの母校となっています。「北大」とも呼ばれる北海道大学は、広大なキャンパスを有しており、一部の区域で一般人の見学が可能であり、イチョウ・ポプラ並木など、観光名所としても有名です。

北海道釧路市

ミナレの故郷である北海道釧路市は、道東に位置する「霧とタンチョウの街」で、釧路湿原で広く知られています。釧路市へのアクセスは、JR特急で片道4時間、または車で5時間と中心地からの距離が非常に遠いものの、釧路市末広町のレストラン泉屋本店で提供される、B級グルメ・スパカツは必見です。

みよしの

単行本4巻に登場した「みよしの」は、北海道札幌市・千歳市・苫小牧市・旭川市に展開する、カレーとぎょうざのお店です。カレーとぎょうざの定食・みよしのセットが名物で、茅代まどかの大学時代のペンネームの元ネタに起用されました。

HBC社屋

「HBC社屋」は、札幌市中央区北にある北海道放送の本社ビルで、「波よ聞いてくれ」では、HCBのテレビ局の元ネタとなっています。

北海道上川郡和寒町

単行本5巻に登場した北海道上川郡和寒町は、札幌市から北東へ167kmに位置する町で、スキーやキャンプ場が多く点在する自然豊かな場所です。札幌市から和寒町へ向かうには、旭川市を経由するルートで向かいます。車での移動の場合、一般道を利用した場合の所要時間は、札幌~旭川~和寒まで約4時間30分、高速道路の利用の場合は、約2時間ほどかかり、特に札幌~旭川までの距離が長いことが特徴です。

また、和寒町はその名の通り、冬期の最低気温がマイナス11度と道内屈指の寒い地域であります。また、和寒市では、寒さをイベントに活用した「わっさむ極寒フェスティバル」が2月に開催されています。

ショコラティエ・マサール

ショコラティエ・マサールは、光雄へのバレンタインチョコとしてミナレが購入した、チョコレートブランドです。北海道では、高級菓子店として知られており、特別な日に大切な人へ贈りたいプレゼントでしょう。「ショコラティエ・マサール」は、札幌市中央区・円山エリアに本店を構え、札幌駅や新千歳空港等にも支店があります。

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波よ聞いてくれの面白い魅力

波よ聞いてくれの面白い魅力を紹介・イメージ画像

以下では、スープカレー屋の従業員から、ラジオDJに抜擢された女性の日常を描いた漫画「波よ聞いてくれ」の面白い魅力を紹介します。

面白い魅力①テンポが良い

漫画「波よ聞いてくれ」は、超能力や戦いとは無縁の日常系の物語でありながら、主人公たちのセリフの濃さやテンポの良さが読者を惹きつけています。ほのぼのした日常にメスを入れるような、切れ味のある鋭いセリフや、所々に散りばめられた小ボケが、思わぬ面白さを引き出しています。

面白い魅力②ミナレのセリフ

「波よ聞いてくれ」の魅力と言えば、主人公・鼓田ミナレのセリフは外せません。美人で男勝りな性格のミナレのセリフは、嫌味がなく、聞くだけでなく、読む立場から見ても、気持ちの良いものでしょう。

面白い魅力③大人のドラマ

ひょんなことからラジオDJとなった女性の日常を描いた「波よ聞いてくれ」では、ミナレと周囲の人々との関わりも注目ポイントであり、大人のドラマを見ているような面白さがあります。

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波よ聞いてくれに関する感想や評価

「波よ聞いてくれ」に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、テンポの良いセリフ回しや、先が全く読めない展開が人気を集める、漫画「波よ聞いてくれ」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:モデルとなったスープカレー屋が美味しかった

東京新宿区にあるスープカレー屋ドミニカは、漫画「波よ聞いてくれ」のモデルとなったお店として、原作ファンが訪れる人気店となりました。漫画の世界そのものの外観・内装はもちろん、東京では珍しいスープカレーが美味しいと、都内の巡礼スポットとして注目されています。

感想2:「波よ聞いてくれ」が面白かった

近年は、異世界やSF要素を盛り込んだバトル系が多く見られる中、主人公・鼓田ミナレの日常を描いた「波よ聞いてくれ」が、密かな人気を集めています。原作者・沙村先生の作品では異色の作風となった「波よ聞いてくれ」は、登場人物たちへの感情移入のしやすさや、聖地巡礼地としても注目されるモデルとなった場所・建物など、現実に近い世界観が幅広い世代に注目されています。

感想3:「無限の住人」と同じ作者に驚き

漫画家・沙村広明先生と言えば、時代小説を題材にした「無限の住人」が有名であり、過激かつグロテスク要素が目を引く作風が特徴です。一方、日常系を題材にした「波よ聞いてくれ」も、登場人物たちのテンポの良さは、切れ味のあるセリフが人気に火を付けるも、両漫画の作者が同一人物であることはあまり知られていません。この事実はファンを驚かせると共に、沙村先生の創造力の高さがうかがえるでしょう。

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波よ聞いてくれのモデルまとめ

「波よ聞いてくれ」のモデルまとめ・イメージ画像

漫画「波よ聞いてくれ」のスープカレー屋のモデル・東京ドミニカや、VOYAGERの名前の元ネタ、「波よ聞いてくれ」のその他の元ネタの場所、作品の面白い魅力や感想・評価などを紹介しました。ひょんなことからラジオDJとなった女性の奮闘を描いた「波よ聞いてくれ」は、北海道・札幌市を舞台とし、聖地巡礼スポットとしても注目を集めています。

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