【ポケモン】キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウの違いは？特性や強さを調査

キャプテンピカチュウは、アニポケの新シリーズで活躍しているポケモンです。サトシのピカチュウと区別しにくいため、同じピカチュウではないかといわれることがあります。しかし、キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウは別個体で、さまざまな違いがあります。本記事では、キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウの違いや、強さの比較をまとめていきます。

アニポケは、ゲームの『ポケットモンスター』をアニメ化した作品です。初代のアニポケは1997年から放送され、シリーズを変えながら2023年までサトシを主役とした物語が続きました。2023年3月の放送を最後にサトシが引退し、4月からは新たなキャラを主人公としたアニポケが始まりました。

キャプテンピカチュウが登場するアニポケの主人公は、リコとロイの2人です。リコは祖母からもらったペンダントを持っており、それを狙ったエクスプローラーズの人間に追われるようになります。そこをライジングボルデッカーズのフリードに助けられ、リコは彼らの船へと連れて行かれました。その後、カントー地方でロイも仲間となり、リコとロイはライジングボルデッカーズの一員として冒険の旅に出るのでした。

アニポケのキャプテンピカチュウは、パルデア地方出身のピカチュウです。性別はオスで、ライジングボルテッカーズの拠点であるブレイブアサギ号の船長を務めています。普段は帽子をかぶり、操舵室の椅子に尻尾を立てた状態で待機しています。

キャプテンピカチュウは「かわいい」という言葉にアレルギーがあり、「かわいい」と言われるとくしゃみが止まらなくなります。もともと野生のピカチュウでしたが、フリードに誘われて仲間になることを決めました。

アニポケやゲームに登場するポケモンたちは、種類が同じであれば基本的に見た目も一緒です。ピカチュウはオスとメスで尻尾の形が違いますが、それ以外の違いはほとんどありません。

キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウは両方オスであるため、ひと目で見分けることは難しいでしょう。ただ、キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウは別個体であり、同じポケモンではありません。見た目はほとんど一緒ですが、性格や使う技などに違いがあります。

キャプテンピカチュウは、普段から帽子を被っています。これは、ライジングボルテッカーズのキャプテンとなったときに、フリードから贈られたものです。そのため、帽子があるかないかで、キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウを見分けることができます。

また、キャプテンピカチュウの方が、キリッとした目つきをしているという特徴もあります。では、見た目の特徴以外に、キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウを見分ける方法はあるのでしょうか？ここでは、別個体であるキャプテンピカチュウとサトシのピカチュウの違いを詳しく解説します。

まずは、キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウの性格の違いから見ていきましょう。キャプテンピカチュウもサトシのピカチュウも、最初は人見知りをしています。ピカチュウ自体が人に慣れにくいという性質を持っているため、当然といえば当然でしょう。しかし、それ以外の反応を見ると、性格の違いが見えてきます。サトシのピカチュウは、意地っ張りで子供っぽい性格をしています。

アニポケ初期には、サトシのことをからかって、楽しむような素振りも見せました。また、常につきまとってくるロケット団には辛辣で、舌打ちをしたり失敗を喜ぶようなシーンも見られます。サトシのピカチュウは基本的にいたずらっ子で、まだ10歳であるサトシと精神年齢が近いようです。

また、サトシに慣れた後はサトシに甘えるなど、かわいい姿も多く見せるようになりました。一方のキャプテンピカチュウは、サトシのピカチュウよりも大人びた性格をしています。キャプテンとして皆を引っ張っているように、とても頼りがいがあるかっこいいポケモンです。ストイックな性格でもあり、尻尾を使ったスクワットなどで体を鍛えています。

キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウは、技の構成にも違いがあります。キャプテンピカチュウは物理攻撃が得意で、相手に突撃したりパンチをすることが多いです。キャプテンピカチュウの技構成は、「かげぶんしん」「ボルテッカー」「かみなりパンチ」となっています。基本的にかげぶんしんで相手を撹乱し、相手の懐に入り込んでかみなりパンチを叩き込むという戦術を取っています。

対するサトシのピカチュウの技構成は、「10まんボルト」「でんこうせっか」「アイアンテール」「エレキネット」です。サトシのピカチュウは物理攻撃よりも、遠距離型の攻撃をすることが多いです。アイアンテールで直接攻撃することもありますが、たいていは10まんボルトで勝負をつけています。

ポケモンたちはそれぞれ生まれつきの特性を持っており、同じ種類のポケモンでも別個体であれば特性も変わります。サトシのピカチュウの特性は、「せいでんき」であることがわかっています。キャプテンピカチュウの特性が何であるかは、まだ明かされていません。ただ、アニポケの中で雷が落ちた際、キャプテンピカチュウは尻尾で雷を受け止めました。このシーンから、キャプテンピカチュウの特性は「ひらいしん」であると推測できます。

キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウの違いに続き、それぞれの強さについて見ていきましょう。キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウは両方ともメインキャラであるため、ポケモンの中でもかなり強い個体となっています。では、どちらの方がより強いのでしょうか？キャプテンピカチュウの強さを解説するとともに、両個体の強さの比較をまとめます。

キャプテンピカチュウは物理攻撃を得意としているように、パワー系のポケモンです。身軽でスピードもありますが、大型ポケモンのリザードンにも負けないほどの強いパワーを誇ります。一方のサトシのピカチュウは、スピードタイプのポケモンです。

でんこうせっかで相手の攻撃を避けつつ、有利なポジションを取って攻撃に転じます。特に重量系ポケモンに効果的な戦闘スタイルで、一瞬で勝負をつけることも可能です。ただ、自分のペースに持ち込めなかったときは、呆気なくやられてしまうこともあります。

