俺ガイルのネタバレ・最新刊の感想まとめ！最終巻の結末や発売日も予想考察

ライトノベル界に数多く存在する名作の一つ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」通称俺ガイル。累計発行部数700万部以上で2013年に1期、2014年には2期のアニメが放送された超人気作品である俺ガイルの最新刊のネタバレや感想を紹介していきます。さらに俺ガイルの最終巻の内容や発売日も考察していきます。

俺ガイルとは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の略称で原作渡航、イラストぽんかん⑧で2011年3月よりガガガ文庫から発売されているライトノベルです。7.5巻、6.5巻および10.5巻を含む既刊14巻が発売されており、現在、累計発行部数700万部以上の超人気作品です。さらにライトノベルのガイドブック「このライトノベルがすごい! 」では2015年から3年連続作品部門1位を獲得し殿堂入りを果たしています。

友達を作らず、いつもどんな時もどこでも一人でいるひねくれ者の男子高校生が、それを見かねた女教師からの命令で「奉仕部」という部活に入れられてからの高校生活を描いたラブコメ作品です。

主人公で総武高校2年F組に所属している男子生徒で作品全体を通しての語り手です。ずっと友達ができず、存在を軽んじられたり、上辺だけの優しさに裏切られたりしたことが幾多のトラウマとなっており、他人からの好意を信じることができません。また優しくされても必ず何か裏があると疑り、特に女子に対して強い警戒心を持っています。

また「誰にも愛されず、人間の醜い部分ばかりを見せつけられてきた」という修羅場を長年潜り抜けてきたことから洞察力は凄まじく、人間の内面や行動の思惑を良く理解しています。建前や同情によって成り立っている人間関係を嫌っており、逆にそうしたものがない純粋な友情を尊んでいます。学校では他人と会話をすることがほとんどなく、クラスメイトに名前を覚えてもらえてません。

ヒロインの一人で総武高校2年J組に所属している女子生徒で奉仕部の部長です。テストでは常に学年１位であり、容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能の完璧超人だが、その高い能力のせいで何かを継続するといった経験にほとんどなく、その影響で高い身体能力の割には持久力はかなり低い。悩みとして結衣や陽乃に比べて胸が小さく、それを気にしています。

我が道を貫くということを信条にしており、ただでさえ周囲の人間から疎まれがちだった上に、その美貌と完璧さから女子生徒からは常に嫉妬の対象となっていました。その結果、様々ないじめを受け続け、友達が誰もいなかった過去を持っています。極度の負けず嫌いで、建前を嫌い、その明晰な頭脳を活かして相手を徹底的に論破することも度々あります。

もう1人のヒロインで総武高校2年F組に所属している女子生徒で八幡のクラスメイトです。ギャル風な言葉遣いや派手な見た目に反して交際の経験は無く、性格にもキツさが無い。団地育ちの影響で周囲の空気に合わせることを信条としており、自分が悪かったらすぐに謝るといった素直さや険悪な状態であったり、距離を置いている相手のことでも思いやれる優しさを持っています。

相手をフォローするつもりの発言が逆にトドメの一言となることが多い。クラスではカースト最上位のグループに所属しており、そこで他人の顔色を伺う癖があり、自分もそれを悪癖として自覚しています。人気者タイプであるために誰とでも打ち解けるコミュニケーション能力が高く、八幡と雪乃には無いためにその能力を奉仕部で活かす機会が多いです。

千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は、小中高で友達が出来なかったことから、「ぼっち」を極めようとしていた。変な屁理屈を言い、ぼっちな高校生活を謳歌しながらリア充を呪っていた八幡だが、生活指導担当の教師・平塚静に命令され、「奉仕部」に無理矢理入部させられます。そこで八幡は、校内一の有名人である雪ノ下雪乃と出会います。

雪乃は、才色兼備な超人で弁も立つが、八幡と同じく人付き合いが不器用な少女で、二人は似ているようで考え方が根本的に違い、意見が衝突します。そんな二人に対し静は、どちらが多く依頼を解決できるか、という勝負を命じます。そんな中、最初の依頼人であり、スクールカーストの上位グループに所属する由比ヶ浜結衣が奉仕部に入部することになります。