アニポケの第17話で、一瞬キャプテンピカチュウが空を飛ぶような描写がありました。ポケモンはそれぞれ種類ごとに覚えられる技が決まっており、羽や翼のないピカチュウは「そらをとぶ」を覚えることができません。では、なぜキャプテンピカチュウは空を飛ぶことができたのでしょうか？その答えは、続くアニポケの第18話で明らかになりました。

アニポケ第18話では、フリードとキャプテンピカチュウの初めての出会いが描かれています。フリードは恩師であるルッカから、ある一匹のピカチュウの存在を教えられます。そして、そのピカチュウが空を飛ぶところを見ました。フリードは観察を続け、ピカチュウがどうやって空を飛んでいるかを解明します。そのピカチュウはボルテッカーを利用して渦を発生させ、その渦に乗って空へと舞い上がっていたのです。

そして、尻尾を羽のようにはためかせながら、宙を浮遊しました。アニポケ第18話のエピソードにより、キャプテンピカチュウが空を飛べることは事実であると判明します。しかし、それはポケモンの技のひとつである「そらをとぶ」ではありませんでした。キャプテンピカチュウは独自に編み出した方法で、少しの間だけ空を飛ぶことができるようになったのです。

アニポケのキャプテンピカチュウは、身軽で筋力が強いという特徴があります。筋力が強いからこそ、渦を駆け上がって空を飛ぶこともできるのです。キャプテンピカチュウの身軽さと強い筋力は、戦いにも十分に活かされています。

アニポケのサトシのピカチュウは、これまで多くの強敵と戦ってきました。最終的には、チャンピオンであるダンテのリザードンに勝っています。バトルの経験値も高く、相当強いポケモンであることは確かです。サトシのピカチュウは、基本的にサトシの指示に従ってバトルしています。しかし、キャプテンピカチュウは、フリードの指示がなくても自ら考えて動くことができます。

自分の判断で技を考えて戦えるため、サトシのピカチュウより戦い方が器用であるといえます。また、身軽さにおいてもキャプテンピカチュウはサトシのピカチュウに負けておらず、サトシのピカチュウが得意とする速攻技が効かない可能性もあります。これらのことから、直接対決をした場合は、サトシのピカチュウよりもキャプテンピカチュウの方が強いと考察されます。

アニポケに登場するサトシのピカチュウの鳴き声は、第1シーズンから一貫して声優の大谷育江さんが演じてきました。しかし、サトシのピカチュウはサトシと一緒にアニポケを引退してしまったため、新シリーズの別個体のピカチュウの声優は誰になるのか注目が集まりました。

その後、新シリーズのアニポケが始まり、別個体のピカチュウの声優も引き続き大谷育江さんが担当することが明らかとなります。大谷育江さんはキャプテンピカチュウを演じるにあたり、サトシのピカチュウと別個体であることがわかるようにしっかりと演じ分けをしています。

サトシのピカチュウは非常にかわいらしい声をしていましたが、キャプテンピカチュウは低めの男らしい声をしています。大谷育江さんの演じ分けに関しては、ファンからも賞賛の声が上がりました。ここでは、アニポケでサトシのピカチュウとキャプテンピカチュウを演じている、大谷育江さんについて詳しくまとめていきます。

声優の大谷育江さんは、1965年8月18日生まれのB型です。1986年に東京アナウンスアカデミーの声優科を卒業し、江崎プロダクション付属養成所に入所しました。その後、正式に江崎プロダクションの所属となり、『めぞん一刻』で声優デビューします。江崎プロダクションは後に改名したため、現在ではマウスプロモーションの所属となっています。デビュー当時は外国映画の吹き替えの仕事がメインでしたが、徐々にアニメの仕事も増えました。

大谷育江さんはアニポケのピカチュウの他、『名探偵コナン』の円谷光彦や『ONE PIECE』のトニートニー・チョッパーの声も長い間担当しています。元気な少年役を演じることが多く、これまでに『コボちゃん』のコボ、『浦安鉄筋家族』の鈴木フグオ、『金色のガッシュベル!!』のガッシュ・ベルなどを演じてきました。
 

少年役のイメージが強い大谷育江さんですが、もちろん少女役も多くこなしています。大谷育江さんが担当した少女役は、『姫ちゃんのリボン』の野々原姫子、『おジャ魔女どれみ』のハナちゃん、『スマイルプリキュア』のキャンディ（ロイヤルキャンディ）などです。アニポケの新シリーズではキャプテンピカチュウの他、サンゴの声も担当しています。

アニポケのキャプテンピカチュウには、「イケメン」という感想が目立ちます。キャプテンピカチュウは仕草や顔つきが男らしく、イケメンだと感じる人が大勢いるようです。新シリーズのアニポケの中では、キャプテンピカチュウが一番のイケメンだという感想もありました。

アニポケのキャプテンピカチュウは、尻尾で体を支えるという独特の立ち方をします。この立ち方はアニメ開始当初から注目を集めており、「面白い」「かっこいい」などの感想が寄せられています。尻尾で立っているキャプテンピカチュウには、「強そう」という感想も見られました。

サトシのピカチュウに思い入れが強いファンの中には、キャプテンピカチュウの声優も大谷育江さんだと知って複雑な思いを抱いた人もいました。ただ、大谷育江さんの演技のおかげで別個体であることが強調され、違和感も少なかったようです。

アニポケのキャプテンピカチュウと、サトシのピカチュウの違いについてまとめました。キャプテンピカチュウとサトシのピカチュウは見た目も声優も一緒ですが、何の関わりもない別個体です。視聴者が混乱しないように性格などで差別化を図っており、別個体であることがわかりやすくなっています。キャプテンピカチュウはサトシのピカチュウとは違った魅力があるポケモンで、アニポケに新たな風を吹かせています。