異なる性格と立場の三人は、様々な人物の依頼をこなしていきます。雪乃では行き詰まる問題を、八幡独自の理屈に基づく変わった方法で解決します。依頼を通して、三人の関係は着実に良い方向に変わっていきます。ところが入学式当日の事故で助けた犬の飼い主が結衣であることが分かり、自分に好意的な行動をとっていた理由が同情だけだったと考え、結衣との関係をリセットしようとします。

とりあえず雪乃の仲裁により二人の関係は元に戻りますが、今度は八幡と事故を起こした車 に雪乃が乗っていたことが判明します。雪乃に対して身勝手な理想を抱いていたことを後悔する八幡と、事故のことを話さなかったことを気にする雪乃。お互いに負い目を感じ、二人の関係が少しずつおかしくなっていきます。

互いにギクシャクながら、以前とは何かが明らかに違う奉仕部。そんな時に、文化祭委員長の相模南から職務サポートの依頼されます。委員長としての心構えや能力が欠如している相模に加え、雪乃の姉であり確執がある雪ノ下陽乃が関わってきたことで委員会の運営が続かなくなりかけるが、八幡の自己犠牲によりなんとか文化祭は無事に終了し、八幡と雪乃の関係は改善されました。

周囲から疎まれる存在になった八幡だったが、戸部翔の恋愛問題の解決を求められます。依頼はまたしても八幡の犠牲によって解決したが、その対処方法を雪乃と結衣は反対し、奉仕部は再びギクシャクしてしまいます。そんな中、一年生の一色いろはから、生徒会選挙を勝手に立候補をさせられたので落選したい、という依頼が奉仕部に持ち込まれます。再び自己犠牲な方法で解決しようとする八幡に対し、他の二人は反対し、それぞれが会長に立候補することになります。

それを目の当たりにした八幡は考えを改め、小町からの依頼という形で、いろはを説得し、生徒会長にさせることで依頼自体を無くしてしまいます。しかし、立候補を取りやめた後から雪乃の様子が変になってしまいます。そんな中、いろはから、他高校との合同クリスマスイベントの手伝いを依頼されます。雪乃は本当は生徒会長になりたかったのではないか？と考えた八幡は、生徒会から遠ざけるため、個人として依頼を受けることにします。

しかし合同イベントは双方の高校に問題があり、企画立案が迷走していくが、八幡は自分自己犠牲の解決方法に自信が持てなくなっており、対策が打てずにいました。そんな中、教師である静の助言から自分を見つめ直し問題の整理します。そして、自分の本当の気持ちをさらけ出すことで奉仕部の関係を修復し、雪乃と結衣の協力で合同イベントを無事に終わらすことに成功します。

1月になり進級時の文理選択の進路調査が実施され、葉山が頑なに自分の文理選択を明かそうとしません。奉仕部は葉山グループの女帝三浦優美子に葉山が文系理系どっちを選択するかの調査依頼を受けます。材木座と戸塚の協力で八幡は、マラソン大会で葉山の進路を聞き出すことに成功、依頼を達成します。お互いを意識しつつ昔のように過ごせるようになった奉仕部に満足する八幡だったが、葉山と陽乃から思わせぶりな指摘を受けます。

バレンタインの依頼を受けた奉仕部は、八幡の提案で生徒会主催の手作りチョコ試食会に協力します。試食とはいえ、目当ての相手にチョコを食べて貰えることに喜ぶ面々だったが、結衣は八幡と雪乃が互いに意識している様子を見て表情を曇らせます。そんな中、陽乃から現状奉仕部に対する指摘を受けて三人は戸惑います。

そんな中、雪乃と同居するように母から命令された陽乃が現れます。逆らった雪乃は帰る場所を無くしますが、結衣の家に泊めてもらいます。その中で、八幡の助言通りに行動する雪乃を見て、結衣と八幡は何かを感じます。そして結衣の提案で水族館に行くことになった奉仕部は、帰り際に雪乃と結衣の本心を聞きます。八幡はそれを「欺瞞だ」と言って拒否します。そして、彼女なりの決意をした雪乃の依頼を受けます。

水族館の後、奉仕部の活動を振り返り、雪乃の悩みを打ち明け、これからは自分の意志で決断することを決めます。そして雪乃は陽乃に対し自分の意志を伝え、実家で暮らすことになります。そして奉仕部に生徒会から卒業生の謝恩会でプロムをするから手伝ってほしいと依頼を受けます。これを雪乃は自分ひとりでやらせてもらえないかと八幡と結衣に頼み、それを受け入れます。

企画は無事進行し、成功まで会場設営だけという所で雪乃の母が現れ、保護者からプロムの中止を言い渡されます。しかし何とか八幡の機転で中のを延期ができ、八幡も企画成功のために手伝おうとしますが、陽乃に三人の関係の本質を言われそうになりますが、雪乃が一人でやるから大丈夫と言いその場は終わります。帰り道、八幡は陽乃に奉仕部の関係は「共依存」であることが言われます。

後日、結衣からプロムの中止を言われ、雪乃を手伝おうとしますが、静に理由を聞かれ「助けると約束したから」と答え、納得した静と共に雪乃を手伝いに行きます。結衣はそんな八幡に涙しますが、「安心したから」と涙の理由を八幡に答えます。そして涙を流しているのを隠しながら八幡が雪乃の所に向かう姿を見つめます。

俺ガイルは心理描写がとても上手く、最新刊だけでなく全ての巻で絶賛されています。最新刊は特に素晴らしく文字から奉仕部の心理が溢れ出してくると言う評価が多いです。さらに由比ヶ浜の心理、雪ノ下の心理、比企谷の心理が上手く描写され、物語の進行に深みを出していると言う感想も多いです。とにかく心理描写はピカイチの評価を多く得ています。

俺ガイルの物語はこの最新刊で最終章が始まりました。後２巻で完結というように、この最新刊で物語が一気に加速していき、面白くなったという声が多いです。雪乃の悩み、結衣の苦悩、八幡の決断、それぞれが上手く物語を進めていって面白かったという感想もあります。また由比ヶ浜が可愛すぎると言う声も多かったです。

１巻に比べて、八幡、由比ヶ浜、雪ノ下の成長が極端に見えた最新刊という評価が多かったです。八幡は自己犠牲での依頼の解決、由比ヶ浜は他人の気持ちを思いやる、雪ノ下は自分の悩みを打ち明け助けを求める、といった奉仕部の成長が見えた最新刊だったという感想が多かったです。

俺ガイルは後２巻で完結を迎えると作者自身が言っています。今の物語での問題は、依頼であるプロムの中止、雪ノ下の自立、奉仕部の関係です。後２巻ではこの問題を解決して終了となることが考察されます。

この問題は八幡が雪ノ下や由比ヶ浜、そして今まで得た人間関係を巻き込んで雪ノ下の母親を説得して解決していくと考察します。また陽乃も雪ノ下の成長の手助けをするために母親の説得に力を貸してくれると考察します。

雪ノ下の自立の問題は、上記のプロムの中止問題において雪ノ下の母親を説得する段階で解決すると考察します。また姉の陽乃が奉仕部のちょっかいを出す理由は妹の雪乃に自分と同じようになってほしくないからだと考察します。

奉仕部の関係は陽乃からは「共依存」という指摘を受けています。これは上記の雪ノ下の自立という問題の解決で解決しますが、三人の「恋」という問題が残ります。現状由比ヶ浜が八幡に恋している、ということしか読者がわかるように描写されていませんが、所々で雪ノ下も八幡に恋しているのでは？という描写がされています。この関係は由比ヶ浜エンドで終わって欲しいという声が多いです。

俺ガイル最新13巻は公式サイトで刊行予定を見てみると2018年10月18日に発売予定です。そして最終巻である14巻は11月20日発売予定となっています。

この予定はガ報という公式のものですので間違いないと思われます。2ヶ月連続刊行です。初めは2冊同時発売とされていましたが、2ヶ月連続刊行でも嬉しいという感想が多いです。

俺ガイル最新刊についての感想として、圧倒的に面白かったという声が多かったです。しかし2年ぶりの刊行で前巻の内容も忘れてしまったという声も多く、2年待ったほど面白くなかったという声もあります。ネタバレや最終巻の考察をまとめて紹介してきました。そして後2巻で俺ガイルが終わってしまうと思うと悲しい事実ですが、楽しみに待ちましょう。